パパの育児参加、どう促す?「指示待ち夫」を「最強のパートナー」に変える魔法の言葉

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「パパ、もっと育児に参加してよ!」その願い、叶えましょう

「ねぇ、オムツ替えてって言ったのに…」「なんで私ばっかり…」

育児に奮闘するママたちの間で、よく聞かれる悩みが「パパの育児参加」ではないでしょうか。

仕事で疲れているのはわかる。でも、私も疲れてる!

「言わないとやってくれない」「言っても的外れ」「結局、私がやった方が早い」

そんな風に感じて、ついイライラしたり、諦めてしまったりしていませんか?

何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、かつては「指示待ち夫」に頭を抱える一人でした。

「どうすれば、もっと自ら動いてくれるようになるんだろう?」
「育児を『手伝う』じゃなくて、『自分ごと』として捉えてくれるには?」

そんな悩みを抱えながら、試行錯誤を繰り返してきました。

この記事では、私の実体験と、多くのママたちの声から見えてきた「パパの育児参加を促す魔法の言葉」と具体的なアプローチを、ママナースの視点から徹底解説します。

もう、一人で抱え込まないで。この記事を読めば、あなたのパパが「最強の育児パートナー」に変わるヒントがきっと見つかるはずです。


なぜパパは「指示待ち」になるの?ママが知っておくべき3つの理由

パパが育児に積極的になれないのには、いくつかの理由があります。敵を知れば、対策も立てやすいもの。

1. 「何をしたらいいか分からない」という不安

ママは妊娠中から、お腹の赤ちゃんとの一体感や、出産準備を通して「親になる」実感が湧きやすいもの。一方、パパは出産後、突然「父親」という役割を与えられ、戸惑うことも少なくありません。

「赤ちゃんを抱っこするのが怖い」「オムツ替えのやり方がわからない」「泣いている理由がわからない」など、具体的な行動への不安や自信のなさが、「指示待ち」につながることがあります。

2. 「ママの方が詳しい」という思い込み

多くの家庭で、育児のメインはママが担っています。そのため、パパは「ママの方が育児のプロだから、任せておけば大丈夫」「自分がやるとママのやり方と違うって言われるかも」といった思い込みを抱きがちです。

3. 育児の「大変さ」が見えにくい

パパが仕事に行っている間、ママは24時間体制で育児と家事をこなしています。しかし、パパにとっては、帰宅した時には家が片付いていて、子どもも寝ている…といった状況だと、ママの育児の「大変さ」が見えにくいことがあります。


「指示待ち夫」を「最強のパートナー」に変える魔法の言葉とアプローチ

ここからは、具体的なアプローチ方法をご紹介します。ポイントは「パパの主体性を引き出す」ことです。

1. 具体的に、ポジティブに「お願い」する

「手伝って」ではなく、「〇〇してほしいな」と具体的に伝えましょう。そして、できたことには惜しみない感謝と承認を。

  • NG例: 「ちょっとは手伝ってよ!」
  • OK例: 「〇〇(子どもの名前)のオムツ替えてくれると助かるな。ありがとう!」

2. 「選択肢」を与えて「選ばせる」

「何でもいいよ」は、パパを困らせる言葉です。いくつか選択肢を与え、パパ自身に選ばせることで、主体性が芽生えます。

  • NG例: 「何か手伝うことある?」→「何でもいいよ」
  • OK例: 「お風呂と寝かしつけ、どっちがいい?」

3. 「パパにしかできないこと」を見つける・任せる

パパの得意なことや、パパだからこそできることを見つけて、積極的に任せてみましょう。例えば、力仕事、遊び相手、休日の外出担当など。

  • 「〇〇(子どもの名前)は、パパと遊ぶのが一番楽しそうだね!」
  • 「パパが抱っこすると、〇〇(子どもの名前)すぐ泣き止むね!」

4. 感謝と承認を惜しまない

どんな小さなことでも、パパが育児に関わってくれたら、すぐに「ありがとう」「助かったよ」「さすがだね!」と伝えましょう。男性は、認められることでモチベーションが上がります。

5. 育児の「見える化」をしてみる

家事育児のタスクをリストアップし、どれだけの量があるのかをパパに見せるのも一つの手です。共有アプリなどを活用するのも良いでしょう。


ママもパパも笑顔に!育児はチーム戦

育児は、ママ一人で抱え込むものではありません。パパも巻き込み、夫婦で協力し合う「チーム戦」です。

最初はうまくいかないこともあるかもしれません。でも、諦めずにコミュニケーションを取り続けることが大切です。

そして、ママ自身も、完璧を目指しすぎず、パパに任せる勇気を持つこと。時には、パパのやり方と違っても、口出しせずに見守ることも必要です。

パパが育児に積極的に関わることで、ママの負担が減るだけでなく、子どもの成長にも良い影響を与えます。そして何より、夫婦の絆が深まり、家族みんなが笑顔になれるはずです。

この記事が、あなたの家庭の育児が、より楽しく、より豊かなものになる一助となれば幸いです。

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