こんにちは、ママナースの皐月です。
子どもたちのスマホやタブレットの利用について、ルール作りや依存対策を考える中で、ふと「私自身はどうだろう?」と立ち止まることはありませんか? 子どもに「スマホばかり見ないで!」と言いながら、自分もついつい手が伸びてしまう…そんな経験、私にもあります。
実は、子どもたちのデジタルデバイスとの付き合い方だけでなく、親自身がデジタルデバイスとどう向き合うかが、家族全体の健全なデジタルライフに大きく影響します。
この記事では、家族で実践できるデジタルデトックスの方法や、デジタルデバイスに頼らない家族の時間の過ごし方について、ママナースの視点から提案します。親も子どもも、より豊かな時間を過ごすためのヒントを見つけていきましょう。
親のデジタルデバイス利用が子どもに与える影響
「親の背中を見て子は育つ」という言葉があるように、子どもは親の行動をよく見ています。親のデジタルデバイス利用が、知らず知らずのうちに子どもに影響を与えていることがあります。
行動模倣:「ながらスマホ」が子どもに与える影響
- 「ながらスマホ」の習慣化: 親が食事中や会話中にスマホを触っていると、子どももそれが当たり前だと認識し、同じ行動を模倣するようになります。
- 集中力の低下: 親が常にスマホを気にしていると、子どもも集中力が散漫になりやすくなります。
コミュニケーション不足:親子の会話の減少
- 親子の会話の減少: 親がスマホに夢中になっていると、子どもは話しかけづらくなり、親子のコミュニケーションが減少します。
- 子どもの感情の読み取り不足: 親が画面に集中していると、子どもの表情や仕草、言葉の裏にある感情を読み取ることが難しくなります。
依存のリスク:親の依存が子どもの依存に繋がる可能性
- デジタル依存の連鎖: 親がデジタルデバイスに依存していると、子どもも同じように依存しやすい環境が作られてしまいます。
- 現実世界への興味喪失: 親子ともにデジタル世界に没頭することで、現実世界での体験や人との交流への興味が薄れる可能性があります。
家族で取り組むデジタルデトックス:今日からできる実践アイデア
子どもに「やめなさい」と言うだけでなく、家族みんなでデジタルデバイスとの付き合い方を見直す「デジタルデトックス」を実践してみませんか? 今日からできる具体的なアイデアを5つご紹介します。
アイデア1:デジタルフリータイムの設定
家族全員でデジタルデバイスから離れる時間を意識的に作りましょう。
- 食事中: 食卓ではスマホをテーブルに置かない、テレビを消すなど、家族の会話に集中できる環境を作りましょう。
- 寝る前: 就寝1時間前にはスマホやタブレットの使用を終え、寝室には持ち込まないルールを徹底しましょう。
- 家族団らんの時間: リビングで家族が集まる時間は、デジタルデバイスを触らない「ノーデバイスタイム」を設定するのも良いでしょう。
アイデア2:デジタルデバイスを使わない「家族のイベント」を計画する
デジタルデバイスから離れる時間を作るだけでなく、その時間をどう過ごすかが重要です。
- 公園遊び、ピクニック、ハイキング: 自然の中で体を動かす。
- ボードゲーム、カードゲーム: 家族で頭を使い、コミュニケーションを取りながら楽しむ。
- 料理、お菓子作り: 協力して何かを作り上げる達成感を味わう。
- 読書、絵本の読み聞かせ: 静かな時間の中で、想像力を育む。
- 共通の趣味を見つける: 家族みんなで楽しめる新しい趣味を探すのも良いでしょう。
アイデア3:親自身の「ながらスマホ」をやめる
子どもにデジタルデバイスのルールを求めるなら、まずは親自身が手本を示しましょう。
- 子どもと向き合う時はスマホを置く: 子どもが話しかけてきたら、スマホを置いて子どもの目を見て話を聞きましょう。
- 家事や育児中のスマホ利用を見直す: 料理中や子どもの世話をしている時など、ついついスマホを見てしまう時間を減らしましょう。
アイデア4:スマホの通知設定を見直す
スマホの通知は、私たちの集中力を奪い、無意識のうちにスマホを手に取るきっかけになります。
- 不要な通知をオフにする: 必要のないアプリの通知はオフに設定しましょう。
- 集中力を高めるための工夫: 仕事や家事に集中したい時間は、通知を一時的にオフにする「おやすみモード」などを活用しましょう。
アイデア5:デジタルデバイスの「置き場所」を決める
デジタルデバイスが常に手の届く場所にあると、ついつい触ってしまいます。
- リビングなど共有スペースに置く: 個人の部屋ではなく、家族みんなが見える場所に置くことで、利用状況を把握しやすくなります。
- 寝室への持ち込みを避ける: 睡眠の質を確保するためにも、寝室にはデジタルデバイスを持ち込まないようにしましょう。
デジタルデトックスを成功させるためのママナースからのヒント
デジタルデトックスは、一度に完璧を目指す必要はありません。できることから少しずつ始めて、家族みんなで協力し合うことが大切です。
- 完璧を目指さない、できることから始める:
- 「まずは食事中だけ」「週末の午前中だけ」など、小さな目標から始めてみましょう。
- 家族で話し合い、協力し合う:
- なぜデジタルデトックスに取り組むのか、その目的を家族全員で共有し、お互いに協力し合いましょう。
- デジタルデバイス以外の「心の栄養」を見つける:
- デジタルデバイスから離れた時間で、家族との触れ合い、自然との触れ合い、趣味など、心を満たす活動を見つけることが、デジタルデトックスを継続する鍵となります。
おわりに:デジタルデバイスと上手に付き合い、豊かな家族の時間を
デジタルデバイスは、私たちの生活を豊かにしてくれる便利なツールです。しかし、それに振り回されるのではなく、私たちが主体的にコントロールすることが重要です。
親も子どもも、デジタルデバイスと上手に付き合いながら、家族の絆を深め、豊かな時間を過ごすためのヒントを、この記事から見つけていただけたら嬉しいです。