ゴックン期の次は「モグモグ期」!ステップアップのポイントは?
なめらかなポタージュ状の離乳食を、上手にゴックンできるようになったら、次のステップ「離乳食中期(モグモグ期)」の始まりです。この時期は、舌と上顎で食べ物をつぶす「モグモグ」の練習をする、とても大切な段階です。
こんにちは!高校生から小学1年生まで、3人の娘を育てる現役ママナースの皐月です。ゴックン期からモグモグ期へ。食材の固さや大きさをどう変えたらいいのか、食べられる食材は何なのか、悩むポイントも増えてきますよね。私も、初めての離乳食の時は、本当に手探りでした。
この記事では、離乳食中期(モグモグ期)への移行のサイン から、具体的な進め方 、そして調理のポイント までを、私の経験も交えながら分かりやすく解説します。
この記事でわかること
- モグモグ期への移行サイン
- モグモグ期の進め方:スケジュールと食材
- モグモグ期の調理ポイントと簡単レシピ
- まとめ:食べる楽しさを、さらに広げよう
1. モグモグ期への移行サイン
生後7〜8ヶ月頃が目安ですが、以下の様子が見られたら、ステップアップのタイミングです。
【結論】離乳食中期(モグモグ期)への移行サインは、生後7〜8ヶ月頃を目安に、赤ちゃんがゴックンと飲み込むのが上手になった、離乳食を欲しがり口をよく動かすようになった、一人で安定してお座りできる時間が長くなった、といった様子が見られることです。これらのサインは、赤ちゃんが次のステップに進む準備ができた証拠です。
- ゴックンと飲み込むのが上手になった
- 離乳食を欲しがり、口をよく動かすようになった
- 一人で安定してお座りできる時間が長くなった
<h2>2. モグモグ期の進め方:スケジュールと食材</h2>
<h3>スケジュールと量の目安</h3>
【結論】モグモグ期は1日2回食に進め、生活リズムを整えるため毎日決まった時間に食べさせましょう。離乳食の量は、炭水化物50〜80g、ビタミン・ミネラル20〜30g、タンパク質10〜15gを目安に、赤ちゃんの食欲に合わせて調整します。栄養のメインはまだ母乳やミルクです。
- 回数: 1日2回食に進めます。生活リズムを整えるため、毎日なるべく決まった時間に食べさせましょう。(例:午前10時と午後6時など)
- 量: 栄養のメインはまだ母乳やミルクですが、離乳食の割合も増えてきます。以下の量を参考に、赤ちゃんの食欲に合わせて調整してください。
- 炭水化物(おかゆなど): 50〜80g
- ビタミン・ミネラル(野菜・果物): 20〜30g
- タンパク質(魚・肉・豆腐など): 10〜15g
<h3>食材の固さ・大きさの目安</h3>
【結論】モグモグ期の食材の固さは「舌でつぶせる絹ごし豆腐くらい」、大きさは「2〜3mm角のみじん切り」から始め、赤ちゃんの様子を見ながら徐々に大きくしていきましょう。指で軽く押すと、スッとつぶれるくらいの固さが目安です。
**「舌でつぶせる絹ごし豆腐くらい」**が、固さの目安です。指で軽く押すと、スッとつぶれるくらい。大きさは、2〜3mm角のみじん切りから始め、徐々に大きくしていきましょう。
<h3>新しく試せる食材の例</h3>
【結論】モグモグ期に新しく試せる食材は、鮭、マグロ・カツオの赤身、鶏ささみ、鶏胸肉(脂肪の少ないものから)、プレーンヨーグルト、カッテージチーズ、固ゆでにした卵黄、パンがゆ、そうめんなどです。卵黄は1さじから慎重に始め、はちみつは1歳未満には絶対に与えないでください。
- 魚: 鮭、マグロ・カツオの赤身、ささみ
- 肉: 鶏ささみ、鶏胸肉(脂肪の少ないものから)
- 乳製品: プレーンヨーグルト、カッテージチーズ
- その他: 卵黄(固ゆでにしたもの)、パンがゆ、そうめん
【注意】
- 卵: 卵黄1さじから始め、アレルギー反応が出ないか慎重に確認します。卵白は、アレルギーが出やすいため、後期以降に試すのが一般的です。
- はちみつ: 乳児ボツリヌス症のリスクがあるため、1歳未満には絶対に与えないでください。
<h2>3. モグモグ期の調理ポイントと簡単レシピ</h2>
この時期は、食材の「だし」の味を覚えさせる良い機会です。昆布やかつお節でとった、優しい味付けを基本にしましょう。
【結論】モグモグ期の調理では、昆布やかつお節でとった優しい「だし」の味を基本とし、食材本来の味を覚えさせることがポイントです。鶏ささみのほぐし身や、ほうれん草と豆腐の白和えなど、赤ちゃんが食べやすい簡単レシピを活用し、パサつく場合は茹で汁やだし汁で伸ばしてあげましょう。
<h3>簡単!鶏ささみのほぐし身</h3>
- 鶏ささみは筋を取り、茹でるか、ラップをしてレンジで加熱する。
- 熱いうちに、フォークなどで細かくほぐす。
- おかゆに混ぜたり、野菜と和えたりして使います。パサつく場合は、茹で汁やだし汁で伸ばしてあげましょう。
<h3>鉄分補給に!ほうれん草と豆腐の白和え</h3>
- ほうれん草は、葉先の柔らかい部分を茹でて、細かく刻む。
- 豆腐は、軽く茹でて水切りし、なめらかにすりつぶす。
- ほうれん草と豆腐を混ぜ、だし汁を少し加えてのばす。
<h2>まとめ:食べる楽しさを、さらに広げよう</h2>
モグモグ期は、食べられる食材の種類や食感が一気に広がり、赤ちゃんにとって「食の楽しみ」が大きく花開く時期です。
「これはどんな味かな?」「これはどんな食感かな?」赤ちゃんが、舌や歯茎を使って、一生懸命に食べ物の感触を確かめているのを、温かく見守ってあげましょう。
様々な食材との出会いを通して、赤ちゃんの「おいしい!」という笑顔が、もっともっと増えていくといいですね。
