「水に慣れてほしい」「体力つけてほしい」その思い、スイミングで叶えませんか？
夏になると、プールや海で楽しそうに遊ぶ子どもたちの姿。
「うちの子も、あんな風に泳げるようになったらいいな」
「水に慣れて、もしもの時に自分の身を守れるようになってほしい」
「体力もつけて、風邪をひきにくい体になってほしい」
子どもの習い事として、常に上位にランクインするスイミング。多くの親御さんが、様々な期待を寄せていますよね。
でも、
「いつから始めるのがベストなの？」
「どんなメリットがあるんだろう？」
「スクール選びのポイントは？」
そんな疑問や不安を抱えて、なかなか一歩を踏み出せない方もいるのではないでしょうか。
こんにちは！3人の娘たちを全員スイミングスクールに通わせ、その成長を間近で見てきた、現役ママナースの皐月です。
お伝えしたいのは、スイミングは、子どもの心身の成長に素晴らしい影響を与えるだけでなく、命を守るための大切なスキルを身につけられる、非常に価値のある習い事だということ。そして、水難事故予防の視点も、親として決して忘れてはならないことです。
この記事では、そんなあなたの疑問を解消するために、子どものスイミングを始める最適な時期から、心身へのメリット・デメリット、スクールの選び方、そして最も重要な水難事故予防まで、専門家の視点と実体験を交えて、徹底的に解説します。
さあ、お子さんの「水への自信」を育む、最高のスイミングライフを始めましょう。
Part 1：子どものスイミング、いつから始めるのがベスト？
スイミングを始める時期に、明確な「正解」はありません。お子さんの発達段階や、親の考え方によって様々です。
１．ベビースイミング（生後6ヶ月頃〜）
- 特徴: 親子で一緒にプールに入り、水に慣れることを目的とします。水中で体を動かすことで、親子のスキンシップを深め、赤ちゃんの運動能力やバランス感覚を養います。
- メリット: 水への抵抗感をなくす、親子の絆を深める、赤ちゃんの運動能力向上。
- 注意点: 水中で排泄してしまうこともあるので、専用のおむつを着用しましょう。体調が悪い時は無理せず休みましょう。
２．幼児期（2〜3歳頃〜）
- 特徴: 親から離れて、コーチと一緒に水に慣れたり、水遊びを通して基本的な泳ぎの動作を学んだりします。集団行動や指示を聞く練習にもなります。
- メリット: 水への恐怖心をなくす、集団行動の練習、体力向上。
- 注意点: まだ言葉でのコミュニケーションが難しい場合もあるので、コーチとの連携が重要です。
３．就学前〜小学生（4歳頃〜）
- 特徴: いよいよ本格的に泳ぎの技術を習得する時期です。クロール、平泳ぎなど、泳法をマスターしていきます。
- メリット: 泳ぎの習得、体力・心肺機能の向上、自信がつく、水難事故予防のスキルが身につく。
- 注意点: 練習が厳しくなると、子どもが嫌がることもあります。子どもの気持ちに寄り添いながら、無理なく続けられるようにサポートしましょう。
＜ママナースの視点＞
水に慣れるのは早ければ早いほど良いですが、本格的に泳ぎを習得するのは、ある程度の理解力と体力が必要になります。焦らず、お子さんの発達段階に合わせて、最適な時期を選びましょう。
Part 2：スイミングのメリット・デメリット
メリット
- 全身運動で体力・心肺機能向上: 水中での運動は、全身の筋肉をバランスよく使い、心肺機能を高めます。風邪をひきにくい体になると言われることも。
- 水難事故予防のスキル習得: 万が一の時に、自分の身を守るための大切なスキルが身につきます。これが、スイミングを習わせる最大の理由と考える親御さんも多いでしょう。
- バランス感覚・体幹の強化: 水中でバランスを取ることで、体幹が鍛えられ、運動能力全般の向上に繋がります。
- 集中力・忍耐力・精神力: 繰り返し練習することで、集中力や忍耐力が養われます。目標を達成する喜びは、子どもの自信に繋がります。
- 喘息の改善: 水泳は、呼吸器系の機能を高めるため、小児喘息の改善に効果があると言われることもあります。
デメリット
- 送迎の手間: スクールによっては、親の送迎が必須の場合もあります。共働き家庭にとっては、大きな負担になることも。
- 費用: 月謝だけでなく、水着やゴーグルなどの道具代、進級テスト代など、費用がかかります。
- 肌や髪への影響: 塩素による肌の乾燥や、髪の毛の傷みが気になることもあります。プール後は、シャワーでしっかり塩素を洗い流し、保湿ケアを徹底しましょう。
- 風邪をひく可能性: プールで体が冷えたり、濡れたまま過ごしたりすると、風邪をひく原因になることもあります。プール後は、すぐに体を拭き、温かくして帰りましょう。
Part 3：後悔しない！スイミングスクール選びのポイント
お子さんに合ったスクールを選ぶために、以下のポイントをチェックしましょう。
- コーチの質: 子どもへの接し方、指導方法、熱意などを重視しましょう。体験レッスンで、お子さんとコーチの相性を確認するのが一番です。
- 安全性・衛生面: プールの水質管理、監視員の配置、更衣室やシャワー室の清潔さなどを確認しましょう。
- カリキュラム・進級制度: 子どものレベルに合ったクラス分けがされているか、進級の基準は明確か、無理なくステップアップできるかなどを確認しましょう。
- 費用: 月謝だけでなく、入会金、年会費、水着やキャップなどの指定用品代、進級テスト代など、トータルでかかる費用を確認しましょう。
- アクセス・送迎: 自宅からの距離、交通手段、送迎バスの有無、駐車場などを確認し、無理なく通えるか検討しましょう。
＜ママナースの視点＞
見学や体験レッスンは、必ず複数箇所に行きましょう。実際に自分の目で見て、肌で感じることで、お子さんに最適なスクールが見つかります。また、スクールによっては、病気で休んだ際の振替制度があるかどうかも確認しておくと良いでしょう。
Part 4：【最重要】水難事故予防は、親の責任
スイミングを習っているからといって、水難事故に遭わないわけではありません。むしろ、水への過信が事故に繋がることもあります。
- 目を離さない: プールや海、川など、水辺では絶対に子どもから目を離さないでください。ほんの一瞬の油断が、取り返しのつかない事故に繋がります。
- ライフジャケットの着用: 泳ぎに自信があっても、海や川、湖などでは、必ずライフジャケットを着用させましょう。
- 危険な場所には近づかない: 立ち入り禁止区域や、流れの速い場所、深さが分からない場所など、危険な場所には絶対に近づかせないでください。
- 子どもに危険を教える: 「水は楽しいけど、怖いもの」ということを、日頃から子どもに伝え、危険を認識させましょう。
まとめ：スイミングは、子どもの「自信」と「命」を育む習い事
スイミングは、子どもの心身の成長を促し、そして何よりも、自分の命を守るための大切なスキルを身につけられる、素晴らしい習い事です。
焦らず、お子さんのペースに合わせて、水に親しむことから始めましょう。
そして、親として、水難事故予防の意識を常に持ち、お子さんの安全を最優先に考えてあげてください。
あなたのその温かいサポートが、お子さんの「水への自信」と「生きる力」を育む、何よりの力になります。