心配性ママ(パパ)へ。小1の不安、一人で抱えないで!心が軽くなる”親の”心の整え方5選

a smiling woman talking to her daughter こそだて部
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「いってらっしゃい!」

ピカピカのランドセルを揺らして、小さな背中が角を曲がっていく…。
その姿に成長を感じてジーンとしながらも、次の瞬間には「ちゃんと着いたかな?」「道で転んでないかな?」「教室で困ってないかな?」って、心配で胸が押しつぶされそうになる…。

そんな経験、ありませんか?
特に、お子さんが小学校に入学したばかりのこの時期(4月)、親御さんの心は期待と不安でいっぱいですよね。ここ藤沢の穏やかな街並みの中でも、きっと多くのママ・パパが、同じように我が子を想い、心を揺らしていることと思います。

ママ、パパ、毎日お疲れ様です!そのお気持ち、痛いほど分かります。
3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。

私も長女の時は、本当に心配性で…。学校から帰ってくるまで時計ばかり気にしたり、ちょっと連絡が遅いだけで最悪の事態を想像したり…今思えば、考えなくていいことまで考えて、自分で自分を疲れさせていたなぁと反省しています。

子どものことを心配するのは、親として当然の愛情です。でも、親の不安が大きすぎると、それが子どもにも伝わってしまったり、親自身が心身ともに疲弊してしまったりすることも…。

今日は、そんな新一年生のお子さんを持つ、心配性なママ・パパに向けて、

  • なぜ私たちは、こんなにも心配してしまうのか?(親の不安の正体)
  • その心配が、もしかしたら子どもに影響しているかも?
  • 心配な気持ちと上手に付き合い、心をフッと軽くするための【親自身の心の整え方5選】
  • 一人で抱え込まないで!頼れる存在の大切さ

について、現役看護師としての視点(ストレスと心身の関係など)も交えながら、私の経験とともにお伝えします。この記事は、頑張るあなたのための「心の処方箋」です。

なぜ、こんなに心配なんだろう? 親の不安の正体

我が子のこととなると、冷静ではいられない…その背景には、様々な要因があります。

  • 深い愛情と責任感: 大切な我が子を守りたい、幸せであってほしい、という強い気持ちの表れ。
  • コントロールできない状況への不安: 子どもが親の目の届かない場所で過ごす時間が増え、「何かあってもすぐ助けられない」という無力感や、未知の状況への不安。
  • 情報過多と社会的プレッシャー: ニュースやSNSで目にする事件・事故の情報、周りのママ友との比較、「ちゃんとした親でいなければ」というプレッシャー。
  • 自分自身の経験の投影: 自分が子どもの頃に経験した不安や、自分が持っている心配性の性格を、無意識に子どもに重ねてしまう。
  • 変化へのストレス: 子どもの入学は、親自身の生活リズムや役割も大きく変わる時期。変化自体がストレスとなり、不安を増幅させることも。

看護師として見ていても、心配やストレスが続くと、自律神経が乱れて心身に不調をきたすことがあります。親自身の心と体の健康のためにも、不安と上手に付き合っていく方法を知ることは、とても大切なのです。

その心配、子どもに伝わってるかも? 親の不安が与える影響

親が常に不安そうな顔をしていたり、「大丈夫?」「危ないよ!」と過剰に声をかけたりしていると、子どもは親の不安を敏感に察知します。

  • 子ども自身も不安になりやすい: 親が心配することで、「学校は怖いところなのかな?」「自分は一人じゃ何もできないのかな?」と、子どもまで不安な気持ちになってしまうことがあります。
  • 子どもの挑戦意欲を削いでしまう: 心配のあまり、「あれもダメ、これもダメ」と制限しすぎると、子どもの「やってみたい!」という気持ちや、自立への一歩を妨げてしまう可能性も。
  • 親子関係への影響: 親の不安が過干渉や過保護に繋がり、子どもの反発を招いたり、逆に子どもが親に気を遣って本音を言えなくなったりすることも。

もちろん、必要な注意喚起は大切です。でも、親が過度な不安を手放し、穏やかな気持ちで見守ることが、結果的に子どもの健やかな成長と安心感に繋がるのかもしれません。

心がフッと軽くなる! 親自身の”心の整え方”【5つのヒント】

では、どうすれば心配な気持ちと上手に付き合い、心を軽くすることができるのでしょうか? 私自身も試してきた、具体的なヒントを5つご紹介します。

ヒント1:不安を「見える化」して、客観視する【書き出しワーク】

頭の中でグルグル考えていると、不安はどんどん大きくなりがち。一度、紙に書き出してみましょう。

  • 実践方法:
    • 「何が、どのように心配なのか?」具体的に書き出す。(例:「登下校中に交通事故に遭わないか」「教室で一人ぼっちにならないか」)
    • その心配事が「実際に起こる可能性」はどのくらいか?冷静に考えてみる。(0~10点で点数付けしてみるのも◎)
    • その心配事に対して、「自分がコントロールできること」(例:交通ルールを教える、持ち物チェック)と「コントロールできないこと」(例:他人の運転、友達の気持ち)を分けてみる。
    • 最悪の事態を想像し、「もしそうなったら、どう対処できるか?」まで考えてみると、意外と「何とかなるかも」と思えることも。
  • 効果: 漠然とした不安が具体的になり、対処法が見えたり、「考えすぎだったかも」と気づけたりします。

