喃語

【喃語Q&A】いつから?種類は?意味あるの?遅いと心配?ママナースが赤ちゃんの”おしゃべり準備”の疑問に全部答えます!

toddler wearing head scarf in bed

「うちの子の『あーうー』、これって喃語(なんご)?」
「『ばぶばぶ』って、一体いつから言い始めるの?」
「喃語って、そもそも何か意味があるの?ただの音?」
「周りの子より喃語が少ない気がするけど、大丈夫…?」

赤ちゃんの可愛らしい声や、日に日に変わっていく「おしゃべり」。
嬉しい変化に目を細める一方で、ふとした瞬間に、たくさんの「?」が頭に浮かんでくること、ありませんか?

こんにちは!ここ湘南で、夜泣きならぬ”喃語の嵐”も経験した(笑)3姉妹の母、現役看護師の皐月です。
私も、娘たちが赤ちゃんだった頃は、喃語一つとっても「これって普通?」「どういうこと?」と、小さな疑問が次から次へと湧いてきて、育児書やネットで情報を探しまくった記憶があります。

そんな、かつての私と同じように、赤ちゃんの「おしゃべりの準備段階」である喃語について、たくさんの「知りたい!」を抱えるパパママのために、この記事を作りました!

これまで「こそだて部」で深掘りしてきた喃語の知識をベースに、よくある疑問をQ&A形式で、ママナースの視点も交えながら、スッキリ解決していきます!

この記事を読めば、あなたの喃語に関する「?」が「!」に変わり、もっと安心して、もっと楽しく、赤ちゃんの成長を見守れるようになるはずです♪

【喃語Q&A】これですっきり!赤ちゃんの”おしゃべり準備”の疑問

さあ、早速あなたの疑問を解決していきましょう!

Q1. そもそも「喃語」って何?「クーイング」とはどう違うの?

  • A1.
    • クーイングは、生後1~3ヶ月頃によく聞かれる「あー」「うー」といった、母音のような優しい声です。主に機嫌が良い時の感情表現と考えられています。
    • 喃語は、生後4~6ヶ月頃から始まり、クーイングの次に現れる「ば」「だ」「ま」といった子音(のような音)が母音と組み合わさった、より言葉に近い声です。「ばぶばぶ」「まんま」などですね。これは、言葉を話すための発声器官の練習や、コミュニケーションの意欲の表れです。
    • 見分け方のポイントは、「子音のような音が入っているか」「音のバリエーションが増えているか」です。クーイングより力強く、はっきりした音になるのが喃語の特徴ですよ。

Q2. 喃語は、いつ頃から始まって、いつ頃まで続くの?

  • A2.
    • 一般的に、喃語は生後4~6ヶ月頃から見られ始めます。
    • その後、「喃語前期(子音が混じり始める)」→「反復喃語(ばばば等、同じ音の繰り返し)」→「非反復喃語(ばだ等、違う音の組み合わせ)」→「ジャルゴン(抑揚のある宇宙語)」と、段階的に進化していきます。
    • 1歳~1歳半頃に意味のある言葉(初語)が出始めると、徐々に喃語は減っていきますが、言葉と混ざりながらしばらく続くこともあります。
    • ただし、これはあくまで目安! 始まる時期も、それぞれの段階の長さも、赤ちゃん一人ひとり全く違います。焦らず、その子のペースを見守りましょう。

Q3. 喃語って、何か「意味」があるの?赤ちゃんは何を伝えようとしてるの?

  • A3.
    • 喃語そのものに、大人と同じような「言葉としての意味(例:「まんま」=ご飯)」が最初からあるわけではありません。
    • でも、喃語には大切な役割と、赤ちゃんからのメッセージが込められています!
      1. 発声練習・言語習得の準備: 口や舌の使い方を練習し、母語の音に慣れ親しんでいます。
      2. コミュニケーションの試み: 「ねぇ、こっち見て!」「楽しいな!」「何か欲しいな(指差しと共に)」など、周りの人と関わりたい、何かを伝えたいという意欲の表れです。
      3. 感情表現: 声のトーンや大きさ、表情などから、機嫌が良い、興奮している、不満がある、といった気持ちを表現しようとしています。
    • 親が喃語に反応することで、赤ちゃんは「自分の声が届いた!」と喜び、コミュニケーションの楽しさを学んでいきます。

Q4. 喃語の種類って、どんなものがあるの?

  • A4.
    • 喃語前期(周縁的喃語): 「あぐー」「んまー」など、まだ曖昧な子音と母音の組み合わせ。
    • 反復喃語(規準喃語): 「ばばば」「ままま」「だだだ」「ぱぱぱ」など、同じ音節の繰り返し。これが一番イメージしやすい「喃語」かもしれませんね!
    • 非反復喃語(規準喃語): 「ばだ」「あぶ」「まむぱ」など、異なる音節を組み合わせる。より複雑で、言葉に近い!
    • ジャルゴン: 意味のない言葉を、まるで大人が話しているような抑揚やリズムで長々と話すもの。「宇宙語」とも呼ばれます。一生懸命何かを訴えているようで、とても可愛いですよね。

Q5. 赤ちゃんの喃語、どうやって返事をする(応答する)のが効果的?

  • A5. 親の応答は、赤ちゃんの言葉の発達を促す上でとっても大切!
    • 目をしっかり見て、笑顔で: 「ちゃんと聞いているよ」というサイン。
    • 赤ちゃんの声(喃語)を真似っこしてみる(ミラーリング): 「ばばばって言ったのねー!」
    • 状況に合わせて言葉を補ってあげる(意味付け): おもちゃを指さして「あ!」と言ったら、「あ、ブーブーだね、ブーブーで遊びたいの?」
    • マザリーズ(ペアレンティーズ)で話しかける: 少し高めの声で、抑揚をつけて、ゆっくりと。
    • たくさん話しかけ、絵本を読み、歌を歌う: 言葉のシャワーを浴びせてあげましょう!
    • 大切なのは「会話のキャッチボール」を意識することです。

Q6. うちの子、喃語が少ない(または、まだ始まらない)気がするけど、大丈夫?

  • A6. まず、発達には個人差が大きいことを思い出してください!
    • 一般的な目安として、生後10ヶ月~1歳頃になっても「ばばば」のような規準喃語がほとんど聞かれない場合は、一度専門家に相談してみることを考えても良いかもしれません。
    • 喃語の量だけでなく、質(種類が増えているか)や、声以外のコミュニケーション手段(視線、表情、指差しなど)もあわせて見てみましょう。
    • 音への反応(呼びかけに振り向くかなど)も大切なチェックポイントです。聞こえの問題が喃語の発達に影響することもあります。
    • 心配な時は、一人で悩まず、かかりつけの小児科医や地域の保健センターの保健師さんに相談しましょう。専門家の視点からアドバイスをもらえ、必要なサポートに繋げてくれます。

皐月’s Point: 私も三女の喃語が少しゆっくりかな?と感じた時、1歳半健診で保健師さんに相談しました。「言葉の理解はしっかりしているから大丈夫。この子のペースでね」と言われて、本当にホッとしたのを覚えています。専門家に「大丈夫」と言ってもらえる安心感は大きいですよ!

まとめ:赤ちゃんの「おしゃべり準備」、疑問を解消して、もっと楽しもう!

赤ちゃんの喃語に関する様々な疑問、少しはスッキリしましたでしょうか?

喃語は、赤ちゃんが言葉を話し始めるための、大切で、そして何とも愛おしい「おしゃべりの準備期間」です。
その一つ一つの声に、赤ちゃんなりの発見や、伝えたい気持ち、そして成長の証が詰まっています。

いつから始まるの? どんな種類があるの? どんな意味があるの? どう返事すればいいの? そして、ちょっぴり心配な時…。
これらの疑問に対する正しい知識を持つことで、パパママはもっと安心して、もっと深く、赤ちゃんの成長を見守り、そのコミュニケーションを楽しむことができるはずです。

これからも、赤ちゃんの可愛らしい声に耳を傾け、その成長の喜びをたくさん感じてくださいね!

あなたの赤ちゃんの喃語に関する「こんな時どうしてる?」「こんな面白い喃語、話しました!」など、体験談やさらなる疑問があれば、ぜひコメントで教えてください!

こそだて部 で、みんなで赤ちゃんの成長を応援しましょう!この記事が役に立ったら、いいね!やシェアをお願いします♪

(「こそだて部」では、これからも子育てに関する様々な情報をお届けしていきますので、お楽しみに!)


赤ちゃんの喃語、どう返すのが正解?言葉の発達を”爆速”にする親の神応答テクニック集【月齢別】

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「ばぶばぶ!」「あーうー!」

愛しい我が子の喃語(なんご)。その可愛らしい声を聞いていると、「何か返事をしてあげたいけど、なんて言えばいいんだろう?」「この関わり方で、言葉の発達に繋がるのかな?」なんて、ふと思うこと、ありませんか?

(喃語の「意味」については、こちらの記事で深掘りしています!)

こんにちは!ここ湘南で、毎日娘たちの賑やかなおしゃべりに耳を傾けている(時には圧倒されつつ…笑)3姉妹の母、現役看護師の皐月です。
そうなんです!実は、親が赤ちゃんの喃語にどう「応答」するかが、その後の言葉の発達スピードや、コミュニケーション能力の土台作りに、ものすごーく大きな影響を与えるんです!

