【ママナースが解説】子どもの便秘、もう悩まない!原因・解消法・病院に行く目安を徹底解説

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「ウンチが出ない…」その小さな悩みが、親の大きな心配に

「ママ、お腹痛い…」

そう言って、お腹をさする我が子。

何日もウンチが出ていなかったり、出す時に痛がって泣き叫んだりする姿を見ると、親としては本当に胸が締め付けられますよね。

「もしかして、何か病気なの?」
「私の食事が悪いのかな?」
「どうして、うちの子だけ…」

子どもの便秘は、なかなか人に相談しにくいデリケートな悩み。一人で抱え込んで、不安とストレスを募らせていませんか?

こんにちは!3人の娘たちの子育ての中で、それぞれ異なる便秘の悩みに直面し、試行錯誤を繰り返してきた、現役ママナースの皐月です。

お気持ち、痛いほど分かります。でも、大丈夫。子どもの便秘は、決して珍しいことではありません。 そして、その多くは、正しい知識と適切なケアで、改善することができます。

この記事では、そんなあなたの不安を解消するために、子どもの便秘の主な原因から、家庭でできる具体的な解消法、そして**「こんな時は病院へ」という受診の目安**まで、専門家の視点から分かりやすく解説します。

さあ、お子さんの「スッキリ!」を取り戻すために、一緒に便秘対策を始めましょう。


なぜ?どうして?子どもの便秘の主な原因

子どもの便秘には、様々な原因が考えられます。お子さんの生活習慣を振り返りながら、当てはまるものがないかチェックしてみましょう。

1.水分不足

  • 最も多い原因の一つです。特に夏場や、運動量が増える時期は、意識して水分を摂らせないと、便が硬くなり、出にくくなります。

2.食物繊維不足

  • 野菜、果物、きのこ、海藻類など、食物繊維が少ない食事は、便の量を減らし、腸の動きを鈍らせます。

3.生活リズムの乱れ

  • 食事や睡眠の時間が不規則だと、腸の動きも乱れやすくなります。特に、朝食を抜いたり、バタバタと食べたりすると、排便のリズムが崩れがちです。

4.排便の我慢

  • 遊びに夢中になってトイレに行くのを我慢したり、保育園や幼稚園のトイレを嫌がったりすることで、便意を逃してしまうことがあります。一度痛い思いをすると、さらに我慢するようになり、悪循環に陥ります。

5.ストレス・環境の変化

  • 引っ越し、入園・入学、きょうだいの誕生など、環境の変化や精神的なストレスが、自律神経の乱れを通じて便秘を引き起こすことがあります。

6.病気が隠れている場合

  • ごく稀ですが、腸の病気や、甲状腺機能低下症などの病気が原因で便秘になることもあります。長引く便秘や、他の症状を伴う場合は、医療機関を受診しましょう。

【家庭でできる】今日から試せる!便秘解消法5選

まずは、ご家庭でできることから試してみましょう。焦らず、根気強く続けることが大切です。

1.水分をしっかり摂る

  • 意識的に飲ませる: 水、麦茶、牛乳、スープなど、何でもOKです。食事中だけでなく、遊びの合間やおやつ時にも、こまめに水分を摂らせましょう。
  • 水分量の多い食材: スープ、味噌汁、ゼリー、果物なども効果的です。

2.食物繊維を積極的に摂る

  • 水溶性食物繊維: 便を柔らかくし、排便をスムーズにします。海藻類(わかめ、ひじき)、果物(りんご、バナナ)、いも類(さつまいも、里芋)、納豆などが豊富です。
  • 不溶性食物繊維: 便のかさを増やし、腸を刺激します。野菜(ごぼう、きのこ)、豆類、玄米などが豊富です。
  • ママナースのおすすめ: きな粉をヨーグルトに混ぜたり、ご飯に混ぜたりするのも手軽でおすすめです。

3.お腹のマッサージ

  • 「の」の字マッサージ: 赤ちゃんを仰向けに寝かせ、おへそを中心に「の」の字を書くように、優しくお腹をマッサージしてあげましょう。腸の動きを促します。
  • 足の運動: 赤ちゃんの足を自転車をこぐように動かしてあげるのも効果的です。

4.規則正しい排便習慣をつける

  • 食後がチャンス: 朝食後など、毎日決まった時間にトイレに誘ってみましょう。食後は、胃腸が活発に動き、便意を感じやすい時間帯です。
  • リラックスできる環境: トイレが怖い場所にならないように、明るく、楽しい雰囲気作りを心がけましょう。補助便座や踏み台を活用し、足がブラブラしないようにしてあげると、いきみやすくなります。

5.適度な運動

  • 体を動かすことで、腸の動きも活発になります。外遊びや散歩など、毎日体を動かす習慣をつけましょう。

【ママナースの視点】こんな時は病院へ!受診の目安

ご家庭でのケアで改善しない場合や、以下のような症状が見られる場合は、迷わず小児科を受診しましょう。

  • 2〜3日以上、全く排便がない
  • 排便時に激しく痛がり、出血がある
  • お腹がパンパンに張って、苦しそう
  • 嘔吐や発熱など、便秘以外の症状を伴う
  • 食欲がない、元気がない
  • 綿棒浣腸や座薬を使っても、効果がない
  • 便秘が慢性化している(週に2回以下しか排便がない状態が1ヶ月以上続くなど)

<受診時のポイント>

  • いつから便秘が始まったか
  • 排便の頻度、便の固さ、量
  • 食事内容、水分摂取量
  • 家庭で試したこと、その効果

などをメモしておくと、診察がスムーズに進みます。


まとめ:焦らず、根気強く。親子の笑顔で「スッキリ!」を

子どもの便秘は、親にとって心配の種ですが、多くの場合、生活習慣の見直しで改善できます。

大切なのは、焦らず、根気強く、お子さんのペースに合わせて取り組むこと。

そして、何よりも、「ウンチが出たね!」「頑張ったね!」と、お子さんの頑張りを認め、一緒に喜んであげることです。

あなたの笑顔と温かいサポートが、お子さんの「スッキリ!」を導く、何よりの力になります。


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