【体験談】「私、このままでいいの?」ワーママがキャリアチェンジを成功させるために、本当に必要なこと

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「マミートラック」の閉塞感。時間だけが、過ぎていく毎日

育休から復帰して、数年。
時短勤務で、誰よりも早く退社し、息を切らしながら保育園へお迎えに行く。

周りの同僚に「すみません」と頭を下げ、子どもの急な発熱で、また仕事を休む。

やりがいのある仕事からは、いつの間にか外され、キャリアは停滞。かといって、子どもと向き合う時間も、十分に取れているわけじゃない。

「私、一体、何のために働いているんだろう?」

そんな、言葉にならない閉塞感と焦りを抱えながら、「でも、辞める勇気もない」と、現状維持を選んでいませんか?

これは、かつて、そんな八方塞がりの毎日の中で、もがき苦しんでいた私が、一念発起してキャリアチェンジに挑み、新しい働き方を手に入れるまでの、リアルな体験談です。

なぜ、私はキャリアチェンジを決意したのか

決定的だったのは、娘の一言でした。
「ママ、最近、全然笑ってないね」

ハッとしました。仕事にも、育児にも、そして自分自身にも、全く余裕がなかったのです。時間に追われ、責任に追われ、心から笑うことを、忘れていました。

私は、娘に、そんな母親の姿を見せ続けたいのだろうか?

「私が、私らしく、笑顔でいられる働き方を見つけたい」

その一心で、私のキャリアチェンジへの挑戦は始まりました。

ワーママの転職は「勢い」だけでは成功しない。私が実践した3つのステップ

時間も、体力も限られているワーママの転職活動は、戦略的に進める必要があります。

STEP1:「自分」を知る(価値観の棚卸し)

まず、私がやったのは、「何のために働くのか」という、自分の価値観を徹底的に見つめ直すことでした。

ノートに、**「仕事において、絶対に譲れない条件」「手放しても良い条件」**を、書き出していきました。

  • 【譲れない条件】
    • 残業がほぼないこと(お迎え時間に間に合う)
    • 子どもの体調不良に、理解がある職場環境
    • これまでの経験(〇〇)が、少しでも活かせること
  • 【手放しても良い条件】
    • 給与(今より少し下がってもOK)
    • 役職や、肩書き

これを書き出すことで、「私が探すべきは、最先端のスキルが身につくベンチャー企業ではなく、安定した環境で、長く働ける会社なんだ」と、進むべき方向性が明確になりました。

STEP2:「市場」を知る(情報収集とスキルアップ)

次に、自分の「市場価値」を客観的に知るために、転職エージェントに登録しました。

複数のエージェントと面談する中で、自分の経験が、どの業界で、どのくらい評価されるのか、そして、今の自分に足りないスキルは何か、という現実が見えてきました。

私の場合、それは「Webマーケティング」の知識でした。そこで、オンライン講座を受講し、週末や、子どもが寝た後の時間を使って、必死に勉強しました。この「学び直し」の経験が、後の面接で、大きな自信に繋がりました。

STEP3:「仲間」を見つける(孤独な戦いにしない)

転職活動は、孤独な戦いです。特に、不採用が続くと、「私なんて、どこにも必要とされていないんじゃないか」と、心が折れそうになります。

そんな時、私を支えてくれたのが、同じようにキャリアに悩む、ワーママのオンラインコミュニティでした。

そこでは、悩みを相談し合ったり、面接の練習をしたり、励まし合ったり…。一人じゃない、と思えることが、何よりの力になりました。

まとめ:「母親」であることは、キャリアの「武器」になる

キャリアチェンジを経て、私が手に入れたのは、残業のない、穏やかな毎日と、そして、何よりも「心の余裕」でした。

ワーママであることは、キャリアにおいて、決してハンデではありません。

マルチタスク能力、タイムマネジメント能力、予期せぬ事態への対応力…。

育児を通して、私たちは、ビジネスの世界で、即戦力となる、素晴らしいスキルを、知らず知らずのうちに身につけているのです。

もし、あなたが今、かつての私のように、キャリアの岐路に立ち、迷っているのなら、一歩踏み出す勇気を持ってください。

あなたが、あなたらしく輝ける場所は、必ずあります。

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