【叱り方・褒め方 決定版】もう感情的に怒らない!子どもの自己肯定感を育む「伝わる」コミュニケーション術【ママナースが徹底解説】

photo of woman teaching his son while smiling じゆうに
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「何度言ったら分かるの!」
「もー!いい加減にしなさい!」
カッとなって、つい子どもに感情的な言葉をぶつけてしまい、後で自己嫌悪…。

「すごいね!」「えらいね!」
褒めているつもりなのに、なんだか子どもの心に響いていない気がする…。

子育てって、本当にこの「叱り方」と「褒め方」の繰り返し。でも、そのやり方一つで、子どもの自己肯定感や、親子関係が大きく変わってしまうとしたら…?

こんにちは!湘南で3姉妹を育てる現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、この「叱り方」と「褒め方」には、本当に長年悩んできました。看護師としてコミュニケーションの大切さは分かっているつもりでも、我が子相手だと感情が先走ってしまったり、どう褒めたら本当にこの子の力になるのか分からなかったり…。試行錯誤の連続でした。

でも、大丈夫。
正しい知識と、ちょっとしたコツを意識するだけで、あなたの「伝え方」は劇的に変わり、子どもの心にちゃんと届くようになります。そしてそれは、感情的に怒鳴ることを減らし、子どもの自己肯定感をしっかりと育むことに繋がるのです。

この記事は、そんな「叱り方・褒め方」に悩む全てのパパママへ贈る、

  • なぜ「感情的な叱り方」や「漠然とした褒め方」はNGなのか?
  • 子どもの心に届く!「伝わる叱り方」5つのステップ【アドラー心理学・コーチングの視点も】
  • 本当の自信を育む!「伝わる褒め方」4つの秘訣【成長マインドセットを意識して】
  • ママナース皐月のリアルな失敗談と、そこからの学び

を網羅した、【叱り方・褒め方コミュニケーションの決定版】です!
この記事を読めば、もう「どうしたらいいの…」と一人で悩むことはなくなるはず。ぜひ、最後まで読んで、今日からの子育てに活かしてくださいね。

なぜ「感情的な叱り方」は逆効果なの? 心への影響

まず、私たちがついやってしまいがちな「感情的な叱り方」が、なぜ子どものためにならないのか、その理由をしっかり理解しておきましょう。

  • 子どもは”恐怖”でしか学ばない: 大声で怒鳴られたり、強い言葉で否定されたりすると、子どもはその場では行動を改めるかもしれません。でもそれは、本当に理解したからではなく、「怖いから」「怒られたくないから」という理由がほとんど。根本的な解決にはならず、親の見ていないところでは同じことを繰り返す可能性があります。
  • ”自己肯定感”を著しく損なう: 「あなたはダメな子ね!」「なんでそんなこともできないの!」といった言葉は、子どもの心に深く突き刺さり、「自分は価値のない人間なんだ」という否定的な自己イメージを植え付けてしまいます。
  • 親への”不信感”が募る: 感情的に怒る親の姿は、子どもにとって予測不可能で怖い存在に映ります。「安心できるはずの親」が「怖い存在」になってしまうと、子どもは心を閉ざし、親への信頼感を失ってしまいます。
  • ”本当のメッセージ”が伝わらない: 親が伝えたかったはずの「危ないからやめてほしい」「こうしてほしかった」という大切なメッセージは、怒りの感情に隠れてしまい、子どもの耳には届きません。
  • 親自身も”自己嫌悪”に…: 感情的に怒鳴った後、「またやっちゃった…」と後悔し、自己嫌悪に陥る…そんな経験、ありませんか? 親自身の心も疲弊させてしまいます。

「伝わる叱り方」の極意:怒りを”メッセージ”に変える【5つのステップ】

では、どうすれば感情的にならず、子どもの心に届くように「伝える」ことができるのでしょうか? ポイントは「怒り」を「建設的なメッセージ」に変えることです。

ステップ1:まずは親がクールダウン!【深呼吸の魔法】

カッとなったら、まず一呼吸。言葉を発する前に、6秒待つだけでも効果があると言われています。難しいですが、これが一番重要!
(→ #ワンポイント育児「親の心の持ち方」 も参考に!)

