「また始まった…」「どうして、うちの子だけ…?」
毎日、子どもの「イヤ!」に振り回されて、ヘトヘト…。出口の見えないトンネルの中にいるような気持ちになりますよね。
でも、ちょっと待って!その「イヤ!」、実は、お子さんの脳が急成長しているサインなんです!
この記事では、最新の研究に基づき、イヤイヤ期の「なぜ?」を徹底解説。
イヤイヤ期によくある行動、通称「あるある」を100個集めて、その裏にある子どもの気持ち、そして成長のヒミツを解き明かします。
理由がわかれば、気持ちが楽になる。そして、子どもの「イヤ!」との向き合い方が、きっと変わります。
さあ、一緒に、イヤイヤ期の謎を解き明かし、子育てをもっと楽しみましょう!
1. イヤイヤ期「あるある」100選!~あなたは何個当てはまる?~
まずは、イヤイヤ期によくある行動、「あるある」を100個集めてみました!
あなたのお子さんに当てはまるものは、いくつありますか?
チェックしながら読んでみてくださいね!(共感のコメント付き!)
食事編
- [ ] ご飯を全然食べない。(「一口だけでも…」が、永遠に続く…)
- [ ] 食べ物を投げる、ぐちゃぐちゃにする。(「やめてー!」と叫びたくなる…)
- [ ] 遊び食べがひどい。(食事の時間が、苦行…)
- [ ] 好きなものしか食べない(偏食)。(栄養バランスが心配…)
- [ ] 昨日まで食べていたものを、急に食べなくなる。(え、昨日まであんなに好きだったのに…?!)
- [ ] スプーンやフォークを使いたがらない。(手づかみ食べ、いつまで続くの…?)
- [ ] 自分で食べたがるけど、こぼしまくる。(片付けが大変…!)
- [ ] 食事中に立ち歩く。(お願いだから、座って食べて…)
- [ ] お菓子ばかり欲しがる。(ご飯より、お菓子が好き…)
- [ ] 食事の時間が不規則。(生活リズムが…)
着替え編
- [ ] 服を着るのを嫌がる。(裸族、現る…!)
- [ ] 靴下を履くのを嫌がる。(冬でも裸足…!)
- [ ] パジャマから着替えない。(一日中パジャマ…)
- [ ] 同じ服ばかり着たがる。(洗濯させて…!)
- [ ] ボタンやファスナーを自分でやりたがるけど、できない。(そして、怒る…)
- [ ] 帽子やマフラーを嫌がる。(風邪ひかないか心配…)
- [ ] 服のタグを嫌がる。(チクチクするのかな?)
- [ ] 季節外れの服を着たがる。(真夏に長袖、真冬に半袖…)
- [ ] 着替えるのに、ものすごく時間がかかる。(早く出かけたいのに…!)
- [ ] 気に入らない服だと、大泣きする。(何が気に入らないの…?)
外出編
- [ ] 出かけるのを嫌がる。(「おうちがいい!」)
- [ ] ベビーカーや抱っこ紐を嫌がる。(歩きたい!…でも、すぐ疲れる…)
- [ ] 手を繋ぐのを嫌がる。(危ないよ…!)
- [ ] 道端で寝転がる、座り込む。(どうしたらいいの…?)
- [ ] スーパーで、お菓子売り場から離れない。(買ってー!攻撃…)
- [ ] 公園から帰りたがらない。(「まだ遊ぶ!」)
- [ ] 他の子のおもちゃを取り上げる。(ごめんなさい…!)
- [ ] 砂場や水たまりで、服をドロドロにする。(洗濯が…!)
- [ ] 急に走り出す。(どこ行くのー?!)
- [ ] 抱っこをせがむ。(重いよ…!)
睡眠編
- [ ] 寝かしつけに時間がかかる。(いつになったら寝るの…?)
- [ ] 夜中に何度も起きる。(寝不足…)
- [ ] 朝、なかなか起きない。(保育園、幼稚園に遅刻しちゃう…!)
- [ ] 寝る前に、必ず何かを要求する。(「お水」「絵本」「トイレ」…エンドレス)
- [ ] 添い寝じゃないと寝ない。(ママ・パパは、身動き取れない…)
- [ ] 寝言が多い。(何を言ってるの…?)
