「また熱…どうしよう?」子どもの急な体調不良で、仕事に行けないあなたへ
「朝起きたら、子どもが熱を出してる…」「保育園から『お迎えお願いします』の電話…」
ワーキングマザー、ワーキングファザーの皆さん、子どもの急な体調不良で、仕事に行けなくなったり、早退したりすること、ありませんか?
「誰かに預けたいけど、病気の子どもを預かってくれるところなんて…」「会社に迷惑をかけたくないけど、子どもも心配…」
そんな時、頭をよぎるのが「病児保育」の存在ではないでしょうか。私も3人の子育てをしながら看護師として働く中で、子どもの急な発熱で何度も病児保育の利用を検討し、実際に利用した経験があります。あの時の「どうしよう…」という焦りや不安は、今でも鮮明に覚えています。
このブログでは、現役ママナースの私が、病児保育の登録から利用までの流れ、利用のメリット・デメリット、利用時の注意点、そして病児保育が利用できない時の代替案まで、皆さんの不安を少しでも和らげられるよう、分かりやすくお伝えします。もう、子どもの急な体調不良で、一人で抱え込まないでくださいね。
病児保育とは?利用のメリット・デメリットを徹底解説
病児保育とは、病気や病気回復期の子どもを、保護者が仕事などの理由で家庭で保育できない場合に、一時的に預かる施設やサービスのことです。主に、保育園や幼稚園に通っている子どもが対象となります。
病児保育の主な種類
- 施設型: 病院や保育園に併設された専用の施設で預かるタイプ。看護師や保育士が常駐していることが多いです。
- 訪問型: 自宅に保育士や看護師が訪問し、子どもを預かるタイプ。住み慣れた環境で過ごせるため、子どもへの負担が少ないのが特徴です。
病児保育を利用するメリット
- 保護者の就労継続をサポート: 子どもが病気でも仕事を休まずに済むため、キャリアの中断を防ぎ、収入を確保できます。
- 子どもの安心・安全: 専門の知識を持った看護師や保育士が常駐しているため、病気の子どもを安心して預けられます。急な体調変化にも対応してもらえます。
- きょうだいへの感染リスク軽減: きょうだいがいる場合、病気の子どもと隔離することで、家庭内での感染拡大を防ぐことができます。
- 親の精神的負担の軽減: 子どもの病気と仕事の板挟みになるストレスから解放され、精神的なゆとりが生まれます。
病児保育を利用するデメリット
- 利用料金: 施設やサービスによって異なりますが、通常の保育料に加えて、別途利用料金がかかります。経済的な負担になる場合があります。
- 事前の登録が必要: 急な利用は難しく、事前に登録手続きが必要な場合が多いです。いざという時に利用できるよう、早めの登録が推奨されます。
- 定員がある: 施設によっては定員が少なく、利用したい時に予約が取れない場合があります。特に感染症が流行する時期は、予約が集中しやすいです。
- 子どもへの負担: 住み慣れない環境や、知らない大人と過ごすことに、子どもがストレスを感じる場合があります。特に、病気で体調が悪い時は、いつも以上にデリケートになります。
登録から利用までの流れと、利用時の注意点
病児保育の利用を検討するなら、まずは事前の情報収集と登録が大切です。いざという時に慌てないよう、流れを把握しておきましょう。
登録から利用までの一般的な流れ
- 情報収集: お住まいの自治体のウェブサイトや、地域の保健センターなどで、利用できる病児保育施設やサービスを調べましょう。利用条件、料金、登録方法などを確認します。
- 事前登録: 利用したい施設やサービスが決まったら、事前に登録手続きを行います。子どもの健康状態やアレルギー情報などを登録する書類の提出、面談などが必要な場合があります。
- かかりつけ医の診察: 子どもが体調を崩したら、まずはかかりつけ医を受診し、病名や病状、病児保育の利用が可能かどうかを確認します。医師からの「病児保育利用連絡票」などの書類が必要になることが多いです。
