【専門家解説】幼稚園・保育園で才能開花?!子どもの「非認知能力」を伸ばすには?

kids playing with dinosaurs こそだて部
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こんにちは!「こそだて部」の皐月(さつき)です。ママナースとして働きながら、3人の子育てに奮闘中です!

「うちの子には、どんな才能があるんだろう…?」
「子どもの才能を、最大限に伸ばしてあげたい!」

親なら誰しも、そう思いますよね。

でも、
「才能」って、
一体何でしょう?

勉強ができること?
スポーツが得意なこと?
絵が上手なこと?
音楽の才能があること?

もちろん、それらも素晴らしい才能です。

でも、実は、
それ以上に大切な「才能」があるんです!

それは、
「非認知能力」
と呼ばれる力。

近年、教育界で注目されているキーワードです。

「非認知能力」とは、
テストの点数などでは測れない、
内面の力のこと。

例えば、

  • 意欲: 何事にも積極的に取り組む力
  • 自信: 自分ならできると信じる力
  • 協調性: 友達と仲良くできる力
  • 自制心: 自分の感情をコントロールする力
  • 創造性: 新しいものを生み出す力
  • 問題解決能力: 困難な状況を乗り越える力

などなど。

これらの力は、
子どもが将来、
社会で活躍し、
幸せな人生を送るために、
とても重要な力なんです!

そして、
この「非認知能力」を育む上で、
幼稚園・保育園での経験 が、
大きな影響を与えると言われています。

今回は、
発達心理学の専門家の解説を交えながら、
「非認知能力」をテーマに、
幼稚園・保育園選び、
そして、
家庭での関わり方について、
徹底的に解説します!

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1. 「非認知能力」って何?~子どもの将来を左右する、大切な力~

「非認知能力」とは、
IQなどの認知能力とは異なり、
目に見えない、
数値化できない能力のことです。

意欲、自信、協調性、自制心、創造性、問題解決能力
などが、代表的な例ですね。

これらの力は、
学力だけでなく、
社会性や、
問題解決能力、
コミュニケーション能力など、
生きていく上で必要な、
様々な力と深く関わっています。

近年、
変化の激しい時代を生き抜くために、
「非認知能力」の重要性が、
ますます高まっています。

発達心理学の専門家によると、
「非認知能力」は、
生まれつきのものではなく、
環境や、
周りの大人との関わりを通して、
育まれるもの。

特に、
幼児期の経験が、
その後の「非認知能力」の発達に、
大きな影響を与えると言われています。

2. 幼稚園と保育園、それぞれの特徴 ~「非認知能力」を育む環境は?~

それでは、幼稚園と保育園、それぞれの特徴を見ていきましょう。
ここでは、「非認知能力」を育む環境という視点から、比較していきます。

項目幼稚園保育園
主な目的教育保育
活動内容学習指導要領に基づく教育活動(読み書き、計算、音楽、図工など)生活を中心とした活動(遊び、食事、睡眠など)
先生と子どもの関わり先生主導の活動が多い子ども主体の活動が多い
集団生活同年齢の子どもとの集団生活異年齢児との交流がある場合も
「非認知能力」を育むポイント* 明確な目標設定と、達成感を得られる機会が多い* 自由遊びの中で、自分で考え、行動する力が育つ
* 集団生活の中で、ルールを守り、協調性を学ぶ* 異年齢児との交流を通して、思いやりや、リーダーシップが育つ
* 先生からの適切な指導と、励まし* 保育士の温かい見守りと、必要な時のサポート
注意点* 先生の指示に従うことが中心になりがちで、子どもの自主性が育ちにくい場合がある* 教育的な要素が少ない場合がある
* 競争意識が強くなりすぎると、自信を失ってしまう子どももいる* 集団生活になじめない子どもへの、個別のサポートが必要な場合がある

