3. 非認知能力を爆上げする!家庭環境づくりの7つのポイント
「家庭環境が大切!」
ということはわかったけど、
具体的に、
何をすればいいの?
と、思いますよね。
そこで、
ここからは、
発達心理学の専門家の意見や、
最新の研究データに基づき、
家庭でできる、
「非認知能力」を育むための、
具体的な環境づくりの方法を、
7つ厳選してご紹介します!
3-1. 【安全基地】を作る ~ 無条件の愛で、子どもの心を包み込む
子どもの「非認知能力」を育む上で、
最も大切なのは、
「安全基地」
を作ることです。
「安全基地」とは、
子どもにとって、
安心できる、
心の拠り所となる場所のこと。
「何があっても、
お父さん、お母さんは、
自分を守ってくれる」
「ありのままの自分を、
受け入れてくれる」
そう思える場所があることで、
子どもは、
安心して、
外の世界に挑戦し、
様々なことを学び、
成長していくことができます。
【具体的な方法】
- スキンシップを大切にする:
- 抱っこ、
- キス、
- 手をつなぐ、
- 膝の上に乗せる…
- など、
- 積極的にスキンシップを取りましょう。
- 特に、
- 寝る前や、
- 甘えてきた時
- などは、
- たっぷりとスキンシップを取るのがおすすめです。
- 「大好きだよ」「愛してるよ」と、言葉で伝える:
- 照れくさいかもしれませんが、
- 言葉で伝えることも大切です。
- 「大好きだよ」
- 「生まれてきてくれて、ありがとう」
- など、
- 愛情を言葉で伝えましょう。
- 子どもの気持ちを受け止める:
- 「イヤ!」
- 「やりたくない!」
- と言っても、
- 頭ごなしに否定しない。
- 「〇〇したかったんだね」
- 「〇〇が嫌だったんだね」
- と、
- 子どもの気持ちを代弁し、
- 共感する姿勢を示しましょう。
- 一緒に笑う、一緒に楽しむ:
- 面白いテレビ番組を見て一緒に笑ったり、
- 一緒に歌を歌ったり、
- 一緒に踊ったり…
- 楽しい時間を共有しましょう。
- 子どもの話に、じっくり耳を傾ける:
- 忙しい時でも、
- できるだけ手を止めて、
- 子どもの目を見て、
- 話を聞きましょう。
- 「それで?」「どうして?」
- などと質問をして、
- 話を深掘りするのもおすすめです。
- 「いつも、あなたの味方だよ」というメッセージを伝える:
- 「困ったことがあったら、
いつでも頼ってね」 - 「失敗しても大丈夫。
お母さん(お父さん)は、
いつもあなたの味方だよ」 - などと、
- 言葉で伝えたり、
- 態度で示したりしましょう。
- 「困ったことがあったら、
3-2. 【自然との触れ合い】を増やす ~ 五感を刺激し、好奇心を育む
自然の中で過ごす時間は、
子どもの「非認知能力」を育む上で、
とても大切です。
自然の中には、
子どもの五感を刺激し、
好奇心を育む要素が、
たくさんあります。
例えば、
- 美しい景色を見る(視覚)
- 鳥のさえずりを聞く(聴覚)
- 花の香りを嗅ぐ(嗅覚)
- 土や草木に触れる(触覚)
- 木の実を味わう(味覚)
など。
これらの体験は、
子どもの感性を豊かにし、
「もっと知りたい!」
「やってみたい!」
という意欲を育みます。
また、
自然の中では、
自分で遊びを見つけたり、
工夫したりする必要があるため、
創造性や、
問題解決能力も
養われます。
【具体的な方法】
- 公園で遊ぶ:
- 滑り台やブランコなどの遊具で遊ぶだけでなく、
- 木登り、
- 鬼ごっこ、
- かくれんぼ、
- 砂遊び、
- 水遊び、
- 虫探し、
- 落ち葉拾い…
- など、
- 自由に遊ばせましょう。
- 自然観察をする:
- 図鑑を持って、
- 植物や昆虫を観察する。
- 星空を眺める。
- 川や海で生き物を探す。
- キャンプに行く:
- テントを張ったり、
- 料理を作ったり、
- 焚き火をしたり…
- 自然の中で、
- 非日常的な体験をすることで、
- 子どもの心は大きく成長します。
- 家庭菜園をする:
- 野菜や花を育てることで、
- 植物の成長を観察したり、
- 収穫の喜びを味わったりすることができます。
- ペットを飼う:
- 動物との触れ合いは、
- 子どもの心を豊かにし、
- 命の大切さを学ぶ
- 良い機会になります。
3-3. 【お手伝い】をさせる ~ 責任感、達成感、自己肯定感を高める
お手伝いは、
