ゴールデンウィーク!
「どこか連れて行かなきゃ!」「特別な思い出を作らなきゃ!」
SNSを開けば、キラキラした旅行や、手の込んだイベントの投稿…。なんだか、そうしなきゃいけないような気持ちになって、焦ったりしませんか?
でも、現実は…混雑に疲れたり、予定通りにいかなかったり、気づけば子どもはスマホやゲーム、親は親でぐったり…。「あれ? GWって、こんなんだっけ?」なんて思ってしまうことも。
こんにちは!湘南で子育て中の、3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も経験あります! 張り切って計画したお出かけより、予定がキャンセルになって家でダラダラ過ごした日の方が、なぜか娘たちとの会話が弾んで、心に残っていたり…。
そう、子どもの心に本当に残るのって、「どこへ行ったか」よりも「誰と、どんな風に過ごしたか」なのかもしれません。
今回の記事は、GW後半戦に向けて、「特別な場所」や「お金」をかけなくても、親子の絆を深め、子どもの心を満たす「濃密な家族時間」を作るための、
- なぜ今、「濃密な時間」が大切なのか?
- 今日からできる!「濃密な家族時間」を生み出す魔法のアイデア【5つのヒント】
- 大切なのは「場所」より「心」の向き合い方
について、看護師として感じる心の健康への効果や、我が家の(時にズボラな?笑)GWの過ごし方も交えながら、具体的にお伝えします。
この記事を読んで、「よし、残りのGWは、こんな風に過ごしてみようかな」と、あなたの心が少し軽くなれば嬉しいです。
なぜ今、「濃密な時間」が大切なの? スマホ時代の親子関係
普段、仕事や家事、習い事の送迎…と、私たちは時間に追われがち。親子で一緒にいても、それぞれがスマホを見ていたり、心が別の場所にあったり…なんてことも少なくないかもしれません。
だからこそ、まとまった時間が取れるGWは、意識して「濃密な時間」を作る絶好のチャンスなんです。
- 心の”充電”と”安心感”: 親が自分だけに集中して、笑顔で関わってくれる時間は、子どもの心の”栄養”となり、「自分は愛されている」「大切にされている」という絶対的な安心感を与えます。これが、子どもの自己肯定感や、外の世界で頑張る力の源泉になります。
- ”非日常”だからこそ生まれる会話と発見: いつもと違うゆったりした時間の中では、普段はできないような深い話ができたり、子どもの意外な一面を発見したりすることも。何気ない会話から、子どもの悩みや興味関心に気づくきっかけにもなります。
- ”画面の外”の楽しさを再発見: デジタル機器から少し距離を置き、五感を使って一緒に何かを楽しむ経験は、リアルな世界の豊かさや、人との直接的な触れ合いの楽しさを、親子で再認識させてくれます。(→GW中の「スマホ・ゲームやりすぎ」対策記事も参考に!)
- 親自身の”癒し”にも: 子どもの笑顔や、一緒に何かに夢中になる時間は、日々の疲れを忘れさせ、親自身の心をも癒し、エネルギーを与えてくれることがあります。
皐月’s Point: 研究でも、家族で過ごす時間の「量」よりも「質」が、子どもの幸福感や発達に重要であると言われています。また、親子のポジティブな関係性は、子どものストレス対処能力(レジリエンス)を高めるという報告も。看護師としても、患者さんやご家族との「質の高い関わり(Quality Time)」が、いかに心のケアに繋がるかを実感しています。
今日からできる!”濃密な家族時間”を生み出す魔法のアイデア【5つのヒント】
高価なレジャーや、特別なイベントは必要ありません! 大切なのは「心」の向き合い方。今日からできる、簡単なヒントを5つご紹介します。
ヒント1:”スマホOFFタイム”を宣言!【デジタルデトックス】
- やり方:
- 「今から1時間は、家族みんなでスマホOFFタイムにしよう!」など、時間を区切って宣言する。(食事中だけ、でもOK!)
- 親も率先してスマホを手の届かない場所に置く!
- その時間は、次で紹介するような、他の活動を一緒に楽しむ。
- ポイント: 最初は子どもからブーイングが出るかもしれませんが、「その代わり、もっと面白いことしようよ!」と誘ってみて。親の本気度も試されます(笑)。
ヒント2:”なんでもないこと”を、一緒に”とことん”楽しむ【日常の特別化】
特別なことをしなくても、いつもの日常を少し丁寧に味わうだけで、特別な時間になります。
- アイデア例:
- 散歩: 近所の公園や、(湘南なら)浜辺を、目的もなくただブラブラ歩く。道端の花、変わった形の雲、面白い看板…小さな発見を共有する。
- 料理・お菓子作り: 一緒に生地をこねる、野菜を切る(安全に注意!)、盛り付けをする。共同作業が楽しい!
