夕飯を食べて、お風呂に入って、歯磨きをして…
「さあ、早く寝なさーい!」
一日頑張った子ども(と、もちろん私たち親も!)をやっと寝かしつけ。「早く自由時間が欲しい…!」それが本音の夜もありますよね。
でも、その慌ただしい一日の終わりに、たった5分、10分だけでも、親子のための特別な時間を持つことができたら…?
こんにちは!湘南で子育て中の、3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
我が家も夜はバタバタ!「早く寝てくれー!」と心で叫ぶ夜も数知れず(笑)。でも、どんなに忙しくても、できるだけ大切にしたいと思っているのが、寝る前の「絵本タイム」なんです。
なぜなら、この寝る前のほんのひとときは、
- 子どもの言葉と想像力を豊かに育み、
- 一日の興奮を鎮め、穏やかな眠りへと誘い、
- 親子の絆を、何よりも深く、温かくしてくれる、
まさに「魔法の時間」だから!
今回の「#ワンポイント育児」では、
- なぜ「寝る前の絵本」が、子どもの成長に最高の”魔法”をかけるのか?
- 魔法の効果を倍増させる!「絵本タイム」を楽しむ5つのコツ
- 「もう自分で読めるから…」は、もったいない!?
について、最新の研究(難しくないのでご安心を!)や、看護師として感じる心と体の繋がりの視点、そして我が家のリアルな絵本タイムの様子も交えながら、お伝えしていきます。
この記事を読めば、きっと今夜から、寝る前の絵本タイムがもっと楽しみになるはずです♪
なぜ「寝る前の絵本」は、最高の”魔法時間”なの?
たかが絵本、されど絵本。寝る前に親子で絵本を読むことには、私たちが思う以上に、素晴らしい効果が詰まっています。
1. 心と脳を育む”栄養”満点!【言葉と想像力の刺激】
絵本には、日常会話ではあまり使わないような豊かな言葉や表現がたくさん詰まっています。読み聞かせを通して、子どもは自然と語彙力や文章の理解力を高めます。また、物語の世界に浸ることで、登場人物の気持ちを想像したり、未知の世界に思いを馳せたり…想像力や共感力が大きく刺激されます。これは、脳がぐんぐん発達する幼児期~学童期にとって、最高の「栄養」です!
2. 一日の”締めくくり”の安心感【心の安定・睡眠導入】
毎日、寝る前に絵本を読むという決まった習慣(ルーティン)は、子どもに「もうすぐ寝る時間だな」という見通しを与え、一日の興奮した気持ちをクールダウンさせる効果があります。「ママ(パパ)の優しい声を聞きながら、温かい布団の中で物語の世界へ…」この安心感と心地よさは、穏やかな眠りへと誘う最高の導入剤になります。
(※様々な研究で、一貫した就寝前のルーティンが子どもの睡眠の質を高めることが示されています。出典:米国小児科学会など)
3. 親子の”特別な時間”【絆・コミュニケーション】
日中は忙しくて、なかなかゆっくり向き合えない親子も、寝る前の絵本タイムは、邪魔の入らない、特別なコミュニケーションの時間になります。絵本を介して、隣に座ったり、抱っこしたりというスキンシップが生まれ、「〇〇ちゃん、どう思った?」「この場面、面白かったね!」といった自然な会話が生まれます。この「あなただけの時間だよ」というメッセージが、子どもの自己肯定感と親への信頼感を深く育みます。
4. ”知的好奇心”の扉を開ける【学びへの興味】
恐竜の世界、宇宙の秘密、昔の人の暮らし、様々な国の文化…絵本は、子どもを未知の世界へと誘う、魔法の扉です。絵本を通して新しい知識に触れたり、「もっと知りたい!」という知的好奇心が刺激されたりすることで、学ぶことそのものへの興味関心が自然と育まれていきます。
皐月’s Point: 看護師としても、患者さんの不安を和らげるために、落ち着いた声で説明したり、安心できる環境を整えたりすることの大切さを感じます。寝る前の絵本タイムは、まさに子どもにとっての最高の「安心ケア」と言えるかもしれませんね。また、読み聞かせは、子どもの言語中枢だけでなく、感情や記憶に関わる脳の様々な領域を活性化させることも分かってきています。
魔法の効果を倍増!「絵本タイム」を楽しむコツ
せっかくの絵本タイム、もっと楽しく、もっと効果的にするためのコツを5つご紹介します!
コツ1:”習慣”にするのが一番の近道!
