子どもの力を伸ばすのは「自律性」!知るだけで変われる3つの「ある」と「ない」

こそだて部
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大切な我が子には、すくすく成長して素敵な大人になって欲しい!
楽しい時間を多く過ごして、幸せな人生を歩んでほしい!

誰もがそう思ってるし、アナタもそう思ってるでしょ?
私も我が子にはそう思ってますよ、もちろん!

だけど、どうしたら我が子が幸せな人生を歩めるんだろう。親は何ができるの?

その答えは『自律性』!もう、時代は自律性です!!!

その自律性の事を簡単に学びながら、我が子の幸せな人生の為に何が出来るのかを一緒に考えていきましょう!

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自律性ってなに?

自律性、自律的、なんて言われたりしますが、何の事でしょう。
わかりやすく言うと

自分で考えて、自分で判断して、自分で行動する
自分の意思で、自ら考えて物事を進める事が出来る

と言うのが、自律性です!

少し前から 「指示待ち人間」 なんて揶揄される人たちがいますが、その真逆の人という事ですね。
ちなみに、指示待ち人間は『他律的』と言われています。自律的の反対ですね。

じ‐りつ【自律】

①他からの支配や助力を受けず、自分の行動を自分の立てた規律に従って正しく規制すること。 「学問の-性」
② 〘哲〙 〔ドイツ Autonomie〕 カント倫理学の中心概念。自己の欲望や他者の命令に依存せず、自らの意志で客観的な道徳法則を立ててこれに従うこと。
▽⇔ 他律 〔同音語の「自立」は他の助けや支配なしに一人で物事を行うことであるが、それに対して「自律」は自分の立てた規律に従って自らの行いを規制することをいう〕
出典 三省堂/大辞林第三版

自律的な人が今、世の中に求められる人材

これまで日本の社会は、年功序列な社会でした。独創的だったり、凄く行動的だったりする人は、ちょっと社会から浮いた感じがありました。
でも、そういう人が新しい事やモノを生み出して、それをスタンダードにしてきたのも事実です。

例えば、サッカーの中田英寿さんや野球のイチローさん。
型にはまらず、独創的でそれでいて自分の信念やスタイルをしっかり確立しています。そして、そのスタイルで成功しましたよね。
彼らは指示を待ったりしない、間違いなく自律的な人です。その他にも、有名な人を思い起こすと…だいたいみんな、自律的な人ばかりだと思いませんか?

自律的である事の大切さ

自律型である事の大切さ、それは我が子を有名人にさせたいから大切って言う訳ではありません。有名人になる事が幸せじゃないですよね。
では、自律的な事でどの様な良い事があるのでしょうか。自分で考えて自分で判断して自分で行動できる人は、

・環境の変化に柔軟に対応できる
・目標に対して様々なアプローチが出来る為、実現させる力が強い
・自分で考えて行動するので、成功体験を感じやすい

と、ちょっと考えるだけでもこれだけの良い事があるんですね!
そして、これって実は…大人になってからだけの話じゃなくて、小・中・高と成長過程でもとても良い経験をする事ができるんです!
成長過程で自律的に行動出来たら、とても素敵な経験を数多くできますよね!

自律性を育てる為に、今から出来る事を解説!

自律性を育てるために、親は何が出来るのでしょうか。
今すぐに始められるように具体的にわかりやすく解説していきます!

親がやってはいけない3つの『ない』

くらべない

・人と比べない
例えば兄弟や友達と比較しない。「お兄ちゃんは出来るから、あなたもきっとできるよ!」なんて、励ましているようにきこえますが、これは完全に比較していますよね。
比較される事で、劣っている事やできない事の悔しさをモチベーションに頑張るんじゃないか、と思ってる人が結構います。しかし、これは全く違うから気を付けてくださいね!?
比較する事で起こるのは、自己肯定感を崩壊させ、後ろ向きな気持ちになり、次の一歩を踏み出せなってしまいます。比べて良い事なんて何もないんです。だから今、多くの学校でテスト結果を順位付けして張り出すのやめたり、義務教育の場からも比べる教育が見直されていますよね。

・相対評価ではなく、絶対評価をする
人間が3人いれば、3通りの成長曲線があります。例えば一日同じ練習をしても、習得度合いは人それぞれです。だからこそ、人と比べる相対評価に意味はありません。
絶対評価、要するにその人自身の成長だったり努力だったり結果だったりを評価する事が大切になりますね!

