「ゲームで友達と喧嘩した…」「知らないうちに課金が…」オンラインゲームの悩み、増えていませんか?
子どもたちの遊びの中心が、外遊びからオンラインゲームへと移り変わる現代。
「友達と協力して楽しんでいるみたいだし、まあいいか…」
そう思っていたのに、ある日突然、
「ゲームで友達と喧嘩した!」
「知らない子から暴言を吐かれた…」
「勝手に課金してしまった!」
そんなトラブルに直面し、どう対応すべきか悩んでいませんか?
何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもたちのオンラインゲームを巡るトラブルに、何度も頭を抱えてきました。
「どこまで介入すべきなんだろう?」
「ゲームを取り上げるべきなのかな?」
そんな風に、自分を責めてしまったり、途方に暮れてしまったりしていませんか?
この記事では、ママナースである私が、オンラインゲームで起こりやすいトラブルの種類と、それぞれのトラブルに対する親の介入の仕方、そして、子どもたちが安全にゲームを楽しむためのヒントを、私の実体験を交えながら分かりやすく解説します。
もう、オンラインゲームのトラブルで親子バトルをする必要はありません。この記事を読めば、子どもたちがゲームを通して社会性を育み、親も安心して見守れるようになるはずです。
オンラインゲームで起こりやすいトラブルの種類と、その背景
オンラインゲームは、子どもたちにとって楽しい遊びの場であると同時に、様々なトラブルの温床にもなり得ます。主なトラブルの種類と、その背景にある子どもの心理を見ていきましょう。
1. 友達トラブル:コミュニケーションの難しさ
- 暴言・誹謗中傷: 匿名性が高いため、普段言えないような暴言を吐いてしまうことがあります。また、ゲームの勝敗が絡むと、感情的になりやすい傾向があります。
- 仲間外れ・いじめ: 特定の友達をゲームから排除したり、グループチャットで悪口を言ったりするなど、現実世界と同じような人間関係のトラブルが起こることがあります。
- 背景にある心理: 感情のコントロールが未熟、匿名性による解放感、承認欲求、現実世界でのストレス発散など。
2. 課金トラブル:お金の価値の理解不足
- 高額課金: ゲーム内でアイテムを購入するために、親の知らないうちに高額な課金をしてしまうことがあります。特に、クレジットカード情報が登録されている場合、簡単に課金できてしまうため注意が必要です。
- 背景にある心理: ゲームを有利に進めたい、友達に差をつけたい、限定アイテムが欲しい、お金の価値を理解していないなど。
3. 時間管理トラブル:依存症のリスク
- 長時間プレイ: ゲームに夢中になりすぎて、食事や睡眠、学習時間を削って長時間プレイしてしまうことがあります。視力低下や睡眠不足、学力低下などの影響が懸念されます。
- 背景にある心理: ゲームの達成感や爽快感、友達との繋がり、現実世界からの逃避など。
親の介入の仕方:トラブルの種類別アプローチ
トラブルの種類によって、親の介入の仕方も異なります。感情的にならず、冷静に対応することが大切です。
1. 友達トラブル:まずは子どもの話を聞く
- 子どもの気持ちに寄り添う: 「辛かったね」「嫌な気持ちになったね」と、まずは子どもの気持ちを受け止めましょう。頭ごなしにゲームを否定したり、叱ったりするのは逆効果です。
- 具体的な状況を確認する: いつ、どこで、誰と、何があったのか、具体的に話を聞きましょう。スクリーンショットやチャット履歴があれば、確認させてもらいましょう。
- 解決策を一緒に考える: 「どうしたらよかったと思う?」「次からはどうする?」と、子どもと一緒に解決策を考えましょう。必要であれば、ゲーム運営会社への通報や、学校への相談も検討します。
- ゲーム以外の居場所を作る: ゲーム以外にも、子どもが安心して過ごせる居場所や、夢中になれる趣味を見つけてあげましょう。
2. 課金トラブル:お金の教育のチャンス
- まずは冷静に状況確認: 課金の事実が判明したら、まずは冷静に状況を確認しましょう。いくら課金したのか、何のために課金したのか、子どもに確認します。
- お金の教育をする: 「お金は汗水たらして稼ぐもの」「お金には限りがある」ということを、具体的に教えましょう。お小遣い制を導入したり、お手伝いでお金を稼ぐ経験をさせたりするのも良いでしょう。
- 返金対応を検討する: 未成年者の高額課金は、返金対応が可能な場合があります。ゲーム運営会社や消費者センターに相談しましょう。
- クレジットカード情報の管理を徹底する: クレジットカード情報を登録しない、パスワードを設定するなど、再発防止策を講じましょう。
3. 時間管理トラブル:ルール作りと見守り
- 家族でルールを作る: ゲームの時間、場所、内容などについて、家族で話し合い、具体的なルールを決めましょう。子どもにもルール作りに参加させることで、納得感が高まります。
- タイマーを活用する: ゲーム時間を守るために、タイマーを活用するのも良いでしょう。タイマーが鳴ったら、ゲームを中断する習慣をつけさせます。
- 親も一緒にゲームをする: 親も一緒にゲームをすることで、ゲームの内容を理解し、子どもとの共通の話題が増えます。また、子どものゲームの様子を把握しやすくなります。
- 依存症のサインに注意する: ゲームをしないとイライラする、ゲームのために嘘をつく、学業や日常生活に支障が出ているなどのサインが見られたら、専門機関への相談を検討しましょう。
ママナースからのアドバイス:オンラインゲームは「悪」じゃない。賢く付き合うために
オンラインゲームは、子どもたちのコミュニケーション能力や問題解決能力を育むなど、良い面もたくさんあります。大切なのは、オンラインゲームを「悪」と決めつけず、子どもたちが賢く付き合えるようにサポートすることです。
親が一方的にルールを押し付けるのではなく、子どもと一緒に考え、話し合い、試行錯誤を繰り返す中で、子どもたちはメディアリテラシーを身につけていきます。
この記事が、あなたの家庭でのオンラインゲームとの付き合い方を考えるきっかけになれば幸いです。子どもたちの未来のために、私たち親ができることはたくさんあります。