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エピローグ – 「かつて私の上司だった岩本さんへ」

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「老害」と呼ばせないために、どうすればいいのか?

「見て覚えろ」世代が、再び輝くためには、何が必要なのか?

全7回にわたる、この長いブログ記事シリーズも、今回で最終回です。

このシリーズでは、「五十六方式」と呼ばれた育成方法の功罪から、「老害」と呼ばれる原因の分析、そして、「自律的な学び」を実践するための具体的なステップまで、様々な角度から、私たちが「変わる」ためのヒントを探ってきました。

  • 「見て覚えろ」と言われて育った、私たち自身の「経験」を再定義し、
  • 「知識」を詰め込むものから、活用し、共有するものへと捉え直し、
  • 「弱み」を「強み」に変え、
  • 「正解」ではなく、自分なりの「納得解」を見つける重要性を理解し、
  • 他者へ「教える」事で得られる、最大の「メリット」を知り、
  • 「自律的な学び」を実践し、
  • 「学び続ける」「変化を恐れない」「他者から学ぶ」という、3つの「在り方」を意識する

これらのヒントが、あなたの未来を切り開く、一助となれば幸いです。

山本五十六が、本当に伝えたかった事とは?

このシリーズでは、大日本帝国海軍の軍人、山本五十六の言葉、「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」から始まりました。

この言葉は、現代においても、人材育成の金言として、広く知られています。

しかし、この言葉を「入口」として、人材育成を考えた時、現代において通用する部分と、そうでない部分がある、という話を展開してきました。

それは、山本五十六が、この言葉の「一部」だけを、殊更強調している、という点です。

「やらせてみて」

「褒めて」

この部分を、山本五十六は、特に重要視していたのです。

山本五十六は、太平洋戦争において、真珠湾攻撃を立案し、実行しました。

何故、初戦で、真珠湾を攻撃したのでしょう?

当時の日本と、アメリカの国力差は、圧倒的でした。

短期決戦で決着をつける以外、日本に勝ち目は無かったのです。

では何故、短期決戦で決着をつけたかったのでしょう?

山本五十六は、アメリカに留学経験があり、その圧倒的な国力を、身をもって知っていたからです。

長期戦になれば、勝ち目が無いことも、百も承知だったのです。

初戦で、真珠湾を攻撃し、敵に大打撃を与える。

それしか、勝機は無いと、山本五十六は考えていたのです。

つまり、真珠湾攻撃とは、山本五十六にとっての「納得解」だったのです。

しかし、結果はどうだったか?

真珠湾攻撃に「成功」した事で、山本五十六の「納得解」は、大日本帝国海軍の「正解」となってしまったのです。

そして、大日本帝国海軍は、「判断」を誤り、ミッドウェー海戦で大敗を期します。

真珠湾攻撃での「成功」体験が、「過去の遺物」となった瞬間でした。

この様に、現代においては、「正解」であっても、それが永続的に「正解」であるとは限らないのです。

山本五十六は、部下に「成功」して欲しかった。

「成功」する為には、「褒める」事が重要であると考え、「褒め」て育てたのです。

しかし、山本五十六自身は、「褒める」事よりも、「やらせてみる」事、つまり、「実践」とその「振り返り」が重要であると考えていたのです。

だからこそ、あなた自身も、過去の「正解」に捉われず、自身の「納得解」を導き出し、「実践」と「振り返り」を繰り返す事で、「自律的な学び」を継続してください。

この記事を、今は亡き、かつて私の上司だった、岩本さんに捧げます。

実は、この一連のブログ記事は、特定の誰かに向けて書いていた、メッセージなのです。

その「誰か」とは、かつて私を育ててくれた、今は亡き上司、岩本さんです。

岩本さんは、まさに「見て覚えろ」を体現したかのような、典型的な「五十六方式」で育った世代の上司でした。

「見て覚えろ」「失敗から学べ」

そう言って、私を育てようとしてくれました。

しかし、当時の私には、その真意が理解できませんでした。

「何故、きちんと教えてくれないのか」「何故、見て覚えなければならないのか」

不満ばかりが募り、岩本さんから「教わる」事を諦め、ついには、岩本さんから離れてしまいました。

しかし、今なら分かります。

岩本さんは、私に「自律的な学び」の大切さを、身をもって教えてくれていたのです。

「教える」事は、「教わる」事よりも、何倍も難しいのです。

私自身、人に「教える」立場になり、初めてその事に気づきました。

岩本さんは、「教える」事の難しさに直面し、悩み、苦しんでいたのではないでしょうか。

しかし、当時の私には、その「悩み」や「苦しみ」が理解できず、岩本さんから離れてしまいました。

今、こうして、このブログ記事を書いていると、岩本さんの「本当の想い」が見えてきます。

「もっと、岩本さんに寄り添えば良かった」「もっと、岩本さんから学べば良かった」

後悔の念が、次々と溢れてきます。

このブログ記事は、そんな、今は亡き岩本さんへの、私からの「詫び状」なのです。

さあ、あなた自身の「納得解」を見つける旅へ

このブログ記事が、かつての私のように、悩み、苦しんでいる、あなたにとって、何らかの「気づき」や「学び」のきっかけになれば、これほど嬉しいことはありません。

「見て覚えろ」世代の皆さん。

私たちには、まだまだ「伸びしろ」があります。

「経験」と「知識」という「武器」を、現代という戦場で、もう一度輝かせましょう!

そのためには、あなた自身の「納得解」を導き出す必要があります。

過去の「正解」に捉われず、あなた自身の「納得解」を見つけましょう。

そして、その「納得解」を、他者へ「共有」してください。

「共有」する事で、あなた自身の「納得解」は、より強固なものとなります。

そして、その最も効果的な方法が、「他者に教える」事なのです。

「教える」事は、あなたに「学び」をもたらし、あなたの「経験」と「知識」を、より一層深めてくれます。

さあ、私たちと一緒に、「自律的な学び」の旅に出かけましょう!

そして、あなたの「納得解」を、ぜひ私にも教えてください。

このブログ記事が、「見て覚えろ」世代の逆襲の狼煙となることを、心から願っています。


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

変わるためのマインドセット – 「老害」のレッテルを剥がし、あなたが輝くための「在り方」

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「自律的な学び」を実践し、「老害」のレッテルを剥がす。

そのために必要なもの、それは、あなた自身の**「変わるためのマインドセット」**です。

「マインドセット」とは、直訳すれば「心の持ち方」「考え方」です。

つまり、あなたが無意識のうちに持っている、「思考の癖」や「価値観」 と言い換えることもできます。

「思考の癖」や「価値観」は、あなた自身の「経験」や「知識」によって作り上げられます。

これまでの記事で、「老害」とは年齢や性別によって決まるのではなく、自身の「他者への関わり方」によって決まる、と述べてきました。

そして、その「他者への関わり方」は、あなた自身の「思考の癖」や「価値観」、つまり「マインドセット」によって決まるのです。

つまり、「老害」のレッテルを剥がす為には、あなた自身の「マインドセット」を変える必要があるのです。

今回は、あなたが輝くための「在り方」について、解説していきます。

「老害」マインドセットから、「成長」マインドセットへ

「老害」と呼ばれる人の多くは、無意識のうちに、以下のような「マインドセット」を持ってしまっています。

  • 「自分の経験こそが、絶対的に正しい」
  • 「過去のやり方に固執し、変化を恐れる」
  • 「どうせ、自分はもう変われない」
  • 「若者の考え方など、理解できない」

これらの「マインドセット」は、あなた自身の成長を妨げ、「老害」のレッテルを貼られてしまう原因となります。

まずは、これらの「マインドセット」から脱却し、「成長」マインドセット へと切り替えることが重要なのです。

「成長」マインドセットとは、

  • 「自分の経験は、あくまでも一つの視点に過ぎない」
  • 「変化は成長のチャンス」
  • 「人間は何歳からでも変わることができる」
  • 「他者から学ぶ姿勢」

といった、「自身の成長」に繋がるマインドセットです。

「成長」マインドセットを身につけることが、「老害」のレッテルを剥がし、あなたが輝くための第一歩となるのです。

「成長」マインドセットを育む、3つの「在り方」

では、具体的に、どのように「成長」マインドセットを育めばいいのでしょうか?