ヒント2:「今、ここ」に意識を向ける練習【マインドフルネスの活用】

心配事の多くは、「まだ起こっていない未来」のこと。意識を「今」に戻す練習をしてみましょう。

  • 実践方法:
    • 深呼吸: 不安を感じたら、ゆっくり3回深呼吸。「吸ってー、吐いてー」と、呼吸に意識を集中します。これだけでも自律神経が整いやすくなります。
    • 五感を意識する: 「今、何が見える?」「何が聞こえる?」「どんな匂いがする?」と、周りの状況や自分の体の感覚に意識を向けます。
    • 短時間でOK: 1分でも3分でも良いので、通勤中、家事の合間、寝る前などに、意識的に「今ここ」を感じる時間を作ってみましょう。
  • 効果: 未来への不安や過去の後悔から意識を離し、心の波を穏やかにします。(出典:マインドフルネスに関する様々な研究でストレス軽減効果が示されています)

ヒント3:「完璧」を手放し、「まあ、いっか」を増やす【完璧主義からの脱却】

「ちゃんとした親でいなきゃ」「失敗させちゃいけない」…そんな思い込みが、自分を苦しめていませんか?

  • 意識すること:
    • 100点満点を目指さない: 子育ても、親自身も、完璧じゃなくて当たり前。「70点でも上出来!」と、ハードルを下げてみましょう。
    • 小さな失敗は「学び」と捉える: 忘れ物をする、少し服を汚す…そんな経験も、子どもの成長の糧。「まあ、いっか!次は気をつけようね」と、大らかに構える練習を。
    • 「べき思考」に気づく: 「母親なんだから〇〇すべき」「一年生なら〇〇できて当たり前」といった考えに気づいたら、「本当にそうかな?」と疑ってみる。
  • 効果: 自分と子どもへの過剰なプレッシャーから解放され、心が楽になります。

ヒント4:「大丈夫」の根拠を集め、子どもの力を信じる練習【信頼の醸成】

不安な時は、ネガティブな情報ばかりに目が行きがち。意識して「大丈夫」と思える要素を探し、子どもの力を信じる練習をしましょう。

  • 実践方法:
    • できたことリストを作る: 子どもがこれまでに乗り越えてきたこと、できるようになったことを思い出したり、書き出したりする。「あの子なら、これも乗り越えられるはず」と思える根拠になります。
    • 準備したことを再確認: 「通学路も練習した」「安全ブザーも持たせた」「先生との連携も取れている」など、すでに行った準備を思い出し、「やるだけのことはやった」と自分を安心させる。
    • ポジティブな側面に目を向ける: 学校の楽しい行事、新しい友達との出会いなど、ポジティブな側面にも意識を向ける。
    • 意識的に「信じる」: 不安がよぎったら、「大丈夫、あの子の力を信じよう」と、心の中で意識的に唱えてみる。
  • 効果: ネガティブ思考のループを断ち切り、前向きな気持ちを取り戻す助けになります。

ヒント5:自分のための「ご自愛タイム」を確保する【セルフケア】

親が心身ともに健康でいることが、子どもの安定に繋がります。自分のケアも、大切な子育ての一部です!

  • 実践方法:
    • 短時間でもOK!好きなことをする: 1日5分でも10分でも、「自分のためだけ」の時間を作りましょう。好きな音楽を聴く、温かい飲み物をゆっくり飲む、ストレッチをする、アロマを焚く、など。
    • 睡眠を大切にする: 睡眠不足は心身のバランスを崩す元。できる限り、質の良い睡眠を確保する工夫を。
    • 誰かに頼ることをためらわない: パートナー、家族、友人、一時保育や家事代行サービスなど、頼れる人やサービスを積極的に活用しましょう。
  • 効果: 心のエネルギーを充電し、ストレスへの抵抗力を高めます。笑顔で子どもと向き合えるようになります。

一人で抱えないで! 頼れる人・場所を見つけよう

どんなに頑張っても、一人で抱えきれない不安もあります。そんな時は、

  • パートナーや家族
  • 信頼できる友人・ママ友
  • 学校の先生やスクールカウンセラー
  • 地域の「子育て支援センター」や相談窓口
  • 必要であれば、心療内科やカウンセリングなどの専門機関

など、頼れる人や場所を積極的に活用してください。話を聞いてもらうだけでも、心が軽くなることはたくさんあります。ここ藤沢にも、子育てを応援してくれる場所やコミュニティがありますよ。遠慮なく、SOSを出していいんです。

まとめ:ママ・パパの笑顔が、子どもの一番の「お守り」

小学一年生のスタートは、親子にとって大きな節目。不安になるのは当たり前です。でも、その不安と上手に付き合い、親自身が穏やかな心でいることが、何より子どもの安心感に繋がります。

今日ご紹介した、

  1. 不安を見える化
  2. 「今ここ」に集中
  3. 完璧を手放す
  4. 「大丈夫」の根拠集め&信頼
  5. ご自愛タイム確保

これらのヒントを参考に、少しずつ「心の整え方」を試してみてください。
あなたの心が軽くなれば、お子さんもきっと安心して新しい一歩を踏み出せるはず。ママ・パパの笑顔こそが、子どもの一番の「お守り」なのですから。

「新一年生の親になって、こんなことで悩んでいます」「私はこうやって不安を乗り越えました!」など、あなたの気持ちや工夫も、ぜひコメントで教えてくださいね。一緒に乗り越えていきましょう!

この記事が、頑張るあなたの心を、ふっと軽くするお手伝いができれば嬉しいです。参考になったら、いいね!やシェアをお願いします。


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