発達心理学の専門家によると、
幼稚園は、
先生が計画した活動を通して、
子どもたちに、
様々なことを教える、
というスタイルが中心です。

そのため、
子どもたちは、
先生の指示に従って、
集団で行動することが多くなります。

この環境は、
子どもたちに、
集団生活のルールを学ばせ、
協調性を育むのに、
役立ちます。

また、
読み書き、計算、音楽、図工など、
小学校入学に向けた、
学習の基礎を身につけることもできます。

一方、保育園は、
子どもたちの自主性を尊重し、
自由遊びを中心とした活動が、
多くなります。

子どもたちは、
遊びを通して、
自分で考え、
自分で行動し、
そして、
自分で問題を解決する力を、
身につけていきます。

また、
異年齢児との交流を通して、
年上の子への憧れや、
年下の子への思いやりを育むことができます。

どちらが良い、悪い、
ということではなく、
それぞれの環境が、
子どもの異なる側面を伸ばす可能性がある、
ということです。

3. 子どものタイプ別!「非認知能力」を伸ばす園選び

子どもの性格や個性によって、合う園、合わない園があるのでしょうか?
ここでは、子どものタイプ別に、どのような環境が「自律」を育む上で効果的なのか、考えてみましょう。

3-1. タイプ別診断テスト

まずは、お子さんがどのタイプに近いか、簡単なテストでチェックしてみましょう!

質問:

  1. 初めての場所や人でも、すぐに打ち解けられる?
    • A: はい
    • B: いいえ
  2. 一人で遊ぶよりも、友達と遊ぶ方が好き?
    • A: はい
    • B: いいえ
  3. 新しいことや、難しいことに挑戦するのが好き?
    • A: はい
    • B: いいえ
  4. 集中して、一つのことに取り組むのが得意?
    • A: はい
    • B: いいえ
  5. 自分の気持ちを、言葉で表現するのが得意?
    • A: はい
    • B: いいえ
  6. ルールや約束を、きちんと守れる?
    • A: はい
    • B: いいえ
  7. 周りの人の気持ちを、察するのが得意?
    • A: はい
    • B: いいえ
  8. 負けず嫌いな性格?
    • A: はい
    • B: いいえ

結果:

  • Aが多い: 外向的・活動的タイプ
  • Bが多い: 内向的・慎重派タイプ

(※これはあくまで簡易的な診断です。子どもの個性は多様であり、一つのタイプに当てはめることはできません。参考程度に考えてください。)

3-2. タイプ別おすすめの環境&親の関わり方

  • 外向的・活動的タイプ:
    • 特徴: 好奇心旺盛、新しいこと好き、友達と遊ぶのが大好き、体を動かすのが得意
    • 伸ばせる力: 積極性、社交性、コミュニケーション能力、リーダーシップ
    • 幼稚園: 運動会、発表会など、活躍の場が多い。
    • 保育園: 自由遊びで、思いっきり体を動かせる。
    • 親の関わり方:
      • 子どもの「やりたい!」気持ちを尊重する。
      • 様々な体験をさせる。(習い事、イベントなど)
      • 友達との関わりをサポートする。
      • ケガやトラブルに注意し、安全を確保する。
  • 内向的・慎重派タイプ:
    • 特徴: 一人で過ごすのが好き、じっくり考える、新しい環境に慣れるのに時間がかかる
    • 伸ばせる力: 集中力、探求心、観察力、想像力
    • 幼稚園: 少人数クラスで、先生の目が行き届きやすい。
    • 保育園: 家庭的な雰囲気で、安心して過ごせる。
    • 親の関わり方:
      • 安心できる居場所を作る。
      • 子どものペースを尊重する。
      • 無理強いしない。
      • できたことを具体的に褒める。
      • 少しずつ、新しいことに挑戦できるようにサポートする。
  • こだわりが強いタイプ:
    • 特徴: 自分のルールがある、興味の対象が限定的、変化を嫌う
    • 伸ばせる力: 集中力、探求心、継続力、独創性
    • 幼稚園: 決まったスケジュール、ルーティンがある。
    • 保育園: 個性を尊重してくれる、理解のある先生がいる。
    • 親の関わり方:
      • こだわりを無理に否定しない。
      • 子どもの興味関心を尊重する。
      • 事前に予告する。(「あと5分で終わりだよ」など)
      • 少しずつ、新しいことにも挑戦できるように促す。