子どもの「非認知能力」を育む上で、
とても効果的な方法です。
お手伝いを通して、
子どもは、
- 責任感: 自分の役割を果たすことの大切さを学ぶ
- 達成感: 「できた!」という喜びを味わう
- 自己肯定感: 「自分は役に立つ存在だ」と感じる
ことができます。
また、
お手伝いは、
親子のコミュニケーションを深める、
良い機会にもなります。
【具体的な方法】
- 年齢に合ったお手伝いをさせる:
- 2~3歳:
- おもちゃの片付け
- テーブルを拭く
- 洗濯物をたたむ(簡単なもの)
- 4~5歳:
- 食事の準備(野菜を洗う、お皿を並べるなど)
- 掃除(床を掃く、掃除機をかけるなど)
- 植物の水やり
- 6歳~:
- 自分の部屋の掃除
- 料理(簡単なもの)
- 洗濯物を干す、取り込む
- お風呂掃除
- 2~3歳:
- 「ありがとう」と感謝の気持ちを伝える:
- お手伝いをしてくれたら、
- 「ありがとう!助かったよ!」
- と、感謝の気持ちを伝えましょう。
- 大げさに褒める必要はありません。
- 「ありがとう」の一言で、
- 子どもは、
- 「自分は役に立った」
- と感じ、
- 次もまたお手伝いをしよう
- という気持ちになります。
- 失敗しても、責めない:
- 子どもが失敗しても、
- 「ダメじゃない!」
- 「どうしてできないの?」
- などと、
- 責めないようにしましょう。
- 「大丈夫、次からはこうしてみようね」
- と、
- 優しく励まし、
- 一緒にやり方を
- 確認しましょう。
- 一緒に楽しむ:
- お手伝いを、
- 「やらなければならないこと」
- ではなく、
- 「親子で一緒に楽しむ時間」
- にしましょう。
- 歌を歌いながら、
- ゲーム感覚で、
- お手伝いをするのもおすすめです。
3-4. 【自主性】を尊重する ~ 「自分で決める」「自分でやる」経験を
子どもの「非認知能力」を育むためには、
子どもの「自主性」を尊重することが大切です。
「自主性」とは、
自分の意志で考え、
行動すること。
自分で決めたこと、
自分で選んだことには、
子どもは、
より意欲的に、
そして、
責任感を持って
取り組むことができます。
【具体的な方法】
- 「自分で決める」機会を与える:
- 「今日は、何色の服を着る?」
- 「おやつは、どれにする?」
- 「週末は、どこに遊びに行く?」
- など、
- 日常の些細なことから、
- 子どもに選ばせてみましょう。
- 最初は、
- 2~3個の選択肢の中から選ばせる
- のがおすすめです。
- 徐々に、
- 選択肢の数を増やしたり、
- 自由に決めさせたり
- していきましょう。
- 「自分でやる」機会を与える:
- 着替え、
- 食事、
- 片付け…
- 年齢に応じて、
- できることを、
- 少しずつ増やしていきましょう。
- 時間がかかっても、
- 失敗しても、
- 手伝いすぎず、
- 口出ししすぎず、
- まずは、
- 見守ることが大切です。
- どうしても困っている時は、
- 「どうしたの?」
- と声をかけ、
- ヒントを与えたり、
- 一緒に考えたりしながら、
- 自分で解決できるように、
- サポートしましょう。
- 「やりたい!」という気持ちを大切にする:
- 子どもが、
- 「〇〇したい!」
- と言ってきたら、
- できる限り、
- その気持ちを尊重してあげましょう。
- たとえ、
- それが、
- 親にとっては、
- くだらないこと、
- 面倒なこと
- に思えても、
- 子どもにとっては、
- 大切な「学び」の機会
- なのです。
- もちろん、
- 危険なことや、
- 人に迷惑をかけることは、
- きちんと注意する必要があります。
- しかし、
- それ以外のことについては、
- できる限り、
- 子どもの「やりたい!」
- という気持ちを、
- 応援してあげましょう。
3-5. 【多様な経験】をさせる ~ 好奇心を刺激し、視野を広げる
子どもは、
様々な経験を通して、
多くのことを学び、
成長していきます。
特に、
幼児期は、
好奇心が旺盛で、
吸収力も高い時期。
この時期に、
多様な経験をさせることで、
子どもの「非認知能力」は、
大きく伸びる可能性があります。
【具体的な方法】
- 様々な遊びをさせる:
- 外遊び、
- 室内遊び、
- ごっこ遊び、
- 創作遊び、
- 音楽遊び、
- 運動遊び…
