【徹底比較】赤ちゃんのクーイングと喃語、どう違う?見分け方とそれぞれの”発達サイン”をママナースが解説

toddler wearing head scarf in bed こそだて部
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「あー、うー」
「くぅー、あぅー」

ふとした瞬間、赤ちゃんから聞こえてくる、か細くて、でもとてつもなく愛おしい声。
そして、ある日突然始まる、「ばぶばぶ!」「だだだ!」「まんま!」という、なんだかおしゃべりしているみたいな声。

「今の『あー』は何?」「『ぶぶ』って言った!これって喃語(なんご)ってやつ?」「クーイングとは違うの?」

赤ちゃんの小さな口から紡ぎ出される音の一つ一つに、パパママは喜び、そして「これってどういうこと?」と興味津々になりますよね。

こんにちは!湘南で3姉妹を育てる現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、娘たちが赤ちゃんだった頃、その声の変化に一喜一憂していました。長女が初めて「あうー」と喉を鳴らした時、あまりの可愛さに夫と二人で「天使だ…!」と顔を見合わせたのを覚えています(親バカ全開!笑)。そして、喃語らしき声が聞こえてきた時には、「おっ!いよいよおしゃべりの練習開始か!?」とワクワクしたものです。

この「クーイング」と「喃語」、どちらも言葉を話す前の赤ちゃんが発する大切な声ですが、実は出現する時期も、音の特徴も、そしてその発達的な意味も違うんです。

今日の記事では、

  • 赤ちゃんのおしゃべりの第一歩!「クーイング」ってどんな声?
  • 言葉の本格練習!「喃語」ってどんな声?
  • 【徹底比較!】クーイングと喃語、見分け方のポイントはココ!
  • それぞれの声が教えてくれる、大切な「成長のしるし」

について、ママナースの視点も交えながら、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの赤ちゃんの「今の声」がどちらなのか、そしてそれがどんな成長の証なのかが分かり、日々のコミュニケーションがもっと楽しく、愛おしくなるはずですよ!

ステップ1:天使のささやき?「クーイング」ってどんな声?

赤ちゃんが泣き声以外で、最初に出し始める、主に機嫌の良い時に聞かれる優しい声が「クーイング(Cooing)」です。

  • クーイングの特徴【音・時期・意味】
    • 音は?:「あー」「うー」「くー」「えー」といった、母音のような、優しくて柔らかい響きの音が中心です。喉の奥を鳴らすような、ハトの鳴き声(英語の”coo”)に似ていることから、この名前がついたと言われています。
    • いつ頃から?:一般的に、生後1ヶ月後半~3ヶ月頃によく聞かれるようになります。
    • どんな意味があるの?:主に、赤ちゃんが機嫌が良い時やリラックスしている時に発せられます。「気持ちいいな~」「なんだか楽しいな~」といった、穏やかな感情の表現と考えられています。また、ママやパパの声に反応してクーイングを返すこともあり、これは音声による最初のコミュニケーションの試み、「お話してるみたい!」と感じられる瞬間でもありますね。
  • クーイングへの関わり方ヒント
    • 赤ちゃんがクーイングを始めたら、目をしっかり見て、にっこり微笑みかけましょう
    • 「あー、うーって言ってるのね、嬉しいのね」と、赤ちゃんの気持ちを代弁するように優しく話しかけてあげると良いですね。
    • ママやパパも、同じように「あー」「うー」と声を返してあげると、赤ちゃんは「応えてくれた!」と喜び、コミュニケーションの楽しさを感じ始めます。

ステップ2:おしゃべりの練習開始!「喃語」ってどんな声?

クーイングの次なるステップ、それが本格的なおしゃべりの練習「喃語(なんご)」です。

  • 喃語の特徴【音・時期・意味】
    • 音は?:「ば」「だ」「ま」「ぱ」といった子音(のような音)がはっきりと現れ、それが母音と組み合わさって、「ばぶ」「だだ」「まんま」のような音のまとまり(音節のような構造)を持つようになります。クーイングに比べて、音の種類が格段に増え、力強く、はっきりとした響きになるのが特徴です。
    • いつ頃から?:一般的に、生後4ヶ月~6ヶ月頃から見られ始め、1歳過ぎ頃まで、様々な変化をしながら続いていきます。
    • どんな意味があるの?:喃語は、言葉を話すための口や舌、喉などの使い方(発声器官のコントロール)の練習であり、いろいろな音を出す実験のようなものです。また、周りの大人の言葉の音やリズムを真似しようとする試みでもあり、クーイングよりも積極的なコミュニケーションの手段としての意味合いも強まってきます。
  • 喃語の主な発達ステップ(簡単に!):
    • 喃語の始まり(~生後6ヶ月頃): 「あぶー」「んまー」など、子音のような音が混ざり始める。
    • 繰り返しの喃語(反復喃語:生後6~10ヶ月頃): 「ばばばば」「まままま」と同じ音を繰り返す。いわゆる「喃語」の代表!
    • いろいろな音の組み合わせ(非反復喃語:生後8~12ヶ月頃): 「ばだ」「まむ」など、違う音を組み合わせる。より言葉に近い!
    • まるで会話のような喃語(ジャルゴン:生後10ヶ月頃~): 抑揚をつけて、まるで会話のように聞こえる「宇宙語」。

【徹底比較!】クーイングと喃語、見分け方のポイントはココ!

