【#ワンポイント育児】「学校どうだった?」に「別に…」は卒業!子の”話したい気持ち”を引き出す魔法の質問

a girl holding a back to school signage こそだて部
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「学校どうだった?」
「…ふつう」
「今日、何したの?」
「…別に」

この、短いのに妙に親の心をえぐる(!?)会話の応酬…。
「もっと学校での様子を知りたいのに!」「楽しかったこと、教えてほしいのに!」と、やきもきしているパパママ、多いのではないでしょうか?

こんにちは!湘南で子育て中の、3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
我が家も、もちろん経験あります!特に小学校低学年くらいになると、園の頃より話してくれなくなった…?と感じることも。私も「ふつうって何よー!」って心の中で叫びつつ(笑)、つい「誰と遊んだの?」「給食は何だったの?」と質問攻めにしてしまい、娘に「もう、うるさいなぁ!」なんて言われて撃沈…なんてこともありました(反省)。

でも、もしかしたら、子どもが話してくれないのは、私たちの「聞き方」に原因があるのかもしれません。
実は、質問の仕方をほんの少し変えるだけで、子どもの「話したい!」気持ちを引き出し、会話が驚くほど弾むことがあるんです!

今回の「#ワンポイント育児」では、

  • なぜ定番の「学校どうだった?」という質問だけでは、話が広がりにくいのか?
  • 子どもの心をノックする魔法の質問「今日はどんな面白いことあった?」のパワー
  • すぐに使える!「話したい気持ち」を引き出す質問バリエーション&コツ

について、コミュニケーションの専門知識(難しくないのでご安心を!)や、看護師として日々心がけている「聞く力」、そして我が家の試行錯誤から得た学びを交えながら、具体的にお伝えします。
この記事を読めば、お子さんとの放課後の会話が、もっと楽しく、もっと豊かになるヒントが見つかるはずです!

なぜ「学校どうだった?」だけでは、話してくれないの?

良かれと思って聞いているこの定番の質問。でも、子どもにとっては、意外と答えにくいのかもしれません。

  • 質問が”漠然としすぎている”: 「学校どうだった?」は、あまりにも範囲が広すぎます。朝から下校まで、たくさんの出来事があった中で、何をどう話せばいいのか、子ども自身も分からなくなってしまうのです。
  • ”尋問”のように感じてしまう: 毎日同じように聞かれると、子どもは「またか…」とうんざりしたり、「何か報告しなきゃいけないのかな?」とプレッシャーを感じたりしてしまうことも。
  • ”一言”で答えられてしまう(閉じた質問): 「どうだった?」という問いは、「うん、楽しかった」「普通だった」「まあまあ」など、一言で完結できてしまうため、そこから会話が広がりにくいのです。
  • 疲れていて思い出すのが”面倒”: 学校で一日頑張ってきて、頭も体も疲れている時に、一日の出来事を要約して話すのは、結構なエネルギーが必要です。「別に…」は、「思い出すのが面倒くさい」のサインかもしれません。

「どんな面白いことあった?」魔法の質問が”効く”理由

そこで試してほしいのが、「今日はどんな面白いことあった?」という、ちょっと具体的な問いかけです。この質問には、子どもの心をノックする、こんな効果が隠されています。

1. ”具体的”だから答えやすい【思考のフック】

「学校どうだった?」という漠然とした問いと違い、「面白いこと」という具体的なテーマに絞られることで、子どもは自分の記憶の中から関連するエピソードを探しやすくなります。「そういえば、今日休み時間にね…」「図工の時間にね…」と、話の糸口を見つけやすくなるのです。

2. ”ポジティブ”な出来事に目が向く【前向きな視点】

「面白いこと」「楽しかったこと」「嬉しかったこと」など、ポジティブな側面に焦点を当てて質問することで、子どもは自然と楽しかった記憶を思い出しやすくなります。たとえその日に嫌なことがあったとしても、楽しい出来事を話すことで、気持ちが前向きに切り替わるきっかけにもなります。

3. ”自由に話せる”オープンな問い【会話の扉】

この質問は、「はい」か「いいえ」では答えられません。どんな「面白いこと」があったのか、自分の言葉で説明する必要があります。これが、子どもの自由な発想や表現を引き出し、会話の扉を開きます。

