入学準備

【就学準備】小学校入学前に「これだけは!」身につけておきたい生活習慣&学習習慣リスト|ママナースが解説

「うちの子、小学校でやっていける?」期待と不安が入り混じる、あなたへ

ピカピカのランドセルを、嬉しそうに背負ってみる我が子。

その姿に、胸がいっぱいになるほどの成長を感じると同時に、ふと、大きな不安の波が押し寄せてきませんか?

「朝、一人で起きられるかな?」
「授業中、ちゃんと座っていられるかな?」
「お友達、すぐにできるかな?」

いわゆる「小1の壁」という言葉も、プレッシャーに拍車をかけますよね。

こんにちは!3人の娘たちの就学準備を、それぞれ違った形でサポートしてきた、現役ママナースの皐月です。

あなたにお伝えしたいのは、就学準備で最も大切なのは、ひらがなや計算が完璧にできることではない、ということです。それよりもっと重要なのは、子どもが「小学校って、なんだか楽しそう!」「僕(私)なら、きっと大丈夫!」と、自信と期待を持って、入学式の日を迎えられること。

そのための土台となるのが、家庭で育む「生活習慣」と「学習習慣」です。

この記事では、膨大な就学準備リストの中から、「これだけは押さえておきたい!」という本当に重要なポイントを厳選し、具体的なサポートの方法を、ママナースの視点も交えてお伝えします。

さあ、親子で笑顔の春を迎えるための準備を、今日から少しずつ始めましょう。


Part 1:すべての土台!「生活習慣」編

規則正しい生活リズムは、子どもの心と体の安定に直結します。これが、学校生活を元気に乗り切るための、何よりの資本になります。

1.早寝・早起き・朝ごはん

  • なぜ必要?: 脳と体をしっかり目覚めさせ、午前中の授業に集中するためです。朝ごはんは、体温を上げ、脳のエネルギーになる、一日の最も重要なスイッチです。
  • 家庭でできること:
    • 入学半年前から、少しずつ小学校の生活時間に合わせた起床・就寝時間にシフトしていきましょう。
    • 朝、食欲がない子でも、バナナ半分やヨーグルト一口でも良いので、何かお腹に入れる習慣をつけましょう。

2.自分で着替え・身支度

  • なぜ必要?: 学校では、体育の時間など、自分で着替える場面がたくさんあります。自分のことを自分でできる、という感覚が、子どもの自信に繋がります。
  • 家庭でできること:
    • ボタンのかけ外し、靴下を履くなど、少し時間がかかっても、親が手伝わずに見守る練習を。
    • 「明日の服、どっちにする?」と、前日の夜に一緒に準備する習慣をつけるのがおすすめです。

3.自分の持ち物の管理

  • なぜ必要?: ランドセルの中の整理整頓、ハンカチ・ティッシュの準備など、学校では自己管理能力が求められます。
  • 家庭でできること:
    • おもちゃの片付けなど、「使ったものは、元の場所に戻す」という基本を、根気強く伝え続けましょう。
    • 子ども専用の棚や引き出しを作り、ハンカチや給食袋など、自分のものを管理するスペースを与えてあげましょう。

4.トイレ・排泄

  • なぜ必要?: 学校の和式トイレに戸惑う子もいます。また、授業中に「トイレに行きたい」と、自分で先生に伝えられることも大切です。
  • 家庭でできること:
    • 近くの公園などで、和式トイレを経験させておくと安心です。
    • 「トイレに行きたくなったら、手を挙げて先生に言うんだよ」と、具体的な行動を教えておきましょう。

Part 2:「勉強の土台」を作る!「学習習慣」編

ここでは、読み書き計算そのものではなく、それらを学ぶための「土台」となる力と習慣に焦点を当てます。

1.人の話を、最後まで聞く力

  • なぜ必要?: 先生の話を聞けないと、授業についていけず、子ども自身が困ってしまいます。
  • 家庭でできること:
    • 親が話している時は、テレビを消すなど、「聞く環境」を整える。
    • 絵本の読み聞かせは、集中して話を聞く最高のトレーニングです。少し長めのお話にも挑戦してみましょう。
    • 子どもが話している時は、親が手を止めて、目を見て真剣に聞く姿勢を見せることが、何よりのお手本になります。

2.椅子に座っていられる力

  • なぜ必要?: 45分間、自分の席に座って過ごす、という学校の基本ルールです。
  • 家庭でできること:
    • 食事の時間、お絵描きや粘土遊びの時間など、「決まった時間は、椅子に座って過ごす」という経験を、少しずつ増やしていきましょう。
    • 時間を決めて、「このタイマーが鳴るまで、一緒にパズルをやろう」など、遊びながら集中する練習をするのがおすすめです。

