【#ワンポイント育児】「へぇ、面白いね!」が魔法のスイッチ!子どもの”好き”と”好奇心”を無限に伸ばす共感力

little girl trying on clothes in closet こそだて部
Photo by Anastasia Shuraeva on Pexels.com
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「ねぇママ、聞いて! このダンゴムシの足ってね、実は14本もあってさ…!」
「見てみて! この電車の連結部分が、こうなっててカッコいいんだよ!」
「このキャラクターの、この技がね…!」

目をキラキラさせながら、自分の「大好き!」なことについて、熱く語ってくる我が子。
…正直、「へ、へぇ…(ママは、そのキャラよく知らないんだけどな…)」とか、「またその話かぁ(何回目だろう…)」なんて、心の中で思ってしまうこと、ありませんか?(笑)

こんにちは!湘南で子育て中の、3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、娘たちが夢中になるもの(時に、私には全く未知の世界!)に、どう付き合えばいいのか戸惑った経験、たくさんあります。興味がないと、つい上の空で相槌を打ってしまったり…。

でも、親が子どもの「好き!」に心から(あるいは、心から興味がある”フリ”でも最初はOK!)寄り添い、共感を示すことは、子どもの好奇心や自己肯定感を、ぐんぐん伸ばす魔法のスイッチになるんです!

今回の「#ワンポイント育児」では、

  • なぜ親が子どもの「好き」に”乗っかる”ことが、そんなに大切なのか?
  • 「へぇ、面白いね!」を伝える、具体的な関わり方【共感のコツ4選】
  • 親が正直、興味を持てない…そんな時のヒント

について、脳科学的な視点(好きなことへの集中力はすごい!)や、我が家の体験談も交えながら、お伝えしていきます。
この記事を読めば、お子さんの「好き!」をもっと応援したくなり、親子の会話も、きっと豊かになるはずです♪

なぜ親が子どもの「好き」に”乗っかる”ことが大切なの?

子どもの「好き!」「面白い!」に、親が共感し、関心を示すこと。それは、子どもの成長にとって、こんなにも素晴らしい効果をもたらします。

1. 「私の”好き”を分かってくれた!」【自己肯定感・存在承認】

自分の大好きなこと、夢中になっていることを、一番身近な親に「面白いね!」「すごいね!」と認めてもらえる。これは、子どもにとって「自分の興味や関心は、価値があるものなんだ」「このままでいいんだ」という、強い自己肯定感に繋がります。自分の「好き」を安心して表現できることは、自分らしさを大切にする心の土台となります。

2. ”もっと知りたい!”を引き出す【好奇心・探求心の燃料】

親が「へぇ!それでそれで?」と興味を示してくれると、子どもは「もっと知ってほしい!」「もっと伝えたい!」と、その「好き」な世界をさらに深く探求し始めます。親の共感は、子どもの好奇心や探求心という名のエンジンに、最高の燃料を注いでくれるのです。これが、自発的な学び(内発的動機づけ)に繋がっていきます。

3. 親子の”共通の話題”ができる【絆・コミュニケーション】

親が子どもの「好き」な世界に少しでも足を踏み入れることで、親子間の会話が豊かになります。「教えて!」「一緒にやってみようか?」そんなやり取りを通して、お互いの理解が深まり、親子の絆がより一層強くなります。共通の楽しい思い出も増えますね。

4. ”集中力”や”語彙力”が自然とUP【学びの促進】

子どもは、「好きなこと」に対しては、驚くほどの集中力を発揮します。また、その分野について話したり、調べたりする中で、関連する言葉(語彙)をどんどん吸収し、表現力も豊かになっていきます。まさに「好きこそものの上手なれ」! 親の共感は、そのプロセスをさらに加速させます。

皐月’s Point: 看護師として患者さんと向き合う時も、その方の趣味や好きなことに関心を持ってお話を伺うと、ぐっと心の距離が縮まり、信頼関係が深まることがあります。相手の「大切にしている世界」を尊重し、共感することは、あらゆる人間関係の基本であり、心の健康にも繋がる大切な要素なんですね。

「へぇ、面白いね!」を伝える実践テクニック【共感のコツ4選】

「共感が大事なのは分かったけど、具体的にどうすれば?」
大丈夫! 専門家になる必要はありません。ちょっとしたコツで、あなたの「興味あるよ!」サインは、しっかりお子さんに届きます。

コツ1:まずは”興味”を示す「へぇ!」「教えて!」【関心の表明】

  • 具体的な行動・声かけ:
    • 子どもが話し始めたら、手を止めて、体を向けて、目を見る。(「あなたの話を聞く準備ができたよ」というサイン)
    • 「へぇー、そうなんだ!」「それでそれで?」「知らなかった!もっと詳しく教えてくれる?」と、驚きや関心を言葉にする。
    • 分からなくても、知ったかぶりせず、素直に「教えて!」と頼む姿勢が◎。子どもは得意げに教えてくれるはず!
  • ポイント: まずは「あなたの話に興味がありますよ」という姿勢を見せることが第一歩。

コツ2:”良い質問”でさらに深掘り!【好奇心の共有】

相槌だけでなく、子どもの「好き」をさらに引き出す質問をしてみましょう。

  • 具体的な声かけ:
    • 「その(恐竜/電車/キャラクターなど)の、どこが一番好きなの?
    • どうしてそれに興味を持ったの? きっかけは?」
    • 「へぇ、すごいね!どうやってそんなに詳しくなったの?
    • 次はどんなことを知りたい? 一緒に図鑑で見てみる?」
  • ポイント: 評価する質問ではなく、子どもの気持ちや考え、探求心を引き出すような、オープンな質問を心がけます。(→「どう思う?」の記事も参考に!)