「え、そんなに重要なの!?」と驚いたあなた。大丈夫!
難しいテクニックは必要ありません。ちょっとしたコツを知っているだけで、あなたの声かけが、赤ちゃんの「話したい!」気持ちと「話す力」を、ぐんぐん引き出す魔法に変わります。

今日の記事は、

  • なぜ親の「応答」が、赤ちゃんの言葉の発達にそんなに大切なのか?
  • 【月齢別】明日から使える!喃語への”神”応答テクニック集
  • 応答する時の、ちょっぴり大切な心構え

について、脳科学の視点(言葉のシャワー効果など)や、看護師として日々感じるコミュニケーションの力、そして我が家の「喃語コミュニケーション」体験談も交えながら、徹底解説します!
この記事を読めば、あなたも今日から「喃語引き出しの達人」になれるかも!?

なぜ親の「応答」が、赤ちゃんの言葉の発達にそんなに大切なのか?

「喃語は言葉の練習」とよく言われますが、その練習効果を最大限に高めるのが、親からの「質の高い応答」です。

  • 「僕(私)の声、届いてる!」喜びと意欲UP:
    自分の声(喃語)に対して、ママやパパが笑顔で応えてくれる。この経験は、「自分の発した声には意味があるんだ!」「もっと伝えたい!」という、コミュニケーションへの強い意欲を引き出します。
  • 会話の”キャッチボール”を学ぶ:
    「赤ちゃんが声を発す」→「親が応答する」→「また赤ちゃんが声を出す」…この交互のやり取り(ターンテイキング)は、まさに会話の基本。喃語への応答は、このキャッチボールの練習相手になってあげることなんです。
  • 言葉の”お手本”をシャワーのように浴びる:
    親が応答する際に使う言葉、声のトーン、表情は全て、赤ちゃんにとって生きた「言葉のお手本」。喃語と結びつけて様々な言葉を聞くことで、赤ちゃんは言葉の音や意味、使い方をどんどん吸収していきます。
  • 脳の発達を刺激する:
    愛情のこもった応答的な関わりは、赤ちゃんの脳(特に言語や社会性に関わる部分)を心地よく刺激し、神経回路の発達を促すと言われています。

皐月’s Point: 看護師として、患者さんが不安や思いを言葉にしやすいように、頷いたり、言葉を繰り返したり、質問したり…といった「聴く技術・応える技術」を常に意識しています。赤ちゃんとのコミュニケーションも全く同じ!あなたの「聴いてるよ」「応えてるよ」という姿勢が、赤ちゃんの「話したい」気持ちの扉を開く鍵なんです。

【月齢別】明日から使える!喃語への”神”応答テクニック集

赤ちゃんの喃語は、月齢と共に変化していきます。その時々の喃語に合わせて、応答の仕方も少しずつ変えていくと、より効果的ですよ!

1. 喃語の始まり~喃語前期(生後4~6ヶ月頃):【共感と模倣で「楽しい!」を引き出す】

この時期は、赤ちゃんが色々な音を出すこと自体を楽しんでいる段階。「あぶー」「んまー」といった、まだハッキリしない音が多いかもしれません。

  • テクニック1:「オウム返し」で安心感を!
    • 赤ちゃんが「あーうー」と言ったら、目を合わせて、笑顔で「あーうー」と優しく真似っこしてみましょう。
    • 効果: 「自分の声と同じだ!」と赤ちゃんは喜び、安心します。発声への興味もUP!
  • テクニック2:気持ちを”代弁”してあげる
    • 機嫌が良さそうに「あきゃきゃ!」と言ったら、「あら、楽しいのねー!」「ご機嫌だねー!」と、感情を言葉にしてあげましょう。
    • 効果: 自分の気持ちと、親の言葉が結びつく経験になります。
  • テクニック3:ゆったりとした「マザリーズ(ペアレンティーズ)」で話しかける
    • 少し高めの声で、抑揚をつけ、ゆっくりと、表情豊かに話しかけます。「〇〇ちゃん、かわいいねぇ~」
    • 効果: 赤ちゃんの注意を引きつけ、言葉の音を聞き取りやすくします。

2. 反復喃語期(生後6~10ヶ月頃):【言葉の”意味”との出会いを促す】

「ばばば」「ままま」「だだだ」といった、同じ音の繰り返しが特徴的な時期。

  • テクニック4:喃語を”意味のある言葉”に繋げてみる
    • 赤ちゃんが「まんま」と言ったら、「マンマ(ご飯)食べる?」「ママのこと呼んだの?」と、状況に合わせて、具体的な言葉と結びつけてあげましょう。
    • 「だだだ」と言いながら何かを指さしたら、「あ、ワンワンいたね!だだだ、はワンワンのことだったのかな?」
    • 効果: 赤ちゃんは、自分の発した音と、周りのモノや人、そして「言葉」が少しずつ結びついていくことを学び始めます。
  • テクニック5:絵本や歌で言葉のシャワーを!
    • この時期は、擬音語や繰り返しの多い絵本を読んであげたり、手遊び歌を一緒に歌ったりするのが特におすすめ!
    • 効果: 楽しい雰囲気の中で、たくさんの言葉の音やリズムに触れることができます。

3. 非反復喃語~ジャルゴン期(生後8ヶ月頃~):【本格的な”会話ごっこ”を楽しむ】

違う音を組み合わせたり、抑揚をつけて宇宙語のように話したり…より言葉に近い喃語が増えてきます。

  • テクニック6:積極的に「会話」のキャッチボールをする
    • 赤ちゃんが何かを訴えるように「あーだこーだ!」と言ったら、「へぇー!それでどうしたの?」「うんうん、それでね?」と、まるで本当に会話しているように相槌を打ち、質問を投げかけましょう。
    • 効果: コミュニケーションの楽しさをさらに実感し、言葉で伝えようとする意欲が高まります。
  • テクニック7:指差しやジェスチャーにも注目し、言葉を添える
    • 指差し(対象に注意を向ける大切な行動!)をしたら、「あ、お花だね、きれいだね」と名前を教えたり、「バイバイするの?」と行動を言葉にしたり。
    • 効果: モノの名前(名詞)や、行動(動詞)を覚えるきっかけになります。
  • テクニック8:日常生活を”実況中継”する
    • 「おむつ替えようね、スッキリしたね」「お散歩行こうか、帽子をかぶってね」など、今やっていること、目に見えるものを、どんどん言葉にして聞かせましょう。
    • 効果: 生きた言葉のインプットが、語彙力や理解力を豊かにします。

応答するときの、ちょっぴり大切な心構え

  • 焦らない、比べない: 喃語の発達も、その後の言葉の発達も、個人差が大きいもの。周りの子と比べて一喜一憂せず、我が子のペースを信じて。
  • 完璧じゃなくてOK: 毎回100点満点の応答ができなくても大丈夫!大切なのは、愛情を持って関わろうとする気持ち。
  • 間違いを訂正しない: 喃語は間違いではありません。自由に音を出すことを楽しんでいる時期なので、発音などを細かく訂正する必要はありません。
  • 何よりも「楽しむ」こと!: 親が楽しそうに関わることが、赤ちゃんにとって一番の刺激であり、喜びです。

我が家の「喃語 de コミュニケーション」体験

三女が「まんまんまん…」とよく言っていた時期。私が「はーい、ママですよー!」と返事をすると、ニコッと笑って、また「まんまんまん!」。まるで「ママ、ママ!」と呼んでくれているようで、本当に嬉しかったですね(親の欲目かもしれませんが!笑)。

また、長女はジャルゴン期に、それはもう情熱的に「宇宙語」で何かを訴えてくることが多かったです。内容は全く分かりませんでしたが(笑)、「うんうん、そうなのね!大変だったねー!」と、こちらも真剣な顔で相槌を打つと、満足そうに頷いたりして…。言葉は通じなくても、「気持ちは通じ合ってる!」と感じられた、温かい思い出です。

まとめ:「応答」が、赤ちゃんの言葉と心を豊かにする!

赤ちゃんの喃語への、あなたの温かい応答。
それは、

  • 赤ちゃんの「話したい!」という意欲の火を灯し、
  • 言葉の豊かな土壌を作り、
  • 親子の絆という名の根っこを深く、強くする、

何にも代えがたい、魔法のコミュニケーションです。

今日ご紹介したテクニックを参考に、難しく考えず、まずは赤ちゃんの目を見て、笑顔で、何か一言応えてあげることから始めてみませんか?
あなたの声かけ一つ一つが、未来の「おしゃべり上手さん」を育む、大切な一歩になるはずです。

「うちの子の喃語、こんな風に返事したら、こんな可愛い反応が!」「こんな面白い喃語、話してます!」など、あなたの赤ちゃんの喃語エピソードや、応答の工夫、ぜひコメントで教えてくださいね!

こそだて部 で、赤ちゃんの可愛い「おしゃべり」を共有しましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪

(「喃語が遅いかも?」と心配な方は、こちらの記事も参考にしてみてくださいね!)

次回の記事もお楽しみに!


【喃語が遅い?少ない?】心配なママへ。赤ちゃんの言葉の発達、個人差と”見守りポイント”【専門家への相談目安も】

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「あれ…? うちの子、まだあんまり『ばぶばぶ』言わないな…」
「同じ月齢の〇〇ちゃんは、もっとおしゃべりなのに、うちの子は静かかも…」
「もしかして、言葉の発達が遅れているの…?」

赤ちゃんの喃語(なんご)。
その可愛らしい声は、成長の喜びを感じさせてくれると同時に、ふとした瞬間に「うちの子、大丈夫かな?」という心配の種になることもありますよね。特に、周りの赤ちゃんと比べてしまうと、その不安は余計に大きくなりがちです。

こんにちは!ここ湘南で、三者三様の成長を見せてくれた3姉妹を育てる現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、娘たちの喃語が始まる時期や量については、やっぱり気になりました。「上の子の時はもっと早かったような…」「この子はおとなしいタイプなのかな?」なんて、頭の中でグルグル考えてしまったこともあります。

でも、赤ちゃんの言葉の発達、そしてその前段階である喃語の発達は、本当に個人差が大きいんです!

