「お正月って、何する日?」子どもに聞かれたら、どう答える?
年末年始、家族みんなで過ごすお正月。
「お年玉もらえる日!」
「おじいちゃんおばあちゃんの家に行く日!」
子どもたちにとっては、そんなイメージが強いかもしれません。
しかし、お正月は、日本の伝統や文化に触れることができる、貴重な機会でもあります。
「おせち料理の意味って、何だろう?」
「昔ながらの遊びって、どんなものがあるんだろう?」
「どうせなら、子どもにも日本の伝統を伝えたいな」
そんな風に、お正月をより深く楽しみたいと考えているママ・パパも少なくないはずです。何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもたちに「日本の心」を伝えたくて、お正月の過ごし方を模索してきました。
この記事では、ママナースである私が、お正月の本当の意味から、おせち料理に込められた願い、そして、親子で楽しめる昔ながらの遊びまで、私の実体験を交えながら分かりやすく解説します。
もう、お正月を「ただの休み」で終わらせる必要はありません。この記事を読めば、今年の正月は、家族みんなで日本の伝統を学び、忘れられない思い出を作れるはずです!
お正月の本当の意味:一年の始まりと、家族の絆
お正月は、新しい年の始まりを祝い、家族の健康と幸せを願う大切な行事です。その背景には、古くからの日本の文化や風習が深く根付いています。
1. 年神様をお迎えする
お正月には、「年神様」という新年の神様が各家庭にやってくると言われています。年神様は、一年の幸福や豊作をもたらしてくれる神様です。門松やしめ飾り、鏡餅などは、年神様をお迎えするための飾り付けです。
2. 家族の絆を深める
お正月は、家族や親戚が集まり、一緒に食事をしたり、遊んだりする貴重な機会です。普段なかなか会えない人たちと交流することで、家族の絆が深まります。
3. 一年の計を立てる
新しい年の始まりに、今年の目標や抱負を立てるのもお正月の過ごし方の一つです。家族みんなで今年の目標を話し合うのも良いでしょう。
おせち料理に込められた願い:一つ一つに意味がある
おせち料理は、一品一品に縁起の良い意味が込められています。子どもたちにその意味を伝えながら食べることで、食への興味も深まります。
主なおせち料理とその意味
- 黒豆: 「まめ(まじめ)に働く」という意味が込められています。健康でまじめに働けるようにという願いです。
- 数の子: 数の子はニシンの卵。卵の数が多いことから、「子孫繁栄」の願いが込められています。
- 田作り: 片口イワシを乾燥させたものです。イワシが豊作をもたらす肥料として使われたことから、「五穀豊穣」の願いが込められています。
- 伊達巻: 巻物に似ていることから、「知識や文化の発展」を願う意味があります。
- 紅白かまぼこ: 紅は魔除け、白は清浄を表します。半円の形は「日の出」を象徴し、おめでたい意味があります。
- 栗きんとん: 黄金色に輝くことから、「金運上昇」「豊かな一年」を願う意味があります。
親子で楽しむ!昔ながらのお正月遊び
スマホやゲームも楽しいですが、お正月には昔ながらの遊びに挑戦してみましょう。体を動かしたり、頭を使ったり、家族みんなで楽しめるものばかりです。
1. カルタ
- 百人一首: 少し難しいですが、日本の古典文化に触れる良い機会です。子ども向けの絵カルタから始めるのも良いでしょう。
- いろはカルタ: ひらがなを覚えたばかりの子どもでも楽しめます。
2. 凧揚げ
- 広い公園や河川敷で、家族みんなで凧揚げに挑戦してみましょう。空高く舞い上がる凧は、子どもたちの夢や希望を象徴します。
3. 羽根つき
- 羽根つきは、日本の伝統的なお正月遊びです。羽根を落とさないように打ち合うことで、集中力や運動能力が養われます。
4. 独楽回し
- 独楽回しは、手先の器用さや集中力を養う遊びです。様々な種類の独楽があるので、お気に入りの一つを見つけてみましょう。
5. 福笑い
- 目隠しをして顔のパーツを並べる福笑いは、家族みんなで笑い合える楽しい遊びです。子どもの想像力や表現力を育みます。
まとめ:日本の伝統を、子どもたちへ繋ぐお正月
お正月は、日本の伝統や文化に触れ、家族の絆を深めることができる貴重な機会です。おせち料理の意味を知り、昔ながらの遊びに挑戦することで、子どもたちは日本の文化を肌で感じ、豊かな心を育むことができます。
この記事が、あなたの家庭での正月を、より深く、そして楽しく過ごすための一助となれば幸いです。今年の正月も、家族みんなで最高の思い出を作ってくださいね!