【現役ママナース監修】2歳児とタブレット、いつからOK?見せすぎ?不安な親が知るべき影響と賢い付き合い方

child with woman holding map こそだて部
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「ちょっと泣き止んでほしい時…」
「ご飯の準備中に静かにしていてほしい時…」
「どうしてもあと5分だけ、手が離せない時…」

ついつい子供にタブレットやスマホを見せちゃうこと、ありますよね。特に2歳頃って、イヤイヤ期と重なったり、集中力が短かったりして、親も本当に大変!

でも、「見せすぎて大丈夫かな?」「目とか、発達に影響しないかな?」って、心の中で罪悪感を感じたり、不安になったりしていませんか?

かくいう私も、3人の娘たちが2歳だった頃、タブレットやスマホにどれだけ助けられたか分かりません…!特に、真ん中の娘が夜中に高熱を出して、私も付きっきりで看病しなければいけない時、上の子が「お腹すいたー!」って騒ぎ出した時には、「あぁ、神様…!」とスマホの動画アプリに頼ってしまいました。

でも、同時に「これで良かったのかな…」ってモヤモヤした気持ちになるのも事実です。

この記事を読んでいるあなたは、きっと、

  • 2歳の子にタブレットを見せるのはアリなの?ナシなの?
  • 見せるなら、どれくらいの時間までが良いの?
  • どんな影響があるのか知りたい
  • 上手な使い方が分からなくて困っている
  • タブレット以外の遊びも知りたい

こんな疑問や不安を抱えているのではないでしょうか。

この記事では、現役ママナースとして、そして3姉妹の母として、私の経験談や専門知識を交えながら、2歳児とタブレットの「リアルな付き合い方」について正直にお話しします。

この記事を読めば、

  • 2歳児のタブレット利用に関する専門機関の見解が分かります。
  • メリット・デメリットを理解し、不安が少し和らぎます。
  • 心と体の発達を妨げない、賢いタブレット活用法が分かります。
  • タブレット以外で子供が夢中になる遊びのヒントが見つかります。
  • よくある悩みの解決策が分かります。

「完璧な子育てなんてない」をモットーに、親御さんが少しでも気持ちを楽に、そして自信を持って子育てと向き合えるよう、具体的な情報をお届けします。

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2歳児にタブレット(スマホ)って正直どうなの?専門家の見解は?

「〇歳まではダメ!」という意見もあれば、「使い方次第」という意見もあり、情報がありすぎて混乱してしまいますよね。まず、世界や日本の専門機関は、2歳児のスクリーンタイム(タブレットやスマホ、テレビなどの視聴時間)についてどう言っているのでしょうか?

いくつかの代表的な見解をご紹介します。

これらのガイドラインを見ると、2歳児のスクリーンタイムは短時間にとどめること、そして内容や使い方に注意が必要であることが分かります。特に、一方的に見せるだけでなく、親子のコミュニケーションを大切にすることが強調されています。

「うちの子、毎日1時間以上見ちゃってる…ダメなのかな…」と落ち込んだ人もいるかもしれません。でも、これらのガイドラインはあくまで目安です。現実には、育児に追われる中で全く見せないというのは難しいことも多いですよね。大切なのは、目安を知った上で、「どうすればより良い付き合い方ができるか」を考えることだと思います。

実際に使って感じた!2歳児にタブレットを見せる【メリット・デメリット】

私の3人の娘たちが2歳だった頃を振り返り、タブレットやスマホを使ってみて感じた正直なメリットとデメリットをお伝えします。

メリット

  • 親の時間が確保できる: これが一番大きいかもしれません。どうしても手が離せない時に、数十分でも静かに集中してくれると、本当に助かります。家事や下の子のお世話、体調が悪い時などに大活躍でした。
  • 移動中や病院で助かる: 電車や飛行機での移動中、病院の待ち時間など、静かにしてほしい場面で子供の気を紛らわせるのに非常に有効です。ぐずり対策として、これほど即効性があるものはないと感じました。
  • 知育効果が期待できるアプリがある: 色や形、ひらがな、数字などを遊びながら学べる知育アプリはたくさんあります。実際に長女は、特定の知育アプリでひらがなを覚えました。歌や手遊びの動画で言葉やリズム感を学ぶこともできます。
  • 新しい世界に触れる: 図鑑アプリで動物や植物の名前を知ったり、世界の国の様子を見たりと、絵本や実際の体験だけでは難しい多様な情報に触れるきっかけになります。
  • 家族とのコミュニケーション: 遠方の祖父母とビデオ通話をする際に、子供が画面越しに顔を見て喜ぶ姿は、デジタルならではの繋がりだと感じます。

