「非常食って、何をどれだけ備蓄すればいいの?」「賞味期限切れで、いつも無駄にしちゃう…」
災害への備えは大切だと分かっていても、非常食や防災グッズの備蓄は、何をどれだけ用意すれば良いのか、どう管理すれば良いのか、悩んでしまいますよね。私も3姉妹の母として、防災備蓄には常に頭を悩ませてきました。「いざという時に、本当に役立つものがあるだろうか」「せっかく備蓄しても、賞味期限が切れて無駄になったらもったいない」と、不安を感じているママ・パパも多いのではないでしょうか。
今回は、現役ママナースの私が、災害時の備蓄の基本である「ローリングストック」の考え方と、家族構成別の具体的な備蓄リスト、そして無理なく続けられる管理術について、私の経験も交えながら分かりやすく解説します。安心して災害に備えるためのヒントを見つけてくださいね。
ローリングストックとは?無理なく備蓄を続ける賢い方法
ローリングストックとは、普段食べている食品を少し多めに買い置きし、古いものから消費し、消費した分を買い足していくことで、常に一定量の備蓄を保つ方法です。これにより、賞味期限切れを防ぎ、無理なく備蓄を続けることができます。
ローリングストックのメリット
- 賞味期限切れの心配がない: 普段から消費するため、賞味期限切れで食品を無駄にすることがありません。
- 無理なく続けられる: 特別な買い物をしなくても、普段の買い物の中で自然に備蓄ができます。
- 食べ慣れたものが備蓄できる: 普段から食べ慣れているものを備蓄するため、災害時でも子どもが安心して食べられます。
- 経済的: 特別に非常食を購入する必要がないため、経済的な負担が少ないです。
ローリングストックのやり方
- 少し多めに買う: いつもより少し多めに食品を買い置きしましょう。例えば、レトルト食品や缶詰、乾麺、お米などです。
- 古いものから消費する: 買い置きした食品は、手前から古いものから消費していきましょう。収納場所を工夫し、手前から取り出しやすいようにすると良いでしょう。
- 消費した分を買い足す: 消費した分は、次の買い物で買い足しましょう。これにより、常に一定量の備蓄を保つことができます。
家族構成別!具体的な備蓄リストと管理術
備蓄品は、家族構成やライフスタイルに合わせて調整することが大切です。ここでは、基本的な備蓄リストと、管理術をご紹介します。
備蓄の基本:最低3日分、できれば1週間分
災害発生後、ライフラインが復旧するまでには時間がかかります。最低でも3日分、できれば1週間分の食料と水を備蓄しておきましょう。
1. 食料品
- 水: 飲料水は1人1日3リットルが目安です。乳幼児がいる場合は、ミルク用の水も忘れずに。
- 主食: お米(無洗米やアルファ米)、乾麺(パスタ、うどん)、カップ麺、レトルトご飯、パンの缶詰など。
- 主菜: 缶詰(ツナ、サバ、肉)、レトルト食品(カレー、シチュー、丼の具)、フリーズドライ食品など。
- 副菜: 野菜ジュース、フルーツ缶、乾燥野菜、海藻類など。
- おやつ: チョコレート、ビスケット、栄養補助食品など、高カロリーで日持ちするもの。
- 調味料: 塩、砂糖、醤油、油など、最低限の調味料。
2. 生活用品
- カセットコンロ・ガスボンベ: 停電時の調理に役立ちます。ガスボンベは多めに備蓄しましょう。
- 懐中電灯・ランタン: 停電時の明かりとして。予備の電池も忘れずに。
- ラジオ: 災害情報を得るために。手回し充電機能付きのものがおすすめです。
- 携帯トイレ・簡易トイレ: 断水時に備え、多めに備蓄しましょう。
- ウェットティッシュ・体拭きシート: 断水時や入浴できない時に体を清潔に保つために。
- トイレットペーパー・ティッシュペーパー:
- ゴミ袋: 防災グッズとしてだけでなく、簡易トイレや雨具としても使えます。
- ラップ・アルミホイル: 食器の代わりや、調理に活用できます。
- 軍手・厚手のゴム手袋: 瓦礫の撤去や、怪我の予防に。
- 常備薬・お薬手帳のコピー: 家族全員分を準備しましょう。
- 生理用品・おむつ: 女性や乳幼児がいる家庭は、多めに備蓄しましょう。
- 現金: 停電時でも使えるよう、小銭を含めた現金を準備しておきましょう。
3. 家族構成別の追加備蓄品
- 乳幼児がいる家庭: 液体ミルク、哺乳瓶、離乳食、おむつ、おしりふき、ベビーフード、お気に入りのおもちゃなど。
- 高齢者がいる家庭: 介護用品、持病の薬、補聴器の電池、入れ歯洗浄剤など。
- ペットがいる家庭: ペットフード、水、トイレシート、リード、キャリーバッグなど。
- アレルギーを持つ人がいる家庭: アレルギー対応の非常食、エピペンなど。
備蓄品の管理術
- リスト化: 備蓄品の種類、数量、賞味期限などをリスト化し、見える場所に貼っておきましょう。
- 定期的な点検: 半年に一度など、定期的に備蓄品を点検し、賞味期限が近いものは消費し、新しいものを買い足しましょう。
- 収納場所: 家族全員が把握している場所に収納しましょう。取り出しやすい場所に、分散して収納するのも良いでしょう。
ママナースからのメッセージ:無理なく、楽しく、備えよう
防災備蓄は、一度に全てを完璧に揃える必要はありません。できることから少しずつ始め、無理なく続けることが大切です。ローリングストックを実践することで、普段の生活の中で自然に備蓄を続けることができます。
今回ご紹介したヒントが、皆さんの防災対策の一助となり、安心して過ごせる未来につながることを願っています。もし、もっと詳しく知りたいことや、不安なことがあれば、いつでもコメントで教えてくださいね。私たちママナースも、皆さんの子育てを心から応援しています!