非常用持ち出し袋、年に一度は見直そう!中身の点検と入れ替えリスト【ママナースが解説】

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「非常用持ち出し袋、どこに置いたっけ?」「中身、これで大丈夫かな?」

災害への備えとして、非常用持ち出し袋を準備しているご家庭も多いと思いますが、一度準備したらそのままになっていませんか?私も3姉妹の母として、非常用持ち出し袋の準備はしたものの、年に一度の見直しを怠りがちでした。「いざという時に、本当に役立つものが揃っているだろうか」「賞味期限が切れていないかな」と、不安を感じているママ・パパも多いのではないでしょうか。

非常用持ち出し袋は、災害発生直後の避難生活を支える大切な命綱です。中身が古くなっていたり、家族構成の変化に対応していなかったりすると、いざという時に役に立たない可能性があります。今回は、現役ママナースの私が、非常用持ち出し袋の年に一度の見直しポイント、中身の点検と入れ替えリストについて、私の経験も交えながら分かりやすく解説します。安心して災害に備えるためのヒントを見つけてくださいね。

なぜ年に一度の見直しが必要なの?

非常用持ち出し袋は、一度準備したら終わりではありません。定期的な見直しが必要な理由は以下の通りです。

  • 賞味期限・使用期限: 食料品や飲料水、医薬品などには賞味期限や使用期限があります。期限切れのものを備蓄していても、いざという時に役に立ちません。
  • 家族構成の変化: 子どもの成長、家族の増減など、家族構成の変化に合わせて必要なものが変わります。乳幼児がいる場合は、ミルクやおむつ、離乳食など、特別な備蓄品が必要になります。
  • 季節の変化: 夏場は熱中症対策グッズ、冬場は防寒具など、季節によって必要なものが変わります。
  • 防災情報の更新: 新しい防災グッズの登場や、災害情報の更新など、常に最新の情報を取り入れる必要があります。
  • 劣化: 懐中電灯の電池切れ、衣類の劣化など、備蓄品自体が劣化している可能性があります。

年に一度の見直しポイントと入れ替えリスト

年に一度、防災の日(9月1日)や、家族の誕生日など、決まった日に見直しを行う習慣をつけましょう。以下のリストを参考に、中身を点検し、必要に応じて入れ替えましょう。

1. 食料品・飲料水

  • 点検: 賞味期限・消費期限を確認しましょう。期限が近いものは、普段の食事で消費し、新しいものと入れ替えましょう。
  • 入れ替えリスト:
    • 飲料水(1人1日3リットル、最低3日分)
    • 非常食(アルファ米、レトルト食品、缶詰、栄養補助食品など)
    • アレルギー対応食(アレルギーを持つ家族がいる場合)
    • 乳幼児用食品(ミルク、離乳食など)

2. 医薬品・衛生用品

  • 点検: 使用期限を確認しましょう。薬はかかりつけ医と相談し、多めに処方してもらうことも検討してください。
  • 入れ替えリスト:
    • 常備薬(家族全員分)
    • 絆創膏、ガーゼ、包帯、消毒液(傷口洗浄用)
    • 体温計、ハサミ、ピンセット
    • ウェットティッシュ、体拭きシート、ドライシャンプー
    • マスク、除菌スプレー
    • 生理用品、おむつ、おしりふき

3. 明かり・情報収集

  • 点検: 電池切れがないか、正常に作動するか確認しましょう。予備の電池も忘れずに。
  • 入れ替えリスト:
    • 懐中電灯、ランタン(LEDタイプがおすすめ)
    • 予備の電池(単3、単4など、複数種類)
    • 手回し充電機能付きラジオ(スマートフォン充電機能付きが便利)
    • モバイルバッテリー、充電ケーブル

4. 防寒具・衣類

  • 点検: 季節に合ったものか、サイズが合っているか確認しましょう。子どもの成長に合わせて入れ替えが必要です。
  • 入れ替えリスト:
    • 防寒具(毛布、寝袋、アルミシートなど)
    • 下着、靴下、長袖・長ズボン(季節に合わせたもの)
    • レインコート、防寒着

5. その他

  • 点検: 破損がないか、不足しているものがないか確認しましょう。
  • 入れ替えリスト:
    • 携帯トイレ、凝固剤
    • 軍手、厚手のゴム手袋
    • 笛(ホイッスル)
    • 筆記用具、油性ペン
    • 現金(小銭も含む)
    • 身分証明書、保険証のコピー
    • 家族の連絡先リスト、かかりつけ医の連絡先
    • 子どものお気に入りのおもちゃや絵本(精神的な安定のため)

非常用持ち出し袋の管理術

  • 収納場所: 家族全員が把握している場所に収納しましょう。玄関や寝室など、すぐに持ち出せる場所に置いておくのが理想です。
  • 分散備蓄: 非常用持ち出し袋だけでなく、リビングや車の中など、複数の場所に分散して備蓄しておくと、より安心です。
  • 定期的な訓練: 家族で非常用持ち出し袋を持って避難場所まで歩いてみるなど、定期的に訓練を行いましょう。実際に使うことで、不足しているものや改善点が見つかります。

ママナースからのメッセージ:備えは「安心」につながる

非常用持ち出し袋の見直しは、つい後回しにしがちですが、いざという時に家族の命を守る大切な備えです。年に一度、家族みんなで防災について話し合い、楽しみながら見直しを行う習慣をつけましょう。

今回ご紹介したリストが、皆さんの防災対策の一助となり、安心して過ごせる未来につながることを願っています。もし、もっと詳しく知りたいことや、不安なことがあれば、いつでもコメントで教えてくださいね。私たちママナースも、皆さんの子育てを心から応援しています!


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