- 様々な種類の遊びを、
- バランス良く経験させましょう。
- 色々な場所へ連れて行く:
- 公園、
- 動物園、
- 水族館、
- 博物館、
- 美術館、
- 図書館、
- コンサート、
- 演劇…
- 色々な場所に連れて行き、
- 様々なものを見たり、
- 聞いたり、
- 触れたりする機会を
- 作りましょう。
- 様々な人と出会う機会を作る:
- 親戚、
- 友人、
- 近所の人、
- 地域の人…
- 様々な人と出会う機会を
- 作りましょう。
- 年齢の違う子どもたちと、
- 交流する機会も大切です。
- 習い事をさせる:
- 子どもの興味関心に合わせて、
- 習い事をさせてみるのも良いでしょう。
- ただし、
- 無理強いは禁物です。
- 子どもが、
- 「やりたい!」
- と言った時に、
- 始めさせてあげましょう。
- 旅行に行く:
- 旅行は、
- 子どもにとって、
- 非日常的な体験であり、
- 大きな刺激となります。
- 新しい場所に行ったり、
- 新しい文化に触れたりすることで、
- 子どもの視野は広がり、
- 好奇心や探求心が育まれます。
3-6. 【絵本の読み聞かせ】をする ~ 言葉の発達、想像力、共感力を育む
絵本の読み聞かせは、
子どもの「非認知能力」を育む上で、
非常に効果的な方法です。
絵本を通して、
子どもは、
- 言葉の発達:
- 新しい言葉を覚え、
- 言葉の意味を理解し、
- 言葉を使う楽しさを知る。
- 想像力:
- 絵本の物語の世界に入り込み、
- 登場人物になりきったり、
- 場面を想像したりすることで、
- 想像力が豊かになる。
- 共感力:
- 登場人物の気持ちに共感し、
- 人の気持ちを理解する力を養う。
- 集中力:
- 絵本の世界に集中することで、
- 集中力を高める。
- 道徳観:
- 善悪の区別、
- ルールやマナー、
- 人を思いやる気持ちなどを学ぶ。
【具体的な方法】
- 毎日、決まった時間に読む:
- 寝る前や、
- 食事の後など、
- 毎日、決まった時間に、
- 絵本を読む習慣をつけましょう。
- 子どもの好きな絵本を選ぶ:
- 子どもの年齢や興味関心に合わせて、
- 絵本を選びましょう。
- 図書館や書店で、
- 子どもと一緒に選ぶのもおすすめです。
- 感情を込めて読む:
- 登場人物になりきって、
- 声色や表情を変えながら、
- 感情を込めて読みましょう。
- 読み終わった後、感想を話し合う:
- 「どうして、〇〇ちゃんは泣いたのかな?」
- 「〇〇くんは、どうすれば良かったのかな?」
- など、
- 絵本の内容について、
- 子どもと話し合ってみましょう。
- 繰り返し読む:
- 同じ絵本を、
- 何度も繰り返し読むことで、
- 子どもは、
- 物語の内容を深く理解し、
- 言葉を覚え、
- 安心感を得ることができます。
3-7. 【親自身の心の余裕】を持つ ~ 子どもの成長を温かく見守る
子どもの「非認知能力」を育むためには、
親自身が、
心に余裕を持つことが、
何よりも大切です。
親が、
いつもイライラしていたり、
ピリピリしていたりすると、
子どもは、
安心して、
自分の気持ちを表現したり、
新しいことに挑戦したり
することができません。
【具体的な方法】
- 十分な睡眠時間を確保する:
- 睡眠不足は、
- イライラの原因になります。
- できるだけ、
- 睡眠時間を確保しましょう。
- 自分の時間を作る:
- 短時間でも良いので、
- 自分の好きなことをする時間を作りましょう。
- 趣味を楽しんだり、
- リラックスしたりすることで、
- 心に余裕が生まれます。
- 誰かに話を聞いてもらう:
- パートナー、
- 家族、
- 友人、
- 子育て支援センターの職員など、
- 信頼できる人に、
- 話を聞いてもらいましょう。
- 話すことで、
- 気持ちが楽になることがあります。
- 完璧を求めない:
- 家事も、育児も、
- 完璧にこなそうとしないこと。
- 「今日は、まあいっか」
- と、
- 少し肩の力を抜きましょう。
- 自分を責めない:
- 「自分の育て方が悪いのかも…」
- と、自分を責めないでください。
- 子育てに、
- 正解はありません。
- あなたは、
- 十分頑張っています!
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