ゴーーールデンウィーク!
解放感あふれる連休、子どもたちの嬉しそうな顔を見ると、親も嬉しくなりますよね。
…でも、気づけばリビングは静まり返り、みんなスマホやタブレット、ゲーム画面に釘付け。「まあ、連休くらい、いっか…」と、ゆっくりしたい親心も手伝って、ついつい容認してしまいがち。
でも、心のどこかで、「このままでいいのかな…?」「せっかくの休みなのに、画面ばっかり見てる…」「注意したら、またバトルになるんだろうな…」なんて、モヤモヤしていませんか?
こんにちは!湘南で子育て中の、3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
我が家も三姉妹。連休となると、途端に「スマホ、まだ?」「ゲーム、あと何分?」の交渉が始まります(笑)。静かにしてくれるのは正直助かるけれど、ここ湘南は外も気持ちいい季節だし、もっと家族で違う時間も過ごしたい…!その葛藤、痛いほど分かります!
今日の記事は、そんなGW中の「スクリーンタイム問題」に悩むパパママへ。
「ゲームやめなさい!」とガミガミ叱るのではなく、親子で納得できるルールを作り、他の楽しいことにも目を向けさせるための、賢い対応策を具体的にお伝えします。
- なぜ連休中の「やりすぎ」は特に注意が必要なのか?
- 親子バトルを回避!効果的な【5つのステップ】
- ルールを守れなかった時、どうする?
- 大切なのは「メリハリ」と「笑顔」
この記事を読んで、イライラや罪悪感を減らし、親子で笑顔で過ごせるゴールデンウィークのヒントを見つけてくださいね!
なぜGWは「やりすぎ」注意報? 休みの日こそ気をつけたい理由
「連休くらい、好きなだけやらせてあげたい」気持ちも分かります。でも、普段以上にスクリーンタイムが長引くことには、こんなデメリットも潜んでいます。
- 生活リズムの乱れ: 夜更かししてゲーム→朝起きられない→昼夜逆転…となりがち。乱れたリズムは、連休明けの体調不良や「五月病」にも繋がります。
- ”依存”への入り口?: 長時間、強い刺激を受け続けることで、「もっとやりたい!」という気持ちが強くなり、普段の生活に戻っても、なかなか離れられなくなる可能性も。
- 他の”大切な体験”の機会損失: 外で体を動かす、家族や友達と直接触れ合う、自然に触れる、本を読む、ボーっと空想する…そういった、子どもの心と体の成長に不可欠な体験の時間が、画面に奪われてしまいます。
- 目や体への負担増: 長時間同じ姿勢で画面を見ることは、視力低下、肩こり、運動不足の原因に。特に成長期の子どもには注意が必要です。
皐月’s Point: 看護師として見ても、睡眠リズムの乱れは子どもの心身の健康に大きく影響します。スマホやゲームのブルーライトは、睡眠ホルモン(メラトニン)の分泌を妨げ、寝つきを悪くすることが知られています。また、外遊びや多様な活動は、脳の発達やストレス解消にも不可欠。連休だからこそ、意識してバランスを取ることが大切ですね。(※WHOや米国小児科学会なども、年齢に応じたスクリーンタイムの目安を示していますが、大切なのは時間だけでなく「内容」と「バランス」です。)
「やめなさい!」バトル回避! 親ができる賢い対応策【5つのステップ】
では、具体的にどうすれば良いのでしょうか? ポイントは「一方的な禁止」ではなく「親子での合意形成」と「魅力的な代替案」です!
ステップ1:まずは”親子で作戦会議”! ルールを一緒に決める
親が一方的に決めたルールは、子どもも守る気が起きにくいもの。連休が始まる前や、期間の初めに、親子で作戦会議を開きましょう!
- 話し合うこと:
- なぜ時間制限が必要なのか?(目の健康、睡眠、他の楽しいことのため等、子どもに分かる言葉で)
- 1日にどのくらいならOK?(例:午前1時間、午後1時間など)
- いつやる?(例:ご飯の後、お出かけから帰ってきてから等)
- どこでやる?(例:リビングだけ、寝室には持ち込まない等)
- やっていい内容(ゲームの種類や動画の内容など、必要であれば)
- コツ:
- 子どもの意見も尊重しつつ、親として譲れないライン(睡眠時間への影響など)はしっかり伝える。
- 決めたルールは紙に書いて、見えるところに貼っておく。
- 「一緒に決めたルールだから守ろうね」と、協力をお願いするスタンスで。
(→ #ワンポイント育児 「どっちがいい?」 の考え方も応用できますね!)
ステップ2:”見通し”を持たせる声かけ&タイマー活用
いきなり「はい、おしまい!」は、子どもも納得できません。
- 具体的な声かけ:
- 「あと10分で、おしまいの時間だよー!」
- 「このゲーム(動画)が終わったら、休憩しようか」
- 「タイマーが鳴ったら、次はお外で遊ぼうね!」
- 工夫:
- キッチンタイマーやスマホのアラームを活用し、残り時間を「見える化」する。
- 終わりの時間だけでなく、その後の楽しい予定も一緒に伝えると、気持ちの切り替えがスムーズになりやすい。
ステップ3:”魅力的な代替案”を用意する!
