「いよいよ予定日間近…。でも、出産当日、俺って何かできることあるのかな?」
「立ち会うけど、正直、何をしたらいいか分からなくて不安だ…」
そんな風に思っているプレパパの皆さん、こんにちは!3人の娘の母で、現役看護師の皐月です。
産婦人科で働いていた時、そしてもちろん私自身の3度の出産で、たくさんのパパたちを見てきました。奥さんの隣でオロオロするばかりの人、ただただスマホを眺めている人(これは論外!)、そして、まさに「神サポーター!」と呼びたくなるような大活躍をする人。
断言します。出産は、ママ一人で乗り越えるものではありません。あなたの存在とサポートが、ママの痛みと不安を和らげ、お産をスムーズに進めるための、とてつもなく大きな力になるんです!
今日は、世の中のすべてのプレパパが「最強のサポーター」になれるよう、出産当日の具体的なTODOリストを、ママの本音と共に、時系列で徹底解説します!
この記事でわかること
- 【陣痛開始〜病院へ】まずパパがやるべきこと
- 【病院到着〜出産直前】神サポートとNG言動の違いはここ!
- 【感動の対面〜出産後】本当にママが喜ぶ、パパの第一声とは?
- これだけは準備して!ママナース推薦「パパの持ち物リスト」
【序盤】陣痛開始〜病院へ連絡するまで
陣痛が始まったばかりの頃は、まだママにも笑顔が見られます。この時間をどう過ごすかが、その後の長い闘いを乗り切るカギになります。
パパのTODOリスト【序盤】
- ① まずは落ち着き、ママを笑わせる!
一番大事なのは、パパが冷静でいること。「大丈夫だよ」と声をかけ、冗談を言って笑わせてあげてください。ママの不安は、パパの落ち着いた態度で半減します。 - ② 陣痛間隔を一緒に測る
スマホの陣痛計測アプリをダウンロードし、「今きた!」「今遠のいた」と、ゲーム感覚で一緒に計測を始めましょう。一人で痛みに耐えるより、ずっと心強いものです。 - ③ 腹ごしらえ&荷物の最終チェック!
これから長丁場になります。今のうちに、おにぎりやサンドイッチなど、ママが食べやすいものを準備してあげて。入院バッグや、産院までのルート確認も忘れずに。
【中盤】病院到着〜子宮口全開!正念場を乗り切るサポート術
病院に着き、陣痛が本格化してくると、ママは話す余裕もなくなってきます。ここからが、サポーターとしての腕の見せ所です!
パパのTODOリスト【中盤】
- ① 最強のマッサージ師になるべし!
さするだけでは、気休めにしかなりません。多くのママが本当に効いたと言うのが**「お尻の穴をテニスボールで押す」**こと!「こんなところを!?」と思うかもしれませんが、恥ずかしがらずに「どこ押す?」「強さは?」と聞きながら、全力で圧迫してください。 - ② 徹底的に「飲み物係」に徹する
陣痛中は大量の汗をかきます。ペットボトルにストローキャップをつけた飲み物を常に用意し、陣痛の合間に「飲む?」と差し出してあげて。この気遣いが、本当に神様に見えます。 - ③ ポジティブな声かけに終始する
「上手だよ!」「呼吸できてるよ!」「赤ちゃんも頑張ってるね!」ママの頑張りを具体的に褒め、励まし続けてください。
【要注意】これだけはNG!嫌われるパパの言動ワースト3
産婦人科で見てきた、そして私が実際にやられて(笑)本気でイラっとした言動です。絶対にやらないで!
- スマホをいじる(ゲーム、仕事の返信など):問答無用で、ママの怒りの沸点がMAXになります。
- 「俺も眠い」「疲れた」など自分の話をする:ママの痛みは、あなたの疲れの比ではありません。口が裂けても言わないで。
- 「まだ?」「痛い?」と無神経に聞く:終わりが見えないから辛いんです。黙って隣で手を握り、呼吸を合わせてくれるだけでいいんです。
【終盤】いよいよ対面!その瞬間の、最高の仕事
子宮口が全開になり、いきみ始めると、ゴールはもうすぐそこ!
パパのTODOリスト【終盤】
- ① ママの頭を支え、呼吸を合わせる
いきむ時、少し頭を上げておへそを見る姿勢になります。その頭を支えてあげるだけで、ママは格段に力を入れやすくなります。 - ② 実況中継で勇気づける!
助産師さんの許可が出たら、「頭が見えてきたよ!」「髪の毛ふさふさだよ!」と、見える状況を伝えてあげて。ママの最後のひと踏ん張りの力になります。 - ③ 生まれた瞬間、まずはママに感謝を伝える
赤ちゃんが生まれた瞬間、どうしても赤ちゃんに目が行きがち。でも、その前に、命がけで頑張ったママに**「ありがとう」「お疲れ様」「本当に頑張ったね」**と、心からの感謝を伝えてください。この一言で、ママはすべての痛みが報われます。 - ④ 写真・動画係になる!
生まれたての赤ちゃんの姿、感動の対面の瞬間…。ママはそれどころではありません。パパがしっかりと、その貴重な瞬間を記録に残してあげてください。これはパパにしかできない、超重要な任務です!
まとめ:出産は、夫婦が「家族」になる最初の共同作業
うちの夫も、長女の時はただオロオロするばかり。でも、次女、三女と経験を重ねるうちに、テニスボールで押す場所も力加減もプロ級になり(笑)、本当に頼もしいサポーターに成長してくれました。
最初から完璧なパパなんて、どこにもいません。
でも、「ママのために何ができるか」を考え、行動しようとすることが、何よりの愛情表現です。
出産は、二人が「夫婦」から「家族」になるための、最初の大きな共同作業。
ぜひ、最高のチームワークで、新しい家族の誕生という、人生で最も感動的な瞬間を迎えてくださいね。心から応援しています!