今日の記事は、そんな「うちの子、喃語が遅いかも?少ないかも?」と、ちょっぴり心配になっているあなたへ。

  • なぜ喃語の発達に「個人差」があるのか?
  • 「遅い」「少ない」と感じた時の、まず知ってほしいこと
  • 心配しすぎないで!家庭でできる”見守りポイント”
  • 「専門家に相談した方がいいかな?」迷った時の目安と相談先

について、ママナースの視点(発達の多様性や早期発見・早期支援の大切さ)と、3児の母としての経験を踏まえながら、具体的にお伝えしていきます。
この記事が、あなたの不安を少しでも和らげ、お子さんの成長を温かく見守るための「安心材料」となれば嬉しいです。

大前提!「個人差があって当たり前」を心に刻もう

まず、一番大切なので何度でも言います!赤ちゃんの成長・発達のペースは、一人ひとり全く違います! これは、身長や体重の増え方が違うのと同じくらい、自然なことです。

喃語が出始める時期や、その量、種類についても、

  • 生まれ持った気質: よく声を出して活発にアピールする子もいれば、じっくり観察してから行動に移す、物静かな子もいます。
  • 体の発達ペース: 発声器官(口や舌、喉など)の準備が整うスピードも、赤ちゃんそれぞれ。
  • 興味の対象: 体を動かすことに夢中な時期は、声よりも体の動きでコミュニケーションを取ろうとするかもしれません。
  • 周りの環境: たくさん話しかけられる環境か、静かな環境か、なども影響することがあります。

など、様々な要因が影響します。「〇ヶ月だからこうあるべき!」という教科書通りの発達だけが「正解」ではないことを、まず心に留めておいてくださいね。
(→喃語の一般的な発達段階については、こちらの記事も参考に!)

「遅い?少ない?」と感じた時の、まず知ってほしいこと

「でも、やっぱり心配…」そうですよね。では、どんな視点で赤ちゃんの様子を見守れば良いのでしょうか?

  • 「量」より「質」の変化に注目!:
    • 喃語の「量」が少なくても、クーイングから喃語へ、喃語の種類が少しずつ豊かになっているなど、質的な変化が見られれば、多くの場合心配いりません。
    • 例えば、以前は「あーうー」だけだったのが、「ぶー」「だー」といった子音のような音が出始めたら、それは大きな進歩です!
  • コミュニケーションの”意欲”はある?:
    • 声は少なくても、視線を合わせようとするか、あやすと笑うか、抱っこを求めるかなど、声以外の方法で「関わりたい」というサインを出しているか見てみましょう。
    • 喃語は、あくまでコミュニケーション手段の一つです。
  • 聞こえ(聴覚)は大丈夫そう?:
    • 赤ちゃんは、周りの音を聞いて、それを真似することで言葉を覚えていきます。そのため、聞こえに問題があると、喃語の発達にも影響が出ることがあります。
    • 大きな音に反応するか、名前を呼ぶと振り向くか(月齢による)など、音への反応も、さりげなくチェックしてみましょう。(多くの赤ちゃんは新生児聴覚スクリーニングを受けていますが、その後も注意は必要です)
  • 全体的な発達は?:
    • 首すわり、寝返り、お座りなどの運動発達や、表情の豊かさ、人への関心など、喃語以外の発達面もあわせて見てみましょう。全体的に順調であれば、言葉の発達もその子のペースで進んでいることが多いです。

皐月’s Point: 私たち看護師が赤ちゃんの状態を把握する時も、一つの症状だけでなく、全体的な様子(機嫌、顔色、活気、他のバイタルサインなど)を総合的に見て判断します。喃語も同じで、声だけを切り取って心配しすぎず、赤ちゃんの「全体像」を見つめてあげてくださいね。

心配しすぎないで!家庭でできる”見守りポイント”&関わり方のヒント

「うちの子、少しおしゃべりがゆっくりさんなのかも?」と感じても、焦りは禁物。家庭でできる、温かい関わり方のヒントをご紹介します。

  1. たくさん話しかけ、歌いかける【言葉のシャワー】:
    • 結果を求めず、とにかくたくさん、優しく、表情豊かに話しかけましょう。「今日はいいお天気だね」「おむつ替えようね、気持ちいいね」など、日常の出来事を言葉にするだけでOK!
    • わらべうたや童謡を歌ってあげるのも、言葉のリズムや音に親しむ良い機会です。
  2. 赤ちゃんの声や仕草に、しっかり応答する【コミュニケーションの楽しさを伝える】:
    • 赤ちゃんが「あー」と言ったら、「なあに?」「あーって言ったのね」と笑顔で応える。目を合わせ、赤ちゃんのペースに合わせて。
    • これが、「声を出すと応えてもらえる!」というコミュニケーションの喜びに繋がります。(→喃語への「神応答テクニック」の記事も参考に!)
  1. 絵本の読み聞かせを楽しむ【言葉の世界を広げる】:
    • 色鮮やかな絵や、リズミカルな言葉の絵本は、赤ちゃんの興味を引きつけます。言葉とイメージを結びつける手助けにも。
    • 親子の触れ合いの時間としても、とても大切です。(→寝る前の「絵本タイム」の記事も参考に!)
  2. 口や舌を使った遊びを取り入れる:
    • 「ベー」と舌を出したり、「ぶくぶく」と唇を震わせたりする遊びは、発声器官の良いトレーニングになります。赤ちゃんが真似してきたら、たくさん褒めてあげましょう!
  3. 「比べない」「待つ」姿勢を大切に:
    • 他の子と比べず、我が子のペースを信じて、ゆったりと待つ。これが一番難しいけれど、一番大切なことかもしれません。

「専門家に相談した方がいいかな?」迷った時の目安と相談先

「色々試してみたけど、やっぱり心配…」
「健診でちょっと指摘された…」

そんな時は、一人で悩まず、専門家の力を借りましょう!それは、決して大げさなことではありません。

  • 相談を検討する目安(あくまで一般的な目安です!):
    • 生後10ヶ月~1歳を過ぎても、ほとんど喃語(特に「ばばば」のような規準喃語)が出ない。
    • 声の種類が極端に少ない、またはほとんど声を出して遊ばない状態が続く。
    • 音への反応が明らかに乏しいと感じる。(呼びかけに振り向かない、大きな音に驚かないなど)
    • 視線が合いにくい、あやしても笑顔が少ない、指差しをしないなど、言葉以外のコミュニケーション面でも気になる様子が重なる。
    • 親自身が、どうしても強い不安を感じ続けてしまう。
  • 主な相談先:
    • かかりつけの小児科医: まずは一番身近な専門家。全体的な発達を診てくれ、必要に応じて専門機関を紹介してくれます。乳幼児健診は絶好の相談チャンス!
    • 地域の保健センター・保健師さん: 無料で相談でき、家庭訪問もしてくれます。地域の子育て情報にも精通しています。ここ湘南エリア(藤沢市など)でも、各市町村に必ず窓口がありますので、気軽に電話してみてください。
    • 子育て支援センター(地域子育て支援拠点): 保育士さんなど、子どもの発達に詳しいスタッフがいることが多いです。他のママと情報交換する中で、ヒントが見つかることも。
    • 専門機関(医師や保健師さんからの紹介で受診することが多いです):
      • 耳鼻咽喉科医: 聞こえに心配がある場合、精密な聴力検査をしてくれます。
      • 言語聴覚士(ST): 言葉やコミュニケーションの発達を専門的に評価し、必要なサポートや訓練をしてくれます。
      • 児童精神科医・小児神経科医・発達外来: 言葉だけでなく、全体的な発達に気になる点がある場合。

皐月’s Point: 相談に行くことは、「何か問題がある」と決めつけることではありません。「専門家の視点からアドバイスをもらって、安心して子育てしたい」という前向きなステップです。何もなければそれで安心できますし、もし何かサポートが必要なら、早期に気づいて対応してあげることが、お子さんの将来にとって何よりも大切です。

我が家の「ちょっと心配」体験と、その後の安心

実は、我が家の三女は、喃語の種類が増えるのが、上の子たちに比べて少しゆっくりでした。言葉も、2歳近くまでなかなか単語が増えず、「あれ?お姉ちゃんたちの時は、もっとおしゃべりだったような…」と、正直、少し心配した時期があります。

1歳半健診の時に、保健師さんにそのことを相談してみました。保健師さんは、次女の様子をじっくり見て、「言葉の理解はしっかりしていますね。指差しも上手だし、こちらの言うこともよく分かっている。発声自体はできているから、きっとこの子のタイミングで、これからたくさんお話ししてくれますよ。焦らず、たくさん絵本を読んであげてね」と、優しくアドバイスしてくれました。

その言葉に、どれだけホッとしたことか…。専門家に見てもらい、「大丈夫」と言ってもらえたことで、私の漠然とした不安はスーッと消え、それからは焦らず、次女のペースで言葉が増えていくのを楽しめるようになりました。

まとめ:我が子のペースを信じて。でも、頼る勇気も持って。

赤ちゃんの喃語。「遅いかな?」「少ないかな?」と心配になる気持ちは、我が子を愛おしく思うからこそ。

でも、どうか忘れないでください。
発達のスピードは、金メダルを目指す競争ではありません。

大切なのは、

  • 日々の小さな成長を見つけて喜び、
  • 我が子の個性を信じ、温かく見守り、
  • 愛情のこもった声かけや関わりを続けること。

そして、もし、どうしても不安が拭えない時は、一人で抱え込まず、勇気を出して専門家に相談してみること。それは、あなたと、そして何より大切なお子さんのための、賢明な一歩です。

「うちの子の喃語、こんな感じでした!」「こんなことで心配したけど、大丈夫でした!」など、あなたの体験談や、専門家に相談して良かったことなど、ぜひコメントでシェアしてくださいね。きっと、同じように悩む誰かの心強いエールになります。