デメリット

  • 見せすぎると取り上げるのが大変(癇癪に繋がる): 時間を決めていても、「もっと見たい!」という気持ちが強く、取り上げる時に泣き叫んだり、物に当たったりすることが多かったです。これは親にとってかなりのストレスになります。
  • 他の遊びをしなくなる可能性がある: タブレットの強い刺激に慣れてしまうと、積み木やお絵かきなど、一見地味に見える遊びに興味を示さなくなる心配があります。想像力や創造力を育む機会を奪ってしまうかもしれません。
  • 言葉の発達への影響の可能性: 一方的に動画を見ているだけだと、言葉のキャッチボールが生まれにくく、受動的な姿勢になりがちです。専門機関も指摘しているように、言葉の発達に影響する可能性はゼロではありません。
  • 視力への影響やブルーライト: 画面を至近距離で見続けることで、視力への影響が心配されます。また、寝る前に強い光(ブルーライト)を見ると、寝つきが悪くなることもあります。
  • 親子のコミュニケーションが減る: 子供がタブレットに夢中になっている間、親子の対話や一緒に何かをする時間が減ってしまいがちです。「ながら育児」になってしまうリスクがあります。
  • 依存性: 強い刺激があるため、子供がタブレットに夢中になりやすく、依存症のような状態になる懸念もあります。

メリット・デメリット両方を知ることで、「何に気を付ければ良いか」が明確になりますね。

【ママナースが考える】2歳児の心と体の発達に良い影響を与える「賢い」タブレット活用法

デメリットがあるからといって、「絶対にダメ!」と完全に排除するのは難しいのが現実です。大切なのは、デメリットを最小限に抑え、メリットを最大限に活かす「賢い使い方」を知ることです。

看護師として、子供の心身の発達を見てきた経験から、2歳児にとって望ましいタブレットとの付き合い方を提案します。

  1. 時間を決める・目安を守る:
    • 専門機関が推奨する「1日1時間まで」を意識しましょう。連続して見せる時間を短くする(例えば1回15分まで)工夫も有効です。
    • アラーム機能付きのタイマーなどを使い、「タイマーが鳴ったら終わりね」と子供にも分かりやすくルールを視覚化するのも良い方法です。
    • どうしても長時間見せる必要がある時は、「今日は特別だよ」「この状況だからだよ」と、例外であることを伝えることも大切です。
  2. 「ながら見」ではなく「一緒に見る」:
    • 子供にタブレットを渡して終わり、ではなく、できる限り一緒に画面を見て、子供に話しかけたり、問いかけたりしましょう。「わんわん、いるねー!」「これ、何色かな?」「歌、一緒に歌おうか!」など、コミュニケーションを取りながら見ることが、言葉の発達にも良い影響を与えます。
    • 子供が見ている内容に興味を持ち、共感を示すことで、親子の絆を深める時間にもなります。
  3. 見る「内容」を選ぶ:
    • 一方的に見せるだけの受動的な動画より、子供がタッチしたり、歌ったり、体を動かしたりするような、能動的に関われる教育的なアプリや動画を選びましょう。
    • 年齢に合わない複雑な内容や、刺激が強すぎる内容は避けてください。
    • YouTubeなどの動画サイトを利用する場合は、子供向けの安全なチャンネルを選び、履歴をチェックするなどの配慮が必要です。広告が少ない有料サービスを検討するのも手です。
  4. 「場所」と「状況」を選ぶ:
    • 食事中は避ける: 食事に集中できなくなり、家族との会話も生まれません。
    • 寝る前は避ける: ブルーライトは脳を覚醒させてしまい、寝つきを悪くする可能性があります。寝る1時間前からは使用を控えましょう。
    • 「困った時の最終手段」として割り切る: 病院の待ち時間、電車での長距離移動、災害時など、どうしても静かにさせたい緊急性の高い状況では、タブレットを「助っ人」として割り切って使うことも、親の心の安定のために必要です。
  5. 使わない時間、他の遊びを大切にする:
    • タブレットを使わない時間を意図的に作りましょう。
    • 絵本を読む、外遊びをする、体を動かす、粘土やお絵かき、おままごとなど、五感を使い、想像力を働かせる遊びの時間を十分に確保することが、2歳児の健やかな発達には不可欠です。

タブレット以外で2歳児が夢中になる【代替遊びアイディア集】

「タブレット以外で、うちの子は何に興味を持つのかな?」と思ったら、ぜひ色々な遊びを試してみてください。私の娘たちが2歳頃にハマった遊びも含めてご紹介します。

  • 絵本(仕掛け絵本や音の出る絵本も): 親子の触れ合いの時間にもなり、言葉や想像力を育みます。「これは何かな?」「次はどうなる?」と一緒に楽しむのがポイント。
  • 積み木・ブロック: 集中力や空間認識能力、創造力を養います。最初は単純に積むだけでも楽しいし、崩すのも大好きです。
  • お絵かき・粘土: 手先を使う微細運動の発達を促し、自己表現の楽しさを知ります。汚れても良いように新聞紙を敷いたり、水洗いで落ちる絵の具を選んだりすると親も楽です。
  • ごっこ遊び: おままごと、お店屋さんごっこ、電車ごっこなど。身の回りのものを使って想像の世界を広げます。親も一緒に楽しむと、子供の創造性が刺激されます。
  • 体を使った遊び: 公園で駆け回る、ボール遊び、手遊び歌、ダンスなど。体力をつけ、運動能力やリズム感を養います。親も一緒に体を動かすことで、子供は喜び、親子の絆も深まります。
  • 感覚遊び: 新聞紙をビリビリ破る、洗濯バサミをケースにつける、水遊び(夏場)、砂遊びなど。五感を刺激し、探求心を育てます。

これらの遊びは、タブレットのように光って音が出る派手さはありませんが、子供の内側から湧き出る「やってみたい!」という気持ちを引き出し、豊かな成長に繋がります。

2歳児の「見たい!」にどう対応する?よくある悩みのQ&A

親御さんからよく聞かれる、タブレット利用に関する悩みに答えます。

Q1:タブレットを取り上げると泣き叫んで大変…どうすれば?