4. 親の”純粋な関心”が伝わる【関係性の質】

「あなたの体験した『面白いこと』を知りたいな!」という、親の純粋な好奇心や関心が伝わります。「評価されている」「報告を求められている」のではなく、「自分の話を聞きたがってくれている」と感じることで、子どもは安心して心を開きやすくなります。

皐月’s Point: 看護師が患者さんにお話を伺う時も、「体調はいかがですか?」という閉じた質問だけでなく、「今日は、何か特に変わったことや気になったことはありましたか?」といった、少し具体的なオープンな質問を投げかけることで、ご本人の言葉で、より詳しい状況や気持ちを話していただけることがよくあります。相手の「話したい気持ち」を引き出すには、質問の仕方がとても重要なんですね。

実践!子どもの”話したい!”を引き出す質問バリエーション&コツ

「今日はどんな面白いことあった?」を基本に、色々なバリエーションを試してみましょう!

  • 「面白いこと」の仲間たち:
    • 「今日、一番笑ったことは何だった?」
    • 「何か『へぇ!』って思うような新しい発見はあった?」
    • 誰か(友達や先生)と一緒にやって、特に楽しかったことは?」
    • 給食で一番おいしかったメニューは何だった?」 (食べ物の話は、会話のきっかけになりやすい!)
    • 「休み時間、何して遊んだのが最高だった?
    • 「今日の授業で、一番『なるほど!』って思ったことは?」
    • 「何かラッキー!って思ったこと、あった?」
  • 聞くタイミングも大切!:
    • 帰宅直後は疲れていることも。玄関先で質問攻めにせず、おやつを食べながら、お風呂に入りながら、寝る前のリラックスした時間など、子どもが落ち着いているタイミングを見計らって聞いてみるのがおすすめです。
  • 聞く姿勢は「聞き役7割」:
    • 子どもが話し始めたら、途中で口を挟まず、まずは最後まで聞きましょう。「うんうん」「へぇー!」と相槌を打ち、目を見て、「あなたの話に興味があるよ」という姿勢を示すことが大切。(→「そっか、〇〇なんだね」の記事も参考に!)
    • 聞き終わったら、「それでどうなったの?」「その時どう思ったの?」と、さらに話を広げる質問をしてみるのもGOOD!
  • 親の話もちょっとだけ:
    • 「ママ(パパ)は今日、こんな面白いことがあったよ」と、自分の話も少し共有すると、会話が一方的にならず、子どもも話しやすくなります。

皐月のリアル体験談:「普通」しか言わなかった娘が話し出した”きっかけ”

うちの長女が低学年の頃、まさに「学校どうだった?」「ふつう」の達人でした(笑)。私も、どうすれば学校での様子を話してくれるのか、色々試行錯誤しました。

ある日、「学校どうだった?」と聞く代わりに、「今日さ、給食のメニューで一番『やった!』って思ったの、何だった?」と、ピンポイントで聞いてみたんです。すると、「えーっとね、フルーツポンチ!」と、少し考えてから答えてくれました。

そこから、「フルーツポンチ、美味しかった?」「誰かおかわりしてた?」「〇〇ちゃんは何が好きだって言ってた?」と、一つの話題から、少しずつ会話を広げていくことができたんです。

漠然とした質問ではなく、具体的な「とっかかり」を作ってあげること。そして、親が本当に「知りたい!」という好奇心を持って聞くこと。その大切さを実感した出来事でした。

まとめ:「知りたい!」気持ちを、心地よい質問に乗せて

「学校どうだった?」
この便利な言葉も、時には子どもの心を閉ざしてしまうことがあります。

代わりに、
「今日はどんな面白いことあった?」

この、具体的で、ポジティブで、オープンな魔法の質問を、ぜひ試してみてください。
そして、様々なバリエーションで、お子さんの「話したい!」スイッチを探ってみてください。

大切なのは、テクニックそのものよりも、「あなたのことをもっと知りたいな」という、あなたの純粋な気持ちです。それが伝われば、きっとお子さんは、目を輝かせて、今日あった素敵な出来事を、あなたに話してくれるはずですよ。

あなたが使っている、子どもの話を引き出す「魔法の質問」は何ですか? おすすめの質問や、会話が弾んだエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてください!

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次回の「#ワンポイント育児」もお楽しみに!


コメント

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