ここでは、あなた自身の「在り方」を意識することで、「成長」マインドセットを育む、3つの具体的な方法を紹介します。

1. 「学び続ける」という「在り方」

「自律的な学び」を継続することは、「成長」マインドセットの根幹です。

「学ぶことをやめる」という事は、自身の「成長」を止める、という事です。

「成長」を止めてしまっては、現代社会から取り残され、「老害」と呼ばれるのは、当然の帰結です。

「学ぶ」事を諦め、過去の経験や知識に固執するのではなく、常に新しい知識やスキルを学び、自分自身をアップデートし続けましょう。

「学び続ける」という「在り方」が、あなたの「成長」マインドセットを育み、「老害」のレッテルを剥がすのです。

2. 「変化を恐れない」という「在り方」

「変化」は、あなたの成長を促す、絶好の機会です。

しかし、「五十六方式」で育ったあなたは、「変化」に対して、ネガティブなイメージを持っているかもしれません。

それは、「絶対的な正解」を求めてきた、「五十六方式」の弊害です。

「絶対的な正解」を求めている限り、「変化」は「間違い」と同義となってしまいます。

だからこそ、「変化」を恐れず、前向きに捉えましょう。

「変化」を恐れず、積極的に受け入れる。

「変化」の中にこそ、あなたの成長の種は存在します。

その「変化」とは、「他者との関わり」そのものです。

積極的に他者と関わり、「教え」「教わる」関係を築く事が、「変化」を恐れない「在り方」となるのです。

3. 「他者から学ぶ」という「在り方」

「老害」と呼ばれる人の多くは、「自分の考えが絶対に正しい」と思い込み、他者の意見に耳を傾けようとしません。

しかし、「自分の考え」とは、あなた自身の「経験」や「知識」の集合体 であり、決して「絶対的な正解」などではありません。

他者と積極的に関わり、「教え」「教わる」事で、あなたの「経験」や「知識」が化学反応を起こし、あなた自身の「納得解」を導き出す事ができます。

凝り固まった「思考の癖」や「価値観」を、意識的に手放し、「他者から学ぶ」 という「在り方」を身につけましょう。

「他者」とは、あなたより若い人である必要はありません。

あなたより年長者であっても、あなた自身が「学ぶ」姿勢を持てば、必ず「学び」を得る事ができるのです。

「他者から学ぶ」という「在り方」が、あなたの視野を広げ、新たな「気づき」を与えてくれるでしょう。

そして、あなたから「老害」の匂いを消し去ってくれる筈です。

「老害」のレッテルを剥がし、あなたが輝くために

「老害」とは、年齢や性別によって決まるのではありません。

あなた自身の「他者への関わり方」によって決まるのです。

「老害」のレッテルを剥がす為には、あなた自身の「マインドセット」を変え、そして、あなた自身の「在り方」を見直す必要があります。

今回紹介した3つの「在り方」を意識することで、あなたの「マインドセット」は、確実に「成長」へと向かうでしょう。

「成長」マインドセットを身につけ、「自律的な学び」を実践することで、あなたは再び輝きを取り戻すことができるのです。

「老害」のレッテルを、自らの手で剥がしましょう!

そして、あなたが輝く事で、周囲へ、そして社会全体へ、良い影響を与えましょう!

さあ、一緒に、新たな一歩を踏み出しましょう!


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

自律的な学びのステップ – 「見て覚えろ」を卒業し、自分で成長する技術

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「老害」と呼ばせないためには、どうすればいいのか?

「老害」から脱却するための一歩は、あなた自身の「考え方」を変える事から始まります。

そして、あなた自身の「考え方」を変える為に、最も効果的な方法が、「あなたの、他者への関わり方」を変える 事なのです。

前回の記事では、「考え方」を変えるための具体的な方法を解説しました。

今回からは、いよいよ実践編です。

「考え方」を変えるために、あなた自身の「他者への関わり方」を変えましょう。

そして、「他者への関わり方」を変える為に、最も効果的な方法が、「他者に教える」 事なのです。

「他者に教える」事を前提とした、「自律的な学び」のステップを、具体的に解説していきます。

「見て覚えろ」を卒業し、変化の激しい現代を生き抜くための、一生モノの「成長する技術」を、一緒に身につけましょう!

ステップ1:自己理解を深める – あなたの「武器」を再確認する

「自律的な学び」を始める前に、まずは自分自身を深く理解することが重要です。

前回の記事で、「経験」「知識」「弱み」の捉え方を、再定義しましたね。

それらは全て、あなたの中に眠る「武器」です。

まずは、その「武器」を再確認することから始めましょう。

以下の3つの観点から、あなた自身の「武器」を整理してみてください。

  • 経験の棚卸し: これまでの仕事で、どんな経験をしてきましたか?特に、「うまくいった経験」「主体的に行動した経験」を思い出してみましょう。その時、「なぜうまくいったのか」「どのように考え、行動したのか」を具体的に書き出してみてください。そして、過去の経験から得られた「教訓」を、言語化することを心掛けてください。
  • 知識の棚卸し: どのような知識やスキルを持っていますか?「強み」と言える知識やスキルだけでなく、「弱み」だと感じている知識やスキル、そして、「これから強化したい」と考えている知識やスキルについても書き出してみてください。それぞれの項目について、現在のレベルを5段階で自己評価してみましょう。
  • 価値観の明確化: 仕事をする上で、どんなことを大切にしていますか?「成長したい」「社会に貢献したい」「安定した生活を送りたい」など、人それぞれ異なる価値観があるはずです。自分にとっての「働く意味」を、改めて考えてみましょう。

この「自己理解」のステップは、いわば「学びの土台」です。

土台がしっかりしていなければ、その上にどんなに立派な建物を建てても、すぐに崩れてしまいます。

まずは、自分自身とじっくり向き合い、あなたの「武器」を再確認 しましょう。

ステップ2:小さな目標を設定する – 「SMART」で進むべき道を描く

「武器」の再確認ができたら、次は「目標」の設定です。

「自律的な学び」は、目的地のない航海のようなもの。

どこに向かえばいいのか分からず、途中で挫折してしまう可能性もあります。

そうならないためにも、まずは「小さな目標」を設定しましょう。

いきなり大きな目標を掲げる必要はありません。

「毎日15分、業務に関する本を読む」「週に1回、オンラインセミナーに参加する」など、無理なく続けられる、現実的な目標 から始めることが大切です。

目標を設定する際には、「SMART」 を意識すると良いでしょう。

  • S:Specific(具体的) – 誰が読んでも分かる、明確な言葉で書きましょう。
  • M:Measurable(測定可能) – 達成度合いを、数字で測れるようにしましょう。
  • A:Achievable(達成可能) – 現実的に、達成可能な目標を設定しましょう。
  • R:Relevant(関連性のある) – あなたの「価値観」と関連性のある目標を設定しましょう。
  • T:Time-bound(期限が明確) – いつまでに達成するのか、期限を決めましょう。

「SMART」な目標は、あなたの「学び」を加速させます。

ステップ3:学び方を学ぶ – あなたに最適な「学びの型」を見つける

「目標」が決まったら、いよいよ「学び」のスタートです。

しかし、やみくもに「学ぶ」だけでは、効果は半減してしまいます。

重要なのは、「学び方を学ぶ」 ことです。

前回の記事で、「教える」事が「学び」を促進する最良の方法である、と述べました。

「五十六方式」で育ったあなたは、「学ぶ」とは、受動的なものである、という認識を持っているかもしれません。

しかし、現代における「学び」とは、「教える」事を前提とした、能動的なものなのです。

そして、「教える」事を前提に、様々な「学び」を実践する事で、あなたに最適な「学びの型」が見つかります。

「学びの型」を見つける為に、以下の方法を試してみてください。

  • 本を読む: 体系的に知識を学ぶことができます。
  • オンライン学習を活用する: スキマ時間を活用して、効率的に学習できます。
  • 人に「教える」: 学んだことを、同僚や部下に「教え」てみましょう。
  • セミナーや勉強会に参加する: 社外の人と交流することで、新たな視点や気づきを得られます。