A1: 突然取り上げるのではなく、「もうすぐ終わりだよ」「この動画が終わったらおしまいね」など、事前に声をかけて終わりを予測させることが大切です。終わった後は、「一緒に〇〇で遊ぼう」「△△しようか」と、次の楽しい活動を提示して切り替えを促しましょう。どうしても泣き止まない場合は、安全を確保した上で、落ち着くまで寄り添ってあげましょう。

Q2:長時間見せると目が悪くならないか心配…

A2: 近距離で長時間見続けることは、視力の発達に影響を与える可能性が指摘されています。見せる際は、画面から30cm以上離す30分に一度は休憩を入れるなどの工夫をしましょう。寝る前の使用を控える、ブルーライトカット機能を使うなども有効です。定期的に眼科検診を受けることも安心に繋がります。

Q3:言葉の発達に影響しないか心配…

A3: 一方的に受動的に見ているだけでは、言葉のキャッチボールの機会が減り、言葉の発達に影響する可能性が示唆されています。前述のように、一緒に見て語りかけること、そしてタブレット以外の遊び(特に親子の対話が生まれる遊び)の時間を十分に確保することが重要です。気になる場合は、地域の保健センターなどに相談してみましょう。

Q4:どんなアプリや動画が良いの?選び方のポイントは?

A4:

  • 教育的な内容: 色、形、数字、ひらがななどが学べるもの。
  • インタラクティブな要素: タッチすると反応がある、一緒に歌える、体を動かせるもの。
  • ストーリーがシンプル: 2歳児にも理解しやすい内容。
  • 広告が少ない/ない: 意図しない情報に触れるリスクを減らせます。
  • 安心できる提供元: 子供向けコンテンツの実績がある企業のもの。

動画サイトの場合は、特定の教育チャンネルや、歌や手遊びの動画などがおすすめです。

Q5:夫(妻)とタブレットに関する意見が合わない…

A5: 子育ての価値観が違うのはよくあることです。まずはお互いの意見や心配していることを冷静に話し合ってみましょう。「見せたくない理由」「見せたい(頼りたい)理由」を伝え合い、専門機関の推奨するガイドラインなどを参考にしながら、夫婦で共通のルールや方針を決めることが大切です。「〇時は見てもいい」「ご飯中はダメ」など、具体的なルールがあると実行しやすくなります。

もしタブレットを導入するなら?【選び方のヒント】

もし「タブレットを導入してみようかな」と考えているなら、2歳児に適したタブレットや機能を選ぶことが大切です。

  • キッズモードがあるもの: 使用時間の制限や、見られるアプリ・サイトを制限できる機能があると安心です。
  • 耐久性があるもの: 2歳児はまだ手元がおぼつきません。落としたり、投げたりしても壊れにくい、頑丈な設計や、専用の衝撃吸収カバーがあるものがおすすめです。
  • ペアレンタルコントロール機能が充実しているもの: アプリの購入制限や、使用履歴の確認などができると、より安全に管理できます。
  • 教育コンテンツがプリインストールされているもの: 子供向けに開発された質の高い教育アプリなどが最初から入っていると、親が一つずつ探す手間が省けます。

最近は、知育に特化した子供向けタブレットもたくさん出ています。レビューなどを参考にしながら、ご家庭の教育方針や予算に合ったものを選んでみてくださいね。

【読者へのメッセージ】完璧じゃなくて大丈夫。あなたは頑張っています!

2歳児とタブレットの付き合い方、これで正解!という答えはありません。子供の性格も違えば、家庭の状況も違います。

「ガイドライン通りにできていない…」
「ついつい頼っちゃう…」

そう自分を責める必要は全くありません。あなたは、毎日子育てを頑張っていて、子供にとって何が一番良いのかを一生懸命考えている、素晴らしい親御さんです。

タブレットやスマホは、使い方次第で子育てをサポートしてくれる便利なツールにもなり得ます。大切なのは、ツールに振り回されるのではなく、親であるあなたが主体的に、子供の成長にとってプラスになるような使い方を意識することです。

完璧を目指す必要はありません。少しずつでも、意識して、できることから試してみてください。今日のあなたの小さな一歩が、子供との未来のより良い関係に繋がると信じています。

悩んだり、疲れたりしたら、一人で抱え込まずに、周りの人や専門機関を頼ってくださいね。そして、たまには自分自身を褒めてあげてください。「今日も一日、お疲れ様!」って。

あなたの育児を心から応援しています!


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