こそだて部 で、赤ちゃんの成長の喜びも不安も分かち合いましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪

【徹底比較】赤ちゃんのクーイングと喃語、どう違う?見分け方とそれぞれの”発達サイン”をママナースが解説

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「あー、うー」
「くぅー、あぅー」

ふとした瞬間、赤ちゃんから聞こえてくる、か細くて、でもとてつもなく愛おしい声。
そして、ある日突然始まる、「ばぶばぶ!」「だだだ!」「まんま!」という、なんだかおしゃべりしているみたいな声。

「今の『あー』は何?」「『ぶぶ』って言った!これって喃語(なんご)ってやつ?」「クーイングとは違うの?」

赤ちゃんの小さな口から紡ぎ出される音の一つ一つに、パパママは喜び、そして「これってどういうこと?」と興味津々になりますよね。

こんにちは!湘南で3姉妹を育てる現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、娘たちが赤ちゃんだった頃、その声の変化に一喜一憂していました。長女が初めて「あうー」と喉を鳴らした時、あまりの可愛さに夫と二人で「天使だ…!」と顔を見合わせたのを覚えています(親バカ全開!笑)。そして、喃語らしき声が聞こえてきた時には、「おっ!いよいよおしゃべりの練習開始か!?」とワクワクしたものです。

この「クーイング」と「喃語」、どちらも言葉を話す前の赤ちゃんが発する大切な声ですが、実は出現する時期も、音の特徴も、そしてその発達的な意味も違うんです。

今日の記事では、

  • 赤ちゃんのおしゃべりの第一歩!「クーイング」ってどんな声?
  • 言葉の本格練習!「喃語」ってどんな声?
  • 【徹底比較!】クーイングと喃語、見分け方のポイントはココ!
  • それぞれの声が教えてくれる、大切な「成長のしるし」

について、ママナースの視点も交えながら、分かりやすく解説していきます。
この記事を読めば、あなたの赤ちゃんの「今の声」がどちらなのか、そしてそれがどんな成長の証なのかが分かり、日々のコミュニケーションがもっと楽しく、愛おしくなるはずですよ!

ステップ1:天使のささやき?「クーイング」ってどんな声?

赤ちゃんが泣き声以外で、最初に出し始める、主に機嫌の良い時に聞かれる優しい声が「クーイング(Cooing)」です。

  • クーイングの特徴【音・時期・意味】
    • 音は?:「あー」「うー」「くー」「えー」といった、母音のような、優しくて柔らかい響きの音が中心です。喉の奥を鳴らすような、ハトの鳴き声(英語の”coo”)に似ていることから、この名前がついたと言われています。
    • いつ頃から?:一般的に、生後1ヶ月後半~3ヶ月頃によく聞かれるようになります。
    • どんな意味があるの?:主に、赤ちゃんが機嫌が良い時やリラックスしている時に発せられます。「気持ちいいな~」「なんだか楽しいな~」といった、穏やかな感情の表現と考えられています。また、ママやパパの声に反応してクーイングを返すこともあり、これは音声による最初のコミュニケーションの試み、「お話してるみたい!」と感じられる瞬間でもありますね。
  • クーイングへの関わり方ヒント
    • 赤ちゃんがクーイングを始めたら、目をしっかり見て、にっこり微笑みかけましょう
    • 「あー、うーって言ってるのね、嬉しいのね」と、赤ちゃんの気持ちを代弁するように優しく話しかけてあげると良いですね。
    • ママやパパも、同じように「あー」「うー」と声を返してあげると、赤ちゃんは「応えてくれた!」と喜び、コミュニケーションの楽しさを感じ始めます。

ステップ2:おしゃべりの練習開始!「喃語」ってどんな声?

クーイングの次なるステップ、それが本格的なおしゃべりの練習「喃語(なんご)」です。

  • 喃語の特徴【音・時期・意味】
    • 音は?:「ば」「だ」「ま」「ぱ」といった子音(のような音)がはっきりと現れ、それが母音と組み合わさって、「ばぶ」「だだ」「まんま」のような音のまとまり(音節のような構造)を持つようになります。クーイングに比べて、音の種類が格段に増え、力強く、はっきりとした響きになるのが特徴です。
    • いつ頃から?:一般的に、生後4ヶ月~6ヶ月頃から見られ始め、1歳過ぎ頃まで、様々な変化をしながら続いていきます。
    • どんな意味があるの?:喃語は、言葉を話すための口や舌、喉などの使い方(発声器官のコントロール)の練習であり、いろいろな音を出す実験のようなものです。また、周りの大人の言葉の音やリズムを真似しようとする試みでもあり、クーイングよりも積極的なコミュニケーションの手段としての意味合いも強まってきます。
  • 喃語の主な発達ステップ(簡単に!):
    • 喃語の始まり(~生後6ヶ月頃): 「あぶー」「んまー」など、子音のような音が混ざり始める。
    • 繰り返しの喃語(反復喃語:生後6~10ヶ月頃): 「ばばばば」「まままま」と同じ音を繰り返す。いわゆる「喃語」の代表!
    • いろいろな音の組み合わせ(非反復喃語:生後8~12ヶ月頃): 「ばだ」「まむ」など、違う音を組み合わせる。より言葉に近い!
    • まるで会話のような喃語(ジャルゴン:生後10ヶ月頃~): 抑揚をつけて、まるで会話のように聞こえる「宇宙語」。

【徹底比較!】クーイングと喃語、見分け方のポイントはココ!

「うちの子の声、どっちかな?」と迷ったら、このポイントをチェックしてみてください!

特徴クーイング喃語
主な音母音が中心(あー、うー、くー)子音+母音の組み合わせ(ば、だ、ま、ばぶ、だだ)
音の響き柔らかい、喉の奥から出す感じはっきりしている、力強い、音の種類が豊富
いつ頃から(めやす)生後1ヶ月後半~3ヶ月頃生後4ヶ月~6ヶ月頃から
口の動き比較的少ない、喉や口の奥が中心唇や舌を積極的に使う動きが見られる
主な役割機嫌の良さなどの感情表現、初期の応答発声練習、音の探求、積極的なコミュニケーションの試み

皐月’s Point: もちろん、これはあくまで一般的な見分け方です。クーイングと喃語の境目がはっきりしない時期もありますし、両方が混ざって聞こえることもあります。赤ちゃんの成長は、本当にそれぞれ!焦らず、その子なりの「おしゃべり」の始まりを楽しんでくださいね。

それぞれの声が教えてくれる、大切な「成長のしるし」

クーイングも喃語も、単に可愛いだけでなく、赤ちゃんの健やかな発達を示す大切な「しるし」です。

  • クーイングが見られたら…それはこんな「しるし」!
    • 声を出すための体の準備が順調に進み始めている証拠。
    • 「気持ちいいな」「嬉しいな」といった、より細やかな感情が芽生え、それを声で伝えようとしているサイン。
    • ママやパパとの「声でのコミュニケーション」を楽しむ準備ができたサイン。
  • 喃語が始まったら…それはこんな「しるし」!
    • 唇や舌をより上手に使えるようになり、言葉を話すための体のコントロール能力が育っている証拠。
    • 周りの人の言葉の音やリズムに気づき、それを真似しようという意欲が出てきたサイン。
    • 「自分の声で、もっと何かを伝えたい!」という、より積極的なコミュニケーションへの気持ちの表れ。
    • 特に、「ばばば」「ままま」といった、はっきりした音を繰り返す喃語(規準喃語)の出現は、その後の言葉の発達において非常に重要なステップと考えられています。

皐月’s Point: これらの声は、赤ちゃんの脳が活発に働き、周りの世界と繋がろうとしている証拠です。そして、これらの声に親が応答することで、赤ちゃんの脳はさらに刺激を受け、言葉の発達だけでなく、人との関わり方や情緒の発達にも良い影響を与えると言われています。また、ちゃんと音が聞こえているかどうかの、間接的な手がかりにもなり得ます。

皐月のリアル体験談:三姉妹の「初めてのおしゃべり」はこんな感じ!

我が家の三姉妹も、クーイングや喃語の時期は、それぞれに個性豊かでした。
長女は、比較的おとなしいクーイングから始まり、ある日突然、宣言するかのように「ばっ!ばっ!」と力強い喃語を発し始めたのを覚えています。その力強さに、「お、やる気だな!」と頼もしく感じたものです(笑)。
次女は、クーイングの時から本当によく「おしゃべり」をしていて、喃語も種類が豊富。「あむあむ」「まんまん」だけでなく、時々「んがっ!」みたいな面白い音も出しては、家族を笑わせてくれました。
三女は、比較的のんびりペースでしたね。クーイングの期間が少し長くて、喃語も「まだかな?」とほんのりと思った時期もありましたが、一度始まると、それはもう賑やかなおしゃべり怪獣に豹変しました(笑)。

本当に、「この時期にこれ!」という決まったパターンはないんだな、と、三人三様の成長を見ながら実感しました。大切なのは、その子なりの「声」に丁寧に耳を傾け、愛情を込めて応えてあげることなんですね。

まとめ:赤ちゃんの「声」に耳を澄ませて、成長のしるしを見つけよう!

クーイングと喃語。
それは、赤ちゃんが私たちに贈ってくれる、言葉以前の、最初の「おしゃべり」。

  • クーイングは、優しく甘えるような、「気持ちいいよ」「嬉しいな」という心の声。
  • 喃語は、もっと力強く、多彩な、「言葉を話す準備、始めたよ!」「もっとお話ししたいな!」という成長の宣言。

それぞれの声の違いや意味を知ることで、赤ちゃんの小さな変化や成長の「しるし」に気づきやすくなり、日々のコミュニケーションが、もっともっと楽しく、愛おしいものになるはずです。

ぜひ、赤ちゃんの可愛い「声」に、じっくりと耳を澄ませてみてくださいね。

あなたの赤ちゃんは今、どんな声でおしゃべりしていますか? クーイングですか? それとも、もう喃語が始まっていますか? 「うちの子のこの声、どっちだろう?」と思ったことなど、ぜひコメントで教えてください!