3.文字や数字への興味・関心

  • なぜ必要?: 「知りたい!」「読みたい!」という知的好奇心が、学習意欲の源泉になります。
  • 家庭でできること:
    • 無理にドリルなどをやらせる必要はありません。散歩中に見つけた看板の文字を読んでみたり、お風呂で一緒に100まで数えたり、生活の中にある文字や数字に、親子で楽しく触れる機会を増やしましょう。

【ママナースの視点】見過ごしがちな「心と目」の準備

就学準備というと、どうしても「できること」に目が行きがちですが、看護師として、ぜひチェックしてほしいポイントがあります。

  • 心の準備(期待感を育む):
    • 「小学校に行ったら、あれもこれもやらなきゃダメよ!」と、脅し文句でしつけるのは逆効果です。「給食、おいしいらしいよ」「広い校庭で遊べるね」など、小学校へのポジティブなイメージをたくさんインプットしてあげましょう。
  • 目の準備(視力):
    • 実は、黒板の字が見えにくいことが、授業に集中できない原因になっているケースは少なくありません。就学前健診だけでなく、一度、眼科でしっかり視力検査を受けておくと、より安心です。

まとめ:一番大切な準備は、親子の「大丈夫!」という気持ち

就学準備は、子どものためだけのものではありません。

それは、親自身が、子どもを信じて、社会に送り出すための「心の準備」でもあります。

リストの項目が、すべて完璧にできている必要なんてありません。一番大切なのは、入学式の日、「この子なら、きっと大丈夫」「何かあっても、パパとママがついているから大丈夫」と、親子で笑顔で手を取り合えること。

その安心感こそが、お子さんが新しい世界へ飛び込んでいくための、最高の翼になるのです。

【小学校入学後】で差がつく?幼稚園・保育園選びで本当に大切なこと~先生・卒園生・専門家の声から徹底検証~

elementary students learning the alphabet

「小学校に入学したら、うちの子、ちゃんとやっていけるかな…」
「幼稚園と保育園、どっちを選んだら、小学校生活にスムーズになじめるんだろう…」
「勉強についていけるか心配…」「お友達と仲良くできるかな…」

お子さんの小学校入学を控え、期待とともに、不安も大きいのではないでしょうか?

実は、幼稚園・保育園選びは、目先の園生活だけでなく、
その後の小学校生活、さらには、子どもの将来にも、
大きな影響を与える可能性があるんです!

「えっ、そうなの?!」
と、驚かれた方もいるかもしれませんね。

でも、大丈夫!

この記事では、
小学校の先生、幼稚園・保育園の卒園生とその保護者、
そして、発達心理学の専門家への徹底取材を基に、
「小学校入学後」を見据えた、
後悔しない幼稚園・保育園選びのポイントを、
わかりやすく解説します!

この記事を読めば、
あなたのお子さんにぴったりの園が、
きっと見つかるはず!

さあ、一緒に、
子どもの未来を輝かせる、
最高の園選びを始めましょう!

1. 幼稚園と保育園、それぞれの特徴をおさらい

まずは、幼稚園と保育園、それぞれの特徴を、
小学校生活との関連性も踏まえながら、
おさらいしておきましょう。

項目幼稚園保育園
管轄文部科学省厚生労働省
目的教育保育
対象年齢満3歳~小学校入学前0歳~小学校入学前
保育時間標準4時間(預かり保育あり)原則8時間(延長保育あり)
教育内容学習指導要領に基づく教育活動(読み書き、計算、音楽、図工など)生活を中心とした活動(遊び、食事、睡眠など)
集団生活同年齢の子どもとの集団生活異年齢児との交流がある場合も
先生幼稚園教諭免許保育士資格
小学校生活との関連* 学習習慣の基礎が身につく* 生活習慣の基礎が身につく
* 集団行動のルールを学ぶ* 自立心、自主性が育ちやすい
* 先生の指示を聞き、課題に取り組む練習になる* 年上の子への憧れ、年下の子への思いやりが育つ
* 発表会などの行事を通して、表現力や協調性が養われる* 遊びを通して、創造性、問題解決能力、コミュニケーション能力などが育つ

ここがポイント!

  • 幼稚園:
    • 小学校での学習を見据え、読み書き、計算などの基礎を学ぶ時間がある。
    • 集団での活動が多く、ルールを守ること、友達と協力することなどを学ぶ。
    • 先生主導の活動が多く、指示を聞いて行動する練習になる。
  • 保育園:
    • 生活習慣の自立を促す。
    • 遊びを中心とした活動を通して、自主性、創造性、問題解決能力などを育む。
    • 異年齢児との交流を通して、年上の子への憧れや、年下の子への思いやりを育む。

どちらが良い、悪い、ではありません!

幼稚園と保育園、それぞれに特徴があり、
子どもの発達に与える影響も異なります。

大切なのは、
お子さんの性格や個性、
そして、
家庭の教育方針に合った園を選ぶこと。

次の章からは、
小学校の先生、卒園生、保護者の声を通して、
より詳しく、
幼稚園・保育園選びのヒントを探っていきましょう!