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寝る前のスマホは子どもの脳を壊す!? 睡眠不足が招く恐ろしいリスク

kids lying on the bed

こんにちは!3姉妹ママで現役ナースの皐月です。「こそだて部」ブログへようこそ!

「夜、寝る前にスマホやタブレットを見ているお子さん、いませんか?」

実は、その習慣…

子どもの睡眠を奪い、脳の発達に深刻な影響を及ぼしているかもしれません!

「えっ、寝る前のスマホって、そんなに悪いの…?」

と、ドキッとしたあなた。

大丈夫!まだ間に合います!

この記事では、

  • スマホ・タブレットが子どもの睡眠を妨げる理由
  • 睡眠不足が子どもにもたらす恐ろしいリスク
  • 今日からできる快眠習慣

を、ママナースの視点から、詳しく解説していきます。

子どもの未来を守るために、一緒に学び、今日からできることを始めましょう!

なぜダメ?スマホ・タブレットが子どもの睡眠を妨げる2つの理由

「寝る前のスマホが良くない」ことは、なんとなく知っていても、

「具体的に、何がどう悪いの?」

と聞かれると、答えられない…という方も多いのではないでしょうか?

ここでは、スマホ・タブレットが子どもの睡眠を妨げる2つの理由を、詳しく解説します。

1. ブルーライトの罠!メラトニン分泌を抑制

スマホやタブレットの画面から発せられる「ブルーライト」。

このブルーライトには、睡眠を促すホルモン「メラトニン」の分泌を抑制する 働きがあります。

メラトニンは、夜になると自然に分泌量が増え、私たちを眠りへと誘ってくれるホルモン。

しかし、寝る前にブルーライトを浴びると、脳が「まだ昼間だ!」と勘違いしてしまい、メラトニンの分泌が減ってしまうのです。

その結果、

  • なかなか寝付けない (入眠困難)
  • 夜中に何度も目が覚める (中途覚醒)
  • ぐっすり眠った感じがしない (熟眠感の欠如)

といった、睡眠の質の低下につながってしまうのです。

ブルーライトは、可視光線の中でも最も波長が短く、エネルギーが高い光です。太陽光にも含まれていますが、LEDを使用したデジタルデバイスの画面から発せられるブルーライトは、特に強い影響力を持っています。

— 日本眼科学会

参考: ブルーライト研究会

2. 脳を興奮させる!刺激的なコンテンツ

ゲーム、動画、SNS…

スマホやタブレットには、子どもたちを夢中にさせる、刺激的なコンテンツがたくさんありますよね。

しかし、これらのコンテンツは、脳を興奮させ、交感神経を活性化させてしまうため、寝つきを悪くする原因になります。

想像してみてください。

寝る前に、

  • 激しいアクションゲーム
  • ドキドキハラハラの動画
  • 友達とのチャット

などをしていたら、脳はどんどん興奮して、目が冴えてしまいますよね?

これでは、なかなか寝付けないのも当然です。

放置すると…睡眠不足が子どもにもたらす恐ろしいリスク

「たかが睡眠不足…」と、甘く見てはいけません!

睡眠不足は、子どもの心身の発達に、様々な悪影響を及ぼす可能性があるのです。

1. 脳の発達を妨げる!

睡眠中、子どもの脳は、

  • 記憶の整理、定着
  • 学習内容の定着
  • 脳の神経細胞の成長、ネットワーク形成
  • 感情をコントロールする前頭前野の発達

など、重要な働きをしています。

しかし、睡眠不足になると、これらの働きが阻害され、

  • 集中力、注意力の低下
  • 記憶力、学習能力の低下
  • 判断力、問題解決能力の低下
  • 創造性の低下
  • 感情コントロールの乱れ (キレやすい、イライラしやすい)

といった問題が起こりやすくなります。

睡眠は、脳の発達に不可欠な役割を果たしています。特に、子どもの脳は、睡眠中に急速に発達するため、睡眠不足は、その後の学習能力や認知機能に深刻な影響を与える可能性があります。

— 厚生労働省「健康づくりのための睡眠指針2014」

参考: 健康づくりのための睡眠指針 2014 厚生労働省

2. 心の健康を蝕む!

睡眠不足は、精神的な問題を引き起こすリスクも高めます。

  • イライラ、怒りっぽい
  • 不安、抑うつ
  • 自尊心の低下
  • ADHD (注意欠如・多動症) との関連性も指摘されています

3. 体の成長を妨げる!

睡眠中には、成長ホルモンが分泌されます。

成長ホルモンは、身長を伸ばすだけでなく、筋肉や骨の発達、代謝の促進など、体の成長に欠かせないホルモンです。

しかし、睡眠不足になると、成長ホルモンの分泌が減少し、

  • 身長が伸びにくい
  • 肥満になりやすい
  • 免疫力が低下し、病気にかかりやすい

といった問題が起こりやすくなります。

4. 将来の生活習慣病リスクも!