- ボードゲーム・カードゲーム: スマホゲームとは違う、顔を見合わせて笑ったり、駆け引きしたりする楽しさ。
- 一緒に読書: それぞれが好きな本を読むのでも、一冊の長い物語を読み聞かせするのでもOK。
- ただ、ゴロゴロする!: クッションをたくさん出してきて、一緒にゴロゴロしながら、くだらない話をする。そんな時間も最高!
- ポイント: 結果や効率を求めず、そのプロセスを親子で楽しむ意識が大切。(→ #ワンポイント育児「一緒にやってみようか?」 も参考に!)
ヒント3:子どもの”好き”に、本気で乗っかってみる【興味の共有】
子どもの「大好き!」な世界に、親も飛び込んでみましょう!
- やり方:
- 子どもが夢中になっていること(昆虫、電車、アイドル、ゲーム…何でもOK!)について、「へぇ!面白いね!もっと教えて!」と心から(あるいは、興味津々なフリでも最初はOK!)聞いてみる。
- 子どもを”先生”にして、その世界の魅力を教えてもらう。
- 可能なら、関連する場所に出かけたり、一緒に簡単な工作をしたりしてみる。
- ポイント: 親が自分の知らない世界を知るチャンス!子どもの専門知識に驚かされるかも?(→ #ワンポイント育児「〇〇って面白いね!」 も参考に!)
ヒント4:”五感”を使う体験を取り入れる【リアルな刺激】
デジタル画面の刺激とは違う、リアルな感覚を呼び覚ます体験を。
- アイデア例:
- 自然に触れる: 公園で草花の匂いを嗅ぐ、木の幹に触れる、砂浜で砂の感触を楽しむ(まさに湘南!)、雨上がりの土の匂いを感じる。
- 創作活動: 粘土をこねる、絵の具を手で塗ってみる(汚れてもOK!)、楽器を鳴らしてみる。
- 料理: 味見をする、匂いを嗅ぐ、食材の手触りを感じる。
- 音楽鑑賞: 目を閉じて、音楽の世界に浸ってみる。
- ポイント: 五感をフルに使う体験は、子どもの感性を豊かにし、心を落ち着かせる効果も。
ヒント5:”今日のハイライト”を語り合う時間【感謝と振り返り】
一日の終わりに、家族でその日あった「良かったこと」を共有する時間を作りましょう。
- やり方:
- 夕食時や寝る前に、「今日、一番嬉しかったことは何?」「何か面白いことあった?」「誰かに『ありがとう』って思ったことは?」など、ポジティブな出来事を振り返る質問をする。
- 親も自分のハイライトを話す。
- ポイント: 楽しかったことを再体験でき、幸福感がアップします。お互いの一日を知り、感謝の気持ちを育む良い機会にもなります。
大切なのは「場所」より「心」の向き合い方
繰り返しますが、「濃密な家族時間」を作るのに、特別な場所や高価なものは必要ありません。
大切なのは、
- スマホを置いて、子どもの目を見て話を聴く
- 結果ではなく、一緒に過ごすプロセスを楽しむ
- 子どもの気持ちや興味に寄り添う
- そして、親自身もリラックスして、その時間を楽しむこと!
たとえ15分でも、心が通い合う、質の高い時間であれば、それは子どもにとって最高の「思い出」になるはずです。
我が家のGW、予定外の”最高の一日”
数年前のGW、雨で楽しみにしていたお出かけが中止になったことがありました。子どもたちは当然ブーイング。私も「あーあ、せっかくの休みなのに…」と、がっかりしていました。
でも、気を取り直して、「じゃあ、今日は家で『秘密基地』を作ろう!」と提案。リビングにありったけの毛布やクッション、段ボールを持ち出して、三姉妹と夫と私で、ああでもないこうでもないと大騒ぎしながら基地作り!(ヒント2&3の実践!)
完成した(といっても、ただの布の山ですが笑)秘密基地の中で、おやつを食べたり、絵本を読んだり、懐中電灯で影絵をしたり…。結局、その「予定外の地味な一日」が、その年のGWで一番、家族みんなが笑顔で、心から繋がれた「最高の一日」として、私の記憶に残っています。
まとめ:GW後半戦! ”心に残る時間”を作ろう
ゴールデンウィークも、後半戦!
特別な計画がなくても、大丈夫。
「濃密な家族時間」は、あなたの”心”の持ち方次第で、いつでも、どこでも、作り出すことができます。
今日ご紹介した、
- スマホOFFタイム
- ”なんでもないこと”をとことん楽しむ
- 子どもの”好き”に乗っかる
- ”五感”を使う体験
- ”今日のハイライト”を語り合う
これらのヒントを参考に、残りのGW、そしてこれからの毎日の中に、親子で心から笑い合える、温かい時間を、ぜひ意識して作ってみてください。
その積み重ねが、お子さんの未来を照らす、かけがえのない宝物になるはずです。
あなたのGWの過ごし方、家族時間を楽しむための工夫など、ぜひコメントで教えてください!
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次回の記事もお楽しみに!
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