はじめに:「歯医者=怖い」そのイメージ、親が作っていませんか?
「痛くなってから行く場所」「ドリルの音が怖い場所」…あなた自身、歯医者さんにそんなイメージを持っていませんか?親が歯医者に苦手意識を持っていると、その不安は子どもにも伝わり、「歯医者嫌い」を生む原因になってしまいます。
こんにちは、ママナースのさとみです。子どもの将来の健康のために、歯医者さんは「虫歯になってから行く場所」ではなく、**「虫歯にならないために、定期的に通う場所」**にすることが、何よりも大切です。
この記事では、初めての歯医者さんデビューに最適なタイミングと、子どもを歯医者嫌いにさせないために、親ができる準備について、詳しく解説します。
歯医者さんデビュー、ベストなタイミングは?
結論から言うと、**「歯が生え始めたら、なるべく早く」**が理想です。具体的には、下の前歯が生えてくる生後6ヶ月〜1歳頃が、ベストなタイミングと言えるでしょう。
「え、虫歯もないのに、そんなに早く?」と思うかもしれません。しかし、早い時期から通い始めることには、たくさんのメリットがあります。
- 歯医者さんの雰囲気に慣れることができる
- 虫歯になる前の、正しい予防法(歯磨き指導など)を教えてもらえる
- フッ素塗布など、プロのケアを受けられる
- 万が一、虫歯になっても、初期段階で発見・治療できる
「痛い治療」をする前に、「楽しい場所」「気持ちいい場所」というポジティブなイメージを植え付けることが、歯医者さんとの長いお付き合いを成功させる秘訣です。
デビューを成功させる!親ができる3つの事前準備
初めての歯医者さんを、良い経験にするために、お家でできる準備をしておきましょう。
1. 「歯医者さんごっこ」で、心の準備
お家で、「はい、お口をあーんしてくださーい」「ライトでキラキラ見るねー」「シュッシュッて、バイキンマンやっつけるよー」など、歯医者さんごっこをして遊びましょう。これから何をされるのか、見通しが立つことで、子どもの不安は大きく軽減されます。
2. ポジティブな言葉で、期待感を高める
「歯医者さんに行くと、歯がピカピカになって気持ちいいよ」「先生が、バイキンマンがいるか見てくれるんだって」など、歯医者さんに行くことが、ポジティブで、少しワクワクするようなイベントであるかのように話してあげましょう。
3. 親が使う「NGワード」に気をつける
良かれと思って言った言葉が、かえって子どもの恐怖心を煽ってしまうことがあります。
- 「痛くないから大丈夫だよ」: 「痛い」という言葉を使うことで、かえって「痛いことをされるのかも」と意識させてしまいます。
- 「悪いことしたら、歯医者さんに連れて行くよ!」: 歯医者さんを「罰」として使うのは、絶対にやめましょう。
- 「注射されるよ」: 嘘をついて怖がらせるのは、信頼関係を損なう元です。
小児歯科?一般歯科?どんな歯医者さんを選べばいい?
できれば、「小児歯科」を専門に掲げている歯医者さんを選ぶのがおすすめです。小児歯科は、子どもの扱いに慣れたスタッフが多く、院内の雰囲気も子ども向けに工夫されていることが多いです。
また、ただ治療が上手いだけでなく、親の話をしっかり聞いて、予防に力を入れている歯医者さんかどうかも、大切な選択基準になります。ウェブサイトを見たり、地域の口コミを参考にしたりして、親子で長く付き合っていける、信頼できるかかりつけ医を見つけましょう。
まとめ:初めての体験は、親の準備が9割
子どもにとって、初めての歯医者さんは、未知の世界への大冒険です。その冒険が、楽しく、実りあるものになるかどうかは、親の準備と関わり方にかかっています。
「痛くなる前に、定期的に通う」という習慣を、子どもの頃から身につけさせてあげることは、親が子どもの将来に贈ることができる、最高のプレゼントの一つです。ぜひ、親子で楽しみながら、歯医者さんデビューを成功させてくださいね。