この時、最も重要なのは、人に「教える」事です。

人に「教える」為には、あなた自身が学んだことを、深く理解し、分かりやすく説明できるように、準備しなければなりません。

つまり、「学び方を学ぶ」為に最も効果的な方法は、「人に教える」事なのです。

人に「教える」事を前提に、様々な「学び」を実践し、あなた自身の「学びの型」を見つけましょう。

ステップ4:実践と振り返りで「納得解」を得る – 「教える」事を前提に、「学び」のサイクルを回す

「学び」は、実践してこそ、あなたの「納得解」となり、血肉となります。

そして、「実践」と「振り返り」をセットで行う ことが、あなたの「学び」を加速させます。

「実践」とは、「学んだこと」を実際の業務で試すことです。

「実践」しなければ、「学んだこと」は、机上の空論で終わってしまいます。

そして、「振り返り」とは、「実践」の結果を分析し、次の「学び」につなげることです。

「振り返り」は、学びを深め、「あなた自身の納得解」 を得るために、重要なステップです。

そして、この「実践」と「振り返り」を、人に「教える」事とセットで行いましょう。

人に「教える」為には、あなた自身が、学んだことを深く理解し、実践し、結果を振り返る必要があります。

つまり、「教える」事を前提とすることで、「実践」と「振り返り」の質が、格段に向上するのです。

「実践」と「振り返り」を繰り返し、そこで得た「学び」を人に「教える」。

この「学び」のサイクルを回すことで、あなたの「経験」と「知識」が化学反応を起こし、あなた自身の「納得解」を導き出すことができます。

ステップ5:経験と学びを「共有」する – 「教える」ことで、あなたの「学び」は最大化する

「自律的な学び」の最終ステップは、「経験」と「学び」を「共有」する ことです。

「見て覚えろ」方式で育ったあなたは、「経験」や「知識」を独占してしまう傾向にあります。

しかし、それでは非常にもったいない!

「経験」と「学び」は、「共有」することで、より大きな価値を生み出します。

そして、最も効果的な「共有」とは、「人に教える」 事なのです。

前回の記事でも述べたように、「教える」ことは、「奪う」ことではなく、「与え」、そして「得る」 ことです。

「教える」という行為は、あなたの貴重な「経験」や「知識」を「奪う」ことでは、決してありません。

むしろ、「与える」ことで、より多くのものを「得る」 ことができるのです。

「教える」ことは、あなた自身の「学び」を促進する、最良の方法なのです。

人に「教える」ためには、あなた自身が、その物事を深く理解していなければなりません。

人に「教える」為には、物事を分かりやすく、順序立てて説明する必要があります。

その過程で、あなた自身の理解がより一層深まり、新たな「気づき」や「学び」を得ることができるのです。

そして、「教える」事は、あなたの「経験」や「知識」を「共有」する、最も効果的な方法なのです。

あなたの「経験」や「知識」を、「共有」し、「活用」することで、あなた自身の「納得解」を導き出す事ができるのです。

「教える」事で、あなたの「納得解」は、より強固なものとなり、あなた自身の更なる「成長」へと繋がります。

「教える」ことは、「学び」の「実践」であり、「振り返り」 なのです。

さあ、あなたも「教える」ことで、「学び」のサイクルを回し、成長し続けましょう!

「見て覚えろ」を卒業し、自ら成長する技術を身につけよう

「見て覚えろ」方式は、もう通用しません。

これからの時代は、「自ら学び、考え、行動する」ことが求められます。

今回紹介した5つのステップを実践することで、あなたも「自律的な学び」の技術を身につけ、変化の激しい現代を生き抜く力を手に入れることができるでしょう。

そして、「自律的」に「学び」、それを「他者に教える」事で、あなた自身の「経験」や「知識」は、より一層深みを増し、あなたの市場価値を高めてくれる、強力な「武器」となるのです。

「老害」のレッテルを剥がし、再び輝く未来へ。

一緒に、「自律的な学び」の旅に出かけましょう!


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

考え方を変える – 「経験」「知識」「弱み」…あなたの「武器」を再定義し、「教える」事で得られる最大の「メリット」

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「老害」と呼ばせないためには、どうすればいいのか?

前回の記事では、「老害」と呼ばれる原因が、あなた自身の「他者への関わり方」、つまり、「当たり前」にあることを解説しました。

「老害」から脱却するための一歩は、あなた自身の「考え方」を変える事から始まるのです。

「老害」から脱却するためには、まず、あなた自身の「考え方」を変える必要があります。

そして、その「考え方」を変える為に、最も効果的な方法が、「あなたの、他者への関わり方」を変える事なのです。

「老害」とは、年齢や性別によって決まるのではありません。

あなた自身の「他者への関わり方」が決めるのです。

だからこそ、「他者への関わり方」を変える事が、最も効果的な方法なのです。

今回から、具体的な方法について解説していきます。

「経験」「知識」「弱み」…

これらは全て、あなたの中に眠る「武器」です。

そして、その「武器」を最大限に活かす方法が、「教える」事なのです。

この「武器」の捉え方を少し変えるだけで、あなたの見える世界は一変します。

「老害」のレッテルを剥がし、再び輝くための「考え方」の変革。

さあ、一緒にその扉を開きましょう!

1. 「経験」は「過去の遺物」ではなく、「未来への羅針盤」

「昔はこうだった」「俺の若い頃は…」

そんな言葉を口にした瞬間、あなたは「老害」に一歩近づきます。

しかし、ちょっと待ってください。

あなたの「経験」は、本当に「過去の遺物」なのでしょうか?

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたは、多くの修羅場をくぐり抜け、様々な「経験」を積んできたはずです。

もちろん、時代とともに、ビジネスの環境は大きく変化しました。

しかし、変化の激しい現代においても、通用する「経験」は、確かに存在します。

その「経験」とは、例えば、

  • 顧客との信頼関係を築く力
  • トラブルを解決する力
  • チームをまとめる力

など、普遍的なビジネススキルです。

一見、時代遅れに思える「経験」も、「捉え方」を変えれば、現代でも通用する強力な「武器」 になります。

あなたの「経験」は、「過去の遺物」などではなく、「未来への羅針盤」 なのです。

「経験」の「捉え方」を変え、「未来への羅針盤」として活用しましょう。

2. 「知識」は「詰め込む」ものではなく、「活用」し、「共有」するもの

「知識」は、それだけでは、ただの「情報」です。

「知識」は、「活用」して初めて「知恵」となります。

そして、「共有」する事で、あなた自身の「経験」と化学反応を起こし、あなた自身の「納得解」を導き出し、更なる「知恵」を生み出します。

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたは、「知識」を「詰め込む」もの、そして、それを「秘匿」するもの、という考えを持っているかもしれません。

しかし、それでは非常にもったいない!

「知識」は、「活用」し、「共有」する事で、初めてあなたの「武器」となるのです。

また、「知識」は「活用」しなければ、陳腐化してしまいます。

その「知識」、本当に最新のものですか?

