子連れ避難

【子連れ防災の完全版】ママナースが本気で考えた「本当に役立つ」防災グッズリストと安全対策

「防災対策、ちゃんとしなきゃ…」

テレビで地震のニュースを見るたび、そう思う。でも、何から手をつけていいか分からないし、日々の育児に追われてつい後回しに…。その気持ち、痛いほど分かります。

こんにちは!3人の子を育てながら、看護師として働く皐月です。

看護師として、そして母として、私が防災で一番大切にしていること。それは**「完璧を目指さないこと」そして「今日、一つでも始めること」**です。

防災とは、漠然とした未来の不安を「今日の安心」に変えていく作業。この記事では、「何からやればいいか分からない!」というママたちのために、我が家で実践している「子連れ防災」の必需品と安全対策を、そのまま使えるチェックリスト形式で、具体的にお伝えします。

この記事を読み終えたら、ぜひ一つでもいいので、チェックリストを埋めてみてください。その一歩が、あなたと家族の未来を守る、何よりの力になります。

この記事でわかること

  • 防災の基本!「0次の備え」と「1次の備え」とは?
  • 【0次】いつも持ち歩くべき「お守り」防災ポーチの中身
  • 【1次】緊急時にすぐ持ち出す「防災リュック」の必需品リスト
  • 【家庭対策】地震の揺れから子どもを守る、お家の安全チェック

防災の基本!「0次の備え」と「1次の備え」って何?

防災グッズと一言で言っても、実は段階があります。一気に全部揃えようとすると大変なので、ステップを分けて考えましょう。

結論:まずは「外出先で被災しても、家に帰るまで困らない」0次の備えから始め、次に「避難所で数日間過ごせる」1次の備えを準備します。

  • 0次の備え(防災ポーチ): いつも持ち歩くカバンに入れる、最小限のセット。
  • 1次の備え(防災リュック): 災害発生時、すぐに持ち出して避難するためのセット。玄関など、すぐ取り出せる場所に保管。

(※さらに、自宅で避難生活を送るための「2次の備え(自宅備蓄)」もありますが、今回はまず、避難を想定した0次・1次の備えに絞って解説しますね)

【0次の備え】いつもカバンに忍ばせたい「お守り防災ポーチ」

[ ] モバイルバッテリー&ケーブル
[ ] 小さなLEDライト(100均のものでもOK)
[ ] 現金(小銭多めに):停電時、公衆電話で使えます。
[ ] 衛生用品セット(絆創膏、消毒ジェル、マスク、携帯トイレ)
[ ] お薬(自分と子どもの常備薬を1~2日分)
[ ] 子どものおやつ(ラムネやグミなど、すぐに糖分補給できるもの)
[ ] ミニサイズのビニール袋


【1次の備え】玄関に常備!子連れ防災リュック完全チェックリスト

リュックは、両手が空くので絶対に必要です。重くなりすぎないよう、本当に必要なものを厳選しましょう。

□ 貴重品・情報系

  • [ ] 現金(お札と小銭)
  • [ ] 身分証明書・健康保険証・母子手帳のコピー
  • [ ] お薬手帳のコピー(アレルギー情報も忘れずに)
  • [ ] 家族の写真(はぐれた時、安否確認に役立ちます)
  • [ ] 油性マジック(伝言や、持ち物への記名に)

□ 避難・情報収集グッズ

  • [ ] 動きやすい靴(枕元に置いて寝る習慣を!)
  • [ ] 両手が空くタイプのライト(ヘッドライトがおすすめ)
  • [ ] 携帯ラジオ
  • [ ] 軍手
  • [ ] ホイッスル(瓦礫の下敷きになった時など、助けを呼ぶために)

□ 食料・水(最低3日分)

  • [ ] (1人1日3Lが目安ですが、持ち出し用は500mlを2~3本)
  • [ ] 非常食(調理不要で、子どもが食べ慣れたものを)
    • (例)レトルトのお粥、パンの缶詰、栄養補助食品、お菓子
  • [ ] アレルギー対応食(アレルギーのあるお子さんの場合は最優先で!)

□ 衛生・医療用品(ママナース視点で厳選!)