ステップ2:「行動」に焦点を当てる(人格否定は絶対にNG!)

「あなたは悪い子」ではなく、「その行動は良くないよ」と、問題となる「行動」そのものに限定して伝えましょう。

  • 例: 「(おもちゃを投げる子に)おもちゃを投げるのは、危ないからやめようね」

ステップ3:「アイメッセージ」で伝える【自分の気持ちを主語に】

「あなたは〇〇だ!」ではなく、「私は〇〇と感じる」と、「私」を主語にして、親の気持ちや状況を伝えます。

  • 例: 「(大きな声を出している子に)ママは、大きな声が続くと、ちょっと頭が痛くなっちゃうんだ」(→ #ワンポイント育児「アイメッセージ」 参照)

  • これは、相手を責めずに自分の気持ちを伝える、アドラー心理学やコーチングでも重視される「勇気づけ」のコミュニケーションの基本です。(出典:『嫌われる勇気』岸見一郎 古賀史健 著など、アドラー心理学関連書籍)

ステップ4:「なぜダメなのか」理由と「どうすれば良いか」具体策を伝える

子どもにも分かるように、なぜその行動が問題なのか、そして代わりにどうすれば良かったのかを、具体的に、短く伝えます。

  • 例: 「(お友達のおもちゃを取った子に)お友達が悲しい気持ちになるから、おもちゃを取るのはやめようね。貸してほしい時は、『貸して』って言葉で言ってみようか?」

ステップ5:気持ちを切り替え、関係修復も忘れずに

伝えた後は、いつまでもネガティブな雰囲気を引きずらないこと。そして、もし親が感情的になりすぎてしまったら、素直に「ごめんね」と謝ることも大切です。(→ #ワンポイント育児「ごめんね」 参照)

「大好きだよ」と伝え、安心させてあげることで、関係を修復しましょう。(→ #ワンポイント育児「大好きだよ」 参照)

なぜ「漠然とした褒め方」では響かないの?

次に「褒め方」です。「すごいね!」「えらいね!」「上手だね!」…これらは、親がよく使う褒め言葉ですよね。でも、これだけだと、子どもの心には届きにくい、というお話を「#ワンポイント育児」シリーズでもしてきました。
(→ #ワンポイント育児「見たまま承認」 の記事で詳しく解説しています!)

簡単に言うと、「何がどうすごいのか」が分からないと、子どもは「また褒められたい」という他者評価への依存に繋がりやすく、結果ばかりを気にして挑戦しなくなったり、言葉自体が軽くなって響かなくなったりする可能性があるからです。

自己肯定感を育む「伝わる褒め方」の魔法【4つの秘訣】

では、子どもの自己肯定感を育み、やる気を引き出す「伝わる褒め方」とは? これも「#ワンポイント育児」で紹介したテクニックの集大成です!

秘訣1:”見たまま”を具体的に伝える【描写と承認】

まずは、評価を加えず、子どもがしたこと、できたことを、具体的に言葉で描写します。

  • 例: 「赤いブロックを、5個も高く積み上げたんだね!」
  • 効果: 子どもは「自分の行動をちゃんと見てくれている!」と感じ、客観的に自分の行動を認識できます。

秘訣2:”結果”だけでなく”プロセス(努力・工夫)”を認める【成長マインドセット】

結果がどうであれ、そこに至るまでの頑張り、工夫、粘り強さといったプロセスを具体的に褒めます。

  • 例: 「難しい問題だったのに、最後まで諦めずに考え抜いたね!」
  • 効果: 「努力すれば成長できる」という成長マインドセット(キャロル・ドゥエック教授提唱)が育まれ、失敗を恐れず挑戦する心が育ちます。(→ #ワンポイント育児「プロセス褒め」 参照)

