はじめに:毎日が全力疾走。「もう無理…」と感じていませんか?
朝は戦場、仕事中は頭をフル回転させ、保育園のお迎え後は息つく暇もなく家事と育児に追われる…。そんな毎日を送る中で、「もう、これ以上頑張れない」「私、母親としても、社会人としても中途半端かも…」と、ふと心が折れそうになる瞬間はありませんか?
こんにちは、ママナースのさとみです。私自身も、不規則な勤務と3人の子育てとの両立に、何度も「限界だ」と感じてきました。ワーキングマザーが、仕事と育児の板挟みで、心身ともに疲れ果ててしまうのは、決して珍しいことではありません。
この記事では、そんな頑張り屋さんのあなたが、少しでも肩の力を抜き、自分らしい心のバランスを取り戻すためのヒントを、私の経験を踏まえてお伝えします。
なぜ、こんなに苦しいの?ワーママが抱える「3つの罪悪感」
ワーキングマザーを苦しめるものの正体は、多くの場合「罪悪感」です。
- 子どもへの罪悪感: 「もっと一緒にいてあげたいのに、ごめんね」「熱があるのに、仕事を休めなくてごめんね」
- 職場への罪悪感: 「子どものことで、また早退(欠勤)して申し訳ない」「周りに迷惑をかけている」
- 夫・パートナーへの罪悪感: 「疲れていて、家のことが疎かになってごめん」「いつもイライラしててごめん」
この3つの罪悪感が、知らず知らずのうちに、あなたの心を蝕んでいくのです。
心のバランスを取り戻すための、3つの「やめる」
完璧なワーキングマザーなんて、どこにもいません。まずは、自分を縛り付けている「〜べき」という考え方を、少しずつ手放してみませんか?
1. 「全部自分でやる」のを、やめる
あなたは一人で戦っているのではありません。使えるものは、何でも頼りましょう。
- 家電に頼る: 食洗機、乾燥機付き洗濯機、ロボット掃除機は、ワーママの三種の神器です。
- サービスに頼る: ネットスーパー、家事代行、ファミリーサポートなど、お金で時間を買う発想も大切です。
- 人に頼る: パートナー、両親、友人…。「助けて」と声を上げることを、ためらわないでください。意外と、周りはあなたを助けたいと思っています。
2. 「100点満点」を目指すのを、やめる
仕事も、家事も、育児も、すべて100点満点を目指すのは不可能です。「今日は、子どもが笑顔だったから100点」「無事に一日が終わったから100点」と、自分への合格ラインを、思いっきり下げてみましょう。夕食が冷凍餃子の日があったって、部屋が少し散らかっていたって、大丈夫です。
3. 「他人と比べる」のを、やめる
SNSで見る「キラキラしたワーママ」の姿に、落ち込む必要はありません。他人の生活は、ほんの一部しか見えません。あなたには、あなたのペースと、あなたの家族の形があります。比べるべきは、他人ではなく、「昨日より少し楽になった自分」です。
たった5分でもいい。自分のための「心の充電時間」を確保しよう
忙しい毎日の中で、意識的に自分のための時間を作ることが、心の健康を保つ上で非常に重要です。
- 通勤電車での5分間: スマホを見るのをやめて、好きな音楽を聴いたり、温かいお茶を飲んだりする。
- 子どもが寝た後の10分間: 好きなドラマを見る、ゆっくりお風呂に浸かる、夫と他愛ない話をする。
- 週末の1時間: パートナーに子どもを預けて、一人でカフェに行く、マッサージに行く。
どんなに短い時間でも、「自分のためだけの時間」を持つことで、心は驚くほどリフレッシュされ、また明日からの活力が湧いてきます。
まとめ:あなたは、あなたのままで素晴らしい
仕事と育児を両立させようと、毎日必死で頑張っている。それだけで、あなたは十分に素晴らしく、価値のある存在です。
完璧な母親でも、完璧な社会人でもなくてもいい。どうか、誰よりもまず、あなた自身が、あなたの頑張りを認めて、褒めてあげてください。
あなたが笑顔でいることが、家族にとっての一番の幸せなのですから。