おうちでSTEAM教育!身近なもので理系脳を育てる簡単実験・遊び5選

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未来を創る「理系脳」は、遊びで育つ!おうちでできるSTEAM教育の始め方

「STEAM(スティーム)教育」という言葉を、耳にしたことはありますか?これは、Science(科学)、Technology(技術)、Engineering(工学)、Arts(芸術・リベラルアーツ)、Mathematics(数学)という、5つの分野を、横断的に学ぶ、新しい教育理念です。AI時代を生き抜くために不可欠な、論理的思考力や、問題解決能力を育むとして、世界的に注目されています。

こんにちは、ママナースのさとみです。「なんだか、難しそう…」と感じるかもしれませんが、STEAM教育の第一歩は、高価な教材や、専門的な知識がなくても、**家庭にある、身近なものを使った「遊び」**の中から、始めることができるのです。

この記事では、子どもの「なぜ?」「どうして?」を引き出し、理系脳を刺激する、おうちで簡単にできる、楽しい実験・遊びを、5つご紹介します。


遊びながら、科学の芽を育てる!簡単実験・遊び5選

1.【科学】水に浮く?沈む?選手権!

  • 準備するもの: 水を入れた、大きめの透明な容器、ミニトマト、きゅうり、ピーマン、レモン、消しゴム、コイン、木の枝など、家にある様々なもの。
  • 遊び方:
    1. 子どもに、「これは、浮くかな?沈むかな?」と、予想させる。
    2. 一つずつ、水に入れて、結果を観察する。
    3. 「どうして、トマトは浮いて、コインは沈んだんだろうね?」と、親子で話し合ってみる。(答えを教える必要はありません)
  • 育つ力: 観察力、仮説思考力、浮力の概念への興味。

2.【技術・工学】最強の橋を、作ってみよう!

  • 準備するもの: 同じ長さの、ストロー(または、割り箸)、セロハンテープ、本(おもり用)。
  • 遊び方:
    1. 二つの椅子の間に、ストローを、1本だけ渡して、本を乗せてみる。(すぐに、曲がってしまいます)
    2. 「どうすれば、もっと強くなるかな?」と、問いかけ、ストローで、三角形の組み合わせ(トラス構造)を作って、橋を補強していく。
    3. どこまで、重い本に耐えられるか、挑戦する。
  • 育つ力: 工学的な思考、問題解決能力、構造力学への興味。

3.【芸術】カラフル!色水混合ジュース屋さん

  • 準備するもの: 透明なカップ、水、絵の具(赤・青・黄の三原色)、スポイトや、スプーン。
  • 遊び方:
    1. 赤、青、黄の色水を作る。
    2. 「赤と、青を混ぜたら、何色になるかな?」と、子どもに、色を混ぜさせ、色の変化を、楽しむ。
    3. 「ぶどうジュースください!」「メロンソーダ、どうぞ!」など、ジュース屋さんごっこに、発展させる。
  • 育つ力: 色彩感覚、創造力、探究心。

4.【数学】おうちにある「まる・さんかく・しかく」を探せ!

  • 準備するもの: なし!
  • 遊び方:
    1. 「よーい、ドン!で、おうちの中にある、丸いものを、たくさん見つけてこよう!」と、ゲーム感覚で、始める。
    2. 時計、お皿、リモコンのボタン、トイレットペーパーの芯…。家の中には、様々な形が、隠れていることに、気づかせる。
    3. 見つけてきたものを、仲間分けしたり、数を数えたりする。
  • 育つ力: 図形認識能力、数量の感覚、観察力。

5.【総合】究極の「ふわふわスライム」作り

  • 準備するもの: 洗濯のり(PVA配合のもの)、ホウ砂、水、絵の具、シェービングフォーム。
  • 遊び方:
    1. 洗濯のりと、水を、1:1で混ぜ、絵の具で、色をつける。
    2. シェービングフォームを、たっぷり加えて、混ぜる。(ふわふわ感の秘密!)
    3. 別の容器で、ホウ砂を、お湯で溶かした「ホウ砂水」を作る。
    4. 洗濯のりの液体に、ホウ砂水を、少しずつ加えながら、素早く混ぜると、固まってくる!
  • 育つ力: 化学変化への驚き、探究心、五感をフル活用する経験。

まとめ:親の役割は、子どもの「面白い!」に、共感すること

STEAM教育で、最も大切なこと。それは、親が、先生のように、正解を教えることではありません。

「ほんとだ!不思議だね!」「どうして、こうなるんだろうね?」

親が、子どもと、同じ目線で、驚き、感動し、「面白い!」という気持ちに、共感してあげることです。その、楽しい、知的な興奮の体験こそが、子どもの、未来を切り拓く「理系脳」の、何よりの栄養になるのです。


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