節分、ただ豆をまくだけじゃない!鬼の正体と、自分の心の中の鬼【ママナースが解説】

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「鬼は外!福は内!」その前に、節分の本当の意味を知っていますか?

毎年2月3日頃にやってくる節分。

「鬼のお面をつけて、豆をまく日!」
「恵方巻きを食べる日!」

子どもたちにとっては、そんなイメージが強いかもしれません。

しかし、節分は単なる豆まきの日ではありません。日本の伝統や文化、そして子どもたちの心を育む大切な意味が込められています。

「節分の由来って、何だろう?」
「どうせなら、子どもにもっと深く伝えたいな」
「自分の心の中の鬼って、どうやって教えればいいんだろう?」

そんな風に、節分をより深く楽しみたいと考えているママ・パパも少なくないはずです。何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもたちに「日本の心」を伝えたくて、節分の過ごし方を模索してきました。

この記事では、ママナースである私が、節分の本当の由来から、鬼の正体、そして、自分の心の中の鬼と向き合うことの大切さまで、私の実体験を交えながら分かりやすく解説します。

もう、節分を「ただの豆まき」で終わらせる必要はありません。この記事を読めば、今年の節分は、家族みんなで学び、心を育み、忘れられない思い出を作れるはずです!


節分の本当の由来:季節の変わり目と、邪気払い

節分は、季節の変わり目を意味し、特に立春の前日を指します。古くから、季節の変わり目には邪気(鬼)が生じると考えられており、それを追い払うための行事として行われてきました。

節分の主な要素とその意味

  • 豆まき: 炒った大豆をまくことで、邪気(鬼)を追い払い、福を呼び込むという意味があります。豆は「魔滅(まめ)」に通じると言われています。
  • 恵方巻き: その年の恵方(縁起の良い方角)を向いて、無言で一本丸ごと食べることで、福を逃がさず、願いが叶うと言われています。
  • 柊鰯(ひいらぎいわし): 柊の葉のトゲと、焼いたイワシの臭いで鬼を追い払う魔除けの意味があります。

これらの由来を知ることで、節分が単なる豆まきではなく、一年の健康と幸せを願う、深い意味が込められた行事であることが分かります。


鬼の正体と、自分の心の中の鬼:子どもたちに伝えたいメッセージ

節分の「鬼」は、単なる怖い存在ではありません。子どもたちに伝えたい大切なメッセージが込められています。

1. 鬼は「病気」や「災い」の象徴

昔の人々は、病気や災害、不幸な出来事を「鬼」の仕業だと考えていました。豆まきは、それらの邪気を追い払い、健康で幸せな一年を願うための行事です。

2. 自分の心の中の鬼と向き合う

子どもたちに伝えたいのは、鬼は外にいるだけでなく、自分の心の中にもいるということです。例えば、

  • 怒りんぼ鬼: すぐに怒ってしまう気持ち
  • 泣き虫鬼: すぐに泣いてしまう気持ち
  • わがまま鬼: 自分のことばかり考えてしまう気持ち
  • 怠け鬼: 頑張るのが嫌になってしまう気持ち

豆まきの時に、「怒りんぼ鬼は外!」「泣き虫鬼は外!」と、自分の心の中の鬼を追い払うように豆をまくことで、子どもたちは自分の感情と向き合い、コントロールする力を学ぶことができます。

3. 感謝の気持ちを育む

鬼を追い払った後は、「福は内!」と福を呼び込みます。これは、健康や幸せ、豊かな恵みへの感謝の気持ちを表します。食べ物や家族、周りの人々への感謝の気持ちを伝える良い機会です。


親子で楽しむ!節分イベントのアイデアと、安全に楽しむための注意点

節分は、家族みんなで楽しめるイベントです。ちょっとした工夫で、より思い出深い一日になります。

1. 豆まき

  • 鬼のお面を手作りする: 子どもと一緒に鬼のお面を手作りするのも楽しいでしょう。新聞紙や画用紙、折り紙など、身近な材料で簡単に作れます。
  • 鬼役はパパに: パパが鬼役になって、子どもたちに豆をまいてもらいましょう。子どもたちは大喜びするはずです。
  • 豆の準備: 豆は、炒った大豆を用意しましょう。小さい子どもには、個包装の豆菓子や、ボーロなど、食べやすいものを用意するのも良いでしょう。

2. 恵方巻き

  • 親子で手作りする: 恵方巻きを親子で手作りするのも楽しいでしょう。好きな具材を選んで、オリジナルの恵方巻きを作ってみましょう。
  • 恵方を向いて食べる: その年の恵方を調べて、家族みんなで同じ方向を向いて食べましょう。無言で食べるのがルールですが、小さい子どもには無理強いしないようにしましょう。

3. 節分飾り

  • 柊鰯を飾る: 柊の葉と焼いたイワシを玄関に飾ることで、魔除けの意味があります。イワシの臭いが苦手な場合は、イラストや折り紙で作ったものでも良いでしょう。
  • 折り紙で鬼や福の神を作る: 折り紙で鬼や福の神を作って飾るのも、季節感を感じられます。

安全に楽しむための注意点

  • 豆の誤嚥に注意: 小さい子どもが豆を誤嚥しないように、必ず保護者が見守りましょう。3歳未満の子どもには、豆をまかせない、あるいは細かく砕いた豆や、ボーロなどで代用するなど、十分注意しましょう。
  • 恵方巻きの誤嚥に注意: 恵方巻きを丸ごと食べる際は、喉に詰まらせないように注意しましょう。小さい子どもには、食べやすい大きさに切ってあげましょう。

まとめ:節分は、家族の健康と幸せを願う大切な行事

節分は、日本の伝統や文化に触れ、家族の健康と幸せを願うことができる大切な行事です。鬼の正体を知り、自分の心の中の鬼と向き合うことで、子どもたちは心の成長を促されます。

この記事が、あなたの家庭での節分を、より深く、そして楽しく過ごすための一助となれば幸いです。今年の節分も、家族みんなで最高の思い出を作ってくださいね!

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