- [ ] 寝相が悪い。(布団から落ちる…!)
- [ ] 寝る時間になっても、遊びたがる。(体力、無限大…)
- [ ] 昼寝をしない。(夜、早く寝て…!)
- [ ] 寝る場所が変わると、寝られない。(旅行先で困る…)
コミュニケーション編
- [ ] 何を聞いても「イヤ!」しか言わない。(会話にならない…)
- [ ] 反対のことばかり言う。(「右」「左!」)
- [ ] 無視する。(聞こえてないのかな?)
- [ ] 叩く、噛みつく、蹴る。(痛いよ…!)
- [ ] 大声で叫ぶ。(近所迷惑…?)
- [ ] わざと困らせるようなことをする。(なぜ…?)
- [ ] 言葉が遅い。(心配…)
- [ ] 自分の気持ちをうまく伝えられない。(もどかしい…)
- [ ] 人見知りが激しい。(ママ・パパの後ろに隠れる…)
- [ ] 特定の人にだけ、イヤイヤする。(パパだけ、ママだけ、など)
その他
- [ ] 同じことを何度も繰り返す。(エンドレスリピート…)
- [ ] 特定のものにこだわる。(お気に入りのタオル、ぬいぐるみなど)
- [ ] 自分でやりたがるけど、手伝うと怒る。(どうすればいいの…?)
- [ ] できないと、すぐに癇癪を起こす。(落ち着いて…!)
- [ ] 順番を待てない。(今すぐ!)
- [ ] 危ないことをしたがる。(目が離せない…!)
- [ ] 散らかし放題。(片付けても、キリがない…)
- [ ] お風呂に入るのを嫌がる。(なんで…?)
- [ ] 歯磨きを嫌がる。(虫歯になるよ…!)
- [ ] トイレに行くのを嫌がる。(おもらししちゃう…!)
- [ ] テレビやYouTubeばかり見たがる。(時間制限、守れない…)
- [ ] 抱っこから降ろすと泣く
- [ ] ママ、パパが離れると泣く
- [ ] 何をするにも時間がかかる
- [ ] やってほしいことと、やっていることが違うと怒る
- [ ] 自分で決めたがる
- [ ] 褒めても喜ばない、または、もっと褒めてと要求する
- [ ] 突然笑い出す
- [ ] 突然泣き出す
- [ ] 同じ質問を繰り返す
- [ ] 大人の真似をしたがる
- [ ] ごっこ遊びに誘ってくるが、すぐに飽きる
- [ ] 友達と遊べない
- [ ] 友達のおもちゃを欲しがる
- [ ] 友達を叩いたり押したりする
- [ ] 集団行動が苦手
- [ ] 場所見知りが激しい
- [ ] 初めての場所を怖がる
- [ ] 特定の音を怖がる
- [ ] 特定の物を怖がる
- [ ] 想像力が豊かすぎて、怖い話を怖がる
- [ ] 独り言が多い
- [ ] 爪を噛む
- [ ] 指しゃぶりをする
- [ ] 頭をぶつける
- [ ] 体を揺らす
- [ ] 同じ動きを繰り返す
- [ ] チックのような症状がでる
- [ ] どもることがある
- [ ] 落ち着きがない
- [ ] 集中力がない
- [ ] 飽きっぽい
- [ ] 忘れっぽい
- [ ] 片付けができない
- [ ] 約束を守れない
- [ ] ウソをつく
- [ ] わがままを言う
- [ ] 反抗的な態度をとる
- [ ] 気分がコロコロ変わる
- [ ] 一人で遊べない
(ふぅ〜!100個、書き出すの大変でした…!でも、まだまだありそう…!)
2. 「あるある」の裏側を徹底解説!~なぜ、その行動をするの?~
さて、たくさんの「あるある」を見てきましたが、一体なぜ、子どもたちはこのような行動をするのでしょうか?
