「ママから離れない…」その人見知り、どうすればいい？
見慣れない場所に行くと、ママの足にしがみついて離れない。
知らない人に話しかけられると、顔を隠して泣き出してしまう。
そんな風に、お子さんの人見知りや場所見知りが激しくて、困っているママ・パパも多いのではないでしょうか。
「うちの子、内気なのかな…」
「このままじゃ、社会性が育たないんじゃないか…」
そんな風に、漠然とした不安を感じていませんか？
何を隠そう、現役看護師として働きながら3人の娘を育ててきた私も、子どもの人見知りに悩んだ経験があります。
「どうすれば、この子の不安な気持ちに寄り添えるんだろう？」
「無理に慣れさせようとすると、逆効果なのかな？」
この記事では、ママナースである私が、人見知り・場所見知りが激しい子どもの心理と、その不安な気持ちに寄り添うための具体的なアプローチ、そして、子どもが安心して新しい環境に慣れるためのヒントを、私の実体験を交えながら分かりやすく解説します。
もう、人見知り・場所見知りで一人で悩む必要はありません。この記事を読めば、お子さんの個性を尊重しながら、社会性を育むヒントがきっと見つかるはずです！
人見知り・場所見知り：子どもの成長の証
人見知りや場所見知りは、子どもの成長の過程で現れる、ごく自然な行動です。決して「わがまま」や「内気」なわけではありません。その行動の背景にある子どもの心理を理解しましょう。
1. 認知能力の発達
生後6ヶ月頃から始まる人見知りは、子どもが「見慣れた人（ママやパパ）」と「見慣れない人」を区別できるようになる、認知能力の発達の証です。これは、子どもが特定の人物に愛着を形成し、安全基地を認識できるようになった証拠でもあります。
2. 不安や警戒心
見慣れない人や場所に対して、子どもは不安や警戒心を抱きます。これは、危険から身を守ろうとする本能的な反応です。特に、ママやパパから離れることへの不安が強く現れることがあります。
3. 気質や個性
子どもの気質や個性によって、人見知りや場所見知りの程度は異なります。敏感な気質の子どもは、新しい刺激に対してより強く反応する傾向があります。
不安な気持ちに寄り添うアプローチ：子どもが安心して慣れるためのヒント
人見知りや場所見知りが激しい子どもには、無理強いせず、その不安な気持ちに寄り添うことが大切です。子どもが安心して新しい環境に慣れるための具体的なアプローチをご紹介します。
1. 無理強いはしない
- 「挨拶しなさい」「抱っこしてもらいなさい」と強制しない： 子どもが嫌がっているのに無理強いすると、かえって不安を増幅させ、逆効果になることがあります。子どもの気持ちを尊重し、無理強いはしないようにしましょう。
- 子どものペースに合わせる： 子どもが新しい環境や人に慣れるまでには時間がかかります。焦らず、子どものペースに合わせて、ゆっくりと慣れさせてあげましょう。
2. ママやパパが「安全基地」になる
- まずはママやパパが楽しむ： ママやパパが新しい場所や人との交流を楽しんでいる姿を見せることで、子どもも安心して「大丈夫なんだ」と感じることができます。
- スキンシップを増やす： 抱っこしたり、手を繋いだり、優しく声をかけたりするなど、スキンシップを増やすことで、子どもは安心感を得られます。
- 「いつでも戻ってきていいよ」というメッセージ： 子どもがママやパパから離れて遊びに行っても、「いつでも戻ってきていいよ」というメッセージを伝えましょう。安心できる場所があることで、子どもは安心して冒険できます。
3. 少しずつ「慣れる」機会を作る
- 短時間から始める： 最初は短時間から、新しい場所や人に慣れる機会を作りましょう。例えば、公園に短時間だけ行く、少人数の集まりに参加するなど。
- 慣れた場所から広げる： 慣れた場所で、慣れた人と一緒に過ごす時間を増やし、少しずつ新しい場所や人との交流の機会を広げていきましょう。
- 事前に情報を伝える： 新しい場所に行く前には、「今日は〇〇ちゃんのお家に行くよ」「〇〇先生がいるよ」など、事前に情報を伝えることで、子どもの不安を軽減できます。
4. できたことを具体的に褒める
- 「今日は〇〇先生に挨拶できたね！すごいね！」
- 「初めての場所でも、少しだけ遊べたね！偉かったね！」
など、小さなことでも具体的に褒めることで、子どもの自信に繋がります。
ママナースからのアドバイス：子どもの「個性」を大切に、見守る
人見知りや場所見知りは、子どもの個性の一つです。決して「悪いこと」ではありません。大切なのは、その個性を否定せず、子どもの不安な気持ちに寄り添い、温かく見守ることです。
焦らず、子どものペースに合わせて、少しずつ社会との繋がりを広げていきましょう。あなたの愛情とサポートが、お子さんの健やかな成長を促す何よりの力になります。
この記事が、あなたの不安を少しでも軽減し、自信を持って子どもの成長を見守れるようになる一助となれば幸いです。