こそだて部 で、赤ちゃんの可愛い「初めてのおしゃべり」エピソードを共有しましょう!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪

(もし、赤ちゃんの喃語について「こんなことも知りたい!」というリクエストがあれば、今後の記事でまた深掘りするかもしれません!)

【喃語が遅い?】心配になる前に読んで!発達の目安と、専門家への相談タイミング【喃語シリーズ最終回】

toddler wearing head scarf in bed

(喃語シリーズ:[①段階] / [②意味] / [③応答テク] も読んでね!)

育児書をめくっては「うちの子は…」、公園で他の赤ちゃんを見ては「あの子はもう『まんま』って言ってるのに…」。
赤ちゃんの成長は、本当に嬉しい反面、つい周りの子と比べてしまって、「うちの子、もしかして喃語(なんご)が少ない?」「始まるのが遅いかも?」と、不安になってしまうこと、ありませんか?

そのお気持ち、すごくよく分かります!
こんにちは!3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、特に長女の時には、育児書やネットの情報を見ては一喜一憂していました。「標準」とされる時期から少しでもずれると、「何か問題があるんじゃないか…」って、根拠もなく心配したり…。

赤ちゃんの喃語は、言葉の発達を知る上で、たしかに一つの「バロメーター(指標)」になります。でも、発達のスピードは本当に一人ひとり違うもの。

今回は、喃語シリーズ最終回として、

  • 喃語の発達、一般的な「目安」は?(でも、個人差が大きい理由)
  • 「あれ?」と思ったら…気にしておきたい観察ポイント
  • 「心配かも…」と感じた時、一人で悩まず相談できる場所
  • 相談する時に準備しておくと良いこと

について、ママナースの視点(健診でのチェックポイントや早期支援の大切さ)も交えながら、具体的にお伝えします。
この記事が、あなたの漠然とした不安を整理し、「心配しすぎなくて大丈夫なんだ」「でも、気になる時はここに相談すればいいんだ」という安心感に繋がることを願っています。

喃語は成長の鏡? 発達の”目安”を知っておこう

赤ちゃんの成長を見守る上で、発達の「目安」を知っておくことは、子どもの状態を理解する助けになります。ただし、それはあくまで「目安」であり、「平均的な傾向」を示すもの。まるで道路標識のようなもので、目的地(=成長)への道のりは示してくれますが、そこに到達するスピード(=発達ペース)は、車(=赤ちゃん)によって全然違うんです。

  • 主な喃語の発達目安(再掲・[第1回]より):
    • クーイング(母音中心): 生後1~3ヶ月頃
    • 喃語前期(子音が混じり始める): 生後4~6ヶ月頃
    • 規準喃語(はっきりした音節):
      • 反復喃語(「ばばば」等): 生後6~10ヶ月頃
      • 非反復喃語(「ばだ」等): 生後8~12ヶ月頃
    • ジャルゴン(会話のような抑揚): 生後10ヶ月頃~

(出典:厚生労働省の母子健康手帳の記載事項や、一般的な発達心理学の知見など)

  • なぜ個人差が大きい?:
    • 持って生まれた気質: おっとりした子、活発な子など、性格によって声を発する頻度や種類も変わります。
    • 体の発達: 口や喉の筋肉の発達ペースも影響します。
    • 環境: 周りの大人の関わり方、言語環境(多言語環境など)によっても異なります。
    • その子の興味: 音を出すことより、体を動かすことに夢中な時期もあります。

皐月’s Point: 三姉妹でも、喃語が出始めた時期や、よく発する音の種類は、本当にバラバラでした!大切なのは、月齢の数字に一喜一憂するのではなく、お子さん自身のペースで、少しずつでもちゃんとステップアップしているか、その変化を見守ることです。

「あれ?」と思ったら… ちょっと気にしておきたいサイン

とはいえ、「目安」とされる時期を大きく過ぎても特定の段階の喃語が見られない場合や、他にも気になる様子がある場合は、少し注意深く観察してみましょう。これは診断ではなく、あくまで「気づき」のポイントです。

  • 観察したいポイント:
    • 規準喃語(「ばばば」等)が10ヶ月~1歳頃になっても、ほとんど聞かれない: これは、言語発達の土台作りにおいて重要なステップのため、専門家が注目するポイントの一つです。背景に聴覚(聞こえ)の問題などが隠れている可能性もゼロではありません。(多くの赤ちゃんは新生児聴覚スクリーニングを受けていますが、その後の確認も大切です)
    • 声の種類が極端に少ない、声を出して遊ぶ様子がほとんどない: 音への興味や、発声器官を使うことへの意欲が低いように見える場合。
    • 音への反応が乏しい: 名前を呼んでも振り向かない、大きな物音に驚かないなど、聞こえに心配がある場合。
    • 視線が合いにくい、あやしても笑顔が少ない、模倣をしないなど、他のコミュニケーション面での気になる様子がある場合。
  • 注意点:
    • これらのサインが一つでも当てはまれば即問題、というわけでは決してありません
    • 一時的なものか、継続的なものか、他の発達(寝返り、お座りなど)は順調か、なども含めて、総合的に、そして焦らずに見守ることが大切です。

皐月’s Point: 看護師として、観察で一番大事なのは「パターンを見ること」です。一回だけの出来事ではなく、普段の様子と比べてどうなのか、気になる様子が続いているか、という視点で見てみてくださいね。そして、メモを取っておくと、後で相談する時に役立ちます。

「心配かも…」と感じたら、一人で悩まず相談しよう!【相談先リスト】

「ちょっと気になるな…」「他の子と比べて、やっぱり遅い気がする…」
そんな風に感じたら、一人でインターネットの情報ばかりを見て不安を募らせるよりも、専門家に相談するのが一番です!何もなければ安心できますし、もし何かサポートが必要なら、早く気づいて対応してあげるのが、お子さんのためにもなります。

  • 主な相談先:
    • かかりつけの小児科医:
      • まずはここ! 乳幼児健診(健診)のタイミングで相談するのも良いですし、気になることがあれば健診を待たずに受診しましょう。全体的な発達の様子を見てくれ、必要であれば専門機関への紹介もしてくれます。
    • 地域の保健センター・保健師さん:
      • 身近で頼れる存在! 電話相談や、保健師さんの訪問、乳幼児健診などで気軽に相談できます。地域の子育て支援情報にも詳しいです。ここ湘南エリア(藤沢市など)にも、各地域に必ず窓口がありますよ。
    • 子育て支援センター(地域子育て支援拠点):
      • 保育士さんなどの専門スタッフがいる場合が多く、遊び場の提供だけでなく、育児相談に乗ってくれることも。同じくらいの月齢の子を持つ他のママと話すことで、気が楽になることもあります。
    • 専門機関(医師や保健師さんからの紹介が必要な場合も):
      • 耳鼻咽喉科医: 聞こえの検査(精密聴力検査)など。
      • 言語聴覚士(ST): 言葉やコミュニケーションの発達に関する専門家。評価やアドバイス、訓練などを行います。
      • 児童精神科医・小児神経科医・発達外来: 言葉だけでなく、全体的な発達に心配がある場合。
  • 相談の準備:
    • 具体的に何が気になるか(いつから、どんな様子か)をメモしておく。
    • 母子健康手帳を持参する。(これまでの発達の記録が大切!)
    • 可能であれば、気になる赤ちゃんの様子を動画で撮っておくと、言葉で説明するより伝わりやすいことも。

皐月’s Point: 相談に行くのは、勇気がいるかもしれません。でも、「心配しすぎかな?」なんて思わなくて大丈夫!専門家は、親御さんの心配に寄り添い、正しい情報を提供し、必要なサポートに繋げてくれる存在です。「念のため聞いてみよう」くらいの気持ちで、気軽にドアを叩いてみてください。

我が家の「ちょっと心配」体験と、専門家の言葉

我が家の三女は、言葉が出るのが比較的ゆっくりでした。1歳半を過ぎても、意味のある言葉が数えるほどしかなく、周りの同じくらいの月齢の子がおしゃべりし始めているのを見ると、正直「あれ…?」と心配になりました。(自分の子どもとなると、知識があっても冷静でいられないものですね…苦笑)

1歳半健診の時に、保健師さんに相談したんです。「喃語は豊かだったんですが、なかなか言葉に繋がらなくて…」と。保健師さんは、次女の様子をよく見てくれながら、「言葉の理解(大人の言うことが分かっているか)はしっかりしているし、コミュニケーションを取ろうとする意欲もあるから、大丈夫よ。この子のペースがあるから、焦らず、たくさん話しかけてあげてね。もし2歳になっても言葉がほとんど増えないようなら、また相談して」と言ってくれました。

その言葉に、どれだけホッとしたことか…!専門家からの「大丈夫」という言葉と、具体的な次の目安を示してもらえたことで、私の不安はスーッと軽くなりました。その後、次女はマイペースに言葉が増えていきました。あの時、一人で悩み続けず、相談して本当に良かったと思っています。

まとめ:我が子のペースを信じて。でも、頼る勇気も持って。

赤ちゃんの喃語の発達は、本当に個性的で、一人ひとり違います。育児書やネットの「標準」に振り回されず、まずは目の前のお子さんの成長を、温かい目で見守ってあげることが一番大切です。

でも、もし「ちょっと気になるな」というサインが続く場合は、決して一人で抱え込まず、気軽に専門家に相談する勇気を持ってください。それは、決して「心配しすぎ」なのではなく、お子さんの健やかな成長を願う、親としての責任ある愛情表現なのだと、私は思います。

この喃語シリーズが、赤ちゃんの可愛い「おしゃべり」の時期を、パパママがより深く、そして安心して楽しむための一助となれていれば幸いです。

「うちの子の発達で、こんな時心配になりました」「専門家に相談して、こんな風に安心しました」など、あなたの体験談も、ぜひコメントでシェアしてくださいね。きっと、同じように悩む誰かの力になります。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!この記事が参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪


【喃語にどう返す?】未来の”話す力”がグングン育つ!ママナース直伝「神」応答テクニック5選

baby in yellow knit cap and yellow knit sweater

(喃語シリーズ:[第1回 発達段階] / [第2回 意味とコミュニケーション] もチェック!)


