「食べない」のには理由がある!子どもの偏食、どう向き合う?
「せっかく作ったのに、全然食べてくれない…」子どもの偏食は、多くのママやパパが頭を悩ませる問題です。特に野菜嫌いは深刻で、栄養バランスが心配になりますよね。でも、子どもが食べないのには、味や食感への苦手意識だけでなく、「初めて見る食べ物への警戒心」や「食べさせられることへの抵抗感」など、様々な理由が隠されています。
大切なのは、無理強いしないこと。食事の時間が「楽しくないもの」になってしまうと、偏食はさらに悪化してしまいます。まずは、食事の時間を親子で楽しめるような工夫から始めてみませんか?
この記事では、看護師であり、二児の母でもある私が、子どもの「食べたい!」気持ちを引き出すための、見た目も楽しく、栄養満点の偏食克服レシピと、食事の時間をハッピーにするためのヒントをご紹介します。
子どもの「食べたい!」を引き出す3つの原則
- 見た目を楽しく!: 子どもは見た目から入ります。型抜きを使ったり、顔を描いたりして、まずは「これ、なんだろう?」と興味を持たせることが大切です。
- 調理法を工夫する: 苦手な野菜は、細かく刻んでハンバーグやカレーに混ぜ込んだり、ポタージュスープにして食感をなくしたりと、調理法を工夫してみましょう。
- 親子で一緒に作る: 自分で作った料理には愛着が湧くもの。「お手伝いしたい」という気持ちを尊重し、簡単な作業から任せてみましょう。自分で作ったものなら、一口食べてみようという気持ちになるかもしれません。
ママナース直伝!苦手野菜も大好きになる魔法のレシピ
ピーマン嫌いも克服!「カラフル鶏つくね」
- 材料: 鶏ひき肉、豆腐、ピーマン、パプリカ(赤・黄)、片栗粉、醤油、みりん
- 作り方:
- ピーマンとパプリカをみじん切りにする。
- ボウルに全ての材料を入れてよく混ぜる。
- 食べやすい大きさに丸め、フライパンで両面をこんがり焼く。
- ポイント: 豆腐を入れることで、ふわふわ食感に!ピーマンの苦味が和らぎ、パプリカの甘みが引き立ちます。
にんじん嫌いにサヨナラ!「にんじんポタージュ」
- 材料: にんじん、玉ねぎ、じゃがいも、牛乳、コンソメ
- 作り方:
- 野菜を薄切りにし、バターでしんなりするまで炒める。
- 水とコンソメを加えて、野菜が柔らかくなるまで煮る。
- 粗熱が取れたら、ミキサーにかける。
- 鍋に戻し、牛乳を加えて温める。
- ポイント: にんじんの甘みが凝縮された、優しい味のポタージュ。じゃがいもを入れることで、とろみがつきます。
ほうれん草が主役に!「ほうれん草とチーズのミニキッシュ」
- 材料: ほうれん草、卵、牛乳、ピザ用チーズ、餃子の皮
- 作り方:
- ほうれん草を茹でて、細かく刻む。
- ボウルに卵、牛乳、チーズ、ほうれん草を入れて混ぜる。
- マフィン型に餃子の皮を敷き、2の卵液を流し込む。
- オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
- ポイント: 餃子の皮がカップになるので、手づかみで食べやすく、お弁当にもぴったりです。
まとめ|「美味しいね」の笑顔が一番の栄養
子どもの偏食は、一朝一夕に解決するものではありません。焦らず、気長に取り組むことが大切です。今回ご紹介したレシピやヒントを参考に、まずは親子で食事の時間を楽しむことから始めてみてください。
「美味しいね」と笑い合える時間が増えれば、子どもの心も体も、きっと健やかに育っていくはずです。