「知識」は、常にアップデートしなければなりません。

そのためには、あなた自身が、「学び続ける」 必要があるのです。

3. 「教える」ことは、「奪う」ことではなく、「与え」、そして「得る」こと

「教える」という行為は、あなたの貴重な「経験」や「知識」を「奪う」ことではありません。

むしろ、「与える」ことで、より多くのものを「得る」 ことができるのです。

「教える」ことは、自身の「学び」を促進する、最良の方法なのです。

人に「教える」ためには、あなた自身が、その物事を深く理解していなければなりません。

人に「教える」為には、物事を分かりやすく、順序立てて説明する必要があります。

その過程で、あなた自身の理解がより一層深まり、新たな「気づき」や「学び」を得ることができるのです。

そして、「教える」事は、あなたの「経験」や「知識」を「共有」する、最も効果的な方法なのです。

あなたの「経験」や「知識」を、「共有」し、「活用」することで、あなた自身の「納得解」を導き出す事ができるのです。

「教える」事で、あなたの「納得解」は、より強固なものとなり、あなた自身の更なる「成長」へと繋がります。

「教える」ことは、「学び」の「実践」であり、「振り返り」 なのです。

さあ、あなたも「教える」ことで、「学び」のサイクルを回し、成長し続けましょう!

4. 「弱み」は「短所」ではなく、「個性」であり「可能性」

「弱み」は、あなたの「短所」ではありません。

あなたを形成する「個性」であり、見方を変えれば「強み」にもなります。

「弱み」を克服することばかりに目を向けるのではなく、「弱み」を「強み」に変える方法 を考えましょう。

例えば、「変化に抵抗がある」という「弱み」は、「慎重さ」や「リスク管理能力」という「強み」として捉え直すことができます。

「新しいことが苦手」という「弱み」は、「経験に基づく判断力」や「物事の本質を見抜く力」という「強み」として捉え直すことができます。

「弱み」は、あなたの「個性」であり、「可能性」なのです。

「弱み」を「強み」に変え、あなたの「武器」にしましょう。

5. 「正解」ではなく、「納得解」を見つける

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたは、「正解」を求める傾向が強いかもしれません。

しかし、変化の激しい現代において、「絶対的な正解」は存在しません。

「正解」を求めるのではなく、あなた自身の「納得解」 を見つけることが重要なのです。

「経験」を「未来への羅針盤」とし、「知識」を「活用」し、「共有」する。

「弱み」を「強み」に変え、他者へ「教える」事で、自身の「学び」を促進する。

それらを通して、あなた自身の「納得解」を導き出す。

これこそが、現代を生き抜く為に必要な、最も強力な「武器」となるのです。

「武器」を手に、「老害」のレッテルを剥がそう!

さあ、あなたの中に眠る「武器」の存在に、もう気づきましたね?

その「武器」を手に、「老害」のレッテルを剥がすための、具体的な行動を起こしましょう!

「武器」の磨き方、そして、「武器」の使い方は、次回の記事で詳しく解説します。

一緒に、「自律的な学び」の扉を開き、新たな未来を切り拓いていきましょう!


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

「老害」と呼ばれる原因 – あなたの「当たり前」が、周囲を困らせ、そして自身を「老害」にしてしまう

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「最近の若い者は、言われたことしかやらない」「自分で考えて動けない」「成長が遅い」

そんな嘆きを、よく耳にします。

「それに比べて、自分たちの若い頃は…」

そう思った経験、あなたにもあるのではないでしょうか。

しかし、あなたが「正しい」と思ってやってきたことが、実は「老害」と呼ばれる原因になっているとしたら…?

前回の記事では、「見て覚えろ」方式、いわゆる「五十六方式」が有効だった時代背景と、現代社会とのギャップについて解説しました。

「見て覚えろ」方式は、人材育成の「入口」であり、「一部」でしかないのです。

しかし、それを「全て」と勘違いしたまま、現代を過ごしてしまうと、意図せず「老害」と呼ばれてしまうのです。

今回は、「老害」と呼ばれる原因をさらに深掘りし、あなたの「当たり前」が、周囲にどのような影響を与え、そして、自身を「老害」にしてしまっているのか、そのメカニズムを明らかにします。

「老害」は、年齢や性別ではない。あなた自身の「他者への関わり方」が「老害」を決める。

「老害」という言葉は、非常にネガティブな響きを持った言葉であり、この言葉によって、傷ついた方も大勢いることでしょう。

しかし、まずは、この言葉の持つ意味を、正確に理解する必要があります。

この「老害」という言葉を分解すると、「老」は年齢を、「害」は文字通り「害」を、それぞれ意味しています。

では、「老」つまり、齢を重ねる事は、「害」なのでしょうか?

そんな事は、決して無いはずです。

つまり、「老害」とは、年齢や性別によって決まるものではなく、あなた自身の「他者への関わり方」によって決まるのです。

そして、あなた自身の「他者への関わり方」を決めているのは、紛れもない、**あなた自身の「当たり前」**なのです。

「老害」を生む、5つの「当たり前」

「見て覚えろ」方式で育ってきた、私たち、40代、50代の多くは、以下のような「当たり前」を持っています。

しかし、これらの「当たり前」は、現代社会においては「老害」と呼ばれる原因となる可能性があります。

1. 「教えなくても、見て覚えるのが当たり前」

自分自身が「見て覚えろ」で育ってきたため、部下にも同じ方法を強要してしまう。

しかし、現代の若者は、「見て覚える」だけでは、なかなか成長できません。

そもそも「見て覚える」事ができるのは、一握りの天才だけです。

「見て覚える」事ができる天才は、見えない所で、試行錯誤を繰り返しています。

そして、試行錯誤を繰り返し、「失敗」から多くを学び、「成功」へと繋げているのです。

しかし、この試行錯誤を「見る」事は出来ません。

だからこそ、「見て覚える」なのです。

当然、「見て覚える」事が出来ない人の方が多いのです。

あなたが「見て覚える」事が出来た、一握りの天才だったからといって、現代の若者にそれを強要してはいけません。

現代の若者には、現代の若者に適した「教え方」があるのです。

その「教え方」を知らない、教えようとしない、それこそが、若者の成長を阻害し、あなたを「老害」と化してしまうのです。

2. 「言われたことを、忠実にやるのが当たり前」

「五十六方式」で育ったあなたは、上司の指示に忠実に従うことを「良し」とされてきました。

しかし、現代は「絶対的な正解」の無い時代です。

上司の指示が、常に正しいとは限りません。

それどころか、間違っている事もあるでしょう。

「言われたことだけをやる」人材は、現代においては「指示待ち」と評価され、決して重宝がられる事はありません。

「言われたことだけをやる」人材は、「言われたことしかやらない」人材なのです。

そんな「言われたことしかやらない」人材に、価値は無くなってきているのです。

3. 「経験則こそ、全てにおいて正しい」

長年の経験に基づく「経験則」は、もちろん重要です。

しかし、過去の成功体験に固執し、新しいやり方を受け入れない姿勢は、周囲の成長を阻害します。

それどころか、あなた自身の成長をも阻害してしまうのです。

「経験則」は、日々アップデートしなければなりません。

そのためには、あなたの「経験則」を、一度疑ってみる事も必要です。

「経験則」に固執し、アップデートを怠る事は、あなたを「老害」と化してしまいます。

4. 「分からないことがあったら、自分で調べるのが当たり前」

確かに、自分で調べる力は大切です。

しかし、「調べ方」が分からなかったり、「調べる」ための時間的余裕が無かったりするケースもあります。

そして、その「調べ方」を教える事こそが、上司の役目なのです。

「調べ方」も、時代と共に変化します。

かつては、辞書や専門書を読まなければ、辿り着けなかった情報も、今では、インターネットで検索すれば、一瞬で手に入るようになりました。

しかし、その膨大な情報の中から、必要な情報だけをピックアップする能力も必要なのです。

この能力は、一朝一夕では身に着けることは出来ません。

「分からないことがあったら、自分で調べる」事も大切ですが、その「調べ方」を教える事も重要なのです。

「調べ方」を教えず、「自分で調べろ」だけでは、あなた自身が「老害」と化してしまうのです。

5. 「自分の経験や知識は、苦労して手に入れたものだから、簡単に教えたくない」

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたは、経験や知識を「秘匿」する傾向にあります。

しかし、それでは「経験」や「知識」は、あなた一代で途絶えてしまいます。

それでは、あまりにも、もったいない。

あなたの「経験」や「知識」は、現代においても活用できる、強力な「武器」なのです。

ただ、「武器」のままでは、宝の持ち腐れです。

その「武器」を、「共有」する事で、あなたの「武器」は、より強力な「武器」へと、アップデートできるのです。

これらの「当たり前」は、あなた自身を「老害」と化すだけでなく、周囲、特に若手の成長を阻害し、組織全体の活力を奪うことにもつながります。

「老害」から脱却するために

では、どうすれば「老害」から脱却できるのでしょうか?