- 利用予約: 医師の診断後、病児保育施設に連絡し、利用予約を入れます。この時、子どもの病状や、預けたい期間などを詳しく伝えましょう。
- 利用当日: 必要書類(病児保育利用連絡票、保険証など)と、着替え、お薬、食事、おやつなど、子どもに必要なものを持参して、施設に預けます。子どもの様子や注意点などを詳しく伝えましょう。
- お迎え: 施設から連絡があったら、速やかにお迎えに行きましょう。子どもの一日の様子や、体調の変化などを詳しく聞きましょう。
病児保育利用時の注意点
- 早めの登録: いざという時に利用できるよう、子どもが元気なうちに事前登録を済ませておきましょう。
- 情報共有: 子どもの病状やアレルギー、性格、普段の様子など、施設に詳しく伝えましょう。細かな情報共有が、子どもの安全と安心に繋がります。
- 無理はしない: 子どもが病気で辛い時は、無理に預けず、家庭で看病することも大切です。子どもの様子を最優先に考えましょう。
- 感謝の気持ちを伝える: 預かってくれた施設の方々や、協力してくれた職場の方々には、感謝の気持ちを伝えましょう。
病児保育が利用できない時の代替案と、親の心の持ち方
病児保育は便利なサービスですが、予約が取れない、子どもの病状が重くて利用できないなど、利用できない場合もあります。そんな時の代替案と、親の心の持ち方についてお伝えします。
病児保育が利用できない時の代替案
- 病児シッター: 自宅にシッターが来てくれるサービス。住み慣れた環境で過ごせるため、子どもへの負担が少ないです。費用は高めですが、マンツーマンで手厚いケアが期待できます。
- ファミリーサポート: 自治体が行っている子育て支援サービス。地域の子育て経験者が、子どもの送迎や一時預かりなどをしてくれます。病気の子どもを預かってくれる場合もありますが、事前に確認が必要です。
- 両親・義両親・友人: 頼れる人がいる場合は、遠慮なく頼りましょう。ただし、病気の子どもを預ける場合は、相手の負担にならないよう、感謝の気持ちを伝え、お礼をすることも忘れずに。
- 有給休暇・看護休暇の活用: 会社に制度がある場合は、積極的に活用しましょう。子どもの看病は、親にしかできない大切な仕事です。
- 在宅勤務・フレックスタイム: 会社に制度がある場合は、活用を検討しましょう。子どもの様子を見ながら仕事ができるため、安心です。
親の心の持ち方:完璧を目指さない勇気
子どもの病気は、予測できないものです。どんなに準備をしていても、うまくいかないことはあります。そんな時、「私が悪いんだ」「もっと頑張らなきゃ」と自分を責める必要は全くありません。
- 「完璧じゃなくていい」と自分に許可を出す: 毎日頑張っている自分を認め、「今日はこれだけできた」と小さな成功を数えましょう。できなかったことではなく、できたことに目を向ける練習をします。
- 「まあ、いっか」の魔法の言葉: 多少のことは「まあ、いっか」と受け流す練習をしましょう。全てを完璧にこなそうとすると、心が疲弊してしまいます。
- 自分を労わる時間を作る: 子どもが寝た後や、パートナーに交代してもらった時など、短時間でも良いので、自分の好きなことをしてリフレッシュしましょう。心が満たされることで、子どもにも優しく接することができます。
ママナースからのメッセージ:あなたは、あなたのままで素晴らしい!
子どもの病気は、親にとって本当に辛く、不安なものです。特にワーママ・パパは、仕事との両立に大きなプレッシャーを感じていることでしょう。
でも、どうか一人で抱え込まないでください。あなたは決して一人ではありません。病児保育や病児シッター、ファミリーサポートなど、頼れるサービスはたくさんあります。そして、何よりも大切なのは、あなたの心と体の健康です。
この情報が、少しでも多くのワーママ・パパの不安を和らげ、子育てと仕事の両立をサポートする一助となれば幸いです。あなたは、あなたのままで素晴らしい親です。どうか、自分を大切にしてくださいね。