「ばぶばぶ」「あうー」「だだだ!」

愛しい我が子の喃語(なんご)。第1回、第2回で見てきたように、これは単なる可愛い声ではなく、言葉への大切なステップであり、コミュニケーションの始まりでもあるんですよね。

となると、次に気になるのは…
「この可愛い喃語に、私たち親はどう応答してあげるのがベストなの?
「ただ『可愛いねー』って言うだけでいいのかな?」
「何か特別な関わり方をすれば、もっと言葉の発達を促せる?」

そうなんです!実は、親が喃語にどう応答するかが、赤ちゃんの「話したい!」という意欲や、未来の「話す力」に、想像以上に大きな影響を与えるんです!

こんにちは!3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も最初は、どう返したらいいか分からず、ただニコニコ見ているだけだったり、的外れな相槌を打ったり…(笑)。でも、意識して関わり方を変えてみると、娘たちの反応も変わってくるのを実感しました。

今回は、喃語シリーズ第3弾、いよいよ実践編!

  • なぜ親の「応答」がそんなに大切なのか?
  • 未来の「話す力」を育む!喃語への”神”応答テクニック【5選】
  • 応答するときの、ちょっとした注意点

について、脳科学や発達心理学の知見(難しくないので安心してくださいね!)、そして我が家の経験も交えながら、今日からすぐに試せる具体的な方法をご紹介します!

なぜ「応答」が大切なの? 赤ちゃんの脳と心に届く理由

「ただの音なのに、ちゃんと返事しなきゃダメ?」と思うかもしれません。でも、あなたの応答には、こんなにすごいパワーが秘められているんです!

  • 脳の発達を刺激!: 赤ちゃんは、自分の声に反応があることで、「音を出す→反応がある」という因果関係を学びます。これは、言語やコミュニケーションに関わる脳の神経回路(シナプス)の発達を活発に刺激すると言われています。
  • 会話の基礎を学ぶ: あなたが応答することで、赤ちゃんは「話す(声を出す)→聞く→また話す」という、会話の基本的なターン(順番交代)の感覚を、体で覚えていきます。
  • 「話したい!」意欲UP!: 「自分の声が届いた!」「ママ(パパ)が反応してくれた!」という嬉しい経験が、赤ちゃんをもっと「おしゃべり」にしたくなるモチベーションになります。
  • 安心感と自己肯定感を育む: 「自分の声(存在)は受け止められている」と感じることは、赤ちゃんの心の安定(安全基地)に繋がり、「自分は大切な存在なんだ」という自己肯定感の基礎を築きます。
  • 言葉のモデルになる: あなたが発する言葉やイントネーションは、赤ちゃんにとって最高の「お手本」。喃語に応答する形で話しかけることで、自然な形で言葉のシャワーを浴びせることになります。

看護師としても、患者さんとの間で「応答的な関わり(相手のサインをしっかり受け止め、適切に反応すること)」が、いかに信頼関係と安心感、そして回復力を生むかを実感しています。赤ちゃんとの関わりも、まさに同じなんですね。

未来の「話す力」を育む!喃語への”神”応答テクニック【5選】

では、具体的にどう応答すればいいのでしょうか? 難しく考えなくて大丈夫!いつもの関わりに、ちょっとした工夫を加えるだけです。

テクニック1:まるで会話!「お話、聞かせて?」と相槌&質問【対話のターン】

赤ちゃんを、一人の対等な「おしゃべり相手」として扱ってみましょう!

  • 実践方法:
    • 赤ちゃんが喃語を発したら、目を見て、笑顔で「うんうん」「そうなのね」「へぇー!」と相槌を打ちます。
    • 「それでそれで?」「なあに?」「もっと聞かせて?」と、優しい声で問いかけます。(答えが返ってこなくてもOK!)
    • 赤ちゃんが話し(喃語を発し)終わるのを待ち、あなたが話す。この「間」を大切にします。
  • 効果: 会話の基本的なリズム(話す→聞く→話す)を自然に教え、「あなたのお話を聞いているよ」というメッセージが伝わります。

テクニック2:赤ちゃんの”声”を優しく真似っこ【ミラーリング】

赤ちゃんが出した音を、愛情込めて真似て返してみましょう。

  • 実践方法:
    • 赤ちゃんが「ばばば」と言ったら、笑顔で「ばばば、だねー!」
    • 「あーうー」と言ったら、「あーうーって言ってるのね、かわいいね」
  • ポイント:
    • そっくりそのまま真似るのがポイント。赤ちゃんは「自分の声と同じだ!」と感じて喜びます。
    • 楽しそうに、優しい声で。(からかうような口調はNG)
  • 効果: 赤ちゃんは「自分の声が認識された!」と感じ、発声への興味がさらに高まります。音声の模倣練習にもなります。

テクニック3:喃語を”言葉”に翻訳(?)してあげる【意味付け】

赤ちゃんの喃語を、状況に合わせて、簡単な言葉に「置き換え」てあげましょう。

  • 実践方法:
    • 赤ちゃんが犬を見ながら「あ!あ!」と言ったら、「ワンワンいたね!」「ワンワンだね、かわいいね」
    • おもちゃに手を伸ばしながら「んま!」と言ったら、「あ、このおもちゃ欲しいの?はい、どうぞ!」
    • ご飯を食べながら「まんま!」と言ったら、「マンマ、おいしいねー!」
  • ポイント:
    • 赤ちゃんの視線や状況から、「今、何に興味があるのかな?」「何を言いたいのかな?」と想像力を働かせる。
    • 具体的で短い、簡単な単語で応答する。
  • 効果: 赤ちゃんは、自分の発した音と、周りのモノや状況、そして意味のある言葉が結びつく経験をします。これが、言葉の意味理解への第一歩!

テクニック4:表情豊かに、”マザリーズ”で語りかける【心に響く話し方】

赤ちゃんが注目しやすく、言葉を吸収しやすい特別な話し方「マザリーズ(ペアレンティーズ)」を意識してみましょう。

  • 実践方法:
    • 少し高めの声で、抑揚をたっぷりつけて話しかける。(歌うようなイメージ)
    • ゆっくり、はっきりと。母音を少し伸ばし気味に。
    • 笑顔、驚いた顔、優しい顔など、表情を豊かにする。
    • 赤ちゃんとの距離を近づけて。
  • ポイント:
    • 世界中の多くの言語で、自然と赤ちゃんに対して使われる話し方。赤ちゃんが人の声に注意を向けやすく、言葉の音を聞き取りやすくする効果があると言われています。(出典:パトリシア・クール氏の研究など、乳幼児の言語獲得研究)
    • 難しく考えず、「赤ちゃん可愛い!」という気持ちで話しかければ、自然とそうなることも多いです。
  • 効果: 赤ちゃんの注意を引きつけ、言葉への興味を高め、感情的な繋がりも深めます。

テクニック5:言葉のシャワー!たくさん話しかけ、読み聞かせ【豊かなインプット】

喃語への応答だけでなく、普段からたくさんの言葉を聞かせてあげることが、言葉の土台を作ります。

  • 実践方法:
    • 日常の動作を実況中継: 「おむつ替えようねー、きれいさっぱり!」「お外行くよ、靴下履こうね」「あ、お花が咲いてるね、きれいだね」など、目にしたもの、やっていることをどんどん言葉にして聞かせる。
    • 絵本の読み聞かせ: 色鮮やかな絵を見ながら、言葉のリズムや響きを楽しみましょう。指差ししながら「これはワンワンだね」など、言葉とモノを結びつけるのも◎。(特に、擬音語や繰り返しの多い絵本はおすすめです!)
    • 歌を歌う: わらべうたや手遊び歌など、リズムに乗せて楽しく言葉に触れる機会を作りましょう。
  • 効果: 赤ちゃんは、意味は分からなくても、言葉の音、リズム、使い方をシャワーのように浴びることで、語彙や文法の基礎を吸収していきます。

応答するときの”ちょっとした”注意点

  • タイミングも大事: 赤ちゃんが喃語を発したら、できるだけ間を置かずに応答してあげるのが効果的です。でも、常に即レス!と気負わなくても大丈夫。
  • 無理強いはしない: 赤ちゃんが乗り気でない時や、一人で静かに過ごしたい時もあります。そんな時は、無理に話しかけすぎず、そっと見守ることも大切です。
  • 完璧じゃなくてOK!: 毎回完璧な応答ができなくても、気にしないで!大切なのは、愛情を持って、赤ちゃんの声に耳を傾け、応えようとする姿勢そのものです。

我が家の「喃語 de コミュニケーション」体験

三女が「だだだだ!」と盛んに反復喃語を発していた頃、私も「だだだだ!」と真似っこして返していました(テクニック2)。すると、三女はキャッキャと笑って、さらに大きな声で「だー!だー!」と返してきて…まるで二人で「だだだ語」で会話しているみたいで、すごく楽しかったのを覚えています。

また、指差ししながら「あ!」と言う時には、「なあに?」「りんごさん、あったね」(テクニック3)と声をかけると、満足そうな顔をしていました。言葉は通じなくても、「私の言いたいこと、分かってくれた!」という表情を見ると、こちらも嬉しくなりましたね。

まとめ:「応答」が、赤ちゃんの言葉と心を豊かにする!