スマホやゲーム以上に「やりたい!」と思えることがあれば、子どもは自然と画面から離れます。
- アイデア例:
- 特別な体験: GWならではのイベント、キャンプ、潮干狩り(湘南ならでは!)、普段行かない公園へのお出かけなど。
- 一緒に楽しむ: ボードゲーム、カードゲーム、料理やお菓子作り、工作、スポーツなど、親子や家族で一緒にできること。
- 体を動かす: 公園での鬼ごっこ、自転車、ボール遊び、水遊びなど、思い切り体を動かせる機会を作る。
- 創造性を刺激するもの: レゴ、粘土、お絵描き、自由研究のネタ探しなど、じっくり集中できるもの。
- ポイント: 親も一緒に楽しむ姿勢を見せることが大事!「スマホよりこっちの方が楽しい!」と思わせる工夫を。(→ #ワンポイント育児 「一緒にやってみようか?」 の出番!)
ステップ4:親自身も”お手本”を見せる
子どもは親の姿をよく見ています。
- 心がけ:
- 親自身がスマホばかり見ていないか、意識してみる。
- 子どもと遊ぶ時や話す時は、スマホを置いて向き合う。
- 親も一緒に外に出たり、本を読んだりする姿を見せる。
- ポイント: 親が楽しそうに他のことをしていれば、子どもも興味を持つかもしれません。
ステップ5:できた時は”具体的に”認める!
ルールを守れた時、スムーズに切り替えられた時は、具体的に褒めてあげましょう!
- 声かけ例:
- 「タイマーが鳴ったら、ちゃんとゲーム終えられたね!約束守れてえらい!」
- 「今日は、午前中は外でたくさん遊んで、午後に少しゲーム、って上手に時間を使えたね!」
- 「『もっとやりたい』って気持ちを我慢できたんだね、すごいね!」
- ポイント: できた行動を具体的に認めることで、「次も守ろう!」という意欲に繋がります。(→ #ワンポイント育児 「見たまま承認」「プロセス褒め」も参考に!)
ルールを守れない…そんな時の対応は?
約束しても、なかなか守れないこともありますよね。そんな時は…
- 感情的にならない: まずは親が冷静に。「約束、どうだったかな?」と確認を。
- 事前に決めたペナルティを実行(もしあれば): 「守れなかったら、明日はゲームお休みね」など、事前に決めていた、短期的で、関連性のあるペナルティを実行します。感情的な罰(大声で叱る、長期間取り上げるなど)は逆効果。
- ルールを見直す: あまりにも守れない場合は、ルール自体が子どもにとって厳しすぎる可能性も。もう一度、親子で作戦会議を開きましょう。
我が家のGWのスマホ攻防戦と、我が家の妥協点
我が家も、GWは三姉妹とスクリーンタイムのルールについて、毎年攻防戦(という名の話し合い)を繰り広げます(笑)。最初は私も厳しく制限しようとしましたが、それだと親も子もストレスが溜まるばかり…。
今は、連休前に「GW中は、特別ルールね!」と宣言し、
- 1日の合計時間(例えば2時間まで、など)
- やっていい時間帯(午前と午後、寝る前はNGなど)
- 外出や家族で遊ぶ時間は優先!
といった、ざっくりとしたルールを子どもたちと話し合って決めています。(ステップ1)
そして、「今日は海に行くから、帰ってきてからね!」(ステップ3)とか、「明日はおばあちゃんちに行くから、ゲームはお休みの日ね」と、日々の予定とセットで見通しを伝えるようにしています。(ステップ2)
それでも、「もっとやりたい!」となる日はありますが、そんな時は「そっか、もっとやりたいんだね。でもお約束だからね。じゃあ、終わったら一緒にトランプする?」と、気持ちを受け止めつつ、次の楽しみを提示するように心がけています。完璧ではないけれど、以前よりバトルは格段に減りました!
まとめ:GWは”メリハリ”が大事!親子で笑顔の時間を増やそう
ゴールデンウィーク中の子どものスマホやゲームとの付き合い方。完全に禁止するのも、野放しにするのも、どちらも親子にとってハッピーではないかもしれません。
大切なのは、親子でルールを共有し、”メリハリ”をつけること。そして、スクリーンタイム以外の「リアルな体験」や「人との触れ合い」がいかに楽しいかを、子どもが実感できる機会をたくさん作ってあげることです。
今日ご紹介した、
- 親子で作戦会議(ルール決め)
- 見通しとタイマー活用
- 魅力的な代替案
- 親がお手本
- できたら具体的に承認
これらのステップを参考に、イライラや罪悪感を少し手放して、親子で笑顔になれるゴールデンウィークの過ごし方を見つけてみてくださいね!
あなたのGW中のスクリーンタイム対策、どうしていますか? 「我が家のルール」や「こんな工夫が効果あった!」など、ぜひコメントで教えてください!
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次回の「#ワンポイント育児」もお楽しみに!
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