スマホ・ゲーム、何歳から?親子で決める、デジタルメディアとの上手な付き合い方

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はじめに:「スマホばっかり見て!」その言葉、子どもに言っていませんか?

レストランで、静かにさせるために、ついスマホを渡してしまう。家事で手が離せない時、テレビや動画に子守りをさせてしまう…。そんな経験、誰にでもあるのではないでしょうか。デジタルメディアは、現代の子育てにおいて、非常に便利で、魅力的なツールです。しかし、その一方で、視力低下や睡眠不足、依存などのリスクも指摘されています。

こんにちは、ママナースのさとみです。「スマホやゲームは、絶対悪だ」と、全てを取り上げるのは、現実的ではありません。大切なのは、デジタルメディアに「使われる」のではなく、親子で「上手に使いこなす」ためのルールを持つことです。

この記事では、デジタルメディアとの付き合い方を始める上での考え方と、親子で納得できるルールを作るための具体的なステップについて、解説します。


何歳から?どう始める?

スマホやゲームを何歳から与えるか、という問いに、専門家の間でも、明確な正解はありません。ご家庭の教育方針や、子どもの発達段階によって、その答えは変わってきます。

しかし、一つ言えるのは、**「与えっぱなしにしない」ということです。初めてスマホやゲーム機を渡す時は、必ず、「なぜ、これが必要なのか」「どういう目的で使うのか」**を、親子で話し合う絶好の機会です。

そして、使い始める前に、必ず「お家のルール」を一緒に作りましょう。


親子でバトルにならない!ルール作りの4つのステップ

親が一方的にルールを押し付けても、子どもは反発するだけです。子ども自身が「自分のルール」だと感じられるように、一緒に作っていくプロセスが重要です。

ステップ1:使う「時間」と「長さ」を決める

  • いつ使って良いか: 「夕食の後から、お風呂に入るまで」「宿題が終わってから」など、具体的な時間帯を決めます。
  • どのくらい使って良いか: 「1日合計1時間まで」「平日は30分、休日は1時間半」など、上限時間を決めます。タイマーを使うのが効果的です。

ステップ2:使う「場所」を決める

  • リビングなど、親の目の届く場所で使うのが基本です。自分の部屋に持ち込ませないようにしましょう。食事中や、寝室への持ち込みもNGです。

ステップ3:使う「内容」を話し合う

  • 年齢に合わない、暴力的なコンテンツや、課金が必要なゲームは避けるなど、利用できるアプリやコンテンツの内容について、フィルタリング設定なども含めて、事前に話し合っておきましょう。

ステップ4:守れなかった時の「ペナルティ」も決めておく

  • 「もしルールを破ったら、次の日はスマホ禁止ね」など、守れなかった時のペナルティも、事前に合意しておくことが大切です。感情的に叱るのではなく、決められたルールに従って、淡々と実行しましょう。

そして、何よりも大切なのは、これらのルールを、親自身も守る姿勢を見せることです。親が食事中にスマホをいじっていては、子どもに示しがつきませんよね。


まとめ:デジタル市民としての「生きる力」を育む

デジタルメディアとの上手な付き合い方を教えることは、もはや、現代における「読み・書き・そろばん」と同じくらい、重要なライフスキル教育です。

親子でルールを作り、それを守ろうと努力するプロセスは、子どもが将来、自分自身を律し、情報を正しく取捨選択し、デジタル社会を賢く生きていくための、素晴らしいトレーニングになります。

便利なツールを、親子関係を壊す「悪者」にするのではなく、家族のコミュニケーションを豊かにする「味方」にしていきましょう。


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