コツ3:”一緒に楽しむ”体験をしてみる【体験の共有】

可能であれば、言葉だけでなく、行動でも興味を示してみましょう。

  • 具体的な行動:
    • 子どもが夢中になっている図鑑や本を、一緒に読んでみる
    • 関連する場所(博物館、動物園、公園、駅など)に一緒に行ってみる
    • 子どもが好きなキャラクターの絵を一緒に描いてみるゲームを少しだけ一緒にやってみる
    • (湘南なら)子どもが見つけた貝殻やシーグラスの名前を一緒に調べてみる、とかも素敵ですね!
  • ポイント: 親が完璧にできなくてもOK!「一緒にやってみようとする姿勢」が大切。

コツ4:”すごいね!”は”具体的に”使う【的確な承認】

「すごいね!」を使うなら、何がどうすごいのか、具体的に伝えましょう。

  • 具体的な声かけ:
    • 「この昆虫の名前、全部覚えてるんだ!その記憶力がすごいね!
    • 「このゲームの攻略法、自分で考えて見つけたの?すごい工夫だね!
    • 「この絵本の内容、そんなに詳しく説明できるなんてすごい! よく読んでるんだね」
  • ポイント: 子どもの知識、情熱、努力、集中力など、その「好き」に関連する具体的な部分を認めると、より心に響きます。(→「見たまま承認」の記事も参考に!)

親が正直、興味を持てない…そんな時は?

ありますよね、どうしても親自身は興味が湧かない…ということ(笑)。そんな時は、無理に好きになる必要はありません!

  • 子どもの「熱中している姿」そのものに注目する: 「〇〇の話をしている時、本当に目がキラキラしてるね!」「そんなに夢中になれるものがあって、素敵だね!」と、内容ではなく、子どもの”情熱”や”楽しんでいる気持ち”に共感する。
  • 「教えてくれてありがとう」と感謝を伝える: 自分の知らない世界を教えてくれる先生として、敬意を払う。
  • 応援する姿勢を見せる: 図書館で関連する本を借りてきてあげたり、必要な材料を用意してあげたり、発表の場を作ってあげたり…興味を深めるためのサポートに徹する。

大切なのは、興味の対象そのものではなく、それを大切にしている「お子さん自身」の気持ちを尊重することです。

我が家の「未知の世界(?)」への扉が開いた瞬間

三女が一時期、ある特定のキャラクター(正直、私にはどれも同じに見える…)のフィギュア集めに熱中していたことがありました。「見て!新しい仲間だよ!この子はね…」と、毎日そのキャラ設定を熱く語るのですが、私は「へ、へぇ…」と、やや引き気味(苦笑)。

でもある時、「そんなに好きなんだね!ママにも、その子のどこが一番魅力的なのか、3つ教えてくれる?」(コツ2)と聞いてみたんです。すると、三女は目を輝かせて、「まずね、このマントがカッコよくて、それからね…」と、それはもう生き生きと語り始めました。

その姿を見て、「ああ、私がこのキャラを好きかどうかは関係ないんだな。この子は、自分の『好き』を私に共有して、分かってほしいんだな」と気づきました。それからは、キャラの名前は覚えられなくても(笑)、「へぇ!そんな設定なんだ!面白いね!」(コツ1)と、彼女の”熱量”に共感するように心がけています。おかげで、以前より親子の会話も弾むようになりました。

まとめ:「面白いね!」は、子どもの世界を広げる魔法の言葉

「へぇ、〇〇って面白いね!」
「もっと教えて!」

親からの、この温かい共感と好奇心は、

  • 子どもの「自分はこれでいいんだ」という自己肯定感を育み、
  • 「もっと知りたい!」という探求心に火をつけ、
  • 親子の間に楽しく豊かなコミュニケーションを生み出し、
  • 好きなことを通して、様々な能力(集中力、語彙力、思考力)を伸ばす、

まさに、子どもの世界と可能性を、無限に広げる魔法の言葉です。

あなたも今日、お子さんの「大好き!」な世界に、ほんの少しだけ足を踏み入れてみませんか? きっと、あなたの知らない、キラキラした子どもの一面を発見できるはずですよ。

あなたのお子さんが今、夢中になっているものは何ですか? その「好き」に、どんな風に寄り添っていますか? ぜひコメントで教えてください!

「#ワンポイント育児」で、子どもの好奇心を一緒に応援しましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪
次回の「#ワンポイント育児」もお楽しみに!


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