- ポイント: 毎晩続けるのが理想ですが、完璧を目指さなくてOK!「疲れている日は1冊だけ」「週末はたっぷり」など、無理のない範囲で、できるだけ「毎日の習慣」にすることを目指しましょう。歯磨きと同じように、生活リズムに組み込んでしまうのがコツです。
コツ2:”選ぶ”楽しみも一緒に!
- ポイント: 「今日はどの本にする?」と、子どもに本を選ばせてあげると、絵本タイムへの期待感や主体性が高まります。(寝る前なので、あまりに興奮する本ばかりにならないよう、親がある程度候補を絞ってから選んでもらうのも◎)図書館を一緒に訪れて、「寝る前に読みたい本」を探すのも楽しいですね!
コツ3:”読み方”に変化をつけてみる!
- ポイント: いつも同じトーンではなく、登場人物になりきって声色を変えたり、効果音を入れたり、読むスピードに変化をつけたりすると、子どもは物語の世界にグッと引き込まれます。もちろん、落ち着いたトーンで、ゆったりと読み聞かせるだけでも、寝る前の時間には十分効果的です。
コツ4:”読みっぱなし”にしない(余裕があれば)
- ポイント: 読み終わった後、「はい、おしまい!」だけでなく、「どの場面が一番好きだった?」「〇〇ちゃんだったら、どうする?」など、簡単な感想や質問を投げかけてみましょう。深い分析は不要!親子の対話のきっかけになれば十分です。親自身の感想を伝えるのも良いですね。
コツ5:”心地よい空間”を演出する
- ポイント: 寝室の照明を少し落としたり、親子で布団に入って寄り添ったりしながら読むと、リラックス効果が高まります。「絵本タイムは、ママ(パパ)を独り占めできる、特別な時間なんだ」と感じさせてあげられるような、温かくて安心できる雰囲気作りを心がけましょう。
「もう自分で読めるから」はもったいない!読み聞かせは何歳まで?
「うちの子、もう自分で本を読めるようになったから、読み聞かせは卒業かな?」
そう思う方もいるかもしれませんが、それは実にもったいない!
子どもが自分で文字を読めるようになっても、
- 親の声で聞く物語は、格別な安心感と喜びを与えます。
- 自分ではまだ読めないような、少し難しい言葉や長いお話に触れることができます。
- 内容について親子で感想を話し合うことで、思考力や表現力がさらに深まります。
- 何よりも、親子の温かいコミュニケーションの時間として、かけがえのない価値があります。
読み聞かせに「〇歳まで」という明確な終わりはありません。お子さんが「読んで!」と求めてくれる間は、ぜひ続けてあげてほしいな、と思います。
我が家の「絵本タイム」事情:三姉妹と巡る、寝る前の物語の世界
我が家も、三姉妹が小さい頃から、寝る前の絵本タイムは欠かさ(ず、と言いたいけど、時々サボりながらも…笑)続けてきました。同じ本を何十回とリクエストされて、「またこの本~!?」とうんざりしたこともあります(笑)。でも、内容を全部覚えていて、私より先にセリフを言っちゃったりする娘たちの姿を見ると、それだけこの時間が好きで、心に刻まれているんだな、と嬉しくなりました。
時には、絵本の内容について、娘たちからハッとするような質問や感想が飛び出すことも。湘南の海をテーマにした絵本を読んだ後は、「今度、この貝殻を探しに行きたい!」なんて話が広がったり…。
疲れて「今日は1冊だけね」と言う日もありますが、この数分間の濃密な時間が、親子の絆を深め、娘たちの心を豊かにしてくれている、と信じています。
まとめ:絵本タイムは、未来への”素敵な贈り物”
寝る前の、たった数分の絵本タイム。
それは、
- 言葉と想像力の翼を広げ、
- 安心感という名の毛布で心を包み、
- 親子の絆を深く、温かく紡ぐ、
子どもたちの未来への、かけがえのない”素敵な贈り物”です。
忙しい毎日の中でも、ほんの少しだけ、この魔法の時間を作ってみませんか?
ページをめくるごとに広がる物語の世界と、隣で感じるお子さんの温もりは、きっと、あなた自身の心も癒してくれるはずですよ。
あなたの家の「寝る前の絵本タイム」、どんな風に楽しんでいますか? お子さんのお気に入りの絵本や、心に残るエピソードがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!
「#ワンポイント育児」で親子の時間を豊かに♪ この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします!
次回の「#ワンポイント育児」もお楽しみに!
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