「どうせできないもん…」子どもの諦め言葉にサヨナラ!挑戦する心を育むママナースの声かけ術

child riding pink bicycle in green field こそだて部
Photo by Vadim Malitskii on Pexels.com
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「できなーい!」
「もう、むずかしいからやめる!」

…そんなお子さんの言葉に、胸がキュッとなりませんか?
一生懸命やろうとしているのに、すぐに諦めてしまう姿を見ると、親としては心配になったり、もどかしくなったりしますよね。

「このままで大丈夫かしら…」「もっと粘り強い子になってほしいのに…」

ママ、パパ、その気持ち、すごく分かります。
3姉妹の母で現役看護師、「こそだて部」の皐月です。我が家の三姉妹も、タイプは違えど、みんな「できない!」の壁にぶつかってきました。自転車の練習、難しいパズル、計算問題…。そのたびに、どう声をかけたらいいのか、私もたくさん悩みました。

でも、大丈夫。
子どもの「できない!」「むずかしい!」は、「挑戦する心」や「折れない力(グリット)」を育む絶好のチャンスでもあるんです。

今日は、

  • なぜ子どもは「できない!」と言ってしまうのか?その本音
  • ついやりがち…子どもの自信を奪うNG対応
  • 子どもの「やってみたい!」を引き出す【魔法の声かけ&関わり方5つの秘訣】

について、現役看護師としての知識や、心理学の知見(特に「成長マインドセット」!)、そして3姉妹育児でのリアルな経験を交えながら、具体的にお伝えします。

この記事が、お子さんの「できた!」という笑顔と自信に繋がり、ママ・パパの悩みも少し軽くなる、そんなきっかけになれば嬉しいです。

「できない!」に隠された子どもの本音とは?【ママナースが分析】

子どもが「できない!」「むずかしい!」と言う時、その言葉の裏には様々な気持ちが隠されています。

  • 本音1:失敗するのが怖い・恥ずかしい(完璧主義)
    「うまくできなかったらどうしよう」「笑われたら嫌だな」という不安から、挑戦する前に諦めてしまうケース。特に、周りの目を気にする子や、プライドが高い子に見られることがあります。
  • 本音2:本当に「自分には無理」と思っている(自己肯定感の低さ)
    過去の失敗体験などから、「どうせ僕(私)にはできないんだ」と、自分の能力を低く見積もってしまっている状態。挑戦する前から、心のシャッターが下りてしまっています。
  • 本音3:どうやったらいいか分からない
    やり方が分からなかったり、課題が難しすぎたりして、どこから手をつけていいか混乱している状態。「できない!」が「助けて!」のサインであることも。
  • 本音4:今はやりたくない・疲れている
    単純に気分が乗らない、疲れている、他にやりたいことがある、という場合も。「イヤ!」や「あとでやる!」に近い理由ですね。
  • 本音5:「才能がないから」と思い込んでいる(固定マインドセット)
    これは要注意。「頭の良さや運動神経は生まれつき決まっている」と信じていると、難しいことにぶつかった時に「自分には才能がないから無理だ」と努力を諦めてしまいがちです。

これらの背景を少し想像してみるだけで、「じゃあ、どう声をかけようかな?」と、親の関わり方も変わってきますよね。

自信を奪うかも? やってはいけないNG対応

子どもの「できない!」に対して、良かれと思ってしたことが、かえって逆効果になってしまうことも…。私も反省しきりです。

  • 「なんでできないの!?」と詰問する: 子どもを追い詰めるだけで、解決には繋がりません。
  • 「こんなの簡単でしょ!」と突き放す: 子どもの「難しい」という気持ちを否定し、傷つけます。
  • すぐに手を出して、親がやってしまう: 子どもが自分で達成する機会を奪い、「自分は無力だ」と感じさせてしまいます(学習性無力感)。
  • 「〇〇ちゃんはできたのに…」と他人と比較する: 百害あって一利なし。自己肯定感を著しく低下させます。
  • 「大丈夫!あなたならできる!」と根拠なく励ます: 気持ちがこもっていないと、子どもには見透かされ、逆にプレッシャーになることも。