ここでは、「あるある」の裏側にある、子どもの心と脳の発達について、詳しく解説していきます。
2-1. 前頭前野の発達と「イヤイヤ」の関係
イヤイヤ期の行動の多くは、脳の「前頭前野」の発達と深く関係しています。
前頭前野は、思考、計画、判断、感情のコントロールなどを司る、人間らしさを支える重要な部分。
しかし、イヤイヤ期(1歳半~3歳頃)は、この前頭前野がまだ発達途上にあります。
そのため、
- 感情の抑制が難しい: 嬉しい、楽しいという感情だけでなく、嫌だ、悲しい、怒りといった感情も、ストレートに表現してしまう。
- 衝動性の制御が難しい: 「やりたい!」と思ったら、周りの状況や危険性を考えずに行動してしまう。
- 我慢が難しい: 欲求をすぐに満たしたいという気持ちが強く、待つことが苦手。
といった特徴が見られます。
2-2. 「自分でやりたい!」は、自立心の芽生え
「自分で!」と、何でも自分でやりたがるのも、イヤイヤ期の特徴です。
これは、子どもの中に「自分」という意識が芽生え、自立心が育っている証拠。
「自分でできる!」という自信(自己効力感)を育むために、とても大切な過程です。
しかし、まだ体の発達が追いついていなかったり、経験が不足していたりするため、うまくできないこともたくさんあります。
その結果、「イヤ!」となってしまうのです。
2-3. 言葉の「もどかしさ」が、「イヤ!」を加速させる
イヤイヤ期の子どもは、言葉を理解する力はどんどん発達していますが、自分の気持ちを言葉で表現する力は、まだ追いついていません。
「〇〇がしたいのに、できない!」
「〇〇が嫌なのに、うまく言えない!」
この「もどかしさ」が、「イヤ!」という言葉や、かんしゃくにつながることがあります。
2-4. 具体的な「あるある」を、科学的に解説!
ここでは、「あるある」100選の中から、特に代表的なものをピックアップし、その理由を詳しく解説します。
- 食事編:「ご飯を全然食べない」
- 理由: 味覚の発達、自己主張の始まり、満腹中枢の未熟さなどが考えられます。
- 子どもの気持ち: 「この味、好きじゃない!」「自分で食べたいのに、うまくできない!」
- 解説: 子どもは、大人よりも味覚が敏感です。また、「自分で食べる」という行為は、自立心を育む上でとても重要です。無理強いせず、子どものペースに合わせて、色々な食材や調理法を試してみましょう。
- 着替え編:「服を着るのを嫌がる」
- 理由: 触覚過敏、自己主張、着替えの動作が難しい、などが考えられます。
- 子どもの気持ち: 「この服、チクチクして嫌だ!」「自分で選びたい!」
- 解説: 子どもによっては、服の素材やタグが気になることがあります。また、着替えの動作は、子どもにとって意外と難しいものです。無理強いせず、「どっちの服がいい?」と選ばせたり、「一緒に着ようか」と誘ったりしてみましょう。
- 外出編:「道端で寝転がる、座り込む」
- 理由: 疲労、不満、自己主張、などが考えられます。
- 子どもの気持ち: 「疲れた!」「もう歩きたくない!」「〇〇が欲しい!」
- 解説: 子どもは、大人よりも体力がありません。また、自分の気持ちをうまく伝えられないため、行動で示すことがあります。無理に引っ張ったりせず、「疲れたんだね」「〇〇したかったんだね」と、気持ちを受け止めてあげましょう。
- コミュニケーション編:「何を聞いても『イヤ!』しか言わない」
- 理由: 自己主張、言葉の発達の過程、などが考えられます。
- 子どもの気持ち: 「自分で決めたい!」「今は、そういう気分じゃない!」
- 解説: 「イヤ!」は、子どもなりの自己主張です。また、言葉の発達の過程で、「イヤ!」という言葉を覚えたてで、使いたがることがあります。頭ごなしに否定せず、「〇〇したくないんだね」と、気持ちを代弁してあげましょう。
3. タイプ別「あるある」攻略法!~うちの子に合った対処法を見つけよう~
イヤイヤ期の行動は、子どもの性格や気質によっても異なります。
ここでは、子どものタイプ別に、効果的な対処法を提案します。
3-1. タイプ診断テスト
まずは、お子さんがどのタイプに近いか、簡単なテストでチェックしてみましょう!
