うちの子、もしかして発達が遅れてる?専門家が教える月齢別チェックリストと相談の目安
「周りの子と比べて、うちの子は少しゆっくりかも…」
子どもの成長は、一人ひとり違うと分かっていても、周りの子と比べてしまうと、どうしても不安になってしまいますよね。
この記事では、子どもの発達の専門家が、月齢別の発達の目安と、気になるサインが見られた時の相談の目安について、分かりやすく解説します。
一人で悩まず、まずは正しい知識を身につけることから始めましょう。
発達の遅れは、早期発見・早期対応が大切
子どもの発達の遅れは、早期に発見し、適切なサポートをしてあげることで、その後の成長に良い影響を与えることができます。
「まだ小さいから」「そのうちできるだろう」と様子を見るだけでなく、気になることがあれば、専門家に相談することが大切です。
【月齢別】発達の目安チェックリスト
ここでは、運動・言葉・社会性の3つの側面から、月齢別の発達の目安をまとめました。
あくまでも目安であり、個人差があることを念頭に、参考にしてみてください。
6ヶ月
- 運動:首がすわる、寝返りができる
- 言葉:「あー」「うー」などの喃語を話す
- 社会性:人の顔をじっと見る、あやすと笑う
1歳
- 運動:つかまり立ち、伝い歩きができる
- 言葉:「まんま」「わんわん」など、意味のある言葉を言う
- 社会性:人見知りをする、簡単な身振りを真似する
2歳
- 運動:一人で歩ける、簡単な積み木ができる
- 言葉:「まんま、ちょうだい」など、二語文を話す
- 社会性:ごっこ遊びを始める、他の子に関心を示す
3歳
- 運動:階段を一人で上り下りできる、三輪車をこぐ
- 言葉:自分の名前や年齢を言う、簡単な会話ができる
- 社会性:順番を待つ、ごめんなさいが言える
専門家への相談を検討するタイミング
以下の様な様子が見られる場合は、一度、専門家へ相談することをおすすめします。
- 複数の項目が、長期間にわたってできていない
- できていたことが、できなくなった
- 親として、強い不安や育児の困難を感じている
どこに相談すればいいの?
- かかりつけの小児科医:まずは、一番身近な専門家である、かかりつけの先生に相談してみましょう。
- 地域の保健センター:保健師さんや専門の相談員が、親身に話を聞いてくれます。
- 児童相談所:必要に応じて、専門的な検査や支援を受けることができます。
まとめ
子どもの発達は、一人ひとり、本当に様々です。
周りの子と比べるのではなく、その子自身の成長を、温かく見守ってあげることが大切です。
そして、もし、あなたが一人で抱えきれないほどの不安を感じたら、どうか、専門家の力を頼ってください。
あなたと、お子さんの健やかな毎日を、心から応援しています。