「歯磨き嫌い!」を「歯磨き大好き!」に!歯科医が教える、子どもの歯磨きを楽しくする秘訣
「歯磨きしなさい!」
「やだー!」
毎日の歯磨きタイムが、親子にとってストレスになっていませんか?
子どもの歯磨きは、虫歯予防のためにとても大切だと分かっていても、嫌がる子どもを前にすると、つい諦めてしまいたくなりますよね。
この記事では、歯科医である私が、歯磨き嫌いな子どもが「歯磨き大好き!」になるための、とっておきの秘訣を、具体的な方法と共にご紹介します。
これを読めば、あなたも歯磨きタイムのストレスから解放され、親子で笑顔になれるはずです。
なぜ、子どもは歯磨きを嫌がるの?
子どもが歯磨きを嫌がるのには、いくつかの理由があります。
- 口の中に異物が入るのが苦手:歯ブラシの感触や、歯磨き粉の味が苦手な子もいます。
- 痛い、くすぐったい:歯ブラシの当て方が強すぎたり、くすぐったかったりすると、嫌がります。
- 遊びたい気持ちが強い:歯磨きよりも、遊びたい気持ちが勝ってしまう。
- 親の焦りが伝わる:親が「早くしなさい!」と焦ると、子どもも嫌な気持ちになってしまう。
「歯磨き大好き!」になるための秘訣5選
1.歯磨きを「遊び」に変える
歯磨きを義務ではなく、楽しい遊びに変えてみましょう。子どもが自ら「やりたい!」と思うような工夫が大切です。
- 歯磨きソングを歌う:歯磨き専用の歌を歌ったり、好きな歌を歌いながら歯磨きをする。
- 歯磨き絵本を読む:歯磨きがテーマの絵本を読み聞かせ、歯磨きへの興味を引き出す。
- 歯磨きごっこをする:ぬいぐるみや人形を使って、歯磨きごっこをする。
2.歯ブラシ選びを工夫する
子どもの口に合った歯ブラシを選ぶことも大切です。ヘッドが小さく、毛が柔らかいものを選びましょう。
- キャラクター歯ブラシ:好きなキャラクターの歯ブラシを選ぶと、歯磨きへのモチベーションが上がります。
- 電動歯ブラシ:振動が気持ちよく、短時間で効率的に磨けるものもあります。
3.歯磨き粉の味を選ぶ
歯磨き粉の味が苦手な子もいます。子どもが好きな味の歯磨き粉を選んであげましょう。
- フッ素配合:虫歯予防のために、フッ素配合の歯磨き粉を選びましょう。
4.「仕上げ磨き」は、優しく、短時間で
子どもが自分で磨いた後は、必ず親が仕上げ磨きをしてあげましょう。この時、優しく、短時間で済ませることが大切です。
- ポイント:褒めながら磨く、「上手だね」「ピカピカになったね」など。
5.「歯磨きのご褒美」を用意する
歯磨きを頑張ったご褒美を用意するのも効果的です。シールを貼ったり、スタンプを押したり、小さなご褒美を用意してあげましょう。
- 注意点:お菓子をご褒美にするのは避けましょう。歯磨きの意味が薄れてしまいます。
まとめ
子どもの歯磨きは、親にとって根気のいる作業ですが、工夫次第で、親子にとって楽しい時間に変えることができます。
完璧を目指すのではなく、できることから少しずつ、楽しみながら取り組んでみましょう。
この記事が、あなたの歯磨きタイムを、より快適にする手助けになれば幸いです。