子どもの頃の睡眠不足は、将来の生活習慣病 (糖尿病、高血圧、心臓病など) のリスクを高める可能性も指摘されています。

見逃さないで!子どもの睡眠不足サイン

「うちの子、もしかしたら睡眠不足かも…?」

そう思ったあなた。

以下のチェックリストで、お子さんの睡眠不足サインをチェックしてみましょう!

  • 朝、なかなか起きられない
  • 起こしても、機嫌が悪い
  • 日中、ぼーっとしていることが多い
  • 集中力がない、落ち着きがない
  • イライラしやすい、怒りっぽい
  • 食欲がない、または過食する
  • 風邪をひきやすい
  • 身長の伸びが悪い
  • 成績が下がってきた
  • 「目が疲れる」「頭が痛い」と訴える

いくつ当てはまりましたか?

もし、3つ以上当てはまる場合は、睡眠不足の可能性があります。

今日からできる!子どもの快眠習慣 (スマホ対策中心)

「睡眠不足のリスクは分かったけど、具体的に何をすればいいの?」

大丈夫!今日からできる、簡単な対策を紹介します!

1. 寝る1〜2時間前はスマホ・タブレットの使用禁止!

これが、最も重要な対策です!

  • 具体的な時間: 例えば、夜10時に寝るなら、夜8時以降はスマホ・タブレットの使用を禁止する。
  • 代替案: 絵本の読み聞かせ、音楽鑑賞、家族との会話など、リラックスできる時間を過ごす。
  • 家族みんなで: 親も一緒に、寝る前のスマホ利用を控える。

2. ブルーライトカット対策!

  • ブルーライトカットメガネ: 寝る前だけでなく、日中も使用する。
  • ブルーライトカットフィルター: スマホやタブレットの画面に貼る。
  • ナイトモード: スマホやタブレットの設定で、ナイトモード (画面の色温度を暖色系にする) を利用する。

3. 利用時間制限!

  • タイマー: 30分、1時間など、時間を決めてタイマーをセットする。
  • 利用時間制限アプリ: 強制的にスマホの使用を制限できるアプリもある。

4. コンテンツの見直し!

  • 寝る前: 激しいゲーム、ドキドキハラハラの動画、SNSなどは避ける。
  • おすすめ: 落ち着いた音楽、自然の音、絵本の読み聞かせ動画など。

5. 家庭でのルール作り!

  • 親子で話し合う: なぜ寝る前のスマホが良くないのか、睡眠がなぜ大切なのかを、子どもと一緒に話し合う。
  • ルールを決める: 利用時間、利用場所、利用内容などを、親子で一緒に決める。
  • ルールを見える場所に貼る: 家族みんなでルールを守る意識を高める。

6. 親の意識改革!

  • 親が手本を示す: 親自身が、寝る前のスマホ利用を控える。
  • 睡眠の重要性を理解する: 睡眠に関する本を読んだり、専門家の話を聞いたりする。

まとめ|子どもの未来を守るために、今できること

スマホ・タブレットの使いすぎは、子どもの睡眠を奪い、脳の発達、心身の健康、学業成績など、様々な悪影響を及ぼす可能性があります。

しかし、親がしっかりと関わり、適切な対策を講じることで、リスクを最小限に抑えることができます。

今日からできる快眠習慣を実践し、子どもの健やかな成長をサポートしましょう!

まずは、

「寝る前のスマホ利用について、家族会議」

を開いてみませんか?

きっと、新しい発見があるはずです!

スマホは何歳から?小児科医とママナースが解説【年齢別ガイドライン&体験談】

boy and a girl lying on bed while looking at the screen of a tabet

こんにちは!3姉妹ママで現役ナースの皐月です。「こそだて部」ブログへようこそ!

「子どものスマホ、何歳からOKなの?」

「早くからスマホを使うと、悪影響があるんじゃない?」

スマホの低年齢化が進む今、こんな疑問や不安を抱えているママさん、パパさん、多いのではないでしょうか?

私自身、3姉妹のママとして、同じ悩みを抱えていました。

特に、末っ子の三女には、4歳からスマホを使わせているんです。

「えっ、4歳からスマホ!?」

と驚かれるかもしれませんが、もちろん、心配がないわけではありませんでした。

でも、小児科医の先生に相談したり、色々な情報を調べたり、試行錯誤を重ねた結果、

「親がしっかりと関わり、ルールを守れば、スマホは子どもの成長に役立つツールになる!」

という結論に至りました。

この記事では、

  • 小児科医の先生の意見
  • ママナースである私の体験談
  • 年齢別のスマホ利用ガイドライン

などを詳しく解説していきます!

「子どものスマホ、どうしよう…」と悩んでいるあなたの、少しでもお役に立てたら嬉しいです。

小児科医はなんて言う?子どものスマホ利用、気になる疑問を解決!

まずは、子どものスマホ利用について、小児科医の先生がどんな意見を持っているのか、見ていきましょう。

Q: スマホは何歳から使わせても良い?

