「最近、どうも仕事がうまくいかない」
「昔はもっとバリバリ働いていたのに、今は評価されない」
「指示されたことしかできず、自分に嫌気がさす」
「このままではいけないと思うけど、具体的にどうすればいいか分からない」
「気づいたら、周囲から『老害』なんて呼ばれている…」
そんな悩みを抱えている、40代、50代のビジネスパーソンの方、もしかしたら、これを読んでいる「あなた」も、その一人かもしれません。
終身雇用、年功序列が当たり前だったあの頃。
「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」
日本海軍の軍人、山本五十六のこの言葉に代表されるような育成方法、いわゆる「五十六方式」で、あなたも育てられてきたのではないでしょうか。
上司から手取り足取り…とはいかずとも、細かな指示を受け、先輩の背中を見ながら、失敗して怒られながら、仕事を覚えてきた。
「見て覚えろ」「失敗から学べ」「とにかくやれ」
そんな言葉が飛び交う環境で、あなたなりに懸命に努力し、成果を上げ、会社に貢献してきたはずです。
しかし、時代は変わりました。
変化のスピードが速く、将来の予測が困難な現代において、上司の指示を待つだけ、言われたことだけをやる、そんな働き方は通用しなくなってきています。
「あの頃」と同じやり方を続けていても、思うような成果が出せない。それどころか、「老害」と呼ばれるようになってしまった…。
もしかしたら、あなただけが悪いわけではなく、あなたを育てた「あの頃」の育成方法、そして、あなた自身がそこから「変われない」事に問題があるのかもしれません。
でも、安心してください。
あなたは、決して「老害」などではありません。
今からでも、変われます。
なぜなら、あなたには、これまで積み上げてきた「経験」と、これからの未来を切り開く「伸びしろ」があるからです。
このブログシリーズでは、「見て覚えろ」と言われて育ってきた世代、いわば「五十六方式」の申し子である私たちが、現代社会で再び輝きを取り戻すために必要な「自律的な学び」について、具体的なステップを解説していきます。
「老害」と「伸びしろ」は、実は表裏一体なのです。
過去の栄光にすがるのではなく、未来に向けて学び続けることで、あなたの中に眠る「経験」と「伸びしろ」を解き放ちましょう!
これから始まる全7回のシリーズ、どうぞ最後までお付き合いください。
この記事を、かつて私の上司だった、今は亡き岩本さんに捧げます。
注釈:
- 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
- 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。
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