  • [ ] 救急セット(絆創膏、消毒液、ガーゼ、包帯、テープ、ハサミ)
  • [ ] 常備薬(解熱剤、整腸剤、塗り薬など1週間分)
  • [ ] マスク、体温計
  • [ ] ノンアルコールのウェットティッシュ、除菌ジェル
  • [ ] 圧縮タオル、水のいらないシャンプー
  • [ ] 生理用品(ナプキンは止血帯代わりにもなります)
  • [ ] ビニール袋(大小):用途無限大!多めに。

□ 子ども特化グッズ(最重要!)

  • [ ] おむつ・おしりふき
  • [ ] 液体ミルク・使い捨て哺乳瓶:消毒不要の液体ミルクは神アイテム!
  • [ ] 抱っこ紐・スリング:両手を空けるための必需品。
  • [- ] 子どもの心のケア用品
    • [ ] お気に入りのおもちゃや絵本(音が出ないもの)
    • [ ] 慣れた匂いのするタオルやぬいぐるみ
    • [ ] お絵かきセット(小さなノートとペン)
  • [ ] 着替え、下着、靴下

【家庭の安全対策】今日すぐできる!家の中の危険チェック

モノの備えと同じくらい重要なのが、家の中を安全な「シェルター」にしておくこと。

  • [ ] 寝室に、背の高い家具を置いていないか?
  • [ ] 子どもの遊び場の周りに、倒れてきたり落ちてきたりするものはないか?
  • [ ] 本棚、テレビ、電子レンジなどは固定されているか?
  • [ ] 窓ガラスに、飛散防止フィルムは貼ってあるか?
  • [ ] 玄関や廊下など、避難経路にモノが置かれていないか?
  • [ ] ハザードマップで、自宅や保育園・学校周辺の危険箇所を確認したか?
  • [ ] 「災害が起きたら、どこに集合するか」家族で話し合ったか?

まとめ:防災は、未来への不安を「今日の安心」に変える作業

完璧な防災リストを作ろうとすると、途中で挫折してしまいます。

まずは、いつも持ち歩くカバンに、モバイルバッテリーと小さなライト、絆創膏を入れるだけでもいい。その「できた!」という小さな一歩が、次のステップに進むための、大きな自信になります。

この記事のチェックリストが、あなたと、あなたの大切な家族の「今日の安心」に繋がることを、心から願っています。

【子連れ避難の鉄則】体育館が正解じゃない?ママナースが教える命を守る避難場所の選び方

けたたましく鳴り響く、緊急地震速報。
その瞬間、親の頭をよぎるのは「子どもたちを、どうやって守るか」という、ただ一つの本能的な叫びではないでしょうか。

パニックになるな、という方が無理な話。でも、その恐怖を「知っている」という知識と「備えている」という自信で、乗りこなすことはできます。

こんにちは。3人の娘を育てる、現役ママナースの皐月です。
看護師として、そして母として、災害時に本当に子どもの命と心を守るために必要なことは何か、ずっと考えてきました。

今日は、多くの人が「とりあえず向かう場所」と思っている指定避難所が、必ずしも子連れにとっての正解ではないかもしれない、というお話をします。そして、命を守るための避難場所の選び方と、そこで生き抜くための知恵を、具体的にお伝えします。

この記事でわかること

  • なぜ「指定避難所=安全」とは限らないのか
  • 子連れ避難場所選び、命を守る3つのチェックポイント
  • 看護師が警告する、避難所で最も警戒すべきこと
  • 車中泊避難のメリットと、避難所での「心のオアシス」の作り方

その避難所、本当に安全?まず疑うべき「常識」

私たちは、災害が起きたら「近くの小中学校の体育館へ」と、当たり前のように教わってきました。でも、少しだけ立ち止まって考えてみてください。

  • その学校は、川のすぐ隣や、崖の下にありませんか?
  • 何百人もの人が密集する場所で、衛生状態は保たれるでしょうか?
  • 赤ちゃんが夜通し泣き叫んでも、周りの目が気にならないでしょうか?

