「今日も一日あっという間だった…」「やりたいことが何もできなかった…」
家事、育児、仕事…毎日やることが山積みの主婦やワーママの皆さん。
「時間がない！」が口癖になっていませんか？
私も3人の子育てと看護師の仕事を両立する中で、
常に時間に追われ、「もっと時間が欲しい！」と願っていました。
この記事では、ママナースとして私が実践してきた時間管理術の基本とコツ、
そして家事・育児の時短テクニックを具体的にご紹介します。
完璧を目指すのではなく、自分に合った方法を見つけて、
「時間がない！」から「時間ができた！」へ、一緒に変えていきましょう。
「時間がない！」はなぜ？主婦・ワーママが抱える時間管理の悩み
主婦やワーママが「時間がない！」と感じるのには、明確な理由があります。
- マルチタスクの連続: 家事、育児、仕事と、常に複数のタスクを同時にこなす必要があります。
- 予測不能な育児: 子どもの急な発熱や体調不良、予期せぬハプニングなど、育児は予測不能な要素が多く、計画通りに進まないことがほとんどです。
- 自分の時間が後回し: 家族のために時間を使うことが多く、自分のための時間が削られがちです。
- 完璧主義: 「あれもこれも完璧にこなさなければ」という思いが、かえって時間を奪ってしまうことがあります。
- 休息不足: 睡眠不足や疲労が蓄積すると、集中力が低下し、作業効率が落ちてしまいます。
ママナースが実践！時間管理術の基本とコツ
限られた時間の中で、効率よくタスクをこなすための時間管理術をご紹介します。
時間の見える化：タイムログで現状把握
- 1日のタイムログを取る: まずは、自分が何にどれくらいの時間を使っているのかを把握しましょう。1日〜1週間、自分の行動を記録してみてください。意外な時間の使い方に気づくはずです。
- 無駄な時間を特定: スマホのダラダラ見、テレビのつけっぱなしなど、無意識に時間を消費している「無駄な時間」を見つけ出しましょう。
タスクの優先順位付け：重要度と緊急度で判断
- タスクの書き出し: やるべきことを全て書き出しましょう。頭の中だけで考えると、混乱してしまいます。
- 緊急度と重要度で分類: 「緊急かつ重要（今すぐやるべきこと）」「緊急ではないが重要（後でやるべきこと）」「緊急だが重要ではない（人に任せる、やらないことを検討）」「緊急でも重要でもない（やらない）」の4つに分類し、優先順位をつけましょう。
- To Doリストの活用: 優先順位をつけたTo Doリストを作成し、終わったものからチェックしていくと達成感が得られます。
スキマ時間の有効活用
- 「ながら」家事: 歯磨きしながらスクワット、お湯が沸く間にシンクを拭くなど、複数のタスクを同時にこなす「ながら」家事を活用しましょう。
- 細切れ時間の活用: 子どもがお昼寝している間、電車での移動時間など、数分〜数十分の細切れ時間を有効活用しましょう。メールチェック、献立決め、情報収集など、短い時間でできることをリストアップしておくと便利です。
「やらないこと」を決める勇気
- 完璧主義を手放す: 全てを完璧にこなそうとすると、必ずどこかで無理が生じます。「今日はここまででOK」「これはやらなくても大丈夫」と割り切る勇気を持ちましょう。
- 優先順位の低いタスクを捨てる: 本当にやるべきこと以外は、思い切って「やらないこと」リストに入れましょう。例えば、「毎日床をピカピカにする」ではなく「週に2回掃除機をかける」など、基準を緩めることも大切です。
家事・育児の時短テクニック
日々の家事や育児を効率化するための具体的なテクニックをご紹介します。
ルーティン化と仕組み化
- 朝のルーティン: 朝食準備、洗濯、身支度など、毎日同じ順番でこなすことで、無意識に体が動き、効率が上がります。
- 献立のパターン化: 1週間分の献立をまとめて決める、または定番メニューをいくつか決めておくことで、毎日の献立を考える時間を短縮できます。
- 物の定位置を決める: 「あれどこだっけ？」を探す時間は大きなロスです。物の定位置を決め、使ったら元に戻す習慣をつけましょう。
便利家電・サービスの活用
- 食洗機: 食後の食器洗いの時間を大幅に短縮できます。
- 乾燥機付き洗濯機: 洗濯物を干す手間が省け、天候に左右されずに洗濯できます。
- ロボット掃除機: 毎日床をきれいにしてくれるので、掃除の負担が減ります。
- 食材宅配サービス: 買い物に行く手間が省け、献立を考える時間も短縮できます。
- 家事代行サービス: 余裕があれば、プロに任せることも検討しましょう。
家族の協力体制
- 役割分担: 家族みんなで家事や育児を分担しましょう。子どもにもできることは任せて、自立心を育む良い機会にもなります。
- 感謝を伝える: 協力してくれた家族には、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。お互いの協力がスムーズになります。
心のゆとりを作る時間管理：完璧を目指さない
時間管理は、単に効率を上げるだけでなく、心のゆとりを作るためのものです。
- 自分を労わる時間を作る: どんなに忙しくても、1日5分でも良いので、自分の好きなことをする時間を作りましょう。コーヒーを飲む、本を読む、ストレッチをするなど、心身をリフレッシュする時間です。
- 睡眠を削らない: 睡眠不足は、集中力や判断力を低下させ、かえって効率を悪くします。十分な睡眠時間を確保しましょう。
- 「まあ、いっか」の精神: 全てを完璧にこなそうとせず、「まあ、いっか」と許容する気持ちを持つことも大切です。完璧主義を手放すことで、心にゆとりが生まれます。
ママナースからのメッセージ：自分を労わる時間も大切に
毎日、家事、育児、仕事と、本当に本当にお疲れ様です。
あなたは、家族のために一生懸命頑張っています。
でも、一番大切なのは、ママであるあなた自身が笑顔でいることです。
時間管理術は、あなたを縛るものではありません。
あなたの時間を有効に使い、心にゆとりを生み出すためのツールです。
どうか、ご自身を労わる時間も大切にしてくださいね。
あなたの笑顔が、家族みんなの幸せに繋がります。