その答えは、「あなたの、他者への関わり方」 にあります。

これまで述べてきたように、「老害」とは、年齢や性別によって決まるのではありません。

あなた自身の「他者への関わり方」が、「老害」と化してしまうのです。

ならば、「他者への関わり方」を変えれば良いのです。

「他者への関わり方」を変える事で、「老害」から脱却できるのです。

「他者への関わり方」を変える為には、まず、あなた自身の「考え方」を変える必要があります。

「老害」から脱却するための一歩は、あなた自身の「考え方」を変える事から始まるのです。

具体的な方法については、次回の記事で詳しく解説します。

一緒に、「老害」のレッテルを剥がし、再び輝くための道を歩んでいきましょう!


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

「見て覚えろ」世代の功罪 – なぜ、あなたの経験は「過去の遺物」になってしまったのか?

man using his laptop computer

「最近の若い者は、言われたことしかやらない」「自分で考えて動けない」「成長が遅い」

そんな嘆きを、よく耳にします。

「それに比べて、自分たちの若い頃は…」

そう思った経験、あなたにもあるのではないでしょうか。

私たち、いわゆる「見て覚えろ」と言われて育った世代、別名「五十六方式」世代は、終身雇用、年功序列が当たり前の時代に社会に出ました。

「見て覚えろ」「失敗から学べ」「とにかくやれ」

上司からの指示は絶対であり、先輩の背中を見ながら、がむしゃらに働いたものです。

当時は、それが「当たり前」でした。

高度経済成長期、日本企業が右肩上がりの成長を遂げていたあの頃。

「絶対的な正解」が存在し、それを疑う事無く、忠実に実行することが求められた時代。

「見て覚えろ」方式は、そんな時代にマッチした、非常に効率的な人材育成方法だったのです。

この「見て覚えろ」方式、山本五十六の言葉である「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」が、その代表的な例でしょう。

しかし、彼の言葉で最も重要視されているのは、「やらせてみて」であり、「褒めて」の部分だけなのです。

つまり、山本五十六自身は、このやり方が、全ての人に当てはまる育成方法などとは、考えていなかった事になります。

山本五十六の言葉を、さも「絶対的な正解」であるかのように盲信し、その一部だけを切り取って、人材育成をしてきた事こそが、現代における悲劇を生み出した真犯人なのです。

この「見て覚えろ」方式は、一部を切り取って運用された結果、以下のような功罪を生み出してきました。

「見て覚えろ」方式の功罪

  • 均質的な人材育成: 決められた「正解」を、疑う事なく、忠実に実行できる人材を、大量に、効率的に育成できる。
  • 組織の効率化: 上意下達、トップダウン型の組織運営により、業務を効率化できる。
  • 経験の伝承: 熟練者の「経験」や「知識」を、組織内に蓄積できる。

  • 「考える力」の欠如: 「正解」を求めることだけに集中するあまり、自ら考え、判断する力が育たない。
  • 「指示待ち」を生む: 上司からの指示を待つことが当たり前になり、自主性や主体性が育たない。
  • 「変化」への不適応: 環境の変化に対応できず、組織が硬直化する。
  • 「老害」を生み出す土壌となる:「正解」は不変である、という盲信が、「過去の経験」に固執する原因となり、意図せず「老害」と呼ばれるようになる。

つまり、「見て覚えろ」方式は、あくまでも人材育成の「入口」であり、「一部」でしかないのです。

しかし、「見て覚えろ」方式を、「絶対的な正解」と勘違いし、この一部だけを切り取った育成方法が、長年運用されてきました。

結果、この「見て覚えろ」方式は、現代においては通用せず、「過去の遺物」となってしまったのです。

時代は変わった – 「絶対的な正解」は、もう存在しない

かつて有効だった「見て覚えろ」方式が通用しなくなった理由は、「絶対的な正解」が存在しなくなったからです。

技術革新、グローバル化、価値観の多様化…現代社会は、めまぐるしく変化しています。

昨日までの「正解」が、今日には通用しなくなる。そんな時代に、私たちは生きています。

このような時代に求められるのは、上司の指示を忠実に実行する人材ではなく、自ら考え、判断し、行動できる「自律型」の人材 です。

これまでの「正解」に捉われず、自分自身の「納得解」を導き出せる人材です。

「見て覚えろ」方式は、人材育成の「入口」であり、「一部」でしかないのです。

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたは、決して「過去の遺物」などではありません。

しかし、現代を生き抜く為には、「入口」から先へ、つまり「絶対的な正解」から「納得解」へと、考え方をアップデートする必要があるのです。

そのためには、あなた自身が、「五十六方式」によって最適化された、あなたの思考の癖に気づき、それを意識的に変えていく必要があります。

「見て覚えろ」世代が取るべき、次の一歩

では、具体的にどうすればいいのか?

安心してください。

「見て覚えろ」方式で育ってきたあなたには、長年培ってきた「経験」と「知識」という、強力な武器があります。

しかし、残念ながら、その「経験」と「知識」という「武器」は、現代という戦場においては、少々古びてしまっていることも、また事実です。

しかし、考え方を変えれば、その「武器」は、まだまだ強力な「武器」として、あなた自身を助けてくれるのです。

その「武器」を、現代という戦場で、どの様に活用するのか?

次の記事では、その「武器」の捉え方を再定義し、「老害」と呼ばれる原因を徹底分析します。

そして、意図せず「老害」と呼ばれてしまう状況から脱却し、現代でも通用する「武器」へと強化する方法を、一緒に考えていきましょう。

「正解」を求めるのではなく、あなた自身の「納得解」を導き出す旅へ。

さあ、一緒に出発しましょう!


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

「見て覚えろ」と言われて育ったあなたへ ~「老害」と呼ばれる前に、変わるチャンスがここにある~

man using his laptop computer

「最近、どうも仕事がうまくいかない」

「昔はもっとバリバリ働いていたのに、今は評価されない」

「指示されたことしかできず、自分に嫌気がさす」

「このままではいけないと思うけど、具体的にどうすればいいか分からない」

「気づいたら、周囲から『老害』なんて呼ばれている…」

そんな悩みを抱えている、40代、50代のビジネスパーソンの方、もしかしたら、これを読んでいる「あなた」も、その一人かもしれません。

終身雇用、年功序列が当たり前だったあの頃。

「やって見せて、言って聞かせて、やらせてみて、褒めてやらねば人は動かじ」

日本海軍の軍人、山本五十六のこの言葉に代表されるような育成方法、いわゆる「五十六方式」で、あなたも育てられてきたのではないでしょうか。

上司から手取り足取り…とはいかずとも、細かな指示を受け、先輩の背中を見ながら、失敗して怒られながら、仕事を覚えてきた。

「見て覚えろ」「失敗から学べ」「とにかくやれ」

そんな言葉が飛び交う環境で、あなたなりに懸命に努力し、成果を上げ、会社に貢献してきたはずです。

しかし、時代は変わりました。

変化のスピードが速く、将来の予測が困難な現代において、上司の指示を待つだけ、言われたことだけをやる、そんな働き方は通用しなくなってきています。

「あの頃」と同じやり方を続けていても、思うような成果が出せない。それどころか、「老害」と呼ばれるようになってしまった…。

もしかしたら、あなただけが悪いわけではなく、あなたを育てた「あの頃」の育成方法、そして、あなた自身がそこから「変われない」事に問題があるのかもしれません。

でも、安心してください。

あなたは、決して「老害」などではありません。

今からでも、変われます。

なぜなら、あなたには、これまで積み上げてきた「経験」と、これからの未来を切り開く「伸びしろ」があるからです。

このブログシリーズでは、「見て覚えろ」と言われて育ってきた世代、いわば「五十六方式」の申し子である私たちが、現代社会で再び輝きを取り戻すために必要な「自律的な学び」について、具体的なステップを解説していきます。

「老害」と「伸びしろ」は、実は表裏一体なのです。

過去の栄光にすがるのではなく、未来に向けて学び続けることで、あなたの中に眠る「経験」と「伸びしろ」を解き放ちましょう!