A: 決まった年齢はありません。しかし、多くの専門家は、

  • 2歳までは、できるだけスクリーンタイム(テレビ、スマホ、タブレットなどの画面を見る時間)を避ける
  • 2歳以降も、保護者の管理下で、短時間の利用に留める

ことを推奨しています。

乳幼児期は、脳が急速に発達する時期です。この時期に、過度なスクリーンタイムは、言語発達の遅れ、睡眠障害、肥満などのリスクを高める可能性があります。

— 日本小児科学会

参考: 「小児の生活習慣改善に関する提言」改訂版 日本小児科学会

Q: スマホを使うと、どんな悪影響があるの?

A: 主な悪影響として、以下のものが挙げられます。

  • 視力低下: 長時間の画面注視は、近視のリスクを高めます。
  • 睡眠不足: ブルーライトは、睡眠の質を低下させます。
  • 学力低下: 長時間の利用は、学力低下と関連があるという研究結果があります。
  • 依存症: 過度な利用は、依存症につながる可能性があります。
  • コミュニケーション能力の低下: 対面でのコミュニケーション機会が減り、コミュニケーション能力が低下する可能性があります。
  • 肥満: 座っている時間が増え、運動不足になりやすい。

Q: スマホを使うメリットは?

A: 適切な利用であれば、以下のようなメリットも期待できます。

  • 学習効果: 教育アプリや知育ゲームなどを通じて、楽しく学習できる。
  • 情報収集能力: インターネットを通じて、多様な情報にアクセスできる。
  • 創造性: 動画制作、プログラミングなど、創造的な活動を支援するツールとなる。
  • コミュニケーション: 遠方の家族や友人とのコミュニケーションを円滑にする。

ママナース皐月の体験談!4歳娘とスマホの付き合い方

私自身、3姉妹のママとして、子どものスマホ利用については、試行錯誤の連続でした。

特に、末っ子の三女には、4歳からスマホを使わせています。

きっかけは、上の子たちが使っているスマホに興味を示したこと。

「ダメ!」と頭ごなしに否定するのではなく、

「ルールを守って、一緒に楽しむ」

という方針で、スマホとの付き合い方を模索することにしました。

我が家のスマホルール

  • 利用時間: 1日30分まで (タイマーで管理)
  • 利用場所: リビングのみ (親の目の届く範囲)
  • 姿勢: 明るい場所で、姿勢良く座って使う
  • コンテンツ: 教育アプリ、知育ゲーム、動画 (YouTube Kids) など、年齢に合ったものを選ぶ
  • 約束:
    • 30分経ったら、必ず終わりにする
    • 目に近づけすぎない
    • 寝る前は使わない
    • 困ったことがあれば、すぐに相談する

4歳娘とスマホ、ここが良かった!

  • ひらがな、数字、英語に興味を持つようになった!: 知育アプリのおかげで、遊びながら自然と学習できている。
  • 集中力がついた!: 短時間でも、集中して取り組むようになった。
  • 親子のコミュニケーションが増えた!: 一緒にアプリを使ったり、動画を見たりすることで、会話のきっかけが増えた。
  • 上の子たちとの共通の話題ができた!: 一緒にゲームをしたり、動画を見たりして、姉妹仲が深まった。

4歳娘とスマホ、ここが注意点!

  • 時間管理: タイマーがないと、つい時間を忘れてしまう。
  • コンテンツ選び: 年齢に合わないコンテンツを見てしまう可能性がある。
  • 目の疲れ: 画面を長時間見ていると、目が疲れてしまう。
  • 依存: スマホばかりに夢中になってしまう可能性がある。

年齢別!スマホ利用ガイドライン【小児科医推奨】

子どものスマホ利用、年齢別のガイドラインをまとめました。

年齢利用時間 (目安)利用内容注意点
0〜2歳原則使用しないどうしても使用する場合は、保護者の管理下で、15分以内
3〜6歳30分〜1時間以内保護者の管理下で、教育的なアプリや動画、知育ゲームなど。タイマーを使って時間を守る。目の健康に注意する。
小学生(低学年)1時間以内保護者と相談して決めたルールを守る。教育的なアプリや動画、ゲームなど。フィルタリングを設定する。インターネットの危険性について話し合う。
小学生(高学年)1〜2時間以内自主性を尊重しつつ、ルールを守るように促す。SNSの利用ルール、ネットいじめ、個人情報保護などについて話し合う。
中学生以上2〜3時間以内自主性を尊重しつつ、過度な利用にならないように注意する。

※ あくまで目安です。家庭の状況や子どもの発達に合わせて、柔軟に対応しましょう。

まとめ|スマホは「悪」じゃない!親の関わり方次第で「最強のツール」になる!

「子どものスマホ、何歳から?」

この問いに、明確な答えはありません。

大切なのは、

  • 年齢に応じた適切な利用を心がけること
  • 親がしっかりと関わり、ルールを守らせること
  • デジタルとリアルのバランスを取ること

です。

スマホは、使い方次第で、子どもの成長を助ける「最強のツール」にもなります。

ぜひ、この記事を参考に、あなたのご家庭に合ったスマホとの付き合い方を見つけてみてください。

そして、

「デジタルデバイスとの付き合い方、家族会議」

を開いてみてはいかがでしょうか?

きっと、新しい発見があるはずです!