「うちの子の声、どっちかな?」と迷ったら、このポイントをチェックしてみてください!

特徴クーイング喃語
主な音母音が中心(あー、うー、くー)子音+母音の組み合わせ(ば、だ、ま、ばぶ、だだ)
音の響き柔らかい、喉の奥から出す感じはっきりしている、力強い、音の種類が豊富
いつ頃から(めやす)生後1ヶ月後半~3ヶ月頃生後4ヶ月~6ヶ月頃から
口の動き比較的少ない、喉や口の奥が中心唇や舌を積極的に使う動きが見られる
主な役割機嫌の良さなどの感情表現、初期の応答発声練習、音の探求、積極的なコミュニケーションの試み

皐月’s Point: もちろん、これはあくまで一般的な見分け方です。クーイングと喃語の境目がはっきりしない時期もありますし、両方が混ざって聞こえることもあります。赤ちゃんの成長は、本当にそれぞれ!焦らず、その子なりの「おしゃべり」の始まりを楽しんでくださいね。

それぞれの声が教えてくれる、大切な「成長のしるし」

クーイングも喃語も、単に可愛いだけでなく、赤ちゃんの健やかな発達を示す大切な「しるし」です。

  • クーイングが見られたら…それはこんな「しるし」!
    • 声を出すための体の準備が順調に進み始めている証拠。
    • 「気持ちいいな」「嬉しいな」といった、より細やかな感情が芽生え、それを声で伝えようとしているサイン。
    • ママやパパとの「声でのコミュニケーション」を楽しむ準備ができたサイン。
  • 喃語が始まったら…それはこんな「しるし」!
    • 唇や舌をより上手に使えるようになり、言葉を話すための体のコントロール能力が育っている証拠。
    • 周りの人の言葉の音やリズムに気づき、それを真似しようという意欲が出てきたサイン。
    • 「自分の声で、もっと何かを伝えたい!」という、より積極的なコミュニケーションへの気持ちの表れ。
    • 特に、「ばばば」「ままま」といった、はっきりした音を繰り返す喃語(規準喃語)の出現は、その後の言葉の発達において非常に重要なステップと考えられています。

皐月’s Point: これらの声は、赤ちゃんの脳が活発に働き、周りの世界と繋がろうとしている証拠です。そして、これらの声に親が応答することで、赤ちゃんの脳はさらに刺激を受け、言葉の発達だけでなく、人との関わり方や情緒の発達にも良い影響を与えると言われています。また、ちゃんと音が聞こえているかどうかの、間接的な手がかりにもなり得ます。

皐月のリアル体験談:三姉妹の「初めてのおしゃべり」はこんな感じ!

我が家の三姉妹も、クーイングや喃語の時期は、それぞれに個性豊かでした。
長女は、比較的おとなしいクーイングから始まり、ある日突然、宣言するかのように「ばっ!ばっ!」と力強い喃語を発し始めたのを覚えています。その力強さに、「お、やる気だな!」と頼もしく感じたものです(笑)。
次女は、クーイングの時から本当によく「おしゃべり」をしていて、喃語も種類が豊富。「あむあむ」「まんまん」だけでなく、時々「んがっ!」みたいな面白い音も出しては、家族を笑わせてくれました。
三女は、比較的のんびりペースでしたね。クーイングの期間が少し長くて、喃語も「まだかな?」とほんのりと思った時期もありましたが、一度始まると、それはもう賑やかなおしゃべり怪獣に豹変しました(笑)。

本当に、「この時期にこれ!」という決まったパターンはないんだな、と、三人三様の成長を見ながら実感しました。大切なのは、その子なりの「声」に丁寧に耳を傾け、愛情を込めて応えてあげることなんですね。

まとめ:赤ちゃんの「声」に耳を澄ませて、成長のしるしを見つけよう!

クーイングと喃語。
それは、赤ちゃんが私たちに贈ってくれる、言葉以前の、最初の「おしゃべり」。

  • クーイングは、優しく甘えるような、「気持ちいいよ」「嬉しいな」という心の声。
  • 喃語は、もっと力強く、多彩な、「言葉を話す準備、始めたよ!」「もっとお話ししたいな!」という成長の宣言。

それぞれの声の違いや意味を知ることで、赤ちゃんの小さな変化や成長の「しるし」に気づきやすくなり、日々のコミュニケーションが、もっともっと楽しく、愛おしいものになるはずです。

ぜひ、赤ちゃんの可愛い「声」に、じっくりと耳を澄ませてみてくださいね。

あなたの赤ちゃんは今、どんな声でおしゃべりしていますか? クーイングですか? それとも、もう喃語が始まっていますか? 「うちの子のこの声、どっちだろう?」と思ったことなど、ぜひコメントで教えてください!

こそだて部 で、赤ちゃんの可愛い「初めてのおしゃべり」エピソードを共有しましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪

(もし、赤ちゃんの喃語について「こんなことも知りたい!」というリクエストがあれば、今後の記事でまた深掘りするかもしれません!)

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