質問:
- 初めての場所や人に、すぐになじめる?
- A: はい
- B: いいえ
- 一人で遊ぶのが好き?
- A: はい
- B: いいえ
- 新しいことに挑戦するのが好き?
- A: はい
- B: いいえ
- こだわりが強い方?
- A: いいえ
- B: はい
- 感情表現が豊か?
- A: はい
- B: いいえ
結果:
- Aが多い: 外向的、活動的なタイプ
- Bが多い: 内向的、慎重派なタイプ
3-2. タイプ別対処法
- 外向的、活動的なタイプ:
- 特徴: 好奇心旺盛で、新しいことや刺激的なことが大好き。しかし、飽きっぽく、集中力が続かないことも。
- 対処法:
- 選択肢を与える: 「どっちがいい?」と選ばせることで、自己決定感を満たす。
- 遊びの要素を取り入れる: ゲーム感覚で、楽しく取り組めるように工夫する。
- 体を動かす機会を増やす: エネルギーを発散させることで、気持ちを落ち着かせる。
- 内向的、慎重派なタイプ:
- 特徴: じっくり観察してから行動するタイプ。新しいことや変化に、不安を感じやすい。
- 対処法:
- 安心できる環境を作る: 慣れている場所、人、物を用意する。
- 事前に説明する: これから何をするのか、何が起こるのかを、事前に伝えておく。
- 無理強いしない: 子どものペースに合わせて、ゆっくりと進める。
4. 「あるある」を乗り越えるためのヒント集~ママ・パパの心と体を守る!~
イヤイヤ期は、親にとっても試練の時。
ここでは、イヤイヤ期を乗り越えるためのヒントをまとめました。
4-1. 親の心構え
- 完璧を求めない: 家事も育児も、完璧にこなそうとしないこと。「今日は、まあいっか」と、少し肩の力を抜きましょう。
- 自分を責めない: 「自分の育て方が悪いのかも…」と自分を責めないでください。イヤイヤ期は、子どもの成長過程であり、親のせいではありません。
- 成長を信じる: 「今は大変だけど、必ず成長する」と信じて、子どものペースを見守りましょう。
4-2. ストレス解消法
- 自分の時間を作る: 短時間でも、自分の好きなこと(読書、音楽鑑賞、カフェで過ごすなど)をする時間を作りましょう。
- 誰かに話を聞いてもらう: パートナー、家族、友人、地域の育児相談窓口など、頼れる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になります。
- 体を動かす: 軽い運動やストレッチは、ストレス解消に効果的です。
- 休息を取る: 睡眠不足は、イライラの原因になります。できるだけ、睡眠時間を確保しましょう。
4-3. パートナーとの協力体制
- 役割分担: 家事や育児の役割分担を明確にし、協力して取り組みましょう。
- 情報共有: 子どもの様子や、イヤイヤ期の対処法などを共有し、認識を合わせましょう。
- 感謝の気持ちを伝える: 「ありがとう」「助かるよ」など、感謝の気持ちを言葉で伝えましょう。
4-4. 先輩ママ・パパからの応援メッセージ
「イヤイヤ期、本当に大変ですよね。でも、大丈夫!必ず終わります!
私も、毎日泣きたくなるほど大変でしたが、今となっては、笑い話です。
子どもの成長は、あっという間。
今しかない、この時期を、大切に過ごしてくださいね。」
5. おわりに~イヤイヤ期は、親子の絆を深めるチャンス!~
イヤイヤ期は、親も子も、成長できるチャンスです。
子どもの「イヤ!」に振り回されるだけでなく、その裏にある理由を理解し、寄り添うことで、親子の絆は、より一層深まります。
大変な時こそ、深呼吸。
そして、「これも成長!」と、笑顔で乗り越えていきましょう!
【応援メッセージ】
イヤイヤ期、本当にお疲れ様です!
でも、あなたは一人じゃありません。
この記事が、少しでもあなたの心の支えになれば嬉しいです。
もし、誰かに話を聞いてほしい…と思ったら、いつでもコメント欄に書き込んでくださいね。
みんなで、一緒に、この時期を乗り越えましょう!
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