これから始まる全7回のシリーズ、どうぞ最後までお付き合いください。

この記事を、かつて私の上司だった、今は亡き岩本さんに捧げます。


注釈:

  • 山本五十六…大日本帝国海軍の軍人。最終階級は元帥海軍大将。
  • 五十六方式…山本五十六の言葉に代表されるような、かつての日本企業で主流だった育成方法を指す、このブログシリーズ内での造語。

【知らないなんてもったいない!】子どもの未来を変える「自律型」って?

「自律型」って言葉を最近よく耳にするけど…

「うちの子にはまだ早いんじゃない?」 「そもそも自律型ってどういうこと?」

そう思っているパパ・ママも多いのではないでしょうか?

実は、子どもの自律性を育むことは、 子どもの未来を大きく左右する ほど、とっても大切なことなんです!

この記事では、

  • 自律型とは何か
  • なぜ自律型が大切なのか
  • 毎日の生活の中でできること

をわかりやすく解説していきます。

この記事を読めば、 「自律型」 の子育てについて、 基本的な知識と、今日からできる実践方法がわかりますよ!😊✨

「自律型」ってどんな子?

簡単に言うと、 「自分で考え、自分で行動できる子」 のこと。

✔️ 自分の意見をしっかり持っている
✔️ 困難なことがあっても、諦めずに頑張れる
✔️ 周りに流されず、自分らしく行動できる

…などなど。

まさに、 これからの時代を生き抜く力 を持った子どもと言えるでしょう。

なぜ「自律型」が大切なの?

グローバル化やAI技術の発展など、 現代社会は、変化の激しい時代です。

そんな時代を生き抜くためには、 自分で考え、判断し、行動する力 が必要不可欠!

さらに、

  • 問題解決能力UP!
  • 責任感UP!
  • コミュニケーション能力UP!
  • 自信UP!
  • 創造性UP!

などなど…

自律性を育むことで、 子どもの可能性は無限大に広がります!

今日からできる!自律型を育むヒント

「じゃあ、どうすれば自律型の子に育つんだろう…?」

難しく考える必要はありません。 毎日のちょっとした心がけで、子どもの自律性を育むことができるんです。

例えば…

  1. 子どもの意見を尊重する

「ダメ!」「なんでできないの?」と頭ごなしに否定するのではなく、 「どうしてそうしたいの?」「どうすればできるかな?」と、 子どもの意見に耳を傾け、一緒に考えてあげましょう。

  1. 選択肢を与える

「あれしなさい」「これしなさい」と指示するのではなく、 「どっちがいい?」「どうしたい?」と、 子どもに選択肢を与え、自分で選ばせてあげましょう。

  1. 失敗を恐れないように励ます

子どもは、失敗を繰り返しながら成長していきます。 失敗しても責めるのではなく、「次はどうする?」と、 前向きに考えられるように励ましてあげましょう。

  1. 自分で考える力を育てる

「〇〇しなさい」と指示するのではなく、 「どうしたらいいと思う?」と、 子ども自身に考えさせるように促してみましょう。

  1. お手伝いをさせる

洗濯物を畳んだり、食器を洗ったり… 年齢に合わせたお手伝いをさせることで、 責任感や達成感を育むことができます。

  1. 遊びの中で学ぶ

ブロック遊びやごっこ遊びなどを通して、 創造力や問題解決能力を育むことができます。

  1. 自然と触れ合う

自然の中で遊ぶことで、 好奇心や探求心を育むことができます。

  1. 絵本を読み聞かせる

絵本を通して、 想像力や語彙力、感性を育むことができます。

  1. 親自身が自律している姿を見せる

親が、 目標に向かって努力したり、 新しいことにチャレンジしたりする姿を見せることは、 子どもにとって、最高の学びになります。


まとめ|自律型を育むことは、子どもの未来を輝かせること

この記事では、「自律型」の意味や大切さ、 そして、毎日の生活の中でできることをご紹介しました。

「自律型」の子育ては、一朝一夕にできるものではありません。 長い目で見て、根気強く、そして愛情を持って、 子どもと向き合っていくことが大切です。

さあ、今日から、 子どもと一緒に「自律型」を目指してみませんか?😊✨

中学1年生の数学は、悪魔の儀式。方程式?なんだそれは!!!

子供が数学が分からないと言うので、教えようと努力した。

「1人3本づつ鉛筆を配ると、18本余った。1人5本づつ配ると、6本足りない。方程式を作れ。」

と言う問題だった。
※命令口調な段階で、私は少しイライラしている。

x人×3本+18本あまり=x人×5本̠-6本たりない
3x+18=5x-6 
x=12だから子供12人
となると、鉛筆は54本

3x+18=5x-6

が、作れと言われた方程式だろうと思う。
答えを見ると、正解だ!よっし!!!素晴らしい!!!

そして、回答不可能な難題が次の設問として登場した。

「鉛筆の数をxとして、方程式を作れ

※命令口調にだいぶイライラしてる
鉛筆の数をxとする場合、子どもの人数は12人とわかっているのだから

12人×3本+18本あまり=x

という事だろうか。

子供の人数も、鉛筆の本数もわかっているのに、わざわざ54本の鉛筆をxにするのは…まるでコナンで犯人が分かっているのに茶番に付き合っている気分だ。
もう、毛利さんを麻酔銃を打ち込んでさっさと答えを言いたい。

この方程式の求め方が全くわからず。答えはわかっているのに。答えはわかっているのに、何を求めよというのか!
子供に教える事も出来ず、一緒に???となりましたとさ。

結局、問題集の答えを見ると

子どもの人数はわからないという事で鉛筆の本数をxにする

という前提で問題を解くようだ。
要するに、鉛筆の本数が余ったり足りなかったりした結果を人数で割った時、鉛筆の本数をXとして求められる方程式を作りなさいよって言う意図だったらしい。

いや、知らんがな。そう書いてくれよ!最初の計算で全部答え出てるじゃん!!!
中学校1年生の数学、本当に難しい。

これはひねくれた考え方なんだけど。
数式を使って問題を解く系の問題を子供に教える場合。その数式は頭のいい学者が導き出した公式な訳で。それを子供に理解させたうえで溶かせるのは、お互いが学者レベルにならないと解明できないという事なんじゃないだろうか。
凡人の私たち親子は、数式を暗記して当てはめて答えを出すだけでいいよね?

偉い学者が導き出した数式の意味なんて、到底理解できないよ。。。
数学、むづかしいです。。。

P.S. ふと思い出した。私も数学で、答えはあってるけど途中の式が書いてないから三角にされてたなぁ。そういえば、そうだったなぁ…

なんか調子悪いな、と雰囲気で自分を落ち込ませるのはもったいないよね

なんか今日は調子悪いな…って言う日、あるでしょ?
そんな日ってなぜか、うまくいかない事が増えてしまう。すごく小さい事でも、うまくいかないと「調子悪い日だし」って思ってしまう。

でも、なんか調子悪いな…って言うのが気のせいだったら、どう思う?

もしも、気のせいなのに調子悪いなって思いこむことで、自分をじぶんで落ち込ませているとしたら、悲しいよね。

なんか調子悪いな。今日は上手くいかないな。なんて、雰囲気で良くない日だって思ったときは、その要因を追求したら良いんだよ!