秘訣3:子どもの”内面(性格・価値観)”に光を当てる【存在承認】

その子の素敵な性格や、思いやりのある行動など、内面的な部分に気づき、言葉で伝えます。

  • 例: 「弟くんに、自分のおもちゃを貸してあげたんだね。〇〇ちゃんのそういう優しいところ、ママは大好きだよ」
  • 効果: 「ありのままの自分でいいんだ」という自己肯定感の核を育てます。(→ #ワンポイント育児「内面褒め」 参照)

秘訣4:「ありがとう」「助かったよ」で”貢献感”をプラス【感謝】

子どもの行動が、誰かの役に立ったことを伝えることで、「自分は貢献できる存在なんだ」という喜びと自信を育みます。

  • 例: 「テーブルを拭いてくれてありがとう!ピカピカになって、ママすごく助かったよ!」
  • 効果: 内発的なやる気を引き出し、さらなる協力的な行動に繋がります。(→ #ワンポイント育児「具体的ありがとう」 参照)

皐月’s Point: これらの「伝わる褒め方」は、相手を尊重し、その人の持つ力や可能性を引き出すコーチング的な関わりとも共通します。ただ「褒める」のではなく、「認める」「価値づける」「勇気づける」という視点が大切ですね。

皐月のリアル体験談:感情的だった私が「伝わる」言葉を見つけるまで

私も、特に長女が小さい頃は、感情のコントロールが下手な母親でした…。カッとなると怒鳴ってしまい、後で自己嫌悪…の繰り返し。褒める時も、「すごいねー!」の一辺倒。

でもある時、アドラー心理学やコーチングの本を読み、「アイメッセージ」や「プロセス褒め」を知って、意識して変えてみたんです。最初はぎこちなかったですよ!「ママは、あなたが〇〇してくれると嬉しいな…(照)」みたいな(笑)。

でも、例えば、娘がなかなか宿題を始めなくてイライラした時、怒鳴る代わりに「ママは、あなたがなかなか宿題を始めないと、寝る時間が遅くなっちゃうかなって心配なんだ…」と伝えてみたら、娘がハッとした顔をして、少しずつ行動が変わってきたんです。
また、テストで良い点を取った時も、「頭いいね!」ではなく、「あの難しい問題、諦めずにじっくり考えたもんね!あの集中力、すごかったよ!」と伝えたら、点数以上に、自分の頑張りを認めてもらえたことが嬉しかったようで、すごく良い笑顔を見せてくれました。

時間はかかりましたが、伝え方一つで、子どもの反応も、そして私自身の気持ちも、こんなに変わるんだ!と実感した経験です。

まとめ:「叱る」も「褒める」も、愛情を伝えるコミュニケーション!

「叱り方」「褒め方」…それは、単なるテクニックではありません。
「あなたのことを大切に思っているよ」
「あなたの成長を心から願っているよ」
という、親の愛情を伝えるための、大切なコミュニケーションそのものです。

感情的に怒鳴るのではなく、子どもの心に届くように「伝える」こと。
漠然と褒めるのではなく、子どもの自己肯定感を育むように「認める」こと。

今日ご紹介した、

  • 伝わる叱り方5つのステップ
  • 伝わる褒め方4つの秘訣

を、ぜひ日々の関わりの中で、少しずつ意識してみてください。
完璧じゃなくて大丈夫。失敗したっていいんです(親も!)。
その試行錯誤の全てが、あなたと、そしてお子さんとの、温かくて強い絆を育んでいくはずです。

あなたが実践している「伝わる叱り方・褒め方」のコツや、うまくいったエピソード、逆に「これは失敗だった…」という経験談など、ぜひコメントで教えてください!

こそだて部 で、一緒に「伝わる」コミュニケーションを学びましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪

次回の記事もお楽しみに!


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