冬の乾燥肌に負けない!子どもの肌のバリア機能を高める食事と生活習慣

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はじめに:そのカサカサ肌、保湿だけでは足りないかも?

冬になると、子どもの肌がカサカサになったり、かゆがったり…。保湿クリームをたっぷり塗ってケアしているのに、なかなか良くならない、と悩んでいませんか?もちろん、外からの保湿は非常に重要ですが、それだけでは片手落ちかもしれません。

こんにちは、ママナースのさとみです。健やかな肌は、外側からのケアだけでなく、体の内側からのケア、つまり毎日の食事と生活習慣によって作られます。

この記事では、冬の乾燥に負けない、うるおいのある強い肌を育てるために、肌のバリア機能を高める食事のポイントと、見直したい生活習慣について解説します。


肌のバリア機能を高める「うるおい食材」を食卓へ

私たちの肌は、日々、食べたものから作られています。肌の細胞や、うるおいを保つ皮脂の材料となる栄養素を、積極的に摂りましょう。

1.タンパク質:肌の主成分

皮膚や髪の毛、爪の主成分はタンパク質です。丈夫な肌細胞を作るために、良質なタンパク質は欠かせません。

  • 食材: 肉、魚、卵、大豆製品(豆腐、納豆)、乳製品

2.必須脂肪酸(オメガ3・オメガ6):健康な皮脂の材料

肌のうるおいを守る皮脂膜の材料となるのが、良質な油です。特に、体内で作ることができない必須脂肪酸をバランス良く摂ることが大切です。

  • 食材: 青魚(サバ、イワシ)、亜麻仁油、えごま油、ナッツ類

3.ビタミンA:皮膚のターンオーバーを正常に

ビタミンAは、皮膚や粘膜の健康を保ち、肌の生まれ変わり(ターンオーバー)をサポートします。

  • 食材: 緑黄色野菜(にんじん、かぼちゃ、ほうれん草)、レバー、うなぎ

4.ビタミンB群:皮脂のバランスをコントロール

特にビタミンB2やB6は、皮脂の分泌をコントロールし、肌荒れを防ぐ働きがあります。

  • 食材: 豚肉、レバー、納豆、卵、バナナ

5.ビタミンC:コラーゲンの生成を助ける

肌のハリを保つコラーゲンの生成に不可欠な栄養素です。鉄分の吸収を助ける働きもあります。

  • 食材: 果物(いちご、キウイ、柑橘類)、野菜(ピーマン、ブロッコリー、じゃがいも)

見直してみよう!乾燥を招くNG生活習慣

食事だけでなく、日々の生活習慣も肌の状態に大きく影響します。

  • 熱すぎるお風呂: 42℃以上のお湯は、肌のうるおいを保つために必要な皮脂まで洗い流してしまいます。お風呂の温度は、38℃〜40℃のぬるめに設定しましょう。
  • ゴシゴシ洗い: ナイロンタオルなどで体をゴシゴシ洗うのは、肌のバリア機能を破壊する行為です。よく泡立てた石鹸で、手で優しく洗いましょう。
  • 水分不足: 体の内側が乾いていては、肌も潤いません。冬は喉の渇きを感じにくいですが、意識してこまめに水分補給をさせましょう。
  • 暖房による乾燥: エアコンなどの暖房は、空気を非常に乾燥させます。加湿器を使ったり、濡れタオルを干したりして、部屋の湿度を50〜60%に保つ工夫が必要です。

まとめ:健やかな肌は、日々の生活習慣の賜物

子どものカサカサ肌は、単なる冬の悩みではありません。肌のバリア機能が低下しているという、体からのサインです。

外からの保湿ケアに加えて、体の内側から肌を育てる食事と、肌に優しい生活習慣を意識することで、子どもは乾燥に負けない、本来の強い肌を取り戻すことができます。

まずは、今日の夕食に「うるおい食材」を一品プラスすることから、始めてみませんか?


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