看護師として断言しますが、大規模な避難所で最も怖いことの一つは、感染症の集団発生です。特に、抵抗力の弱い子どもやお年寄りにとっては、ノロウイルスやインフルエンザは命取りになりかねません。

「人が少ない場所ほど、衛生的に安全な場所である」
これは、子連れ避難の大原則として、絶対に覚えておいてください。

命を守る避難場所選び、3つのチェックポイント

では、どこへ逃げるのが正解なのか。その判断基準となる、3つのポイントをご紹介します。

① Safety(安全性):ハザードマップは、命の地図

まず、今すぐお住まいの自治体の**「ハザードマップ」**を確認してください。
洪水、土砂災害、津波…。あなたの家や、指定避難所が、どんな危険に晒されているのかを知ること。それが、すべての始まりです。安全な場所にある親戚や友人の家、頑丈な高層マンション、場合によっては在宅避難も、立派な選択肢です。命を守るための選択肢は、一つじゃないと知っておきましょう。

② Sanitation(衛生環境):トイレと水が確保できるか

看護師として、私が最も重視するのが衛生環境です。特に、トイレの問題は深刻。清潔なトイレが確保できない環境は、心身ともに急速に人を疲弊させます。
その点、安全な場所にある**「車」は、最強のプライベート避難所**になり得ます。

③ Space & Security(空間と安心):車中泊避難という選択肢

周りの目を気にせず授乳やおむつ替えができ、鍵をかければ、子どもを少し休ませる間の安心感が全く違います。
もちろん、エコノミークラス症候群の予防など注意点はありますが、プライバシーが守られ、少しでも「我が家の空間」を確保できることは、特に子どもの心の安定にとって、計り知れない価値があります。

避難所で生き抜く!ママナースのサバイバル術

どうしても避難所へ行くしかない場合。その中で、少しでも安全・快適に過ごすための工夫です。

  • 「心のオアシス」を作る
    ビーチで使うようなワンタッチテントは、避難所での神アイテム。周りの視線を遮るだけで、そこは家族だけの「個室」になります。授乳も着替えも、子どものお昼寝も、格段にストレスが減りますよ。
  • 衛生ハック:「きれいな手は、命を救う」
    アルコール消毒液除菌ウェットティッシュは、お守りだと思って、常に携帯してください。食事の前、トイレの後、こまめな手指消毒が、家族を感染症から守ります。コップや食器の共有も、できる限り避けましょう。
  • 「遊び」の力を信じる
    防災リュックに、お菓子や着替えと一緒に、**「退屈しのぎキット」**を入れていますか?トランプ、小さな塗り絵とクレヨン、お気に入りの人形一つ。子どもにとって「遊び」は、水や食料と同じくらい大切な、心を保つための必需品です。不安な状況だからこそ、日常に近い「遊び」の時間が、子どもの心を救います。

まとめ:備えとは、想像力。そして、愛情。

災害への備えは、特別なことではありません。
「もし、今、ここで地震が来たら、うちの子を連れてどこへ逃げるのが一番安全だろう?」
そう、想像力を働かせること。そして、その想像に基づいて、今日、行動することです。

ハザードマップを確認する。
家族と避難場所について話し合っておく。
車に、水と携帯トイレ、そしてお菓子を少しだけ積んでおく。

その一つひとつの小さな行動が、いざという時に、あなたを「パニックに陥る親」から「家族を守る、冷静な親」へと変えてくれる、最高の備えになるのです。

【子連れ避難の鉄則】その時どうする?ママナースが教える、命を守る行動マニュアル

ゴゴゴゴゴ…!
スマホの警報音が鳴り響き、足元から突き上げるような、経験したことのない揺れ。

その瞬間、あなたは子どもの手を握り、冷静に、的確に、命を守る行動ができますか?

こんにちは!3人の子を育てる、現役ママナースの皐月です。

前回の「準備編」では、防災グッズや家庭の安全対策についてお話ししました。でも、いくら準備をしても、いざという時に「どう動くべきか」を知らなければ、その備えを活かすことはできません。

この記事では、子育て中のあなたに、災害発生の瞬間から、子どもと安全に避難するまでの具体的なアクションを、**「行動マニュアル」**として時系列で解説します。

医療現場では、常に冷静な判断が求められます。その思考法は、災害時にも必ず役立ちます。ぜひ、この記事を読んで、頭の中で何度も「もしも」のシミュレーションをしてみてください。そのイメージトレーニングが、あなたと家族の命を救います。

この記事でわかること

  • 【発災の瞬間】まず、子どもの命を守る「ダンゴムシのポーズ」
  • 【揺れが収まった直後】避難の前にやるべき「3つの安全確認」
  • 【避難の判断】在宅避難か、避難所か。ママナースの判断基準
  • 【子連れ避難の鉄則】「おかしも」より大切な、親子で生き抜くためのルール

ステップ1【発災の瞬間】まず自分の頭、次に子どもの体!

