「うちの子の『あーうー』、これって喃語(なんご)?」
「『ばぶばぶ』って、一体いつから言い始めるの?」
「喃語って、そもそも何か意味があるの?ただの音?」
「周りの子より喃語が少ない気がするけど、大丈夫…?」
赤ちゃんの可愛らしい声や、日に日に変わっていく「おしゃべり」。
嬉しい変化に目を細める一方で、ふとした瞬間に、たくさんの「?」が頭に浮かんでくること、ありませんか?
こんにちは!ここ湘南で、夜泣きならぬ”喃語の嵐”も経験した(笑)3姉妹の母、現役看護師の皐月です。
私も、娘たちが赤ちゃんだった頃は、喃語一つとっても「これって普通?」「どういうこと?」と、小さな疑問が次から次へと湧いてきて、育児書やネットで情報を探しまくった記憶があります。
そんな、かつての私と同じように、赤ちゃんの「おしゃべりの準備段階」である喃語について、たくさんの「知りたい!」を抱えるパパママのために、この記事を作りました!
これまで「こそだて部」で深掘りしてきた喃語の知識をベースに、よくある疑問をQ&A形式で、ママナースの視点も交えながら、スッキリ解決していきます!
この記事を読めば、あなたの喃語に関する「?」が「!」に変わり、もっと安心して、もっと楽しく、赤ちゃんの成長を見守れるようになるはずです♪
【喃語Q&A】これですっきり!赤ちゃんの”おしゃべり準備”の疑問
さあ、早速あなたの疑問を解決していきましょう!
Q1. そもそも「喃語」って何?「クーイング」とはどう違うの?
- A1.
- クーイングは、生後1~3ヶ月頃によく聞かれる「あー」「うー」といった、母音のような優しい声です。主に機嫌が良い時の感情表現と考えられています。
- 喃語は、生後4~6ヶ月頃から始まり、クーイングの次に現れる「ば」「だ」「ま」といった子音(のような音)が母音と組み合わさった、より言葉に近い声です。「ばぶばぶ」「まんま」などですね。これは、言葉を話すための発声器官の練習や、コミュニケーションの意欲の表れです。
- 見分け方のポイントは、「子音のような音が入っているか」「音のバリエーションが増えているか」です。クーイングより力強く、はっきりした音になるのが喃語の特徴ですよ。
Q2. 喃語は、いつ頃から始まって、いつ頃まで続くの?
- A2.
- 一般的に、喃語は生後4~6ヶ月頃から見られ始めます。
- その後、「喃語前期(子音が混じり始める)」→「反復喃語(ばばば等、同じ音の繰り返し)」→「非反復喃語(ばだ等、違う音の組み合わせ)」→「ジャルゴン(抑揚のある宇宙語)」と、段階的に進化していきます。
- 1歳~1歳半頃に意味のある言葉(初語)が出始めると、徐々に喃語は減っていきますが、言葉と混ざりながらしばらく続くこともあります。
- ただし、これはあくまで目安! 始まる時期も、それぞれの段階の長さも、赤ちゃん一人ひとり全く違います。焦らず、その子のペースを見守りましょう。
Q3. 喃語って、何か「意味」があるの?赤ちゃんは何を伝えようとしてるの?
- A3.
- 喃語そのものに、大人と同じような「言葉としての意味(例:「まんま」=ご飯)」が最初からあるわけではありません。
- でも、喃語には大切な役割と、赤ちゃんからのメッセージが込められています!
- 発声練習・言語習得の準備: 口や舌の使い方を練習し、母語の音に慣れ親しんでいます。
- コミュニケーションの試み: 「ねぇ、こっち見て!」「楽しいな!」「何か欲しいな(指差しと共に)」など、周りの人と関わりたい、何かを伝えたいという意欲の表れです。
- 感情表現: 声のトーンや大きさ、表情などから、機嫌が良い、興奮している、不満がある、といった気持ちを表現しようとしています。
- 親が喃語に反応することで、赤ちゃんは「自分の声が届いた!」と喜び、コミュニケーションの楽しさを学んでいきます。
Q4. 喃語の種類って、どんなものがあるの?
- A4.