赤ちゃんの喃語は、未来の豊かなコミュニケーションへの大切な第一歩。そして、親の温かい「応答」は、その一歩を力強く後押しする、最高の応援です!

今日ご紹介した、

  1. 対話のように相槌&質問
  2. 優しく真似っこ
  3. 言葉に翻訳(意味付け)
  4. マザリーズで語りかけ
  5. 言葉のシャワー(話しかけ・読み聞かせ)

これらのテクニックを、難しく考えず、日々の赤ちゃんの関わりの中で、楽しみながら取り入れてみてください。
あなたの愛情のこもった応答の一つ一つが、赤ちゃんの「話す力」の種となり、親子の絆という名の美しい花を咲かせるはずです。

次回は、喃語シリーズ最終回(予定)! 喃語の発達で「ちょっと気になること」がある場合の考え方や、専門家への相談の目安についてお話しします。[→第4回の記事へ]

「うちではこんな風に喃語に応答してます!」「こんな反応が返ってきて可愛かった!」など、あなたの”神”応答テクニックやエピソードも、ぜひコメントで教えてくださいね!

未来の言葉を育むヒント、参考になったら、いいね!やシェアをお願いします♪


【喃語の秘密】ただの音じゃない!赤ちゃんの「伝えたい気持ち」と驚きの”言語習得メカニズム”

smiling parents with their adorable child

(前回の記事では、クーイングからジャルゴンまで、喃語の可愛い発達段階を見てきましたね!)

「ばぶばぶ」「だーだー」「まんま!」…
日に日に豊かになっていく赤ちゃんの喃語。聞いているだけで癒されますが、「この声には、一体どんな意味があるんだろう?」「もしかして、何か伝えようとしてる?」なんて、ジーッと赤ちゃんの顔を見つめてしまうこと、ありませんか?

こんにちは!3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
私も、娘たちが喃語を発するたびに、「今の『まんま』は、もしかしてママのこと!?」「この『あーうー』は、ご機嫌ってことかな?」なんて、必死に”喃語解読”を試みたものです(笑)。

一見、意味のない音の羅列に聞こえる喃語ですが、実はそこには、赤ちゃんが言葉を習得するための驚くべきメカニズムと、周りの世界や人と繋がろうとする健気な「伝えたい気持ち」の芽生えが隠されているんです!

今回は、喃語シリーズ第2弾として、

  • 喃語は未来の言葉への”素振り”!その音声的な秘密
  • 「ねぇ、聞いてる?」喃語に込められたコミュニケーションの芽
  • つまり、喃語の本当の「意味」って?

について、言語発達の視点や、看護師として感じる赤ちゃんのコミュニケーションの奥深さも交えながら、分かりやすく解説していきます。
これを読めば、赤ちゃんの喃語が、ただ可愛いだけでなく、いかに高度で重要な活動であるかが分かり、ますます愛おしくなるはずですよ!

喃語は”言葉の素振り”! 発音マスターへの道

赤ちゃんが言葉を話せるようになるためには、まず「音」を作り出す練習が必要です。喃語は、まさにそのための、最高のトレーニングなんです!

  • 最初は世界中の音が出せる!?
    生まれたばかりの赤ちゃんは、実はどんな言語の音でも聞き分け、発音できる可能性を持っていると言われています。喃語の初期には、日本語にはないような音を発することもあるんですよ。すごい能力ですよね!
  • だんだん母語にチューニング!【音声的漂流】
    でも、生後9~10ヶ月頃になると、不思議なことが起こります。赤ちゃんが日常的に聞いている言葉(=母語)に含まれる音を中心に、喃語で使う音の種類が絞られていくんです。これを「音声的漂流(Phonetic Drift)」と言います。これは、赤ちゃんが耳から入る情報を元に、「この音は、僕(私)の国の言葉でよく使う音だな」と学習し、母語の発音システムに適応し始めている証拠!ちゃんと聞いて、学んでいるんですね。
  • 口と舌の筋トレタイム!
    「ば行」なら唇、「だ行」なら舌先、というように、言葉を発するには唇、舌、顎、声帯などを複雑に、そして正確に動かす必要があります。喃語は、これらの発声器官を巧みにコントロールするための、絶好の”筋トレ”なんです。様々な音を繰り返し出すことで、スムーズな発話に必要な筋肉の動きを練習しています。看護師の視点から見ても、体の機能を発達させるためには、適切な刺激と練習が不可欠。喃語はまさに、口周りの発達を促す重要な活動と言えます。

「ねぇ、聞いてる?」喃語に込められたコミュニケーションの芽

喃語は、単なる発声練習ではありません。周りの人との関わりの中で、少しずつ「コミュニケーションツール」としての役割も帯びてきます。

  • 独り言じゃない!やりとりの始まり【プロト会話】
    赤ちゃんは、一人でいる時も喃語を発しますが、ママやパパがそばにいる時、目を見て話しかけられた時など、人と関わっている時に、より活発に喃語を発する傾向があります。これは、喃語が「ねぇ、こっちを見て!」「あなたに話しかけてるよ!」という、相互作用(やりとり)の始まりであることを示しています。専門的には「プロト会話(会話の原型)」とも呼ばれます。
  • 応答がやる気を引き出す!【社会的フィードバック】
    ここが重要!赤ちゃんが「あーだー」と言った時に、親が「なあに?」「そうなのね」と笑顔で応答すると、赤ちゃんはどうなるでしょう? 多くの場合、さらに嬉しそうに喃語を発しますよね!これは、「自分の声(行動)が、相手に影響を与えた!」という経験(社会的フィードバック)が、赤ちゃんの「もっと伝えたい!」という意欲を引き出すからです。この経験を通して、赤ちゃんは会話のキャッチボールの楽しさや、コミュニケーションの基本的なルールを学んでいきます。
  • 気持ちを伝えようとしてる?【感情表現の試み】
    喃語そのものに「ママが好き」「お腹が空いた」といった具体的な意味はありません。でも、声のトーンや大きさ、抑揚、表情、状況などから、「今は嬉しいのかな?」「何か訴えたいのかな?」と、赤ちゃんの感情や状態を推測するヒントにはなりますよね。嬉しそうに高い声で「きゃーきゃーあー!」と言ったり、不満げに低い声で「ぶーぶー」言ったり…なんとなく違いを感じませんか? これも、言葉以前の立派な感情表現の試みと言えるでしょう。
  • 大人のマネっこ?【模倣の始まり】
    特にジャルゴン期になると、赤ちゃんは大人の話し方のイントネーションやリズムを驚くほど巧みに真似します。言葉の意味は分からなくても、会話の「メロディー」を捉え、それを再現しようとしているのです。これも、言語習得における重要な模倣能力の表れです。

つまり、喃語の本当の「意味」とは?

では、喃語の「意味」をまとめると、どうなるでしょうか?

それは、単一の意味ではなく、

  1. 【音声・言語的な意味】: 発声器官のトレーニング、母語の音韻システムへの適応・準備
  2. 【コミュニケーション的な意味】: 周囲との相互作用の開始、注意喚起、感情表現の試み、会話ルールの学習
  3. 【発達的な意味】: 脳・神経・運動機能の健全な発達の指標、言語獲得への土台作り

といった、複数の重要な意味が重なり合った、非常に豊かで奥深い活動であると言えます。赤ちゃんは、あの可愛い声で、一生懸命、未来のコミュニケーションに向けて準備をしているんですね。

我が家の「喃語解読」奮闘記(妄想含む!?)

次女が盛んに喃語を発していた頃、夫と二人で「今の『まんま』は、絶対ママって言ったよね!?」「いや、マンマ(ご飯)でしょ!」なんて、親バカ全開の”喃語解読”を楽しんでいました(笑)。

ある時は、次女が窓の外の飛行機を見ながら、「あ!あ!あ!」と必死に指さして教えてくれたことも。言葉はなくても、「見て!すごいよ!」という興奮が伝わってきて、私も「ほんとだ!ひこうき、ブーンって飛んでるね!」と一緒に感動したのを覚えています。

たとえ本当の意味は分からなくても、「何かを伝えようとしてるのかな?」「どんな気持ちなのかな?」と想像しながら関わること自体が、赤ちゃんの「伝えたい」気持ちを育て、親子の絆を深める、温かい時間になるんですよね。

まとめ:喃語は、赤ちゃんからの最初の”ラブレター”かも?

ただの音の練習だと思っていた喃語に、こんなにもたくさんの意味や機能が隠されていたなんて、驚きですよね!

  • 喃語は、言葉を話すための緻密な練習である。
  • 喃語は、人と繋がるための最初のコミュニケーションの試みである。
  • 喃語は、赤ちゃんの健やかな発達を示す大切なサインである。

そう考えると、赤ちゃんの喃語は、私たち親への最初の「ラブレター」なのかもしれません。「僕(私)はここにいるよ!」「あなたの声を聞いているよ!」「もっと繋がりたいよ!」…そんな健気なメッセージが、あの愛らしい声には込められているのではないでしょうか。

次回はいよいよ実践編! この大切な喃語期に、親が具体的にどう応答し、関わっていくのがベストなのか? 赤ちゃんの言葉の発達を最大限に引き出すための関わり方について、詳しくお伝えします!どうぞお楽しみに![→第3回の記事へ]

あなたの赤ちゃんの喃語、どんな「意味」が隠されていると思いますか?「うちの子のこの喃語、きっとこう言ってるに違いない!」というユニークな解釈、ぜひコメントで教えてくださいね!

