育成は、できない事よりもできている事を気付かせる事が大切だとわかった話

michelllog
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部下の育成など、人の育成に関わった事がある人は多いと思う。
その育成についての話。

一般的に育成をするときには、できなかった事、できていない事、失敗した事に着目する人が多い。
できない事を出来る様になる事は成長なのでひとつの手法だと感じる。

しかし、20年以上人の育成に関わっていると、できている事を気付かせるアプローチがとても大切である事に気付く。

人は、失敗が続くとモチベーションが低下する。
人は、自分の小さな成長に気づきにくい。
人は、他人と比べてしまい過去の自分と比べる事ができない。

どうも、自分で自分の成長に気付けず、自信が持てない人が多い。確実に成長しているのに、その事に気付かず自らモチベーションを下げていき、落ち込んでいってしまう。

人と比べてしまうのも、自分より出来る人と比べれば落ち込むことになる。自分より出来ない人と比べても、下を見たところで成長はしない。

しかしここで、できている事を気付かせる事が出来たら、育成は大きく変わってくる。
過去の自分と比べて、こんなに成長しているのかと自信を持つことができる。
自分が成長できた理由に気づく事ができれば、もっと自分で成長していける。
なにより、自分を見て成長に気付いてくれる上長がいるという事実は、とても励みになる。

また、できない事や失敗はほとんどの場合、本人は気付いている。
わかっているのに言われるのは、もうモチベーションをどん底まで突き落とされるようなモノだ。

褒めて伸ばす、と言う言葉がある。これは、ただ褒める事を言っているのではない。
出来ている事、良い点などをしっかりと伝えて本人に気付かせる事が目的だ。

育成は奥が深い。日々勉強だと改めて感じた。

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