なんか調子悪いな。の原因って何だろう?
調子悪いって思った理由を思い返して、リストアップしてみよう。

・バスに乗っていて、ちょっと酔った。
・駅の階段でつまづいた。
・会社までの歩く道、普段より息が切れる。
・交通系ICをピって何度やっても読み込まれない。
・コーヒーのふたを開けたら、ちょっと中身が飛び出した。

始業前、なんか調子悪いなって思ったきっかけはこんな感じ。
じゃ、後はコレの要因を追求してみよう!

・バスに乗っていて、ちょっと酔った。→昨日、飲みすぎた!
・駅の階段でつまづいた。→飲みすぎ、寝不足!
・会社までの歩く道、普段より息が切れる。→飲みすぎ、寝不足!
・交通系ICをピって何度やっても読み込まれない。→たまたまでしょ。
・コーヒーのふたを開けたら、ちょっと中身が飛び出した。→勢いよく開けすぎ。もしかすると、寝不足で動きが緩慢かも。

無理やりだけど、すべての要因が明確になったよね。
ほら、なんか調子悪いな。って思っていたことが、昨日飲みすぎて寝不足が原因で起きた事だってハッキリしたよね!
そうなったら、水を飲んで深呼吸して、さぁやるか!って一日を始めるだけ!

なんか調子悪いな。。。

なんて、雰囲気だけで自分を落ち込ませる必要なんてないよね。
はっきりと、飲みすぎて寝不足だから、動きが鈍いのは仕方ない!って思ったらもう、そのつもりで過ごせばいい。

変な雰囲気で、せっかくの一日を自分でつまらなくするのは、今日からやめちゃお!

仕事の方向性が全く合わなくても、人間的に否定している訳では無い話

仕事の取り組み方、方針の違いでぶつかる事は良くある。それも、なかなか豪快にぶつかり合う事もある。
ぶつかり合い、意見しあう事はいい事だなんていう綺麗ごとを言うつもりはない。とにかく、やり方や方向性が合わないという人は必ずいる。

ただ、企業理念や行動指針は一致しているが、アプローチの違いにより衝突する事がある。
ごくまれに、仕事でそりが合わない人との関係を、まるで人間的に否定したり人間的に合わないと感じている人がいる。朝挨拶をせず、会話も避け、子どもの喧嘩かと言うくらい仲が悪くなる人がいる。

企業理念など、見ている先が同じでアプローチの違いでぶつかっているのは、まるで宗教の違いの様なものだと思っている。やり方がそれぞれ違いはあるが、それは人間性を否定するものではない。ましてや、子どもの様に無視したり避けたりするのは全く違うと感じる。

仕事のやり方などが一致する相手とは、そりが合う気がするがそれも人間的に気があるわけでは無いと思っている。結局、どの様にアプローチするのかというただそれだけの話。

仕事の仕方が合わない人とは合わないし、無理に合わせる必要もないと思っている。お互い人間なのだから、考え方は千差万別。また、いろんな考え方やアプローチがあった方が成功する確率が上がる。
やり方やそりが合わないと言うのは、様々なアプローチを生み出す事ができる、会社としては喜ばしい事なんじゃないかと最近感じている。

育成は、できない事よりもできている事を気付かせる事が大切だとわかった話

部下の育成など、人の育成に関わった事がある人は多いと思う。
その育成についての話。

一般的に育成をするときには、できなかった事、できていない事、失敗した事に着目する人が多い。
できない事を出来る様になる事は成長なのでひとつの手法だと感じる。

しかし、20年以上人の育成に関わっていると、できている事を気付かせるアプローチがとても大切である事に気付く。

人は、失敗が続くとモチベーションが低下する。
人は、自分の小さな成長に気づきにくい。
人は、他人と比べてしまい過去の自分と比べる事ができない。

どうも、自分で自分の成長に気付けず、自信が持てない人が多い。確実に成長しているのに、その事に気付かず自らモチベーションを下げていき、落ち込んでいってしまう。

人と比べてしまうのも、自分より出来る人と比べれば落ち込むことになる。自分より出来ない人と比べても、下を見たところで成長はしない。

しかしここで、できている事を気付かせる事が出来たら、育成は大きく変わってくる。
過去の自分と比べて、こんなに成長しているのかと自信を持つことができる。
自分が成長できた理由に気づく事ができれば、もっと自分で成長していける。
なにより、自分を見て成長に気付いてくれる上長がいるという事実は、とても励みになる。

また、できない事や失敗はほとんどの場合、本人は気付いている。
わかっているのに言われるのは、もうモチベーションをどん底まで突き落とされるようなモノだ。

褒めて伸ばす、と言う言葉がある。これは、ただ褒める事を言っているのではない。
出来ている事、良い点などをしっかりと伝えて本人に気付かせる事が目的だ。

育成は奥が深い。日々勉強だと改めて感じた。

何かを教えたり伝えたりする時の秘訣を、座学研修での気づきを例に説明する

座学の進め方で基本となるのは

①内容を伝える
②どこまで伝わったのか確認する

の繰り返し。
伝え方にも工夫が必要だし、確認方法にも工夫が必要。

伝え方のコツ

結論を先に説明し、その後に背景まで深堀して説明する。
そして、参考事例や例題を使って具体的なイメージをしてもらう。

内容にもよるけど、この方法で基本的に進行する。

確認のコツ

メモなどを取っている全員の顔が上がり、みんなが前を向きなおすタイミングを待つ。
表情から、察する。
例題などを使い、簡単に質問をして理解度を確認していく。

確認はとても大切。
伝わっただろう!という講師側の感情は、実はただの錯覚。
本当に伝わったのかどうかは、研修生に聞かなければわからない。

シンプルな研修の進め方だけど、研修以外にもこれは使える。

子ども達に何かを教えたいとき。
PTAの集まりで全員に説明するとき。

いろんな場面で活用できるので、参考にしてみて欲しい。

苦しい選択を迫られた時、実はどちらの択にも正解はない事に気づいた話

仕事が終わらない。

選択肢①…残業をして終わらせる。
選択肢②…謝罪をして締め切りを延期してもらう。

なんて苦しい選択肢がある場合、実はどちらを選んでも未来はたいして変わらない。

どちらを選んでも、結局苦しむ事になる。


人間は選択肢を目の前にすると「この中のどれかが正解だ」と勘違いする傾向にある。

例えに出した選択肢、冷静に考えればどちらも正解ではないのは目に見えている。

そう、もはやこの選択肢にたどり着く前の択、前の前の択、もっと前かもしれない。
誤った選択をし続けた結果、この択にたどり着いている

なので、どちらを選んでも幸せな結果にはならない。

苦しい選択は、だいたいどれを選んでも正解はない。


じゃ、どうすればいいの?


その答えは簡単。


苦しくなるもっと前の、軽い選択肢をしっかり考えて選ぶ事。

軽い選択肢を間違い続ける事で、重い苦しい正解のない選択肢にたどり着くってワケ。

軽い選択肢こそ、しっかり考えて選んでいこう!

飲み会の参加不参加を自分の心に聞いてみると、とても心が落ち着いた話

会社の忘年会、送別会、年頭会、部署の飲み会、色々な飲み会があると思う。

私も立場上、色々な飲み会に誘われるので基本的に全て参加する事にしていた。

しかし、年齢的な問題が大きいと思うが翌日にお酒が残る事が増えた。

また、どうも楽しい飲み会とあまり楽しいと感じない飲み会がある事を、考える様になった。

と言うのも、飲み会の時間は拘束される。

大げさに言うと、残りの人生を考えたら望まぬ飲み会に参加するよりも、帰宅して家族と過ごしたり、やりたい事をやる時間にしたい。

そう思う様になった。

そう思う様になったが、立場上全ての飲み会に参加するようにしていたのだが。

どうも飲み会中の愛想笑いに疲れてしまった。

愛想笑いで飲み会に参加し、お金と時間を消費する事に後悔を感じてしまった。

その時から、参加したい飲み会以外は参加しない様にした。

するとどうでしょう、とても気が楽になった。

そして、望んで参加する飲み会がとても楽しく参加できるようになった。

参加しない事で人間関係が崩れる事もないし、コミュニケーションが希薄になる事もない。

仕事にもプライベートにも何も問題は起きていない。

なんだ、無理する事なかったんだ。

と、今はとても心が落ち着いた。


団塊の世代あたりの方々は、飲みニケーションなんて言ったりする方もいる。

ただ、コミュニケーションの方法や内容を工夫すれば飲み会を活用しなくても問題はない。


もし愛想笑いで飲み会に参加しているなら、不参加にしてみると、色々な発見がある。

オススメ。

労働の対価が賃金しかない会社に魅力はあるか。報酬以外の魅力とは?