結論:激しい揺れを感じたら、動かない!まず、その場で「低く、隠れて、頭を守る」!

慌てて火を消しに行ったり、外に飛び出したりするのは絶対にNG。まずは、落下物や転倒物から、あなた自身の、そして子どもの身を守ることが最優先です。

合言葉は「ダンゴムシのポーズだよ!」

  1. 姿勢を低くする: まず、その場にしゃがみこむ。
  2. 子どもに覆いかぶさる: 子どもを自分の体の下に入れ、クッションのようにして守ります。
  3. 頭を守る: カバンやクッション、なければ自分の腕で、親子ともに頭をガード!

丈夫なテーブルの下など、明らかに安全な場所がすぐ近くにあればそこへ。なければ、部屋の真ん中など、物が倒れてこない場所で、ダンゴムシになりましょう。日頃から、子どもと遊びながら練習しておくと、いざという時にパニックにならずに行動できますよ。

ステップ2【揺れが収まった直後】3つの安全確認

大きな揺れが収まっても、すぐに動き出してはいけません。余震に備えつつ、冷静に3つの安全確認を行いましょう。

1. 体の安全確認
まず、自分と子どもに怪我がないかを確認。出血などがあれば、清潔なハンカチやタオルで圧迫止血を。

2. 火の元の確認
もし火を使っていたら、落ち着いて消火。ガス漏れの匂いがしないか、鼻を利かせるのも忘れずに。

3. 避難経路の確保
これが非常に重要です!マンションなどでは、建物が歪んで玄関ドアが開かなくなることがあります。まず、玄関のドアを開けて、逃げ道を確保してください。そして、ガラスなどが散乱している危険があるため、親子ともに必ず靴を履いてから、室内の状況確認を。

ステップ3【避難の判断】その避難、本当に必要?

テレビやラジオで「避難してください」と聞くと、焦って外に飛び出したくなりますよね。でも、待ってください。

結論:子連れ避難は、それ自体が大きなリスクを伴います。自宅が安全なら、「在宅避難」が最も安全な選択肢です。

看護師として、私が避難を判断する基準はただ一つ。「ここに留まるリスク」と「移動するリスク」、どちらが高いかを天秤にかけます。

▼すぐに避難すべき状況

  • 建物が倒壊する危険がある: 家に大きな亀裂が入っている、明らかに傾いている。
  • 火災が迫っている: 周囲で火の手が上がっており、煙の匂いがする。
  • 津波・土砂災害の危険がある: 自治体のハザードマップで、危険区域に指定されている場所にいる。
  • 自治体から「避難指示」が出ている。

これら以外の場合は、慌てて避難所に向かう必要はありません。まずは自宅の安全を確保し、正確な情報を待ちましょう。

ステップ4【子連れ避難の鉄則】「お・か・し・も」よりも大切なこと

避難すると決めたら、いよいよ移動開始です。子どもが学校で習う「おかしも(おさない・かけない・しゃべらない・もどらない)」も大切ですが、子連れ避難には、さらに重要な鉄則があります。

  • 鉄則①:絶対に手を離さない。できれば抱っこ。
    どんな状況でも、子どもとはぐれないことが最優先。小さなお子さんなら、必ず抱っこ紐やスリングで体に固定します。歩ける子でも、必ず手首をしっかり握りましょう。
  • 鉄則②:頭と足元は、絶対に守る。
    ヘルメットや防災頭巾、なければ帽子でもOK。必ず頭を守りましょう。そして、足元はガラス片などで危険です。必ず、底の厚い運動靴で。長靴は、水が入ると動けなくなるのでNGです。
  • 鉄則③:「大丈夫だよ」と声をかけ続ける。
    親の不安は、子どもに伝染します。「ちょっと探検に行こうか」「ママとぎゅーしてれば、絶対大丈夫!」と、意識して穏やかな声で、ポジティブな言葉をかけ続けてあげてください。子どもの最大の安全基地は、ママの冷静な声と温かい腕の中なのです。

まとめ:防災とは「想像力」。いざという時を、頭の中で何度もリハーサルしよう

災害は、いつ、どこで起こるか分かりません。

だからこそ、今日お伝えした一連の行動を、「もし、今、ここで起きたら?」と、頭の中で何度もシミュレーションしておくことが、何よりの防災になります。

そのイメージトレーニングが、あなたをパニックから救い、子どもの命を守るための、冷静で的確な判断力と思いやりのある行動に繋がります。