喃語の奥深さに感動したら、ぜひシェアをお願いします♪


【喃語っていつから?】クーイングとの違いは?赤ちゃんの可愛い「おしゃべり」発達段階まるわかりガイド

baby in green avocado costume sitting on bed with tongue out

「あー、うー」
「ぶぶぶー!」
「まんまんまー!」

…赤ちゃんの口から飛び出す、可愛くて、時に不思議な声。
「これっていったい何?」「もしかして、おしゃべりの練習?」
そんな風に、赤ちゃんの声に耳を傾け、成長を感じて嬉しくなっているパパママ、多いのではないでしょうか?

こんにちは!3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。
我が家の娘たちが赤ちゃんだった頃、その時々の「声」の変化に、「おおっ!」と感動したのを覚えています。あの可愛らしい声、動画に全部残しておけばよかったなぁ…なんて、今でも思います(笑)。

赤ちゃんの声は、泣き声だけではありません。言葉を話す前の段階で、赤ちゃんは様々な声を出して、私たちに何かを伝えようとしたり、来るべき「おしゃべり」への準備をしたりしています。その中でも特に重要なのが「喃語(なんご)」です。

でも、「クーイングとは違うの?」「いつから始まるの?」「どんな種類があるの?」と、意外と知らないことも多いかもしれません。

そこで今回は、喃語シリーズ第1弾として、

  • 赤ちゃんのおしゃべりの始まり「クーイング」とは?
  • 本格的なおしゃべり練習「喃語」とは?クーイングとの違い
  • 喃語は進化する!驚きの発達段階を月齢別に解説

について、分かりやすく解説していきます!この記事を読めば、あなたの赤ちゃんの「今」がどの段階なのかが分かり、その成長をより深く理解し、楽しむことができるはずです♪

「喃語」の前に…まずは「クーイング」から始まるよ

赤ちゃんが泣き声以外で最初に出し始める、機嫌の良い時に聞かれる優しい声が「クーイング(Cooing)」です。

  • どんな声?: 「あー」「うー」「くー」といった、母音のような優しい響きの声が中心です。喉の奥から出すような、柔らかい音です。英語のハトの鳴き声 “coo” が語源とも言われています。
  • いつから?: 一般的に、生後1ヶ月~3ヶ月頃によく聞かれます。
  • どんな時に出す?: 機嫌が良い時、リラックスしている時、ママやパパの顔を見て嬉しそうな時などに出ることが多いです。これは、赤ちゃんが自分の声で感情を表現し始めたサインであり、最初のコミュニケーションの試みとも言えます。

あの天使のような「あぅー」「うくー」という声、聞いているだけで癒されますよね。これが、赤ちゃんのおしゃべりの第一歩なんです。

いよいよ本番!「喃語(なんご)」ってなあに?クーイングとの違い

クーイングの次に出てくるのが、いよいよ「喃語(なんご)」です。

  • どんな声?: クーイングが母音中心だったのに対し、喃語は「ば」「だ」「ま」といった子音(のような音)がはっきりと加わり、子音と母音が組み合わさった音節のような構造を持つようになります。
  • クーイングとの違い: 音の種類が格段に増え、より「言葉に近い」音を発するようになります。クーイングが主に感情表現だったのに対し、喃語は発声器官を使った音の探求や、言葉の発音練習という側面が強くなります。
  • いつから?: 一般的には生後4ヶ月~6ヶ月頃から見られ始め、種類を変えながら1歳過ぎ頃まで続きます。ただし、発達には個人差が大きいので、時期はあくまで目安です。

喃語は、赤ちゃんが言葉を話すための、いわば”発声練習”であり、”口の筋トレ”のようなもの。この時期に様々な音を出す経験が、未来の滑らかな発話に繋がっていきます。

喃語にもステップがある!驚きの発達段階【月齢別目安】

実は、喃語も赤ちゃんの中でどんどん進化していきます!大きく分けて4つのステップで見ていきましょう。

ステップ1:喃語の始まり(生後4~6ヶ月頃)- 喃語前期

  • 特徴: 「あぶー」「んまー」「キー」など、母音に子音のような音が混じり始める段階。まだ音の組み合わせははっきりせず、音の長さや高さも色々試しているような感じです。「周縁的喃語(しゅうえんてきなんご)」とも呼ばれます。
  • 様子: 舌や唇を使って、色々な音を出すこと自体を楽しんでいるように見えます。唾液でブクブク泡を作ったりすることも。

ステップ2:はっきりした音節の繰り返し!- 反復喃語(生後6~10ヶ月頃)

  • 特徴: これぞ喃語!という感じの、「ばばばば」「まままま」「だだだだ」のように、同じ「子音+母音」の音節を繰り返す段階。「規準喃語(きじゅんなんご)」の始まりとも言われ、言語発達において非常に重要なステップです。
  • 様子: 大人の言葉を模倣しようとしているかのように聞こえることも。この「ママママ」に、「もしかしてママって呼んだ!?」と、親がドキッとしてしまうのもこの時期ですね(笑)。

ステップ3:複雑な音の組み合わせ!- 非反復喃語(生後8~12ヶ月頃)

  • 特徴: 「ばだ」「あぶ」「んまむー」のように、異なる子音や母音を組み合わせて、より複雑な音の連なりを発するようになります。反復喃語よりも、実際の言葉に近い響きになってきます。
  • 様子: より意図的に音をコントロールしようとしているように見えます。様々な音の組み合わせを試しながら、発声のレパートリーを増やしています。

ステップ4:まるで会話!? – ジャルゴン(生後10ヶ月頃~)

  • 特徴: 意味のある言葉はまだ話せなくても、大人の会話のような抑揚やリズム、イントネーションをつけて、長々と「宇宙語」のようなおしゃべりをします。これが「ジャルゴン」です。
  • 様子: 表情豊かに、身振り手振りを交えながら、何かを一生懸命訴えかけているように見えることも。聞いていると、「うんうん、それで?」と相槌を打ちたくなりますよね。この時期に、意味のある最初の言葉(初語)が出始める子もいます。

【注意】 ここで示した月齢はあくまで目安です。赤ちゃんの発達ペースは一人ひとり全く違います。「うちの子はまだこの段階じゃない…」と焦る必要はありません。大切なのは、それぞれの段階を経て、着実にステップアップしていることを見守ることです。

「喃語」は未来の”おしゃべり”への滑走路!

クーイングから始まり、様々な段階を経て豊かになっていく喃語。これは、赤ちゃんが言葉という素晴らしいコミュニケーションツールを獲得するための、まさに「滑走路」のようなもの。

この時期に、自分の口や舌を自由自在に動かす練習をし、様々な音を出す経験を積み重ね、周りの人との「声による関わり」を楽しむことが、やがて意味のある言葉へと繋がっていきます。単なる可愛い声、ではなく、赤ちゃんが全力で成長している証なんですね!

まとめ:赤ちゃんの「声」の成長を楽しもう!

今回は、喃語シリーズの第1弾として、喃語の基本と発達段階についてお話ししました。

  • クーイングは、喃語の前の、優しい母音中心の声。
  • 喃語は、子音も加わり、より言葉に近い音を発声する練習段階。
  • 喃語は、「前期」→「反復喃語」→「非反復喃語」→「ジャルゴン」と進化していく!
  • 発達のペースには個人差があるので、焦らず見守ることが大切。

赤ちゃんの出す声一つ一つに、こんなにも深い意味と成長のドラマが隠されているなんて、なんだか感動しませんか?

次回は、この喃語に隠された「意味」や「コミュニケーション」としての役割について、さらに深く掘り下げていきます!どうぞお楽しみに!

あなたの赤ちゃんは今どんな声を出していますか? 「うちの子これかも!」「こんな面白い喃語を話してた!」など、ぜひコメントで教えてくださいね!

初めての喃語、記念になりますように!この記事が参考になったら、いいね!やシェアで応援していただけると嬉しいです♪


赤ちゃんの「あ~う~」を読み解く秘訣!喃語を理解してみよう!

赤ちゃんは生後9か月頃から、色々なアクションにバリエーションが増えてきます。

そして、おしゃべりも始めます。

もちろん、言葉をしゃべるわけでは無く

「あーうー」

「ぱぱぱぱ」

という、おしゃべりをしてくれます。

これを、喃語(なんご)と一般的には呼ぶようです。

この喃語、解読できたら赤ちゃんとのおしゃべりがとっても楽しくなるって思いませんか?

今回、娘の喃語から2つほど意味を解読できたので、その解読方法を紹介します。

ムービーを見続けていると気づく共通の音と動き

娘の成長を携帯で動画撮影をしているのですが、撮影した動画を眺めていてふと気付きました。

①「あーうー」の言葉にバリエーションがある(抑揚が微妙に違う)
②「あーうー」のトーンや抑揚が、一定の動作の時に同じトーンや抑揚になっている

という事に!

動画を眺めていて、最初はバリエーション豊富な「あーうー」だなぁと思っていました。

が、その「あーうー」には一定の動作とのつながりがある事がわかりました。

その音と動きの共通点を結び付けて整理した所、ウチの娘の

モノを渡したい時の「あーうー」
お腹が空いたときの「あーうー」

の2パターンを整理する事が出来ました!!!

ムービーで見返した時に気づく事ができた微妙な違いなので、すぐにリアルタイムで気づくのは最初は難しいかもしれません。

でも、ムービーにして何度も見直すと、確かに「あーうー」の違いに気づく事が出来ます。

妻にもこの事を伝えたところ、感覚的におなかがすいたりモノを渡したいときの「あーうー」は理解していたようですが、動画をみて明確に分かったと言っていました。

赤ちゃんとのコミュニケーション。

みなさんも、じっくりとムービーを見てみると…喃語も解読が出来る様になりますよ!

是非、おためしあれ♪