今の会社でこのまま働いていて、いいんだろうか?
このまま働いても、給料の上限は見えてる。このまま定年を迎えるのか?
給料上限が決まっているから、副業をした方が良いのか?


こんな不安を感じた事があるサラリーマンは、少なくないはず。

もちろん、給料にも満足していて毎日やる気満々!
日々、仕事でチャレンジして充実しているよ!

と言う人だっていると思う。

ただ、それが全員ではない。


現状に不安を感じる理由として、タイトルにもある様に

「労働の対価が賃金しかない会社に、魅力を感じる事が出来るのか」

と言うのが、1つのポイントなんじゃないかと考えている。

年功序列から成果主義・能力主義へ変化しても変わらない事

一般的な会社員の場合、勤務する時間が決まっており仕事内容もある程度決まっている。
勤務時間内で仕事をして、その報酬として月給を受け取る。

年功序列制度から、成果主義や能力主義など評価制度に変化が生まれた。
それでも、仕事をしていずれかの評価による報酬を受け取るのか一般的なサラリーマンだ。

労働の対価が報酬である部分にクローズアップして考えてみると、例えば

1日7時間勤務×週5日勤務=月給

という例になる。
そしてこの月給は、短い期間で何倍にも跳ね上がる事はない。
時間をかけて、昇給を繰り返して緩やかに給与が上がっていく。

前衛的な一部の成果・能力主義に特化した会社はその限りではなく、大幅な昇給があり得る。
しかし、その様な会社は得てして魅力のある会社に含まれるので今回の話題に則さない企業だ。


要するに、評価制度に変化が生まれてはいるものの、今も昔も同じ会社で働き続けた場合の生涯賃金は概算で想像ができてしまうという事だ。

報酬以外の魅力とは?

生涯賃金の想像ができても、緩やかな昇給でも、不安を持たない人もいる。
持たない人は、それで良いと思う。

しかし冒頭の不安を持つサラリーマンには、共通の理由から不安が生まれている事がある。

・このまま働いていて、会社が倒産したらどうするのか。
・クビになったら、他の仕事は出来るのか。
・もっと稼ぎたいが、この会社では未来が見えている。

などだ。整理すると

「自分の成長を感じる事ができていない、成長できていない現状」

に不安を感じる人が多い。
実際に、会社から退職していった社員の中にも、

・新しい事にチャレンジして、成長したい。
・成長していない自分が不安だから、違う会社で働きたい。

と、会社を去っていった人は少なくない。


報酬以外の魅力を会社に求めている人は、思った以上に多いと感じる。
自分が成長できる環境、成長を感じられる環境、これが会社の魅力の1つだと言える。

魅力ある会社は会社と社員にシナジーをもたらす

会社に報酬以外の魅力があるのか。

例えば、成長を感じる環境や仕組みがあるか。
企業内で研修を行い、スキルアップをはかったり。
資格取得をサポートしたり、成長する事の意味や成長の仕方、自立型な考え方を教育したり。

様々な成長につながる育成を行う環境がある会社は

・成長し、そしてその成長を感じる事が出来る
・成長する事で、良い人材が増える
・成長するという事が会社の風土となり、育成に強い会社となる

成長した社員は様々なアイデアで会社を動かす。
成長した社員は、会社を成長させていく。
魅力ある会社は、社員を成長させてシナジーをもたらす。

魅力ある会社は、成長しより魅力的になると考える。

会社の在り方も変わっていく

現在の求人は、買い手市場から売り手市場へと変化している。

会社が今までのままでは、人が集まらずに体力が減少していく。

売り手側が何を求めているのか。

そして、求める事に応えると共に、会社と社員が共に成長していくにはどうしたらよいのか。

報酬以外の魅力を、考えると色々なものが見えてくると感じる。

michelllog|偉い人のカタカナだらけのスピーチが誰に向けられたモノなのか

今後、DXが大切になってくる。

パラダイムシフトをしていかないといけない。

タイムバリューを意識した云々…


…このスピーチは誰に向けられたものなのか。

管理者以上は理解できると思うが、パートの方たちの何割がこの内容を理解できただろうか。


「頭の回転の速い、賢い人の言っている事は頭が良すぎてわからない。」

なんて揶揄される事があるが。

相手に伝わる言葉を選び、伝える事が出来る人こそが賢い人だと思う。


伝わらないスピーチなんて、ただの独り言だ。

貴重な時間を使って、独り言を聞かされる人が気の毒。


要するに

・伝わる様にスピーチするか
・伝える気がない人たちは参加させなくてよい

どちらかにしてくださいよ、と感じてしまう。


伝わるっていう事がどれほどの意味を持つのか。

伝わらない時点で、それは独り言。


反面教師として捉えていこうと強く感じた。

michelllog|老年学という加齢について研究をする学問が興味深い話

老年学とは、加齢を研究する学問。

高齢者が増加していく中で、確実に役立つ学問だと思われる。

心理と行動を研究し、学ぶのが老年学という学問。


人は、年を取ると脳が部分的に衰え、ネガティブな感情が欠落するようになる。

つまり、都合の悪い事は忘れるような脳の仕組みになる。

これが、死への恐怖が薄らぐ理由。

また、老人は自分が年寄りではない!と良く思っている傾向にある。

これも、メタ認知が高くなり自尊心が高くなる事が原因。


そして、若い頃に比べて身体能力が低下し、単純な事も不便を感じる様になる。

これは老人のキレやすさにつながっている。

要するに、思い通りにできていた事が出来なくなっているのでイライラしている。


高齢になると視覚も衰え、聴覚も衰え、思考能力も低下する。

ただ、この事を理解して接する事が出来れば、高齢の方とも上手にコミュニケーションを取る事が出来る。


自分の衰えから、老年学という学問がある事を知った。

少し学問の扉を開いてみたが、非常に興味深い。


何歳になっても、学びがあると感じる。

人生は勉強、とはどこかの偉人の言葉だが…本当なんだな。

michelllog|死を前向きに意識する機会が増えたのは、年齢のせいなのだろうか

最近ふと、死を意識する事がある。

私も年齢も40歳半ばを迎え、人生の折り返し地点はもうとっくに過ぎている。

頭に浮かんでくるのは

私が死んでも家族みんな、楽しく生きてほしいな
家族に囲まれて、笑いながら死ねたら良いな
しかしよく考えると、人間は死ぬ為に産まれてくるのか

みたいなイメージが漠然と浮かんでくる。


そう言えば、10代の頃は、死ぬことがとても怖かった。

祖父を早くに失くしていて、その時に死を恐れて三日間くらい泣いていた記憶がある。

今は、その当時に比べれば死を恐怖と感じてはいない。

もちろん、まだやり残したことはあるしやりたい事もある。

ただそれは、恐怖ではない。

今できる事と向き合い続ける、というスタンスで生きる様になってからは特に

死ぬ事を後ろ向きに捉える事はなくなった気がする。


老年学の研究で、高齢になるにつれ死への恐怖が薄れていくという研究結果が出ているのを先日知った。

なるほど、もう私も老年学の対象に含まれる年齢になったのだろうか。

いずれにしても、40年も生きていると色々な事に気づき、感じる様になるものだとつくづく思う。