相対評価…特定の集団内のどの位置にいるかによって、個々の能力や成績を評価すること。
絶対評価…あらかじめ決められた評価基準に基づいて、個々の能力や成績を評価すること。

もとめない

・完璧を求めない、成功を求めすぎない
自分で考えて、自分で努力をするから、失敗だって自分のモノ!その失敗を自分の糧にできるかどうかはとても大切です。
でも、完璧を求めすぎたり成功を求めすぎると「失敗に対する罪悪感」が生まれてしまいます。
失敗したくない、失敗できない、失敗しちゃだめだ!!!
そう思ったら、誰だって一歩踏み出す事に戸惑ってしまいますよね?

成功も失敗も、すべて我が子のモノ!多くの経験をして成長する為に、求めすぎるのは良くない事ですね。

おどさない

・〇〇をやったら、〇〇をあげるよ!
ニンジンをぶら下げて勉強させる人、多いんじゃないですか?
勉強するモチベーションは、子どもの好奇心だったり探求心であるべきです。その好奇心や探求心をくすぐってあげるのが、親の役目ですよね!ニンジンをぶら下げたら、ニンジンがなくなったらもう走らなくなってしまいます。ずっと同じニンジンじゃ走らなくなってしまう。自分で走れない子供になっちゃいますよね!

・条件付けをしない
勉強しないと、おやつ抜きだよ!80点以上取らないと塾に通わせるよ!などの条件付け。
これもつい、言ってませんか?私も、何度も言った経験があります…でもこれ、ただの脅し文句なので言わない様に気を付けましょう!
脅されたらどういう真理状態になるかなんて、もう悲しい結果しかうまないのは簡単に想像できますよね。でも、知らず知らずに脅してしまっていたんだって気づきました。みんなも気を付けましょう!

親がやるべき3つの『ある』

たずねる

・どう思う?どうしたらいいと思う?
子どもが困ってたり迷ってたりしたら、つい「こっちにしたらいいよね!」とか「それは、こうだよね!」なんて助けたくなりますよね。でも、大人も子供も総じて「自分で考える事」はとても大切!その考えるチャンスを伸ばすのが、このたずねるって事です!

また、たずねてあげると子供が今の考えを話してくれます。
話す事で考えがまとまったり、整理されて「そういう事か!」ってなる事もありますよね。だから、いっぱいたずねてあげたいですね!

みまもる

・何があっても、見守る
これはもう、言葉のまま。何があっても、見守る。手出しせず、子どもが頑張っている様子を見守りましょう!
もちろん、危険な事があれば行動で守る事は大切ですが、そういう事でなければ出来る限り見守ります。
本人が試行錯誤する事が、とても大事ですよね!

しんらいする

・期待をしない
いい意味で、期待をしないという事です。将来サッカー選手になって、プロとして海外に行ってくれるはず!とか、次のテストで100点取ってくれるはず!とか。
これを子供に伝えたら、プレッシャーになっちゃうかも…って想像は出来ると思います。
でも、この期待をしないって言うのは 「心の中での妄想すら、期待をしない」 って事ですよ!
期待って、言い方を変えると自分のエゴですよね?例えば100点取ってくれるはず!って期待してしまうと、100点取れなかったら…失望しますよね?でも、その失望の元は、あなたのエゴが原因です。
あなたのエゴがこの失望を生んだんですよね。だから、期待をしない。するのは、信頼です!

・無条件に信頼する
期待をせず、無条件に信頼する。これってすごく大切!子どもが何をするにしても、信頼しよう!
「ボク、次のテストで100点取るからね!」ってもしも言ってくれたら、期待せずに信頼をしよう。どんな道を選んだとしても、どんな事をやろうとしていたとしても、その子供の判断を尊重して、信頼して見守ろう!

チャレンジできる環境、チャレンジを見守ってくれる環境、チャレンジを信頼してくれる環境。
これって、子どもがチャレンジの為に一歩踏み出しやすい環境だと思いませんか?

他律から自律へ、世界は既に変わっていた!でも日本は…

自律的な人って海外には多くて、普通の事だったりします。海外の人って行動的な人が多いなとか、自分で決めて自分で行動して、大きな成功をするよねって、思う事ありますよね。

国民性や社会の構造的な事もあって、日本人はこれまで他律的である事が多い社会でした。
でも、国際社会において他律的な考えはあまり有効ではないと分かって来ています。そこで、子どもの教育や会社の研修などでも、自律的な人材の育成が注目されてきています。

これから日本は自律的な考え方が大切になります。
だから、我が子には自律性を持って成長して欲しい。自律的な大人になる事が、これからの世の中を幸せに生きる一つの答えという事ですね!

この記事にたどり着いたアナタは、きっと色々調べたり検索してたどり着いた自律的な人!
アナタと同じように、お子さんも自律性を持った大人に成長できたら幸せですね!

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