- 喃語前期(周縁的喃語): 「あぐー」「んまー」など、まだ曖昧な子音と母音の組み合わせ。
- 反復喃語(規準喃語): 「ばばば」「ままま」「だだだ」「ぱぱぱ」など、同じ音節の繰り返し。これが一番イメージしやすい「喃語」かもしれませんね!
- 非反復喃語(規準喃語): 「ばだ」「あぶ」「まむぱ」など、異なる音節を組み合わせる。より複雑で、言葉に近い!
- ジャルゴン: 意味のない言葉を、まるで大人が話しているような抑揚やリズムで長々と話すもの。「宇宙語」とも呼ばれます。一生懸命何かを訴えているようで、とても可愛いですよね。
Q5. 赤ちゃんの喃語、どうやって返事をする(応答する)のが効果的?
- A5. 親の応答は、赤ちゃんの言葉の発達を促す上でとっても大切!
- 目をしっかり見て、笑顔で: 「ちゃんと聞いているよ」というサイン。
- 赤ちゃんの声(喃語)を真似っこしてみる(ミラーリング): 「ばばばって言ったのねー!」
- 状況に合わせて言葉を補ってあげる(意味付け): おもちゃを指さして「あ!」と言ったら、「あ、ブーブーだね、ブーブーで遊びたいの?」
- マザリーズ(ペアレンティーズ)で話しかける: 少し高めの声で、抑揚をつけて、ゆっくりと。
- たくさん話しかけ、絵本を読み、歌を歌う: 言葉のシャワーを浴びせてあげましょう!
- 大切なのは「会話のキャッチボール」を意識することです。
Q6. うちの子、喃語が少ない(または、まだ始まらない)気がするけど、大丈夫?
- A6. まず、発達には個人差が大きいことを思い出してください!
- 一般的な目安として、生後10ヶ月~1歳頃になっても「ばばば」のような規準喃語がほとんど聞かれない場合は、一度専門家に相談してみることを考えても良いかもしれません。
- 喃語の量だけでなく、質(種類が増えているか)や、声以外のコミュニケーション手段(視線、表情、指差しなど)もあわせて見てみましょう。
- 音への反応(呼びかけに振り向くかなど)も大切なチェックポイントです。聞こえの問題が喃語の発達に影響することもあります。
- 心配な時は、一人で悩まず、かかりつけの小児科医や地域の保健センターの保健師さんに相談しましょう。専門家の視点からアドバイスをもらえ、必要なサポートに繋げてくれます。
皐月’s Point: 私も三女の喃語が少しゆっくりかな?と感じた時、1歳半健診で保健師さんに相談しました。「言葉の理解はしっかりしているから大丈夫。この子のペースでね」と言われて、本当にホッとしたのを覚えています。専門家に「大丈夫」と言ってもらえる安心感は大きいですよ!
まとめ:赤ちゃんの「おしゃべり準備」、疑問を解消して、もっと楽しもう!
赤ちゃんの喃語に関する様々な疑問、少しはスッキリしましたでしょうか?
喃語は、赤ちゃんが言葉を話し始めるための、大切で、そして何とも愛おしい「おしゃべりの準備期間」です。
その一つ一つの声に、赤ちゃんなりの発見や、伝えたい気持ち、そして成長の証が詰まっています。
いつから始まるの? どんな種類があるの? どんな意味があるの? どう返事すればいいの? そして、ちょっぴり心配な時…。
これらの疑問に対する正しい知識を持つことで、パパママはもっと安心して、もっと深く、赤ちゃんの成長を見守り、そのコミュニケーションを楽しむことができるはずです。
これからも、赤ちゃんの可愛らしい声に耳を傾け、その成長の喜びをたくさん感じてくださいね!
あなたの赤ちゃんの喃語に関する「こんな時どうしてる?」「こんな面白い喃語、話しました!」など、体験談やさらなる疑問があれば、ぜひコメントで教えてください!
こそだて部 で、みんなで赤ちゃんの成長を応援しましょう!この記事が役に立ったら、いいね!やシェアをお願いします♪
(「こそだて部」では、これからも子育てに関する様々な情報をお届けしていきますので、お楽しみに!)
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