「夜中に急に熱が出た!」

子育て中のママなら、一度は経験したことがあるのではないでしょうか。
真っ赤な顔でぐったりしているわが子を見て、「病院に行った方がいい?」「でも夜間救急は気が引ける…」と、不安と迷いで頭がいっぱいになりますよね。

私も3姉妹のママとして、そしてナースとして、そんな夜を何度も経験してきました。
そんな時、「これだけは常備しておけば安心」という市販薬があると、少しだけ心に余裕が生まれます。

夜間の急な発熱、どうする?ママナースの「お守り市販薬」リスト

結論:いざという時のために、家庭に合った市販薬を数種類常備しておくと安心感が違います。

夜間の急な発熱は、ママにとって本当に不安なものです。すぐに病院に行けない状況でも、適切な市販薬があれば、一時的に症状を和らげ、朝まで様子を見ることができます。

ただし、市販薬はあくまで「症状を和らげる」ためのもの。根本的な治療ではないことを理解しておくことが大切です。そして、子どもの年齢や体重に合ったものを選ぶことが大前提です。

【厳選】ママナースが常備する市販薬とその理由

結論:解熱鎮痛剤、鼻水・咳止め、胃腸薬の3種類を基本に、子どもの症状に合わせて選びましょう。

私が家庭に常備しているのは、主に以下の市販薬です。

  • 子ども用解熱鎮痛剤(アセトアミノフェン配合):
    • 理由: 発熱時や痛みがある時に使用します。アセトアミノフェンは比較的副作用が少なく、子どもにも安心して使える成分です。坐薬タイプと内服タイプがありますが、吐き気がある時は坐薬が便利です。
  • 子ども用総合感冒薬(鼻水・咳止め):
    • 理由: 鼻水や咳がひどく、眠りを妨げている場合に一時的に使用します。ただし、咳は体の防御反応でもあるので、安易に止めすぎないよう注意が必要です。
  • 子ども用胃腸薬(吐き気・下痢止め):
    • 理由: 胃腸炎などで吐き気や下痢がある場合に。脱水症状を防ぐためにも、症状がひどい時は早めに使用を検討します。

【注意点】

  • 必ず薬剤師や登録販売者に相談し、子どもの年齢・体重に合ったものを選んでください。
  • 用法・用量を守り、過剰な使用は避けてください。
  • 症状が改善しない場合や悪化する場合は、すぐに医療機関を受診しましょう。

病院に行くべき?受診の目安と見極めポイント

結論:以下の症状が見られる場合は、迷わず医療機関を受診しましょう。

市販薬で様子を見ても良い場合と、すぐに病院に行くべき場合があります。特に注意が必要なのは、以下のサインです。

  • 生後3ヶ月未満の乳児で38℃以上の発熱
  • ぐったりして元気がない、呼びかけに反応が鈍い
  • 呼吸が苦しそう、ゼーゼーしている
  • 顔色が明らかに悪い、唇が紫色になっている
  • 水分が全く摂れない、おしっこが出ない(脱水症状のサイン)
  • けいれんが5分以上続く、または繰り返す
  • 発疹を伴う発熱で、急速に悪化している
  • 嘔吐や下痢がひどく、脱水が心配される
  • 高熱が3日以上続く

これらの症状が見られる場合は、夜間であっても迷わず救急外来を受診してください。

まとめ

子どもの急な体調不良は、ママにとって本当に心配なものです。
でも、いざという時のために少し準備をしておくだけで、ママの心の負担はぐっと軽くなります。

「お守り市販薬」は、あくまで一時的な対処法。
一番大切なのは、お子さんの様子をよく観察し、ママの直感を信じること。
そして、必要だと感じたら、迷わず専門家の助けを求める勇気を持つことです。

ママが安心して子育てできるよう、私も応援しています。