【ママナースの知恵】子どもの「あおたん(内出血)」ができたら、すぐ冷やす!温めるのは2日後からが鉄則

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • LINEで送る

「ママ、見て!転んじゃった…」
「痛いよ〜!」

子どもが遊んでいると、転んだりぶつけたりして、あっという間に「あおたん(内出血)」ができてしまうこと、よくありますよね。
青紫色に腫れ上がった患部を見ると、ママも心配になります。
「冷やせばいいの?」「温めた方がいいの?」
「このくらいで病院に行くべき?」

そんな風に、どう対処すればいいか迷ってしまうママは、少なくないのではないでしょうか。
私も3姉妹のママとして、そしてナースとして、子どもの「あおたん」には何度も直面してきました。
今日は、そんな子どもの「あおたん」の正しい応急処置と、冷やす・温めるのタイミング、そして病院に行くべきサインについて、ママナースの知恵をお伝えします。

子どもの「あおたん(内出血)」、どうする?ママナースが教える正しい応急処置

結論:子どもの「あおたん」は、初期の正しい応急処置が、腫れや痛みを最小限に抑え、治りを早める鍵となります。

「あおたん」は、医学的には「皮下出血」や「内出血」と呼ばれ、皮膚の下の毛細血管が破れて血液が漏れ出し、皮膚の下に溜まることで起こります。
子どもは皮膚が薄く、活発に動き回るため、大人よりも「あおたん」ができやすい傾向があります。

正しい応急処置を知っておくことで、子どもの痛みを和らげ、不必要な腫れを防ぎ、早く治してあげることができます。

ママナースが解説!「あおたん」のメカニズムと「冷やす」が最優先の理由

結論:「あおたん」ができたら、まずは「冷やす」ことが最優先。これにより、内出血と腫れを最小限に抑えられます。

「あおたん」はなぜできる?内出血のメカニズム

転んだりぶつけたりした衝撃で、皮膚の下にある細い血管(毛細血管)が破れてしまいます。
すると、血管から血液が漏れ出し、皮膚の下に溜まって青紫色に見えるのが「あおたん」の正体です。
時間が経つと、血液が分解される過程で、青色から緑色、黄色へと変化していきます。

冷やすことで「腫れ」と「痛み」を最小限に

「あおたん」ができたら、すぐに冷やすことが非常に重要です。
冷やすことで、

  • 血管が収縮し、内出血の広がりを抑える
  • 炎症を抑え、腫れを最小限にする
  • 神経の伝達を遅らせ、痛みを和らげる

といった効果が期待できます。
冷やす際は、ビニール袋に氷と少量の水を入れて、タオルで包んだものなどを患部に当てましょう。
直接氷を当てると凍傷になる可能性があるので注意してください。

「温めるのは2日後から」が鉄則!ママナース流「あおたん」ケアのポイント

結論:初期は「冷やす」、2日後からは「温める」という段階的なケアが、治りを早める鉄則です。

1. 刺されたらすぐに「冷やす」

「あおたん」ができたら、まずは24〜48時間(1〜2日間)は冷やし続けましょう。
冷やすことで、内出血の広がりと炎症を抑えることが最優先です。

2. 圧迫と挙上も忘れずに

可能であれば、冷やしながら患部を軽く圧迫し、心臓より高い位置に挙上することで、腫れをさらに抑えることができます。
ただし、子どもが嫌がる場合は無理強いしないでください。

3. 2日後からは「温める」ケアに移行

2日目以降、腫れが引いてきたら、今度は温めるケアに移行しましょう。
温めることで、血行が促進され、溜まった血液の吸収が早まります。
温かいタオルや入浴などで患部を温めてあげましょう。

4. こんな時は病院へ!受診の目安

  • 頭を強く打って「あおたん」ができた場合: 意識障害、嘔吐、けいれんなど、他の症状がないか注意深く観察し、少しでも異変があればすぐに医療機関を受診しましょう。
  • 骨折や脱臼が疑われる場合: 患部が変形している、激しい痛みで動かせない、腫れがひどいなどの場合は、骨折や脱臼の可能性も考えられます。
  • 広範囲に腫れが広がっている、痛みが強い場合: 内出血が広範囲に及んでいる場合や、痛みが強く子どもが我慢できない場合は、医療機関を受診しましょう。
  • なかなか治らない、悪化している場合: 適切なケアをしても症状が改善しない、または悪化している場合は、他の病気の可能性も考えられます。

まとめ

子どもの「あおたん」は、日常的によくあるケガですが、正しい応急処置を知っておくことで、子どもの痛みを和らげ、治りを早めてあげることができます。
ママナースの知恵が、あなたの家庭の「あおたん」ケアのヒントになれば嬉しいです。

「冷やす」と「温める」のタイミングを間違えないこと。
そして、少しでも心配な症状があれば、迷わず医療機関を受診すること。
それが、子どものケガを早く治し、ママの不安を解消する一番の方法です。

コメントを残す

*