「うちの子、〇〇ができて、すごいんです!」その自慢話、あなたは、心から楽しめていますか?
公園で、幼稚園の送り迎えで、小学校のPTAで。
ママ友との会話は、いつも、子どもの話で持ちきり。
「うちの子、もう、ひらがな全部読めるんですよ!」
「うちの子、スイミングで、もうバタフライ泳げるんです!」
「うちの子、有名私立小学校に合格したんです!」
そんな、我が子の自慢話を聞くたびに、あなたは、
「すごいねー!」と、笑顔で相槌を打ちながらも、
内心、「うちの子は、まだ、そこまでできてないのに…」と、焦りや劣等感を感じていませんか?
そして、つい、自分も、我が子の自慢話をしてしまったり。
そんな、ママ友との会話に、あなたは、疲弊していませんか?
3姉妹の母である私も、かつては、この「ママ友との会話」に、大きなストレスを感じていました。
「もっと、本音で話せるママ友がいたらな…」
「でも、弱音を吐いたら、引かれちゃうかな…」
そんな不安に、押しつぶされそうになる日もありました。
でも、ナースとして、そして、母として、たくさんのママたちと接してきた中で、私は、あることに気づいたんです。
それは、我が子の自慢話よりも、失敗談を話せる人こそ、本当の味方だ、ということ。
そして、そんなママ友と出会うことで、心がフッと軽くなるのだ、と。
今日は、そんな、ママ友との会話に悩むママへ。
心がフッと軽くなるママ友付き合いのヒントについて、お話しさせてください。
ママ友との会話、なぜ疲れるのか?それは「比較」と「見栄」
ママ友との会話は、情報交換の場であると同時に、無意識のうちに、「比較」と「見栄」の場になってしまうことがあります。
- 比較:子どもの成長、習い事、学力、夫の仕事、家のこと…何かと、他の子や他の家庭と比べてしまい、優劣をつけてしまう。
- 見栄:自分の子どもや家庭を、良く見せようと、つい、自慢話をしてしまう。
これらの「比較」と「見栄」が、ママ友との会話を、心から楽しめないものにし、大きなストレスの原因となります。
そして、そのストレスは、あなたの心を蝕み、笑顔を奪ってしまいます。
我が子の自慢より、失敗談を話せる人こそ本当の味方
本当に心を許せるママ友とは、どんな人でしょうか。
それは、我が子の自慢話よりも、失敗談を話せる相手だと、私は思います。
- 「うちの子、昨日、おねしょしちゃってさー」
- 「うちの子、なかなか宿題やってくれなくて、毎日バトルだよ」
- 「うちの子、最近、反抗期で、もう大変!」
そんな、子育ての「失敗談」や「悩み」を、気兼ねなく話せる相手。
そして、それを聞いた相手が、「わかるわかる!うちもそうだよ!」と、共感してくれる。
そんな相手こそ、本当に心を許せるママ友であり、あなたの「本当の味方」です。
自分の弱さを見せられる相手は、あなたのことを、ありのままに受け止めてくれる人。
そんなママ友と出会うことで、あなたは、孤独感から解放され、心がフッと軽くなるはずです。
心がフッと軽くなる!ママ友付き合いの3つのヒント
では、どうすれば、私たちは、心がフッと軽くなるママ友付き合いができるのでしょうか。
ヒント1:「聞き役」に徹する。自分の話ばかりせず、相手の話をじっくり聞く
自分の話ばかりせず、相手の話をじっくり聞くことを意識しましょう。
相手が、子育ての悩みや、愚痴を話してきたら、
「そうなんだね」「わかるわかる」「辛かったね」
と、共感しながら、耳を傾けてあげましょう。
相手は、話を聞いてもらうことで、心が軽くなり、あなたに信頼感を抱いてくれるはずです。
ヒント2:「共感」と「受容」の姿勢。相手の悩みを否定せず受け止める
相手の悩みに共感し、否定せず受け止めることが大切です。
「そんなことくらいで、悩まなくてもいいのに」
「それは、あなたが悪いんじゃない?」
といった言葉は、相手を傷つけ、心を閉ざさせてしまいます。
相手の気持ちに寄り添い、「そうなんだね」「そういう気持ちになるよね」と、ありのままに受け止めてあげることで、相手は、「この人なら、安心して話せる」と感じてくれるでしょう。
ヒント3:「無理しない」勇気を持つ。心地よい距離感を保つ
無理に深い関係を築こうとせず、心地よい距離感を保つ勇気を持ちましょう。
- ランチ会に誘われても、気が乗らない時は、無理に断っても大丈夫。
- 連絡先を交換しなくても、挨拶程度の関係でも大丈夫。
- 「この人とは、ちょっと合わないな」と感じたら、無理に付き合いを続ける必要はありません。
自分の心に正直になり、心地よい距離感を保つことで、あなたは、ストレスから解放され、心がフッと軽くなります。
本当に大切なのは「心の繋がり」
数多くのママ友を作るよりも、本当に信頼できる数少ない友人と、心の繋がりを大切にすること。
それが、あなたの心を豊かにし、子育てを、より楽しくしてくれるはずです。
- 困った時に、助け合える友人。
- 愚痴を、心置きなく話せる友人。
- 子どもの成長を、一緒に喜んでくれる友人。
そんな、心の繋がりを大切にできる友人が、一人でもいれば、それで十分なのです。
ママの笑顔が、子どもにとって最高の贈り物
ママ友との会話は、我が子の自慢よりも、失敗談を話せる人こそ本当の味方です。
心がフッと軽くなるママ友付き合いのヒントを実践し、本当に大切な心の繋がりを大切にすること。
ママ自身が笑顔でいることが、子どもにとって、最高の贈り物になります。
どうか、あなたの笑顔を、大切にしてください。
あなたは、一人じゃない。
そして、あなたは、最高のママです。