これらの対応は、子どもの「挑戦してみよう」という意欲の芽を摘んでしまう可能性があります。

「やってみたい!」を引き出す魔法の声かけ&関わり方【5つの秘訣】

では、子どもの「挑戦する心」を育むには、どうすればいいのでしょうか? ポイントは「結果」ではなく「プロセス」に注目し、「成長マインドセット」を育むことです。スタンフォード大学のキャロル・ドゥエック教授が提唱した考え方で、「人の能力は努力次第で伸ばすことができる」と信じる心のあり方のことですね。(出典:『マインドセット「やればできる! 」の研究』など)

この「成長マインドセット」を育む、具体的な関わり方の秘訣を5つご紹介します!

秘訣1:結果より「プロセス」を具体的に褒める!

  • 声かけ例:
    • 「最後まで諦めないで考えたね!すごい集中力だったよ!」
    • 「さっきと違うやり方を試してみたんだ!その工夫がいいね!」
    • 「難しいのに、ここまで一人でできたなんて素晴らしいよ!」
    • 「間違えちゃったけど、それに気づけたのが偉いね!」
  • ポイント:
    • 才能や結果(「頭いいね!」「100点すごい!」)ではなく、努力、工夫、粘り強さ、学んだことを具体的に褒める。
    • 「すごい」「えらい」だけでなく、何がどう良かったのかを言葉にする。

プロセスを褒められることで、子どもは「頑張ればできるようになるんだ」「失敗しても大丈夫なんだ」と感じ、挑戦への意欲が高まります。

秘訣2:「できない」気持ちにまず“共感”する

  • 声かけ例:
    • 「そっか、これは難しいと感じるんだね」
    • 「なかなか上手くいかなくて、悔しい気持ちなんだね」
    • 「うんうん、できないって思っちゃうこともあるよね」
  • ポイント:
    • すぐに「できるよ!」と否定したり、励ましたりする前に、子どもの「できない」「難しい」という気持ちを、まず受け止めてあげる。
    • 共感してもらうことで、子どもは安心し、親への信頼感を深めます。

心が受け止められて初めて、子どもは「じゃあ、どうしようかな?」と前向きに考えられるようになります。

秘訣3:「あとちょっと」の成功体験を仕掛ける【スモールステップ】

  • 関わり方の例:
    • 課題を小さなステップに分解し、「まずはここまでやってみようか」と目標を低く設定する。
    • 「この部分だけ、ちょっとヒントを出すね」「ここだけ一緒にやってみようか」と、完全な答えではなく、乗り越えるための最小限のサポートをする。
    • 少し簡単な課題から始めて、徐々に難易度を上げていく。
  • ポイント:
    • 「自分の力でできた!」という小さな成功体験を積み重ねることが、自信(自己効力感)に繋がる。
    • 手伝いすぎず、子ども自身が「できた!」と感じられるさじ加減が重要。

「できた!」が増えると、「次もやってみよう!」という気持ちが自然と湧いてきます。

秘訣4:「失敗はチャンス!」と捉える姿勢を“親が”見せる

  • 声かけ例:
    • 「あれ?うまくいかなかったね。どうしてかな?原因を探ってみよう!」
    • 「失敗は悪いことじゃないよ。どうすれば次はうまくいくか、学ぶチャンスだね!」
    • (親自身が失敗した時に)「あちゃー!ママ失敗しちゃった!でも大丈夫、こうすれば次はもっと良くなるぞ!」
  • ポイント:
    • 失敗を責めたり、過度に残念がったりせず、「学びの機会」として捉える姿勢を親が見せる。
    • 原因分析と次の対策を一緒に考える。

