「子どもにスマホやタブレットを与えているけど、使い方ってこれで合ってるのかな…」
「ネットの危険性って、子どもにどう教えたらいいんだろう…」
そんな悩みをお持ちのパパママも多いのではないでしょうか?
近年、子どもがインターネットに触れる機会は増加し、低年齢化も進んでいます。
総務省の調査によると、2022年には、6歳~12歳の子どものインターネット利用率は86.2%、13歳~19歳では98.1%にものぼっています。
子どもにとって、インターネットは無限の可能性を秘めたツールである一方、危険も潜んでいます。
だからこそ、ネットリテラシー教育が重要になってくるのです。
ネットリテラシー教育って何歳から始めるべき?
結論から言うと、ネットリテラシー教育は早ければ早いほど良いと言われています。
欧州委員会の報告書(2011)では、就学前の段階から基本的なネットリテラシー教育を開始することの重要性を指摘しています。
また、内閣府の調査(2022)では、2歳児の約6割、6歳児の約8割がインターネットを利用しているという結果が出ており、早期教育の必要性が示唆されています。
とはいえ、子どもの発達段階はそれぞれ違いますよね。
年齢別に、どんな点に注意して教えればいいのでしょうか?
年齢別に見る!ネットリテラシー教育のポイント
〇幼児期(~6歳)
- インターネットは、楽しいことだけでなく、危険なこともあると教える
- 嘘や不確かな情報に注意すること、個人情報やパスワードを大切にすることを教える
- 利用時間や利用コンテンツを制限する
- 親が一緒にインターネットを利用し、良い使い方を教える
〇小学校低学年(6歳~9歳)
- ネットいじめや、個人情報流出の危険性について具体的に教える
- 著作権や肖像権について、わかりやすく説明する
- フィルタリングソフトなどを活用し、有害な情報から子どもを守る
- 困ったことがあったら、すぐに大人に相談することを習慣づける
〇小学校高学年(10歳~12歳)
- SNSの利用方法や注意点について詳しく教える
- 誹謗中傷や炎上など、ネットトラブルの具体例を挙げて説明する
- 情報の真偽を見分ける力を養う
- インターネットとの適切な付き合い方について、親子で話し合う
ネットリテラシー教育で大切なこと
- 子どもの発達段階に合わせる 難しい言葉や抽象的な概念は避け、具体例を交えながらわかりやすく説明しましょう。
- 一方的な押し付けにしない 「ダメ!」「危ない!」ばかりでは、子どもは反発する可能性があります。 なぜダメなのか、どうすれば安全に楽しめるのかを、丁寧に説明しましょう。
- 親子でルールを作る 利用時間や利用コンテンツなど、具体的なルールを決め、家族で共有しましょう。 子どもと一緒にルールを作ることで、納得感も高まります。
- 良い面も伝える インターネットは、学習やコミュニケーションなど、様々な可能性を秘めています。 危険性だけでなく、良い面も伝えることで、子どもはインターネットをより有効活用できるようになります。
- 継続的な教育を心がける ネットリテラシー教育は、一度教えれば終わりではありません。 子どもの成長に合わせて、繰り返し教え、共に考え、共にルールを作り上げていくことが大切です。
まとめ|ネットリテラシー教育で、子どもたちの未来を守ろう!
この記事では、子どものネットリテラシー教育について、年齢別のポイントや注意点などを解説しました。
インターネットは、使い方次第で子どもたちの可能性を広げる素晴らしいツールです。
しかし、危険も潜んでいることを忘れずに、適切なネットリテラシー教育を行うことが大切です。
ぜひ、この記事を参考に、お子様とインターネットとの付き合い方について考えてみてくださいね。
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