発達心理学の専門家によると、
これはあくまで一例であり、子どもの個性は多様で、一つのタイプに当てはめることはできない、とのこと。
大切なのは、子どもの様子をよく観察し、その子に合った環境を選ぶこと、そして、家庭での関わり方を工夫することだそうです。

4. 「非認知能力」を育む!家庭でできること

幼稚園・保育園での経験も大切ですが、
家庭での関わり方も、
子どもの「非認知能力」を育む上で、
非常に重要です。

発達心理学の専門家は、
「家庭は、子どもにとって、最も安心できる場所であり、最も多くの時間を過ごす場所。親子の関わりを通して、子どもは、様々なことを学び、成長していく」
と指摘します。

具体的に、どのようなことを心がければ良いのでしょうか?

4-1. 親子のコミュニケーション

  • 子どもの話をじっくり聞く:
    • 子どもの目を見て、相槌を打ちながら、共感的に聞く。
    • 「〇〇したんだね」「〇〇が楽しかったんだね」と、子どもの言葉を繰り返す。(オウム返し)
    • 「それで?」「どうして?」など、質問をして、話を深掘りする。
  • 一緒に遊ぶ時間を作る:
    • 絵本を読む、ゲームをする、お絵描きをする、外で遊ぶ…
    • 短い時間でも良いので、子どもと一緒に遊ぶ時間を作る。
    • 遊びを通して、子どもの興味関心や、得意なこと、苦手なことなどを知ることができる。
  • 「ありがとう」「すごいね」「頑張ったね」と、たくさん褒める:
    • 結果だけでなく、過程を褒めることが大切。
    • 具体的に褒めることで、子どもは、自分が認められていると感じ、自信を持つことができる。

4-2. 生活習慣

  • 早寝早起き、朝ごはん:
    • 規則正しい生活リズムは、心身の健康の基本。
    • 生活リズムが整うと、学習意欲や、集中力も高まる。
  • 身の回りのことを自分でできるように促す:
    • 着替え、食事、片付けなど、年齢に応じて、できることを少しずつ増やしていく。
    • 「自分でできた!」という達成感が、自信につながる。
  • お手伝いをさせる:
    • 簡単なことからで良いので、お手伝いをさせる。
    • 「ありがとう」と感謝の気持ちを伝えることで、子どもの自己肯定感を高める。

4-3. 安心できる環境

  • 子どもの気持ちを受け止める:
    • 「イヤ!」と言っても、頭ごなしに否定しない。
    • 「〇〇したかったんだね」「〇〇が嫌だったんだね」と、子どもの気持ちを代弁する。
  • スキンシップを大切にする:
    • 抱っこ、キス、手をつなぐなど、スキンシップを通して、愛情を伝える。
  • 「大好きだよ」と伝える:
    • 言葉で、愛情を伝える。
    • 子どもは、親の愛情を感じることで、安心し、自信を持つことができる。

発達心理学の専門家は、
「子育てに、正解はない。大切なのは、子ども一人ひとりの個性や発達段階に合わせて、柔軟に関わり方を変えていくこと。そして、親自身が、心に余裕を持つこと」
と強調します。

5. まとめ

今回は、
「非認知能力」をテーマに、
幼稚園・保育園選び、
そして、
家庭での関わり方について、
お話してきました。

「非認知能力」は、
子どもの将来を左右する、
とても大切な力です。

幼稚園・保育園での経験、
そして、
家庭での関わりを通して、
子どもの「非認知能力」を、
しっかりと育んでいきましょう!

【皐月からのメッセージ】

子育て、
本当にお疲れ様です!

あなたは、
決して一人ではありません。

この記事が、
あなたの心を、
少しでも軽くし、
笑顔で、
子どもと向き合うための、
ヒントになれば幸いです。

そして、
「こそだて部」は、
これからも、
あなたの そばにいます!

一緒に、
子育てを楽しみましょう!

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