親が失敗を恐れない姿を見せることで、子どもも安心して挑戦できるようになります。

秘訣5:「あなたならできる」“根拠のある”期待を伝える

  • 声かけ例:
    • 「前にも難しいパズルを諦めずに完成できたから、きっとこれも粘り強く考えられるよ」
    • 「絵を描くのが得意なあなたなら、この工作も素敵なアイデアが浮かぶんじゃないかな?」
    • 「いつも練習を頑張っているのを知ってるから、きっと本番も大丈夫だよ」
  • ポイント:
    • 過去の努力や成功体験、その子の強みなどを根拠にして、「だからあなたならできるはず」という期待感を伝える。
    • 漠然とした「できる!」ではなく、具体的な理由を添えることで、言葉に説得力が増し、子どもの自己肯定感を支える。

我が家の「できなーい!」との向き合い方:三女の自転車練習

末っ子の三女は、慎重派で怖がり。自転車の練習を始めた時も、補助輪を外した途端に「こわい!できない!もう乗らない!」の連続でした。

私も最初は「大丈夫だってば!」と励ましたり、時には「お姉ちゃんたちはすぐ乗れたのに…」なんて(今思えば最低な…)言葉がよぎったり…。

そこで、作戦変更。

  • まず「そっか、転ぶの怖いよね」と気持ちに共感。(秘訣2)
  • 「今日は、ペダルを漕がずに足で地面を蹴って進む練習だけしてみない?」と目標を低く設定。(秘訣3)
  • 少し進めたら「わ!すごい!バランス取るの上手になってきたね!」とプロセスを具体的に褒めまくり。(秘訣1)
  • 転んでも「大丈夫?痛かったね。でも、転ぶ練習も大事なんだよ!次はどうしたら転ばないかな?」と失敗をチャンスに。(秘訣4)
  • 「前は怖がってたのに、今日こんなに進めたんだから、絶対乗れるようになるよ!」と過去の頑張りを根拠に励ます。(秘訣5)

時間はかかりましたが、少しずつ自信をつけて、ある日、目をキラキラさせながら「ママ、見てて!一人で乗れた!」と叫んだ時の感動は、今でも忘れられません。

「挑戦する心」を育むために、普段からできること

特別なことだけでなく、普段の生活の中でも「挑戦する心」は育めます。

  • 結果を気にせず、色々なことに挑戦できる環境を作る。
  • お手伝いなど、年齢に応じた役割を与え、達成感を味わわせる。
  • 困難を乗り越える登場人物の絵本などを一緒に読む。
  • 親自身が、新しいことに挑戦したり、苦手なことを克服したりする姿を見せる。

まとめ:「できない」は「伸びしろ」のサイン!

子どもの「できない!」「むずかしい!」は、親の関わり方次第で、「諦め癖」にも、「成長のバネ」にもなり得ます

今回ご紹介した、

  1. プロセスを褒める
  2. 気持ちに共感する
  3. スモールステップで成功体験
  4. 失敗をチャンスと捉える
  5. 根拠のある期待を伝える

これらの関わり方を意識して、「固定マインドセット」から「成長マインドセット」へと、お子さんの(そして、もしかしたら私たち親自身の)心のあり方をシフトしていきましょう。

すぐに結果が出なくても、焦らないでくださいね。
お子さん一人ひとりのペースがあります。大切なのは、結果ではなく、挑戦しようとする気持ちそのものを応援し続けること

「できない」は「終わり」じゃない。「できない」は「伸びしろ」がたくさんある証拠!
そう信じて、お子さんの可能性を最大限に引き出すサポートを、一緒にしていきましょうね。

「うちの子の『できない!』には、こんな風に対応しています」「こんな成功体験がありました!」など、ぜひコメントであなたの声を聞かせてください!

この記事が、挑戦する親子へのエールとなれば幸いです。役に立った!と感じたら、SNSでのシェアも大歓迎です♪


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